Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!!   作:静かなるモアイ

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恐竜日記 なんということでしょう「知ってた」

雨が降り続ける。夏場のゲリラ豪雨なんて珍しくなく、夕立とかのようにこの季節は急な天気の変わりは多いのだ。ギャーさん達が超人ドッチボールを行っていたとき、天気は晴れだったが…天気が急変してからは大雨が降り続けており、河川敷では数名の人物が残されていた。

ギャーさんとルガル様の手で遊び半分にボールの一撃で倒された三葉虫部隊の2人、トリスタンの手でスピリタスを口に流し込まれて急性アルコール中毒で顔真っ赤で倒れる三葉虫部隊の1人、そしてビリーとアンジェラの姉弟、何故か帰らない足くさ親父2号こと宮本武蔵(親父)であった。

 

「なんでパパの言うことを聞かなかったの?パパに私達は育てられた…そのパパを裏切るの?」

「そうだね…だけど…」

 

アンジェラの言葉に対して、ビリーは拳を握りしめる。ビリーだって夢だった恐竜学者になるため、バブルから資金の援助もしてもらったし、幼い頃から夢を応援してもらった。現時点(2024年)で恐竜を専攻できる大学は日本には存在せず、ビリーの年齢から考えても恐竜学者になるためには地質学の勉強はもちろんのこと、アメリカなどに有る恐竜専攻の分野も学ばなければならない。恐竜学者になるためには、普通に大学を卒業して大学院に進むより大変なのだ。学費も当然ながらかかるし、時間もかかる。恐竜学者になれたのは自身の頑張りは勿論だが、親であるバブル・オドロキーからの援助も有るのだ。

 

 

「僕はあの子を…偶発的とは言え、この世に産み出してしまった。ならば、僕はあの子の親同然だ。親として、あの子を守る責任があるんだ!!」

「なら、そのために自分の親を裏切っても良いって言うの!?」

 

このままでは話は平行せんだろう。やがて、アンジェラは意識を取り戻した三葉虫部隊の2人、まだ酔い潰れている1人を連れてその場を去っていく。恐らくだが、バブルに報告して次の作戦を考えるのだろう。

 

「パパ…捕獲対象を確認した。だけど、まさかギャラハッドが居るなんて想定外よ」

『私のインドミナスレックスとアルティマサウルスが居て、どうしてそうなる?お前なぞ知らん、この役立たずが、2度と顔を見せるな』

 

バブルに報告したが、見捨てられたアンジェラであった。

 

「親も色々と有るのだな。野原一家のように、血の繋がりが無いとはいえ子を思う親も居る。ケイのように、血の繋がりがなく、更にぶっ壊れなスペックを持つ息子を思い、誇りに思う親も居る。

反対に、あのバブル・オドロキーのように…実の子でさえ平然と見捨てる親も居るのだな」

 

武蔵もそう告げて、その場から去った。

 

 

 

一方その頃。東京のディノズアイランドでは悪天候のためなのか、急遽…閉園が早まり、バレバレであるがロボット恐竜達の撤収作業が始まっていた。

 

だが、ハイテクに見えるディノズアイランドであるが、実はシステムは二代目恐竜プロジェクト責任者であるアンモナー伊藤が1人で取り仕切っており、アンモナー伊藤のパソコン1つでゲートの明け閉めが可能となる。だが、この有り様が事件を引き起こしてしまった。

 

「あっ!!くそ!!」

 

アンモナー伊藤はスマホでゲームをしながら、業務を行っており、画面を確認せずに片手でコンソールを操作してしまう。その結果、ディノズアイランドと外を繋ぐ廃棄処分用のゲートが開いてしまい…廃棄処分された筈のブラキオサウルスが起き上がり…外に出てしまったのだ。

 

「ちっ!!もうすぐクリア出来たのに!!」

 

なお、その事にアンモナー伊藤は気付いておらず、その2時間後。スマホの通知ニュースで、東京中央区にブラキオサウルスが出現したニュースが届き、事態を知る。

 

『どうしてこうなった!!状況を報告しろ!!始末書では済まされんぞ!!』

 

当然、ディノズアイランドから大型草食竜であるブラキオサウルスが逃げ出して、東京の街に出現すれば大ニュースだ。誤魔化しなんて出来るわけがなく、バブル・オドロキーから怒声が響きながら通信が入る。

 

「えっ…これは雷でシステムがショートしてですね」

 

言い訳を述べることしか出来ないアンモナー伊藤。そうこうしてると、ブラキオサウルスを報道陣のカメラがとらえており、ブラキオサウルスがよろけてビルに衝突。その結果、首から電気と配線が出現し、このブラキオサウルスがロボットであり、ディノズアイランドの恐竜がロボットであることが世間に生放送で知れ渡ってしまったのだ。

 

その瞬間、ネットの掲示板に出るわ出るわディノズアイランドやオドロキーグループを侮蔑するような書き込みの数々、今まで持て囃していたメディアさえもディノズアイランドを批判するようにニュース番組で発言していき、バブル・オドロキーは吹っ切れた。

 

「私は…終わってなどいない!!アンモナー伊藤!!全ての恐竜を出せ!!捕獲対象を全力で捕獲せよ!!アイツを細胞単位で調べ尽くして解剖し、この世を本物のディノズアイランドに変えるのだ!!」

 

そしてバブル・オドロキーは稼働している恐竜ロボットをフル稼働させて、春日部に解き放つ。

 

 

 

その日の夜。

 

春日部の野原一家の家でリッカは寝巻き姿で、自室*1で息抜きとして、マシュとアルトリアの妹2人と共に大人気ハンティングゲーム モンスターハンターをしていた。

 

「しゃあ!!バイトをして、Switch買ったかいがあったぜ!!」

「姉さん、はしゃぎすぎです!!」

「アルトリアさんだって、楽しそうにモンハンしてるじゃないですか!!」

 

因みにリッカがライトボウガン、アルトリアが太刀、マシュがヘビィボウガンである。たまにガンサーのギャーさんが降臨するが、気にしてはいけない。

 

パジャマ美少女3人で夜更かしモンハン。途中で勝てなくなったら、ガンサーのギャーさんと双剣のルガル様*2を呼べば良いだけである。

と、その時だった。雷で外が一瞬だが明るくなり、何かの瞳が映る。

 

「「「へ?」」」

 

それは獣脚類の大きな瞳であり、外には大きなアロサウルスが居たのだ。

 

「「「アロサウルスがおるぅぅぅう!!」」」

 

まさかのアロサウルスの降臨。リッカ達はゲームを中断し、マシュが大楯の四次元空間に全員のSwitchを格納。その後、大慌てで1階に降りる。

 

「パパ!!ママ!!しんちゃん!!ひま!!そしてルガル様とギャーさん!!外に恐竜が!!」

 

「ああ、知ってる。思ってたよりも、遅く仕掛けてきたな」

 

1階では同じくアロサウルスを目撃したのだろう、脱出の準備をする野原夫妻、ひまわりを抱っこしたルガル様、パジャマ姿のしんちゃん。そして遅かれ早かれディノズアイランドが仕掛けてくると判断して戦闘準備していたギャーさんであった。

 

ギャーさんは『クインケ フクロウ』『クインケ ナルカミ』と小さく書かれたアタッシュケースを持っており、古代インド式カーボンナノチューブで編み込んだ現代式戦闘服を着ていた。

 

「よし、40秒で支度しな!!脱出だ!!」

 

ギャーさんがそう告げた瞬間、天井が激しく揺れる。どうやら、アロサウルスが野原一家の一軒家の上に登ったようだ。

 

 

 

そして…無事に一軒家から脱出した野原一家であるが、アロサウルスはジャンプして飛び蹴りを放ち、野原一家の住居は完全に潰れた。

 

「まだローンが32年残ってるのに!!」

 

ひろしの悲痛な悲鳴が響き、こんにちわっとアロサウルスが住宅だった瓦礫から顔を出して…野原一家の自宅は粉々に砕け散った。

 

「ギャァァス!!」

 

「グゥォォ!!」

 

「ギャぁぁウン!!」

 

そして次々と集まりディノズアイランドからやってきた恐竜ロボット。まさに、春日部は恐竜パニックと成り果てていた。

 

その恐竜ロボットは人々には目もくれず、ナナをターゲットにして野原一家に襲い掛かる。ギャーさんがフクロウと書かれたアタッシュケースを器用に片手で開けようとした瞬間、大地が震えて

 

 

「ガァァァァア!!」

 

グランド・バーサーカー スー…正真正銘、白亜紀の絶対女王が降臨してアロサウルスを一撃で粉砕し、そのままアロサウルスの残骸を放り投げて他のロボット恐竜を破壊する。

 

 

 

「えっ…まさか…本物のティラノサウルスなのか?」

 

そしてナナ…ついでに野原一家を助けようと駆けつけたビリー、スーを見てしまい唖然とするのだった。

*1
人理修復後はマシュ、アルトリアと共同

*2
2人揃ってハンターランクカンスト




次回、ビリーから語られるナナの真実。

番外編&コラボ

  • 2004年ギャーさん勝利√
  • ひまちゃん&ルガル様ステイナイト
  • やりすぎ聖杯戦争
  • 原作FGO組との遭遇
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