Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
マシュ・キリエライト……後の野原マシュは困惑した。現地民のフランスシス・ドレイクことドレイク船長と愉快な海賊の皆様の協力で、頼れる先輩であるリッカ、そしてリッカの弟妹であり嵐を呼ぶ5歳児しんのすけ、バグキャラサーヴァントを沢山呼べる規格外赤ちゃんのひまわり達、そしてツッコミ職人のオルガマリーと無事に合流することが出来た。
「さてと……どうしようかね」
「まったくだ」
「ええ、困りましたね」
だが、マシュは困惑した。ただでさえ、カルデアはギャラハッド率いるハジケリストが日々悪ふざけをしており、オルガマリーやケイそしてカドック達ツッコミ係の胃袋を日々追い込んでいる。
ギャラハッド、ヤマトタケル、ルガル様だけでもツッコミが追い付かない状態であるのだが、そこにギャラハッドに匹敵する新たなるハジケリストであるトリスタンが合流してしまった。なんでもトリスタンは天然温泉に入ろうとしたら、マシュを誘拐しようとしたテナガザルの仲間と思われる猿の皆様の手で衣類を盗まれてしまい、海女さんのコスプレ…海女スタンとなっている。まあ、それは良いだろう…しかし、トリスタンが加わったハジケリスト連中は…
「なんで遊☆戯☆王してるのよ!!今の状況分かってるの!?このハジケリストどもぉぉ!!」
「「「言った!!この所長言った!!あえて無視してたことを、ツッコミ入れた!!」」」*1
バトルロワイヤル形式で、遊☆戯☆王をしていたのだ。今のご時世、アプリで本格的な遊☆戯☆王が出来るためなのか、ギャーさんは自作高性能ノートパソコンで、トリスタンはスマホ、ルガル様は高級高性能タブレット、ヤマトタケルは任天堂Switchで遊☆戯☆王をしていたのだ。
因みに、ギャラハッドはサイバーデッキ、トリスタンはお邪魔デッキ、ルガル様はラーデッキ、ヤマトタケルはHEROデッキである。
「早く終わらしなさいよ!!合流したんだから、早く行くわよ!!」
「「しょうがない…ワンキルで終わらせるか」」
「古の呪文を除外することで、妾のラーは真の力を取り戻す!!これで妾のラーは攻撃力9000!!そこに更に、妾とラーを融合してパワーは17900!!」
「パワーボンド発動!!サイバードラゴン3体を素材に、サイバーエンドドラゴンを召喚!!更に、リミッター解除を発動!!パワーを更に倍で16000!!」
「グゥォレンダァ!!」
「ゴッドブレイズキャノン!!」
「なんで私に集中砲火!?」
もうやめて!!トリスタンのライフはゼロよ!!お陰で、トリスタンは全裸になっちゃうわ!!
茶番はここで一旦終了であり、ギャラハッドはマシュを見て口を開く。
「さてと、マシュ。いきなりだが、お前の身体を見せてくれ」
「「まさかのセクハラ!?」」
「ちげーわ。マシュが俺の力をどれだけ使えるのかと、身体に仕掛けられた調整とかだよ」
まさかのセクハラかと思ったが、ギャラハッドは訳を話し出す。
マシュはギャラハッドのデミ・サーヴァントであり、一言で言うならば本来なら人間では扱うことが出来ないギャラハッドの力を、生きた生身の魔術師が扱うためにギャラハッドの霊器を封じ込められて魂レベルで融合させられた人間である。本来ならぶっちゃけ不可能なレベルであり、一言で言うなら他人の手足を移植したりするような物だ。内臓の移植ならともかく、四肢の移植などはほぼ不可能であり、人知を越えたサーヴァントの力なんてそれ以上だ。
カルデアは冬木での聖杯戦争以前から、デミ・サーヴァントの研究を行っていたようで、ギャーさんは暇を持て余したことと興味本位で過去の記録…マリスビリーがうっかり処分をし忘れた情報をあさり、マシュが最初からデミ・サーヴァントになることを想定して産み出された人造人間であることを知ったのだ。
「えっ?調整ですか?」
「ああ。大真面目な話だが、魔術師って物心つく前に調整されることも有るんだよ。切嗣の娘さんなんて、胎児の頃から糞ジジイに調整されてたからな…胎児手術で治したけど」
ギャラハッドはそう言い、マシュの背中に手を当てて意識を集中させる。
「アロンダイトは封印状態、第七聖典は合体は難しいか、これはマシュの成長次第でなんとかなるか。太陽水晶ことアークリアクターとの魔力リンクは途切れてる状態か、サービスで繋げてやる、これで魔術も使い放題だぞ」
だが…突如としてギャラハッドは深刻そうな顔をした。
「ギャーさん?」
リッカがギャラハッドに話しかけるが、ギャラハッドは反応しない。
「どうしたの?もしかして、ギャーさん、マシュちゃんに惚れちゃったとか?」
しんのすけも茶化すが、ギャーさんは反応しない。いや、ギャラハッドはわざと反応しないのではない、マシュを作った存在……マリスビリーに対して怒りがこみ上げて反応出来なかったのだ。
「雑な調整だ……これじゃまるで、人間に治験するまえの遥かに前段階、ネズミなどに薬を投薬する前提じゃないか」
「「「えっ?」」」
「それって……どういうことかしら?」
オルガマリーが最悪のことを思い、ギャラハッドを見る。オルガマリーとしてはその最悪が当たらないでほしいと考えていたが…ギャラハッドから語られたことから、その最悪が事実だったことを知る。
「恐らくだが、マリスビリーが自分自身或いは信頼できる誰かに施す前の実験台ということだよ。
マシュは生きた人間をデミ・サーヴァントにするための、実験台の為だけにマリスビリーの手で造られたってことだ。その証拠に、意図的に霊器が細工されてるし……マシュ…心して聞け。俺は医師として、お前に言わなくてはいけない」
「マシュ。お前は何もしなかったら、1年以内に細胞分裂が停まる。余命は1年あるかないかだ」
その事実に、その場の誰もが言葉を失った。
この特異点の何処か。そこには変に悪趣味にカラフルに塗装された大きな船があり、その中では沢山のシロテナガザルが居たのだ。だが、このシロテナガザルは生物ではない、とある人物の宝具で産み出された奴隷だ。感情はなく、とある人物の命令に非常に忠実であり、カルデアから派遣された人々やサーヴァントの大半はこの猿達とその主人であるとある人物に拐われて、奴隷として力を封じられてこき使われて居たのだ。
「なに?唐揚げ定食に、チンジャーロス?だな」
「ウキウキウキ!!」
「ウキウキウキじゃ分からん。ちょっ!?」
女性マスターや女性サーヴァントは厨房や奉仕係として無理やり働かされており、その中にはみさえ、モルガンの姿もあった。母ちゃん&自称母親コンビ、粗相をやらかして独房送りである。
因みに男性陣はアフロ頭の巨大な銅像を造らされていたり、パラダイスキング物語2*2のアニメを作らされていた。
「モルガンさん!!なんで戦わないのよ!!」
「今さらだぞ、みさえ。あの猿に拐われて、ここに来ると力が入らないし、宝具も使えん」
仲良く、ロッカーに押し込まれたモルガンとみさえであった。
「あの爆発頭ぁぁあ!!なんでアイツがサーヴァントに成ってるのよ!!社会不適合者の犯罪者じゃない!!」
「まあ、我が息子ギャラハッドなら問題なく突破するでしょう」
そう、シロテナガザルに拐われてここにやってきた人々は宝具が使えないし、力も著しく弱体化する。
そして、なにやらみさえが気になることを言った。爆発頭と、なぜならこのシロテナガザルを操るサーヴァントはみさえ達、野原一家が過去に出会ったことがある人物だったのだ。
紫色のアフロヘアーをした人物が玉座を模した椅子に座り、タバコを吸う。彼こそはこの宮殿の主であり、かつて南の島付近での豪華客船ツアーに参加した野原一家達と敵対し、豪華客船を沈めようとして大量虐殺を実行に移そうとした犯罪者!!
「やはり、王様は我儘で強引で、残虐じゃないとな。しかし、これがサーヴァントの力か!!実に最高じゃないか!!久し振りのシャバだ!!奴隷を使うのは気分が良いぜ!!」
自分自身の疑似サーヴァントとなった犯罪者*3パラダイスキングである。パラダイスキングは宝具であるシロテナガザルを用いて、自身の宮殿に誘拐した人物を著しく弱体化させることが可能で、この力でカルデアのマスター達やサーヴァントを誘拐して奴隷としてこき使っているのだ。
パラダイスキングの手には聖杯があり、これは聖杯を発見した黒髭ことティーチをシロテナガザルの能力で誘拐し、奴隷に落として聖杯を手にしたのだ。
「流石だな、王様」
そんなパラダイスキングはこの特異点では味方も居る。先ず1人は後の世にデュランダルと呼ばれることになる剣~槍へと変形できる槍デュリンダナを持つ大英雄ヘクトール。
「この特異点にはアクション仮面も居るだろう。ヤツは俺がやる」
映画でアクション仮面と激闘を繰り広げたコブラの怪人*4である。
「しかし、王様よ。てっきり拐った女は性奉仕させると思ったが、やらないんだな」
「何十年も女の裸見てないから自信がない…なれならやるさ。やるなら、俺を地獄に突き落とした、あのガキの姉が良いな」
だが、パラダイスキングご一行は知らない。ハジケリスト達には勝てないことを!!ギャーさんのグーパン(100tオーバー)が炸裂することを。
次回…ギャーさん達、パラキンの宮殿に乗り込む。
番外編&コラボ
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2004年ギャーさん勝利√
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ひまちゃん&ルガル様ステイナイト
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やりすぎ聖杯戦争
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原作FGO組との遭遇