Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!!   作:静かなるモアイ

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結論、祖父もチート。


ここはギャーさんの実家(前世)!?試される大地にようこそ!

「えーと…つまり、ハンターさんはギャーさんの前世のお爺さんの生まれ変わりで、ギャーさんはハンターさんの前世のお孫さんだってことだよね?」

 

気持ちよく風が流れる牧場の草原の上、そこでリッカは目頭を抑えながらそう言う。そう、自分のファーストサーヴァントであり、かつて月からやって来た史上最強クラスの地球外来生命体 朱い月のブリュンスタッドと呼ばれるタイプ・ムーンとその軍勢を滅ぼした唯一無二のグランド・セイヴァー ギャラハッドことギャーさんは、リッカとしんのすけがこの特異点で初めて遭遇したレウスG級装備の男性は前世での祖父孫の関係だったのだ。

 

「「良く分かったな」」

「流石は姉ちゃんだぞ」

「いやいや、さっき、孫と祖父*1って言ったよね!?」

 

腕組みしながら、お互いそっくりな動作で頷くギャーさんとハンターさん。やはり、前世での血の繋がりは感じてしまう。

 

しかし、ここは何処なのだろうか?春日部では考えられない程にのどかな牧場であり、飼育されている家畜は乳牛から豚、そして馬など様々だ。馬は競馬で良く見るサラブレッドだろうか?脚が細く走るのに特化した種類から、脚がごつく…背丈もサラブレッドより大きな馬も飼われていた。

 

「ギャーさん、ここどこ?」

「爺ちゃん、言ってなかったのか?」

「ワシだって、この2人と出会ったのはつい先程よ。豚の世話を手伝ってもらったがな」

 

牧場と言うのは見て分かる。だが、日本の何処なのだろうか?これほど大きな牧場なら敷地面積は広く、余程の金持ちなのだろうか?間違いなくギャーさんの実家で、ハンターさんが経営していた牧場であることは間違いないのだが。

 

「ここは桜坂牧場。俺の前世での実家で、爺ちゃんが社長をしていた。敷地面積はヴァチカンがまるごと入る程で、家族と住み込みの従業員数名で切り盛りしていた。

酪農…牛乳とかチーズだな。あとは豚肉、ジャガイモや甜菜…砂糖の材料のダイコンが主な収入源だ。

半分趣味程度だが、一般的な競走馬…サラブレッドて言うんだが、サラブレッドとバンエイ競馬の日本ばんけい種の生産販売、完全予約制だけど乗馬もしてた」

 

ギャーさんがしんのすけの質問に答えてくれた。

ここは桜坂牧場。ギャーさんが育った実家であり、ハンターさんが前世で社長をしていた牧場だ。当然ながら牛などの家畜を飼育していたこともあり、なかなか休みも取ることは出来ないだろう。

牛から牛乳、牛乳を自社加工してチーズやアイスクリームとして販売。豚は基本的に豚肉として出荷。馬は競走馬や乗馬目的などで数は少ないが行っていたようだ。そしてジャガイモや砂糖大根などの作物の栽培などなど、忙しそうな日々を過ごしていたようだ。

 

「ギャーさん、牧場育ちだったんだ。でも、ここって日本の何処なの?」

 

リッカが疑問に思う。ここが桜坂牧場で、敷地面積はヴァチカンより大きいことはわかった。しかし、それほど広いとなると日本の何処なのだろうか?少なくとも春日部ではないようだし、辺りを見ればご近所さんらしき住居は見つからない。山ばっかだし、敷地内に川流れてるし。

 

「「北海道の十勝平野だが?」」

「「北海道どぉぉぉお!!」」

 

そう、桜坂牧場はまさかの北海道だったのだ!!

 

「敷地内に熊出るし」

「熊出るの!?」

「隣のご近所さんちまで歩いて1時間かかるしな」

「ご近所さんまで歩いて1時間!?」

 

ご近所さんまで歩いてなんと1時間!!近所にコンビニはなく、車がないと生活が出来ない。北海道の田舎であり、ヒグマが近くに住んでいることもあり、山に入るのは危険である。最近は開発が進んでいることもあり、人とヒグマの距離が近くなったこともあってか、ヒグマの被害も増えてきているのだ。

 

「まあ、爺ちゃんは拳でヒグマを撃退したことあるぞ」

「舌を引っこ抜き、眉間に拳をぶつければいけた」

 

この孫にこの祖父ありであった。しかも異世界転生する前の前世の状態で。

 

「えっ?」

「てか、爺ちゃん…なんでハンターがハンターに転生してるんだよ?」

 

ギャーさんがハンターさんを指差してそう言った。どうやらハンターさんは前世からハンターであった。まあ、珍しくもない。北海道はヒグマやエゾシカなどの被害も多く、農家さんであり猟友会に所属している人も多いだろう。事実、作者ことモアイの大伯父も農家さん兼ハンターである。

 

「ワシにも分からん。前世の経験生かすとなったら、こうした」

 

ハンターさんは語る。ハンターさんはこの特異点のカレンダーが止まった日、珍しく風邪を拗らせてしまった。ヒグマを拳で撃退出来るとはいえ、若いサラブレッドはパワフルだし、日本ばんけい種は穏やかな子が多いが力はサラブレッド以上で暴れられたら停めるのは大変だ。ビールを呑み、明日も早朝5時から仕事があるから早くに眠りについた。

 

「ちょっと待て。その日、俺が勉強過労死した日だぞ」

「「えっ!?」」

 

だが、ハンターさんが異世界転生した日。その日は偶然にも、ギャーさんが東京都のアパートで勉強過労死した日付と偶然にも一致したのだ。

 

「ふむ…しかし悠*2。どうしてお前は姿が大きく変わり、文字通り転生した?」

 

ハンターさんはそう言い、レウスの頭部装備を外す。そこにはギャーさんが良く知る祖父のアラフォーまで若返らせた顔が有ったのだ*3

 

「若返っとるぅぅぅ!!」

「続けるぞ?ワシは二十代前半まで若返り…ギルドでハンターになり、ポッケ村に派遣された」

 

ハンターさんは続ける。若返り…異世界転生?なのか異世界ワープを経験し、モンハンの世界にやって来たハンターさん。彼はそこで新人ハンターとなり、寒冷地にあるポッケ村に派遣され、そこで前世での経験を用いて駆け上がり…ティガレックス、様々な古龍、そしてアカムトルムとウカムルバスを打ち倒し、ミラボレアスさえも倒した。

 

ポッケ村で10年ちょっと過ごし、ポッケ村を後にしてバルバレと呼ばれる所に流れ着き、そこで16歳程の少年ハンターと共に『我らの団』に所属。少年ハンターが道を違えぬよう、導き…成長した少年ハンター→青年ハンターがミラルーツを倒すのを見届けた。

 

その後はバカンス?でハクム村と呼ばれるど田舎にやって来たとき、怪しいナルガクルガが来たから拳で粉砕した。その結果、とある少年の母親が無事だったのが気にしてはいけない。

 

バカンスを終えて我らの団に合流して1年後。ハクム村で交流した少年(10歳)が、なんとリオレウスをオトモにして背にのって現れたのだ。なんでもこのようにモンスターをオトモにし、共に戦う存在をライダーと言うそうだ。少年ライダーを仲間に加え、様々な事件を解決して数年後。

 

最新作モンハンワイルズの時代がやって来た。ハンターさん(アラフォー)、青年ハンターこと4主人公、少年ライダーことストーリーズ主人公(16歳)+特殊個体リオレウスというチートメンバーで禁則地に殴り込みである。アルシュベルドは泣いて良い。

 

「お前達がやっていたゲームの世界だとは知っていたが、そこそこ常識はずれな世の中だったよ」

 

ハンターさんは語り終え、頭部装備を再び頭だした。

 

「でもチートのお爺さんもチートだったね。ミラボレアスをソロ討伐なんて」

 

結論、孫がチートなら祖父もチートであった。

 

と、その時だった。

 

「旦那様~畑は無事だったけど、人がいないにゃ」

「ワン」

 

喋る猫と背に鞍を着けた狼のような生き物が此方に向かってきた。どうやら、ハンターさんの仲間だろう。

 

「お爺さん、あの猫とワンちゃん誰?」

「ワシのオトモだ。喋る猫、アイルーはキナコ、犬…ガルクはオモチだ」

「美味しそうな名前」

 

その猫はアイルー、御存知モンハンのマスコットであるオトモアイルーだ。名前はキナコ、そこ美味しそうな名前とか言わない。

 

犬はガルク。これに関してはリッカやギャーさんも知らない。と言うのもSwitchでのモンハン ライズから参戦のオトモであり、リッカはまだライズをプレイ出来てないのだ。

 

「ほう?ならば俺もオトモを呼ぶか。カルデアとの繋がりは切れているが、彼女なら問題ない。口よせの術!!」

 

ギャーさんが魔術を使う。すると、目の前に魔方陣が出現し、何処からYOASOBIのアイドルが流れ出す。だが、歌ってるのは別人だ…

 

「はーい!!円卓アイドル!!センターは譲らない最強種!!プロデューサー以外には負けないぞ♡皆のアイドル!!妖精騎士メリュジーヌ☆」

 

キラ☆

 

とポーズを決めて、白髪ストレートの小柄な十代前半ほどのチッパイ美少女が現れた。青いフリフリな可愛らしい衣装で、右手にはマイクを持ち、両手首には刀身が180度に展開可能な鞘に仕舞われたアロンダイト×2が装備されており、腰にはマイクのホルダー+デザートイーグルが備えられていた。

 

彼女はギャーさんプロデュースのアイドルユニット 妖精騎士トリオの一人であり、モルガンママの手でランスロットの霊器を与えられた最強種ドラゴン。メリュジーヌである。

 

「プロデューサー!ボクを呼ぶの遅くない?もしかして、他の女の子を見てたな!

自由に揉めない巨乳女達モードレッドとかバーヴァンシーとかより、自由に揉めるBカップがここにあるよ!」

「残念だが、お前はAカップだ。そして外見的にお前に手を出せば、犯罪だからな」

 

ちなみに、ギャーさんがその気なら最初からメリュジーヌが降臨してたが、気にしてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギャラハッドが来たわね、ジョマ」

「そうね、マカオ。招待状、送りましょう」

 

黒幕、暗躍開始。マカオとジョマが指パッチンすると、リッカ達の所に1枚の紙が現れた。それは…

 

 

「なに?ヘンダーランドオープンの知らせ?」

「「なんだってぇー!?」」

 

同時にしんのすけとリッカ、今回の黒幕を知る。

 

「良い?ギャーさん!!今回は悪巫山戯なしで、持てる全てを使って敵を倒して!」

「どうしたんだよリッカ、そんなに改まってよ?」

「アルトリアの故郷の世界を滅ぼしたオカマが黒幕なの!アルトリアの世界のグランドを返り討ちにしたのよ!」

「マジ?」

 

そしてギャーさん、マカオとジョマの恐ろしさを知る。

*1
前話の最後のセリフ参照

*2
ギャーさんの前世の名前

*3
若い頃は絶対イケメンだと思われる渋いオッサン




次回…合流のトッペマ。

トッペマ「ツッコミが足りない!」
しんのすけ「スゲーナスゴイデース」
ケイ「今日は競馬中継が……はっ!?なんでここに!?」

保護者、召集

番外編&コラボ

  • 2004年ギャーさん勝利√
  • ひまちゃん&ルガル様ステイナイト
  • やりすぎ聖杯戦争
  • 原作FGO組との遭遇
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