Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
「とりあえず、状況を整理しよう」
1 マカオとジョマが黒幕と言うのは確定。マカオとジョマを倒さないと、間違いなくこの特異点は解決できない。
2 マカオとジョマがギャーさんの異世界転生、源三郎爺ちゃんの若返り異世界トリップはマカオとジョマが8割原因で、マカオとジョマが理由を知っているとのこと。
3 マカオとジョマに挑むためには広大な十勝平野に設置された、ダンジョンとやらを全て攻略する必要がある。肝心のダンジョンであるが、幾つ有るのかはオカマ魔女は教えてくれなかった。
4 マカオとジョマはクラスカードと呼ばれる物に、滅ぼした並行世界のサーヴァント及び異世界の猛者を作り替えており、そのサーヴァントや猛者の力を使うことが可能。判明しているなかでグランド・キャスター ソロモンは確定であり…全ての魔術は使用可能。
5 ギャーさんの兄妹も転生しているとのこと。兄妹は源三郎爺ちゃんと違い、ギャーさんのように異世界転生しており、容姿も変わっていると思われる。そしてマカオとジョマはギャーさんの兄妹も面白そうという理由で巻き込み、この特異点の何処かに招いたようだ。
「しかし、お前の兄妹ね。源三郎さんには失礼かもしれないが、お前に似て問題児じゃないよな?」
ギャーさんの幼少期を知るケイが苦笑いを浮かべながら、ギャーさんに聞く。10歳でフランスからブリテンに渡り、しかも独学で学んだ魔力の使い方を応用し…海上を歩いて、序でにホオジロザメを生け捕りにしてである。出会いからぶっ飛んだ野郎だった幼きギャーさんだから仕方がない。
「いや。悠達は長男の子供でな、兄妹はそこまでぶっ飛んではいなかった」
源三郎爺ちゃんは語る。何でもギャーさんは前世のとき、源三郎爺ちゃんの長男の子供だった。ギャーさんの兄妹はそこまでぶっ飛んだ人材ではなく、探せば普通に居る子供だったのだろう。
ギャーさんの兄は確かに歯科医の開業医であるが、桜坂牧場の跡取りは父親の姉である、姉と夫であるお婿さんの予定もあり…進学校に進み、そのまま都内の歯科大学に進んで開業医になったとのこと。ただし、衛生関係は農家で育ったこともあり、農家基準でも人一倍厳しく…口癖は「しねぇぇぇ!!雑菌がぁ!!」とのこと。
「いや、ぶっとん出んじゃん!!口癖が雑菌に対して、殺意全開だろ!!」
「落ち着けよ、ケイ先生。牧場で指定の病気が出たら、家畜全殺しなんて当たり前なんだよ。別に可笑しくはない」
「ギャーさんの妹は?」
「いや、妹は…どうだろう?俺はただでさえ変わり者だからな…爺ちゃんどう思う?」
「一番普通だったな」
ギャーさんは前世からADHDの症状があり、直ぐに物事に飽きたり、集中力が興味のあることしか続かなかったり、自分の部屋の荷物の整理は出来なかったとのこと。但し、興味のあることややり始めた時の集中力は物凄く、ずっと続けられたそうだ。
「爺ちゃんが言うなら、普通じゃね?俺なんか、なんでか知らんが小学校の頃虐められてたしな」
「「ギャーさん前世では虐められてたの!?」」
実はギャーさん、小学校の頃虐められていたそうだ。ボーとすることが多かったし、好きな話題になるとノンストップで話続けてしまったり、小学校低学年の頃に既に大学卒業レベルの化学式を暗記していたこともあり、周囲の子供と馴染めなかったとのこと。
「まあ、その後…ワシが筋肉着けろって言ったら半年後には虐めなくなったがの」
「筋肉と農業に熱中モード入ったら、中3で非公認だけど陸上十種競技の記録塗り替えたからな!」
「思考速度と暗算速度、科学知識は前世譲りだって知ってたが、前世から肉体チートじゃねぇぇか!!前世の段階からボールスとかの純ホモサピエンスの騎士程度の身体能力あんの!?」
「まあ、妹は…」
妹ちゃんは本当に良くも悪くも普通の女の子だった。長女系列でも長男系列合わせても一番の末っ子だし、跡継ぎのことは全く考えてなかった子。今時の子供らしく、ゲームが好きであり、家業の牧場と農園の手伝いでお小遣いを稼いで、好きなゲームを買ってやる女の子だったと。成績は良くも悪くもなく普通…但し長兄が歯科の開業医のエリート、次兄が天才病の興味分野チートだったこともあり、兄妹の中では成績が一番悪い*1。
「ポケモンやドラクエが好きだったな。ポケモン対戦も良くやったし、モンハンも一緒にしたし兄妹中は悪くなかった」
「お父さんとお母さんは?」
リッカが問う。とは言え、祖父がこんなにぶっ飛んで居るのだ…多分、ご両親も…
「父さんはスケート選手だった。だけど、スケートはめちゃくちゃ金がかかる」
「ワシもあの子には申し訳ないことをした。天然のアイススケート場を作るなどのサポートをしたが…」
ギャーさんの前世のお父さん…源三郎爺ちゃんの長男は元々フィギアスケートの選手だった。しかし、スケートはめちゃくちゃ金がかかる。衣装代、レッスン代などの月謝だけでも凄い金がかかり、本格的なレッスンは年間300万かかると言われている。
源三郎も息子の夢を応援したく、冬は自家製の天然のアイススケート場を作るなどしてサポートしたが、限度はある。ほとんど自主練で戦い抜いたギャーさん父であったが…結婚前に全てをかけるつもりで大会に出たが、優勝は出来ず…夢をあきらめて実家就職である。
「でも父さん、才能の塊だったけどな。実績と財力ないだけで」
「あの手作りスケートリンクで四回転アクセルしたから」
「母さんは…今思えば俺ほどじゃないけど、ADHDの側面が有ったな」
ギャーさんは前世の母親のことを教えてくれた。ギャーさんが言うには、母親はADHDの側面が有るようだが、優しくて良い人だったとのこと。
馬に関することは集中力が凄まじく、馬に関係する知識も沢山有ったとのこと。
「馬術の馬場馬術と総合馬術の日本代表候補まで選ばれたしな。家でも完全予約制だけど、乗馬レッスンの先生だった。自慢の母親だったよ」
「凄い人じゃない!……えっ?だった?」
だった、過去形だ。これは前世だから過去形を使っただけだとリッカは思うことにした。もし、これが前世ではなく別の意味で過去形にしたなら…考えられることは1つ。
「俺が中学生の頃に亡くなったよ。急性白血病でな。俺が医者を目指したのは、それからだった」
そう、亡くなったということだ。そして、これがギャーさんが医師を目指したきっかけであり、持てる小遣いをフル稼働させて海外の医学書や専門書を取り寄せて、瞬く間に医学の知識を吸収してしまった。
「あっ!!でもオカマが従弟も転生してるって言ってたね。どんな人なの?」
その瞬間、ギャーさんと源三郎爺ちゃんは視線を反らした。
「「アホ、どうしようもないアホ。新聞に載り、補導されるタイプのアホ。無駄に悪知恵が働くアホ」」
どうしようもない、アホらしい。
「私有地だからオーケーと叫び、私有地で全裸になり、パンツを振り回す」
「苦労して稼いだ筈のバイト代を、夏休みの屋台で全て使い果たしたり」
「不良に憧れたときには、ママチャリにLEDとはんだごて、廃材を使ってデコチャリを作るし」
「大学でモテるためにテニスを習いだすが、最終的に南の島でダイビングを始め、下宿先の管理人が言うには全裸らしい」
「エゾゼミを捕まえて、エビフライみたいにして食べたり、スリッパを釣竿代わりに改造したり」
「天才病じゃない純粋にアホとなったトリスタンと思ってくれ!!」
だが、ギャーさんの口からも源三郎の口からも褒める言葉が全く出てこない。出てくるのは「アイツはアホ」「全裸」だったりとアホと全裸しか出てこない。
「褒めるとすれば、手先がめちゃくちゃ器用だったな。トラクター同士を合体させて、キメラトラクター作ったり」
ただ、物凄く手が器用らしい。今時なら、YouTuberになって成功している可能性も有るだろう。
一先ず、体勢を整えて特異点解決のための作戦会議を行う必要があり、ギャーさんの飛雷神でワープして戻って見ると……
「イヤッフォォォォーーーーーーー!!なんでか知らねえけど、誰も居ないぜ!!合法的に開放的に、全裸になって叫べるぜ!!」
そこに、アホが居た。リッカとしんのすけもテレビCMやスマブラなどで良く知る、伝説的ゲーム FF7の主人公であるクラウド・ストライフを16歳ほどまで子供にした少年が全裸でブリーフをぶんぶんと振り回していた。
近くには6つの剣を装備できるホルダーが備えられた黒コート、色落ちして紺色に染色したソルジャー2ndの制服が律儀に畳まれた置かれていた。服の側には、分離機能を備えた合体剣バスターソードが地面に刺さっている。
「へっ……変態だぁぁぁぁあ!!」
我らがアイドルメリュジーヌが、全裸のアホなクラウドを見て叫んでしまう。
「世の中のFFファンと腐女子の夢を一撃でぶち壊しそうなクラウドがおるぅぅぅ!!おい、ギャラハッド!源三郎さん!!まさか…あの全裸は…」
「俺の前世の従弟で桜坂大夢だな、間違いない」
なんということでしょう。そのクラウドはギャーさんの従弟が憑依転生した姿であった。
「まさか…この気配…ジジイとハルにいじゃんか!おーい!!なに?ハルにい、巨乳の女の子とチッパイ連れて?デート?」
従弟、クラウド合流!!
げん!!
こつ!!
「服着ろ」
「イエス……マイグランドファザー」
クラウド、合流2秒で源三郎爺ちゃんからげんこつを受けて、うずくまる。そして、ソルジャー2nd色落ち制服を着て、その上から黒コートを羽織り、合体剣バスターソードを背負った。
「よし、大夢。自己紹介しろ、今の名前と所属な」
「うっす!!ハルにい改めてギャーにいの従弟!神羅カンパニーソルジャー部門所属、ソルジャークラス2ndのクラウド・ストライフ16歳!好きな女性のタイプは巨乳のお姉さん!えなこさんや白銀ノエル団長がタイプです!!でもエトラさんのように尻もお好きです!!」
やっぱりクラウド・ストライフに憑依していた。しかも、オリジナルのクラウドと異なり、無事にソルジャーに入隊していたようだ。
「おっす!オラ、野原しんのすけ!オラもお姉さんが好き!」
「しんのすけくん……君とは親友になれそうだ。ところで、カルデアにお姉さんは居るの?」
すると、しんのすけは支給品であるスマホ大のタブレットを取り出して操作し、クラウドに見せる。そこには…服越しだが胸のデカさが分かる美少女 ジャンヌが映る。
ジャンヌはエミヤに作ってもらったのだろう。鶏肉や野菜が沢山入って栄養満天なグラタン カスレを美味しそうに食べていた。
「しんのすけくん…是非、俺を召喚してくれ。そのパイオツを守るためなら、俺は神様だってぶっとばせる!」
「待ってるぞ!クラウドの兄ちゃん!!」
「なんだろう…凄いダメ男な気がしてきた」
「このクラウドさんにスゲーナスゴイデスは渡しちゃダメね」
クラウドを軽蔑するように見るリッカ、かつてのしんのすけのようにえなこさんや巨乳VTuberやアイドルを呼びかねないので、クラウドにスゲーナスゴイデスは渡せないと判断するトッペマであった。
「しんのすけくん。俺の秘蔵の一品を託そう」
クラウドはそう告げ、しんのすけに一冊の雑誌を見せる。その雑誌の表紙にはジャンヌに匹敵する巨乳美少女が写っており、しかも水着姿であった。タイトルは『成瀬澪!巨乳義妹とのドキドキ禁断のチョメチョメ』であった。
「アウトォォォォオオオ!!なに、5歳の子供にどっから見てもR18な雑誌見せようとしてんじゃボケぇぇえ!!」
「ホンゲェェェ!!」
クラウドくん、合流して30秒経ってないのに、ケイ親父の手でツッコミを入れられる。
「はぁ……なんで2人揃ってゲームのキャラに転生してるのよ。私も人のこと言えないか」
と、少し離れた所では、ライドフォームのミライドンに跨がった10歳の少女 ポケモンサンムーンの女主人公こと、ミヅキちゃんが溜め息を吐き出していた。
このミヅキちゃん、実はギャーさんの妹が転生した姿であり、マカオとジョマの力で巻き込まれてしまったのだ。
「アギャッス!」
「くるぽー!」
パートナーのミライドン、そして最初のパートナーであるモクローがミヅキに何かを告げようとする。すると、なにやら足音…いや何かが高速で地面を蹴って走ってくる。
何事かと思ったミヅキちゃんは音の方を見ると…そこには…
「見たことがないポケモンだと!?なんとしても捕獲すんぞ!!」
「プロデューサー!レッツゴー!!」
メリュジーヌを肩車したギャーさんが全速力で迫る!!ギャーさんはポケモンSV発売前に転生したので、ミライドンを知らないのだ。因みに、この世界でもSVはまだ発売されていない。
「まてまてまてまて!!俺達が先だ!!ポケモンが実在してるなんて、聞いてない!!行くぜ、しんのすけ!!」
「ぶっらじゃー!!」
しんのすけを肩車したクラウドが、ギャーさんに匹敵する速度で走り、此方に向かってくる。もちろん、クラウドとしんのすけもポケモンを捕まえるためである。
「いや、私だぁぁあ!!Switchまだ買えてなくて、ポケモン出来てないんだよ!!モクローもふもふさせろぉぉー!!」
リッカちゃん、モクロー目当てに全力疾走!!バレーで鍛えたフィジカルと脚力は伊達ではない!!
「おぃぃい!!ガキどもぉぉお!!ポケモン分かるけど、暴走しないで!!お願いだから!!なんか、ツッコミのペースが上がってくるんですけどぉぉお!!」
頑張れケイ!!まだ序ノ口さ!!
一方の長男
???「しねぇぇぇえ!!雑菌が」
ダンジョンボス「なっ…貴様は…何者だぁぁぁあ!!」
次回、作戦会議からのセフィロス(闇落ちしないよ)とアンジール(離反しないよ)…ツッコミ不足で強制召集!
ギャーさん「あれ?ザックスは?」
セフィロス「飲み会で潰れた」
ケイ「何飲んだ?まさか、スピリタス!?」
セフィロス「なんで知ってる?スピリタスはどこでも人気なのか?」
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