やぁやぁみんな、私だよ。
今回は前回の続き、もう1人のやべぇやつがってところの後がどうなったのかをお届けするよ。
それじゃ、始めようか。
廊下の向こうからやってきたのは、腰まで伸ばした長い赤髪と垂れ目気味の鳶色の瞳が特徴の女、蛮群の英雄と呼ばれるドロシー・クラウドだったの。
このドロシーって女と私は相性がめっちゃ悪くてね、前に戦場で会った時はめちゃくちゃ罵声を浴びせあってそれはもう凄いことになっちゃった。
そんなのが廊下の向こう側からやってきたもんだから、私はめちゃくちゃ嫌ーな予感がしたんたけどそれが的中してさ、案の定めちゃくちゃ陰湿な嫌味を言ってきたうえに決闘申し込んできたから正気かこいつ!?って思ったね。
だって今回の私たちは連合国側から宗主国として帝国側にきた、いわば客人みたいなものよ?
まぁ私隣国兵殺しまくってるし、なんならこの女の部下の蛮族もいっぱい焼いたしね。
とにかく、そんなもん受けられるはずがなかったわけよ。
だから適当に話濁そうとしたら丁度会談が終わって王様たちが出てきたんだけど。
めっちゃ渋い顔してたんだよね。
うわっ、嫌な予感って思ってたらそれが的中して、なんと会談の結果は失敗に終わりましたとさ。
そのうえ、シーナ帝国側が王様に直接宣戦布告を叩きつけたらしく王様めちゃくちゃ嫌そうな顔してたよ。
ちなみにそれを聞いたあのクソ女はめっちゃニヤついてました。
焼きしばくぞ貴様。
まぁ、そんなこんなで、うちの国と帝国は大規模戦争を行うことになってしまいましたとさ。
ついでに前から進めてた和平交渉も全ておじゃんになったよ。
あぁ、めっちゃうんざりする結果だわこれ、ま~た私が駆り出される流れじゃんこれ。
んで、将軍は最後まで大人の対応をしてたけど、ドロシーがめちゃくちゃ噛みついてきて収拾がつかなくなりそうになって、そこにもう1人部屋の中から別の人が割って入ってきたんだ。
9英雄の1人アルカ・セントリウス、眼鏡をかけた銀髪の男、今のところ戦ったことがないから詳細が全くわからないんだけど。
彼はドロシーより序列が上らしくて、ドロシーを諌めてくれたんだ。
流石に、あのクソ女も顔を真っ青にして逃げていったよ。
ちなみに、彼も戦場とそうじゃない時の区別がつけられる人らしくて、ヴェルギリウス将軍と同じように大人の対応をしてくれたよ。
今まで会ったこともなかったけど、めちゃくちゃ頭の良さそうな人だった。
その後2人と少し話をしたんだけど、やっぱり帝国側は商業都市郡をうちの国側へ併合されたことにかなり業を煮やしてるらしくて、今回の会談でなんとかして平和的解決を目指してたんだってさ。
でも、そのための条件がうちの国から商業都市郡を帝国側に返すことだったから簡単には決められないって王様が言ったら、今回で決めなければ国民の我慢が限界に達するって言われて、結局断っちゃったらしいんだよね。
その結果、宣戦布告に繋がったってわけ。
まぁ、非常に面倒な話だけど、こればっかりは仕方ない。
だって、今商業都市郡を手放したら、今度はうちの国が致命的なダメージを受けるもん。
王様だってそれは避けたいだろうから、この会談は最初から失敗が確定してたってことだね。
まぁ、今回はここまでにして、次は多分帝国から連合国に帰る途中の話になると思うよ。
それじゃまたね、バイバイ!