皆様、ごきげんよう。
私の名前はアルカ・セントリウス、シーナ帝国軍第2大隊で将軍を勤める者です。
といっても、皆様はすでに私のことは知っているかもしれませんね。
さて、今回は私の視点から見た戦場を皆様にお届けしましょう。
それでは、始めましょうか。
機神歴100年 凶星の月18日
まず、私の隊がどのように進攻したのかを説明していきましょう。
我々第2大隊は、商業都市の正門側に向かったヴェルギリウス将軍の隊と別れた後、すぐに商業都市の裏門側へ向かいました。
今回の作戦では正門と裏門の両方から都市を叩き、その隙に都市内部にグライヴを突入させる流れだったのですが、ヴェルギリウス将軍がブレア・フローライトを見つけてしまいましてね。
ヴェルギリウス将軍は以前彼女と戦ったことがあり、その危険性に気づき皇帝陛下へあの女は早く倒すべきだと進言していました。
皇帝陛下も、ヴェルギリウス将軍のあまりにも真剣な表情に、その進言を受け入れざるを得なかったのです。
故に、今回の作戦中にもし件の彼女が現れた場合、即座に狙いをそちらに移すとヴェルギリウス将軍は決めていました。
そして、別行動を取ろうとした瞬間、彼はブレア・フローライトを見つけ、彼女の元へ突撃していったというのがことの真相というわけです。
えぇ、勿論ヴェルギリウス将軍は破れはしましたが、敵の手札がわかっただけでも僥倖でしょう。
さて、皆さんは思っていることでしょう。
おまえは何をしてたの?と、それを今からご説明しましょう。
私の大隊は、別行動を取ってすぐに商業都市の裏門へ進軍し、そして到着しました。
そこで少しの間戦闘があったのですが、その後恐ろしいことが起きてしまいました。
なんと、マキナ教団による大規模な乱入が入ったのです。
彼らは見たこともないような化物を引き連れ、帝国軍と連合国軍の両軍を蹂躙しました。
このままだと流石に不味いと思った私は、部下たちに撤退命令を出し、すぐさまヴェルギリウス将軍の元に向かいました。
すでに作戦は失敗していましたから、これ以上は犠牲が増えるだけ、故にヴェルギリウス将軍にも撤退を知らせるために正門のほうへ向かったのですが、目の前で信じられないことが起きました。
凄まじい光と爆発音が巻き起こったと思ったら、なんと目の前の景色が一瞬にして地獄に変わり、そのうえヴェルギリウス将軍がドロシーと共に討ち取られそうになっていたのです。
しかも、作戦の要だったグライヴは光に巻き込まれたのか、見るも無惨な姿で死んでおり、ドロシーがコードの力で連れていた蛮族たちも後方でグライヴと同様に全て死亡、まさに死屍累々といった状況でした。
だから私はコードを即座に起動し、ヴェルギリウス将軍とドロシーの2人をなんとか救出して撤退したのです。
私のコードは『コード:メルクリウス』流体加速による超高速移動を可能にするというもの。
故に、なんとかブレア・フローライトの反応速度を越える速度で2人を救出することができたのです。
おっと、少し長くなりすぎましたね。
それでは皆様、ごきげんよう。