ふぅ、危なかった。
やぁやぁみんな、私だよ。
前回は、とうとううちらの町がシーナ帝国軍に奪われちゃった。
今回は商業都市が奪われた後の話をしていくよ。
それじゃ、始めようか。
機神歴 凶星の月21日
あの後、占拠された商業都市から逃れた私は、すぐに中央都市へ向かったの。
どうやって逃げ出したかっていうとね、実は私何でも屋とか色々やってるうちに古い隠し通路を見つけててさ、そこからなんとか逃げ出したのよ。
でも、知り合いやギルドの人たちは連れ出せなかったし、店もそのまんまだからきっと荒らされるだろうなぁ。
んで、中央都市についた私は衛兵に商業都市が陥落しちゃったことを伝えて、今は休憩中ってわけ。
でも、まさか帝国があれを持ってるとは思わなかったなぁ。
ん?あぁあれっていうのは長距離電磁誘導砲のことだよ。
あれ、人機戦争で人間側に多くの犠牲者を出した凶悪な兵器でさ。
連合国側の構成国の半分以上が射程内に入っちゃってるんだよね。
中央都市は王様の張った永続障壁で守られてるから大丈夫かもしれないけどさ。
そのうえさらに悪い知らせがあって、何か私が脱出した後にヴェルギリウス将軍含む9英雄のうち6名が一斉に出陣したらしいんだよね。
これは本格的にうちの国を潰しに来てますわ。
それで、うちらの側のコード使いたちが必死になって食い止めてるみたいだけど焼け石に水って感じで、少しずつ後退してるみたい。
ちなみにヴェルギリウス将軍とあのクソ女は商業都市に陣取ってるみたいだね。
アルカ・セントリウス将軍と他の3名はそれぞれ3方向に別れて中央都市を目指し進軍中だってさ。
これ普通にやばくない?
だって、9英雄はそれぞれ人機戦争の遺産である星機神の武装用コードを持ってるけど。
うちの国って、王様以外は皆廉価版みたいなコードしか持ってないの。
だから、9英雄に対抗する手段がすごーく限られてて、1つは王様の周りを警護してる近衛騎士団。
彼らは全員オリジンコードから株分けされたコードを持っててその強さは折り紙つき。
でも、彼らは王様直属の騎士だから中央都市から離れられない。
となると、残るは私以外の神滅級冒険者を召集するしかないんだけど、海の向こうの隣国へ旅に出ちゃったやつとか、そもそもすでに死んでるやつとかばっかで、まともに残ってるの2人だけなんだよね。
1人はサリア・ザルツォ、神滅級冒険者の中だと私以外では唯一の女性、1度あったことあるけど優しい人だったよ。
もう1人はロイド・ヴァルカン、会ったことないからあまり知らないけど何か豪快な人らしいね。
以上かな、このくらいしか9英雄に対抗できる人っていなさそうなんだよね。
だから戦線が後退してるし。
説明は大体終わったから、今回はここまでにしようかな。
続きが気になるかもしれないけどそれはまた次回。
それじゃまたね、バイバイ!