やぁやぁみんな私だよ。
さてさて、前回はクソ実家のお願いで仕方なく帰省したわけなんだけど。
よりによって頼み事の内容がお見合いだったんだよね。
前回婚約の話をおじゃんにされたのにまだ懲りてないんだねぇ。
んでまぁ、今回はそのお見合いの内容とお見合いにやってきた意外な人物の話をしていこうと思うよ。
機神歴100年 堕星の月20日
あの後晩餐会を終えて、すぐ部屋に戻ったんだけど、お見合いのことを考えれば考えるほど嫌になって、なんかもうさっさと逃げるか?って気分になったね。
でも、一回だけで良いから、会うだけで良いからって凄まじい言葉の圧に根負けして、しゃあなくその場に居残ったんだけど。
ぶっちゃけ次の日に後悔したね。
なんとお見合いの話をした次の日がお見合いの日で、あのクソ両親最初からこれを狙って日程調整してたみたい。
しょうがないから待ち合わせの場所に行ったら、なんか見覚えのある馬車が止まってたんですよねぇ。
あれぇ?これって勘違いじゃなかったら王様専用の馬車じゃね?そう思った瞬間、中から出てきたのはやっぱり王様でした。
おいおい、当たって欲しくない予想当たっちゃったよ。
馬車から降りた王様は、こちらを見るなりニッコリと笑いながら歩み寄ってきて、ぶっちゃけ不気味だったわ。
だって、王様って100年前に喪った恋人のこと引きずってて他の女には見向きもしないって聞いてたから。
まさか、めちゃくちゃ嬉しそうな顔しながら私に近づいてくると思わないじゃん?
んで、私の前に来るなり王様が放った第一声が。
"やっぱり君だったんだね"だからね。
この言葉聞いた瞬間、私はマジで心底びびったね。
えっ、何でわかんのこの人ってさ。
で、その後王様はポツポツと語り出したんだ。
なんでも、配下の大臣たちに早く世継ぎとか作る気ありません?ってずっとせっつかれていたんだけど、王様としては100年前に死に別れてしまった恋人のことをずっと思っているから彼女以外の女性と付き合うつもりはさらさらなかったと。
んで、そんなこんなで大臣たちの言葉を聞き流しながらお忍びで町に繰り出すのを繰り返してる時に、たまたま私が仕事で通りかかったみたい。
そしたら、どうしてかわからないけど、一瞬私がかつての恋人と重なって見えたんだってさ。
それ以来、ずっと私のことを調べてたらしくて、前に婚約の話を持ちかけたのも実は王様だったらしい。
それで、今回直接会って確信したみたい。
私こそが、100年前に死に別れてしまった恋人だってね。
しかもそれだけじゃないようで...
おっと、ちょっとだけ長くなってきたね。
続きが気になると思うけど、今回はここまでにしよう。
それじゃまたね、バイバイ!