やぁやぁみんな私だよ。
前回は私が両親からの頼みでお見合いに行ったって話だったよね。
お見合いの相手がまさかの王様だったのには驚いたけど、まぁ予想はしてたんだよね。
だって、うちにお見合い申し込むような位の人って限られてるもん。
まぁ、今回はそのお見合いの続きから語っていくよ。
王様の話はまだ続く、私が死に別れた恋人だと確信したと同時に、もう一人重なって見えた人がいるんだってさ。
人っていうか、ちょっと違うものなんだけど。
前に王様が泣く泣く処刑することになってしまった星機神の話をしたのはみんな覚えているかな?
あの星機神と私が重なって見えたんだってさ。
んで、なんでそう思ったの?って聞いたら、どうも王様は他人の魂を見ることが出きるらしく。
それで私の魂を見たら、かつての恋人と友である星機神、その両方の魂と一致したんだってさ。
あぁ、まぁそうなるよね。
それで、王様は自分の考えが当たっているのかどうか聞いてきたんだよね。
はぁ、これ以上誤魔化しが効かなそうだから白状するか。
そう、私こそが王様の恋人にして友である最後の星機神。
その名もヘリオスフィア。
まぁ、恋人って部分に関してはちょっと違うんだけどね。
それを王様に言ったら、王様は凄いビックリしてたね。
魂は全く同じなのに、自分の知ってる恋人じゃないってことに。
前にも話したけどさぁ、私が転生する度に通ってる魂の廻廊って時間の概念がないのよ。
だから同じ時間軸に同一の魂が転生することもあるって言ったけど。
あれさ、確かに同一ではあるけど多少のズレがあるんだよ。
例えば私は1000回目の転生だけど、他の私はもっと多く転生を繰り返してたりするわけで、同一であって同一ではないっていうめちゃくちゃ面倒な話になるのよ。
それで、王様の恋人だった私と友である神だった私って確かに魂は同一だけど、周回数の違う別物なのよね。
つまり、今王様の目の前にいる私は、友であった神たる私ではあるけど。
恋人だった私ではないってこと。
それを聞いた王様は凄いショックを受けたみたいで、私の目の前で泣き始めたんだ。
せっかく会えたと思ったのに、それが実は全く別のものだと知ったら、それはまぁ悲しいよね。
でもさ、恋人としての私にはなれないけど、友としての私ではあるから、また友達にならなっても良いよって、王様に言ってあげたら。
泣いてた王様が顔を上げて、そうか...友達かってまだ少し悲しそうな顔をしながらも納得して帰っていったよ。
まぁ、そんなこんなでお見合いはおしまい。
両親への義理は果たしたから、私は商業都市に帰ることにしたの。
そういうことで、今回の話はここまでにしようか。
それじゃまたね、バイバイ!