ン我が戦姫!!   作:鍋の中の白い奴シラタキ

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FOREVER:2043×2043²

 装着したロストドライバーへとエターナルメモリを装填し変身しようとする克己を翔太郎がメモリを持つ手を掴み止める。

 

「アイツらは倒しただろ。それにあの装置は俺達が壊した。これ以上痛めつける必要はないだろ」

「左翔太郎、お前は分かっていない。あの種の人間はどこまでも下劣と言うことを」

「僕が下劣だと?ただのウィルスが再現した奴がヌケヌケとッ!」

 

先ほどから好き勝手言われ放題であったからか怒り心頭なウェルはもう一人の自分に作らせていたブランクウォッチを握りしめる。

 

「マズいな」

「また変身する気かッ!」

 

妖しく輝き始めたブランクウォッチを見て克己が言っただろうにとため息をつくと同時に全員が駆け出し止めに行く。

 

「英雄はッ!」

「僕たちッ!」

「「ドクターウェル唯一人で十分だッ!」」

 

ウェル達の叫びと共にウォッチより放たれた紫電が全員を吹き飛ばすと共にウォッチが二人のウェルを吸収すると大破しているフロンティアへと吸い込まれている。

 

「止めないとやばいぞ!!」

「分かってるッ!」

 

既にムテキの力は解除されているがエグゼイドアーマーは纏っている為に黒響はネオスピードロップを放つドライブと共に蹴りを放つ。

だが吸い込まれるように消えたフロンティアの位置に出現したアナザーライダーの回し蹴りにより吹き飛ばされ変身を解除される。

 

「泊さん!!黒・・・響さん!!」

「あの姿はッ!」

 

ゴーストが二人を抱き留めている傍らでウォズが完全に姿を現したアナザーライダーの姿を見て目を見開く。

 

「「遍く三千世界を空にし、この僕と言う時代をゼロから始めようじゃないかッ!」

 

重なり合っていた声が完全に一つになった事で肉体を動かす際の齟齬が消えたことでアナザーライダーは滑らかに動き出す。

 

『クウガ・・・!』

 

告げられた名はクウガ。

であるがその姿は金に彩られたことでまるで稲妻を身に纏っているが如く。

 

「まさかライジングアルティメットのアナザーライダーとは」

「それってもしかしなくてもヤバいですよね」

「ああ、君の言うとおりだよ」

 

アナザークウガは黒い稲妻を放ち穴を穿つと全員を大空へと投げ出す。

 

「僕こそが究極の英雄だぁッ!」

 

発動されたモーフィングパワーがアナザークウガとフローティングキャリアを接続し一つの存在へと変貌させる。

 二つの地球が未だ近くにある影響か地上へは落とされずにフローティングキャリアの外部へと落とされた皆の前で空間全体に稲妻が迸る。

 

「何が起こってるんだッ!」

「ああ言う人間はしつこい。言っただろう。変身」

 

『エターナル!!』

 

冷や汗を流す黒響にそう答えながら克己がエターナルへと変身するとフローティングキャリアの船首部分よりアナザークウガの上半身が出現する。

 

「消してやる!!シンフォギアも仮面ライダーも!!僕の時代には必要無い!!」

「何言ってんだお前!!」

 

高らかに哄笑するアナザークウガが骸骨のような巨大な頭に包み込まれると足元から電撃が放たれ今度こそ皆が宙に投げ出せれる。

 

「翔太郎!!このままではただ落下するだけだ!!」

「言われなくても分かってるさ!!」

 

『サイクロン!!』

『ジョーカー!!』

 

「「変身!!」」

 

飛来してきたエクストリームメモリによる皆を火球から守りながら翔太郎とフィリップはダブルへと変身する。

 

『エクストリーム!!』

 

全力で戦う為に相手が究極ならばと極限のダブルであるエクストリームを二人は選択した。

 アナザークウガのモーフィングパワーによる変化が終りフローティングキャリアはクライス要塞を模した物へと変貌を遂げる。

 

「あれは確か・・・!」

「君の推測に間違いはないと思うよ」

 

足場となるためにやって来たイグアナゴーストに着地しながらこちらへと放たれる火球をプリズムビッカーで迎撃するダブルにウォズはそう言いながら迎撃用の足場をミライドウォッチを起動し生成する。

 

『ゼロワン!!』

『バイス!!』

 

「使いたまえ」

「ああ!!変身!!」

 

ジェットフォームのブレイキングマンモスに飛び乗りながら進之介は再変身を行う。

 

『ドライブ!!タイプトライドロン!!』

 

「ファイナルラップだ!!行くぞベルトさん!!」

「OK!!共に走り抜けようじゃないか!!」

 

闇を放ち様々な怪人を出現させたクライス要塞を見て自身も続こうとしたゴーストは今までの経験から考えダークゴーストより奪取していたクウガ眼魂を取り出すとそれがウォッチへと変化する。

 

『クウガ!!』

 

「これを使って!!」

「クウガのライドウォッチ!!」

 

黒響がそれを受け取ったのを確認したゴーストはイグアナゴーストより飛び出す。

 

『チョーカイガン!!ムゲン!!キープオンゴーイング!!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!ゴースト!!』

 

「一緒に行くよタケル君!!」

「永夢先生!!」

 

ムゲン魂へと眼魂チェンジしたゴーストがエグゼイドと共に怪人を倒しながらクライス要塞へ迫る横にハードタービュラーにダブルがバイスプテラゲノムにエターナルが乗り込み同じくクライス要塞へと迫る。

 

「さて、君はどうするんだい?」

「行かないわけがないでしょ」

 

『クウガ!!』

 

ウォズからの問いかけにそう答えた黒響はアーマーチェンジを行う。

 

『ライダーリンク!!』

 

独特な音と共に黒響の周囲にクウガアーマーが浮かび上がると足元から装着されていく。

 

『クウガ!!』

 

いつものように直ぐに祝詞をあげないウォズに黒響と未来が怪訝な目を向けていると彼女はバイクと書かれたウォッチを起動し放るとそれがライドストライカーへと変形をとげる。

 

「我が戦姫。これを使いたまえ」

「使えって、私免許ないんだけど」

「大丈夫。このライドストライカーは君の放つフォニックゲインにより君の意のままに動く」

「そう」

 

黒響がライドストライカーに乗り込み此処からどうクライス要塞に着地しようかと考えているとゴウラムが飛来しライドストライカーと一体化し飛行能力を付与する。

 

「これなら行ける。・・・そうだ、アンタも来るでしょ」

「勿論!!」

 

エクスドライブではないため飛行能力を持たない自身はどう戦うか考えていた白響は黒響にそう返すと彼女の後ろに乗り込み共に戦線へと加わった。

 

「さて未来くん、神獣鏡には元々浮遊能力が備わっている安心して向かってくれて構わないとも」

「ウォズさんはどうするんですか?」

「私も無論戦うとも」

 

フューチャーリンクセイバーの能力により召喚したブレイブドラゴンに飛び乗ったウォズは未来と共に自身も戦線へと向かうのだった。

 仮面ライダー達の援護を受けクライス要塞上部に達した黒と白二人の響の前で闇が広がったかと思えばそれが完全体ネフィリムを生成する。

 

「何こいつ、ゼットン?」

「ネフィリムッ!」

 

戦った事はないものの放たれる圧から脅威は推して分かる黒響はタイタンフォームへと超変身を行い足元を蹴り砕きパイプを露出させ引きちぎるとタイタンソードへと変化させるネフィリムの一撃を防ぐ。

 

「でりゃぁあぁあああ!!」

 

そして特性を十分に知っているが故にこのまま放置してアナザークウガの元へと行くわけにはいかないと白響は火炎を放とうとするネフィリムの顎に強烈なアッパーを叩き込み腔内で火炎を暴発させ頭部を吹き飛ばさせるが直ぐさまに再生が始まる。

 

「私が知ってるのより強いッ!」

「だったら再生が間に合わない一撃を叩き込むッ!」

 

タイタンソードを蹴り飛ばしネフィリムの首元に突き刺した黒響はマイティフォームとなると脚部に封印エネルギーを濃縮させると構えをとりマイティキックを放つ。

突き刺さっているタイタンソードへと叩き込まれたマイティキックにより封印エネルギーと共により深く刺さったタイタンソードによりネフィリムに許容を超えたエネルギーが流れ込みその身を膨らませると爆散させる。

 ネフィリムが再生しないことを確認した二人は道中現われる怪人をあしらいながらようやく船首へと辿り着く。

 

「全く君という奴は何処までもしつこい女だッ!」

「アンタさ、英雄になりたいんだよね」

 

黒響からの問いかけにアナザークウガは船首部分より上半身を露出させる。

 

「その通り。唯一無二の英雄へと僕はなるッ!」

「アンタじゃ無理だよ」

「は?」

「他者を思いやらないで自分が自分がのアンタには絶対なれない」

「言わせておけばッ!」

 

激昂したアナザークウガは機械の触手と化した下半身を伸ばし黒響へと迫り拳を放つが躱されカウンターの蹴りを顔面に入れられるがライジングアルティメットとマイティでは大きく力の差があるために通用せず足首を掴まれ振り回され幾度も叩きつけられる。

 

「こいつッ!」

「君こそ口ほどにも無いじゃないか!!」

「黒響を離せ!!」

 

アナザークウガの腕が黒響を叩きつけるために伸びきった所に白響が手首に蹴りを入れることで黒響を解放させると白響は彼女を抱き寄せアナザークウガを踏み台にし大きく飛び退く。

 

「なんで怒らせるような事言っちゃったの!?」

「怒らせて冷静さを奪おうとしたけど、力の差がありすぎた」

 

すまなそうに言う黒響を見てそれ以上何も言うことなく再びアナザークウガと戦おうとする。

 

「君達相手に遊びはしない」

 

だがアナザークウガはこれ以上戦う気はないのか手のひらを翳し握りつぶすようなジェスチャーをすると響達が足元が変化した触手に拘束され電撃を流し込まれる。

電撃の威力はシンフォギアの耐久力を容易く超えてしまう程で彼女らのシンフォギアは煙をあげ始める。

 

「黒響・・・!手を・・・!」

「手・・・!?なんんで!?」

 

苦痛に顔を歪めながらも何故か手を伸ばしてくる白響に黒響は戸惑う。

 

「私の、立花響のアームドはこの手だから!!」

「手がアームドギア!?」

「そう!!繋ぐこの手が私たちのアームドギア!!貴女も生きてきた時間は違うけど私なんだ!!だから!!」

「私のこの手も・・・」

 

装甲に罅が入りいよいよシンフォギアが解除され電撃に焼き殺される時が二人に迫る。

 

「分かったッ!アンタを信じる!!」

「何をしたいかは知らないが好きに勝手はさせるものかッ!」

 

繋がれた白と黒二人の響の手を見てアナザークウガは直接二人の息の根を止めるために迫るが黒と金放たれた二つの波動に吹き飛ばされ背を強かに打ち付ける。

 

「何が起こっているッ!?」

 

立花響のアームドギアは繋ぐ手そのもの今世界を超え出会った二人の響が重なった事で彼女達にアナザークウガを倒すための力が発現する。

 

「ギアが黒くなってる・・・!」

 

白響のシンフォギアは手が繋がれた事でクウガウォッチより流れ込んできたアルティメットの力が作用しいずれイグナイトと呼称されるものへと一時的に変化を遂げる。

そして黒響の纏うクウガアーマーは身に受けていた電撃に加えて並行世界の力が加わった事でライジングアルティメットアーマーへと進化していた。

 

「世界はアンタが英雄になることを望んじゃいない」

「だぁまれぇぇぇえええ!!!」

 

クライス要塞と分離し駆けだしてきたアナザークウガの稲妻を纏った拳を受け止めた黒響は白響と同時に拳を叩き込みアナザークウガを怯ませると同時にサマーソルトキックを放ち仰け反らせると跳躍しダブルキックを放ちアナザークウガを吹き飛ばす。

 

「僕だって一生懸命頑張ってきたんだ!!ここに来てまだ邪魔されてなるものかぁ!!」

 

再びクライス要塞と同化したアナザークウガがクライス要塞全体に電撃を放った事で振り落とされた二人がライドゴウラムへと着地する。

 

「さぁ、俺と共に地獄へ行こうじゃないか。ドクターウェル!!」

 

『エターナルマキシマムドライブ!!』

 

「翔太郎こういう相手には」

「ああ、最大の一撃を入れてやるぜ」

 

『プリズムマキシマムドライブ!!』

『エクストリームマキシマムドライブ!!』

 

「「ダブルプリズムエクストリーム!!」」

 

響達に破壊光線を放とうとしていたクライス要塞へとダブルとエターナルが同時に蹴りを放ち船首下部を破壊する。

 

「無限に繋がっている世界は俺達が守る!!」

「行くぜ、これでゲームクリアだ!!」

「安心しろウェル!!お前はしっかり法で裁いてやる!!」

 

『チョウダイカイガン!!ムゲン!!ゴッドオメガドライブ!!』

『ハイパークリティカルスパーキング!!』

『ヒッサツフルスロットル!!トライドロン!!』

 

続くように放たれたトリプルライダーキックが船首を完全に破壊しアナザークウガを露出させる。

 

「それがどうしたぁ!!」

 

だが船首が破壊された程度では怯まずアナザークウガが闇の波動を放つ。

 

「響達の邪魔はさせない!!」

「さぁ、我が戦姫。機は今だ」

 

しかし未来とウォズによって綺麗に防がれてしまい不発に終った事でアナザークウガは隙を晒してしまう。

 

「ああ、これで終らせるッ!」

「一緒に行こう!!」

 

共に脚部に封印エネルギーを濃縮させた響達はライドゴウラムから跳躍しアナザークウガへとダブルキックを炸裂させるとそのままの勢いでクライス要塞を粉砕していく。

 

「さあ今こそ祝え!!二人の戦姫が並び立ち偽りの英雄を打ち砕く瞬間を!!」

 

ウォズの祝詞が終ると共に船尾より飛び出した響達はアナザークウガに鏡合わせの回し蹴りを放ち地上へと叩きつけ撃破した。

アナザークウガウォッチが砕かれた事で取り込まれていたフロンティアもアナザークウガウォッチと運命を共にしウェルも無事に二人へと戻り地面に倒れ伏すのだった。

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