星空のスペクトラ   作:Raitoning storm

4 / 5
ファーストウェーブ 「先生」

 

 

…どうしようか。

俺としてはこのまま無視して逃げたいが、そんなことをすれば怪しまれるのは確定だし、相手は「先生」だ。(自分で言うのはあれだが)こんな怪しい格好をしている人がいれば目をつけるのはまず間違いないだろう。

 

‥仕方ない。ここは穏便に会話を終えてすぐに去ろう。

 

"すごいね。ところで3人はどこから来たの?"

 

とんでもない爆弾を落としてきた。

いや、アリウス自治区のことを言うのは別にいいのだが、問題は俺のことだ。アリウスの首長がこんなところにいると知れたら色々面倒だし、万が一興味でも持たれたらすごく、すごーく面倒くさい。

まあでも、ここはアリウスのことにだけ触れればいいだろう。名前さえ出さなければ「あっ、アリウス自治区から来た槌永ヒヨリとかく「角谷ハリだ。」

 

"アリウス自治区?聞いたことないな"

『えっと、アリウス自治区は最近目覚ましい発展を遂げている場所で、最近まで災害の影響で壊滅状態だったのを新しく現れた隠星カナタさんという人が…』

 

危なかった。もうすぐでバレるところだった。

 

(おいヒヨリ。俺の正体バレたらどうするんだ。)

(えっ、あっ!ご、ごめんなさい。)

(いいか、俺のことについては絶対に言うなよ。)

(は、はい!)

 

 

「うへ〜そんな人たちがブラックマーケットでなんのために来たのさ?」

 

もういいや。正直に言うか。

 

「…こいつの付き添いで、雑誌を買いに来ただけだ。そう言うあなたたちは?」

「あ〜。アドビス高等学校のホシノだよー。」

「ん。同じくシロコ」

「ノノミです⭐︎」

「セリカよ」

『アヤネです』

"シャーレの先生です。そっちの白い制服の子は?"

「あ、阿慈谷ヒフミです!トリニティから来ました!」

 

ヒフミ‥ヒフミってあれか?アズサが言ってたあのヒフミか?あの、なんだったか、モモ‥あのよくわかんないキャラクターのファンのヒフミか?

 

「トリニティってお嬢様学校じゃない!なんでこんなところに‥」

「あっ、それは!」

 

そういうとヒフミは背中のリュックをガサゴソ漁りながら‥いや中身物騒だな。キャラクターのグッズに紛れ込んでるけど手榴弾とかめっちゃ入ってるし。もし爆発したらどうするんだ。

 

「これです!このペロロ様の限定グッズを探してたんです!」

 

あー。これは確定ですわ。ていうか

「あつっ!」

「どうしました?」

「いや、大丈夫だ。」

 

ブレーザーが興味津々だな‥あとでしっかり見せてもらうから我慢してくれ。

 

「ていうか、そのアドビスの方々は何しにこんなとこに?」

「それはね…」

 

 

 

 

…なるほど、それは面倒なことになってるな。にしてもカイザーコーポーレーションか、うちには来ないのは…怪獣が多いからだろうな。誰だって会社が潰れる(物理)のは嫌だろうしな‥まあどっちにしろ、俺たちには関係ないな。さっきの不良ならまだしも、そこは俺たちが関わっていい問題じゃない。むしろ俺がそこに出て学園間の問題とかになるのは非常に面倒だ。ここはさっさと‥

 

"あの‥もしよかったら手伝ってくれない?三人ともここの地理には詳しいと思うからいてくれるとありがたいんだけど‥"

「わたしはいいですよ!」

 

は?いいわけないだろ?こちとら家で仲間が待ってるんだよ!

"お礼もするから「わかりました!」食いつきがすごい‥"

 

おい。

 

「そっちの人は?」

「はぁ‥まあいいよ。その代わりその礼はこいつと別にしろ」

"ありがとう!"

 

面倒なことになった…

 

 

 

 

 

 

  しばらくして

「次はそこを右だ。そこに銃を取り扱う店がある。」

「ん。ありがとう。よく来るの?」

「…まあ、仕事の関係でな」

「なにしてるの?」

「…配達」

「なるほど。」

 

なんで俺が案内しているんだ。ここはヒヨリとかが案内する流れじゃないのか。実際俺より来てるだろあいつ。ヒフミはそこで何かこそこそしてるし。

 

「あ、あの!」

「…どうした?」

「あなたたちって、その、アズサちゃんの言ってた、アリウスの人たちですか?」

「‥ああ、いつもアズサが世話になってるな」

「そんなことないです!アズサちゃんはわたしとよく遊んでくれて‥」

「‥まあ、あれだ。外にともだちが出来るのは俺もうれしいし‥」

「‥ところで、あなたってもしかして「うへーここじゃなかったかー」…」

「‥その問いにはイエスと言っておく。だが、このとこはだれにも言わないでおいてくれ」

 

俺がそういうと、ヒフミは小さく頷いてくれた。

 

「あ、そろそろ休憩しませんか?そこに出店もありますし」

「いいねー。じゃあ先生よろしくー」

"え"

「わ、わたしの分もよろしくお願いします‥」

 

みんながそういうから、先生が固まってしまった。はぁ、あいつら‥

 

「先生、ここは俺が払っとく」

"え、いいの?"

「別にいいさ。気にするな」

"い、いや。わたし大人だし‥"

「先生もそんな余裕があるわけじゃないだろう。そもそもあんなに迷わず頼むあいつらがおかしい」

"で、でも、生徒に頼まれちゃったし…"

「キヴォトスに来たばかりなんだろう?新生活みたいなもんだろ。財布が軽くなる時期さ」

"でも「二人とも遅いよー」‥"

「まあ、あれだ。気にしているんなら今度まだ別のかたちで返してくれればいい」

"ご、ごめんね"

「そこは感謝が欲しいところだな」

"ありがとう!"

「はいよ。ほれ、持ってけ」

 

はあ、世話が焼ける…

 

 

しばらくして、

 

 

どうやら銀行に見知った顔が入っていくのを見たので、殴り込みに行くらしい。端的に言えば、銀行強盗をするという事だ。

 

「ん。こんなこともあろうかとマスクも作ってきた。」

「おー。でもこれ人数分ないよー」

「ほんとだ。じゃあヒヨリとヒフミにはこの紙袋をかぶってもらう」

「えっ」「は、はい!」

「ハリには…」

「‥俺にはこのローブがあるからいい。というか、俺たちもそこまでしなきゃいけないのか?」

「そりゃあ、ここまで知られちゃったからねー」

 

くそ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪獣が来そうだってのに…

 




次回、久しぶりに変身します。

今後に来て欲しい要素は?

  • ミレニアム特製のアースガロン
  • ビナーとの戦闘
  • ベアおば復活!!
  • スカード結成
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。