幸せな気分で猫車を押す。
ああ、こんなに嬉しいことはここ最近ではなかったな。猫たちのためにツナ缶、大量に買わないと。ああ、
お肉はできるだけ新鮮なやつを、あっ。あの辺に出来立てのお肉がありそうだ。商屋のところに行った後にすぐ向かおう。お肉が一番簡単に手に入るんだよね。というか私が卸してるくらいだし。ペットたちみんな、大好きだしね。
果物、何がいるかなあ。
あとあと、お空にはメロンをあげよう。あの子、食べ方が分からなくて丸かじりしていたし。それでいて「おいしい」なんてホントに笑っちゃうよね。ちゃんと綺麗に切ってあげればもっとおいしいんだよ。
それから一番大事な「アレ」を忘れないようにしとかなきゃ。正直合ってるかは分からないんだけど、今までの感じだと大丈夫、なはず。たくさん用意もしておくし、絶対、大丈夫。
考えているとあっという間に目的地に着いた。まだまとまってはいないんだけれど、とにかく買っていこう。この日のためにたくさんお金は持ってきたし、大丈夫でしょ。
パーティ、上手くいくといいな。
☆
トン、トン、トン、トン。
包丁でゆでたまご、プチトマトを切っていく。それらをサニーレタスの上に綺麗になるよう置いていく。買っておいたチーズも四角く切って、サラダの上に盛り付ける。
「完成っ!お空、持ってって!」
ペット用のご飯を用意してたお空がこちらを振り向いた。
「はいはい。今持っていくよ」
お空はサラダを手に持った。結構手伝わせたからか、少し疲れている様子だった。これだけ大量に準備したのは、はじめてかもしれない。あとは私一人でやったほうが良いから、お空には出て行ってもらおう。
「お空。テーブルに置いたらさとり様を呼んできてくれない?あとは私がやっとくからお空はさとり様の相手をしてあげて」
お空は意外そうな表情をしてこちらを向いた。
「えっ。まだ結構作らないといけないよね。それくらいちゃんと手伝うよ。それに、お燐は来ないの?さとり様のお世話をしてるのはいつもお燐だし、お燐が行きなよ」
……普段は鳥頭のくせに、なんでこういうときだけ頭が回るんだろう。最近、姿形が変わったせいで、ちょっとは頭がよくなったのかな?
「お空の快気祝いでパーティしてるんだし、あなたが行かなくてどうするの。それに、あなたは細かい作業、苦手でしょ。私も準備できたらちゃんと行くから」
私はお空を手で払い、出て行くよう伝えた。お空は目を細め不満げそうにしていた。
「分かったけど……。できるだけ早く来てほしい。私一人じゃさとり様に甘えるだけになりそう」
自然に甘えられるのがお空の魅力なんだけどなあ。
「甘えるだけで大丈夫だって。さとり様が私たちに求めてるのは癒しであって、仕事ぶりはそこまで求められてないよ」
お空は納得していないのか念押しに
「早く来てよね」
といい、厨房から去っていった。
……お空のためのパーティなのに、私は出席せず厨房で準備をしておく、というのは正直心苦しい。
もう暴走するなと散々説教した一方、正気を取り戻してくれて良かったという気持ちも強いのだ。これからもよろしく、と明るくなれる良いチャンスだとは思うんだけれども。
私にはすべきことがあるのだ。だから、まだそちらには行けない。
よし。気を取り直してお空がしてくれたペットのご飯の準備をしていこうか。……あれ。案外終わってるかも。お空、相当がんばってくれたんだな。私たちのご飯よりもシンプルな分、量が多かったり食べ合わせに気を付けたりと難しいところもあったんだけど。
この分だと思っていたよりはやく終わりそう。それはそれでまずい。
私はできる限りゆったりと準備をしながら、ペットたちのもとにご飯を配っていく。パーティ会場にいるペットたちではない。そちらの準備は全て終わっている。ペットはペットらしく気分屋で、行きたくない子を無理にまで行かせていないのだ。さとり様の優しさがよく分かる。
私はそんな気乗りしないペットたちにもごちそうを配っていく。
「普段ツナ缶なんて出さないんだから大事に食べなよ」
と声をかけながら
「……おいしそうだなあ。私も食べようかな」
そのとき突然、後ろから声がした。
「確かにおいしそう!お燐もはやく食べに行ったら?ペット用のはもうガッツリ減ってるよ?」
うおっと。びっくりした。けれども想定内、いやむしろ幸運だ。現れない可能性も十分にあったから。宴が終わってからくる可能性もあった。まだ始まったばかりだし、ベストタイミングといっても過言ではないだろう。
でももうパーティ会場には行ったのか。その上でこっちに来たのか。本当に自由で、行動が読めない。
「こいし様。来ていただけてよかったです。もうパーティ会場には行かれたんですね」
私は振り返ってこいし様のほうを見た。……よし。特に変なところはない。凶器を持っているわけでもなく、血で染まっているわけでもない。
黄色い生地に、黒い袖つきの上着。ラナンキュラスが刺繍された緑のスカート。バラではないのは、何かの当てつけなのだろうか。本人に聞いても「このほうがいいと思ったんだよね」と返されたことを覚えている。
こいし様は笑顔(いつも通りの表情)を浮かべていた。
「もちろん行ってみたよ。ペットたちがいっぱい居てくつろいでた」
それに、とこいし様は続けた。
「私、誰かに誘われるなんてホント久しぶり。お燐、ありがとね!」
心なしか本当に笑っているように見えるのは、気のせいだろうか。その笑顔を見ていると、心がぎゅーっと苦しくなってくる。私が地上まで行ってこいし様に声をかけたのは、別の理由があるからだ。
私はできるだけいつも通りの笑顔を浮かべようと努力した。
「それはよかったです。では、改めて会場に案内しましょうか」
こいし様はすぐ返事をした。
「それはいいかな。私、お燐に付いて回ろうと思ってるから」
と言ってこいし様は私の傍に寄り、
私はあらかじめ考えてたパターンのうちの一つを提案した。
「分かりました。ではよければ私のお手伝いをしていただけませんか」
こいし様は
「ホントに!?うん。やるやる!何をすればいい?」
退屈そうなイメ―ジがいつもあったから、十中八九食いつくと思っていた。ひとまず成功か。
「さとり様にお茶を運んでいただきたいのです。キッチンまで来てくれませんか」
こいし様は大きな声で
「もちろん!」
と返された。その姿を見て、私はキッチンに向かった。こいし様が付いてきてくれるのを願って。気分屋だから、いつ考えが変わるか本当に読めない。
……後ろから綺麗なメロディが聞こえる。どうやら、こいし様が口ずさんでいるようだ。よっぽど上機嫌なのか。これなら大丈夫かな。
私の祈りが通じたのか、こいし様とともにキッチンに辿り着くことができた。
私は棚から高級品の紅茶を取り出す。さとり様が一番好きな品種のアッサムティー。
何処産かもわからないものが出回っているこの地底では、産地が分かっているだけでも高い。その中でもサイズが小さく揃えられていて、きちんと発酵・乾燥がされているものはとんでもなく希少なのだ。
やかんに水を入れ、火をかける。沸くまで時間がかかるため、今のうちにティーセットを用意する。ティーポット一つに、ティーカップは二つ。お空は紅茶を好まないから、二人分で構わない。それからペットたちのデザートも用意しとこう。種が残らないようリンゴ・イチゴ・メロンを綺麗にきって、ミカンの皮も全部取ってと……ピィーっという音が聞こえる。どうやら沸けたみたいだ。ポットとカップにお湯を入れ、一度温める。お湯を捨てたポットに茶葉を入れ、もう一度勢いよくお湯を注いで蓋をする。蒸している間にデザートの準備ができるかな。果物を円形になるように盛り付けてみる。うん。いい感じ。蒸らしももう終わっていいくらいの時間だ。茶越しを片手に構えて、茶葉を越しながらポットに注いでいく。
こいし様はキッチンに寄りかかりながらニコニコと私の準備する姿をじっと見ていた。そんなに面白いことはしていないと思うけれど。
それから、用意した「アレ」を冷蔵庫から取り出した。そのまま食べられる、高級品。それを透明なガラスのカップに溢れんばかりに盛り付ける。これはこいし様の大好物だ。甘いのも緑色も好きなこいし様が熱中するのもよく分かる。こいし様がそれを見て目の色を変える。
「あっ!ブドウだ!お燐、買ってきてくれたの!?」
よい反応だ。これなら大丈夫かな。私はトレーにティーカップとデザートが入ったお皿、ブドウが入ったカップを置いてこいし様に差し出した。
「ええ。こいし様。ぜひ食べてください。でも、つまみ食いはだめですよ?このトレーをさとり様に運んで、あとは一緒にお茶していただければ」
こいし様は身体を起こして頷いた。
「トレーを持っていってから食べればいいんだね?それなら大丈夫!」
トレーを持って、こいし様は去っていった。それを見てホッとした私は、ふぅっ、とため息をつく。これだけお膳立てすればいいだろう。あとは上手くコミュニケーションを取ってくれることを祈るばかりだ。
山場を越えたからか、喉が渇いた。私もお茶をもらおう。棚からもう一つ、ティーカップを取り出し、紅茶を注ぐ。まだ熱い。息を吹きかけ、冷ましながらゆっくりと飲んでいく。うん。おいしい。
またみんなで一緒に、紅茶を飲んでみたいなあ。お空は苦手だから牛乳をよく飲んでたっけ。今よりもっと適当に、雑味だらけの紅茶だっただろうけど、さとり様もこいし様も喜んで飲んでくれていた。……無邪気だったころの自分に戻りたい。何にも考えていない、ペットだったころに還りたい。変に礼儀作法なんて学ぶんじゃなかった。自由に甘えることができない。さとり様が知恵ある生物を遠ざけているのも知りたくはなかった。私はあの方の傍にいてもよいのか。
世の中、知らなくていいことばかりだ。
私が憂鬱になりながらお茶を飲んでいると、横からいきなり声をかけられる。
「ちょっとお燐!?抜け駆けなんてずるい!」
そこにいたのはこいし様だった。なぜ帰ってきた。トレーは持っていない。ということは、さとり様のところには行ったのか。いや、その辺の地面に置いていたとしても、あまり驚かない。それに抜け駆けというのはどういうことだ。あまり怒っている様子でもないが。
とにかく、聞いてみなければ分からない。
「こいし様。トレーはどちらに置かれましたか」
「お姉ちゃんのとこにちゃんと置いてきたよ!どう!?えらいでしょ!」
こいし様は胸を張ってそう答えた。どうやらお茶を運ぶことはしてくれたみたいだ。ただ、そんなことよりも大事なことが抜け落ちている。
「一緒にお茶をしてほしいとお願いしていましたが」
こいし様は首をかしげた。
「んん?それは今からするんだよ?」
一体どういう意味だ。疑問に思う私に構わず、こいし様は歩き始めた。冷蔵庫から枝だらけでほとんど実が残っていないブドウの房を片手に、棚からティーカップを取り出し、別の手で私に差し出した。
「お燐。お茶ちょうだい?一緒にブトウ食べよ?」
――――
「こいし様。私はさとり様と一緒にお茶を飲んでほしいと言ったんです」
こいし様は眉間にしわを寄せた。
「えーっ。私はそれよりもお燐と居たい気分かな!それにお空もいたし、お姉ちゃんのことはお空に任しておけば大丈夫だよ。それにお姉ちゃんと喋っててもぐちぐち文句しか言われないし」
いや、お空は紅茶が嫌いだから飲まないだろう。しかし説明したとしても今更意味などない。
何とか説得しようと試みることを決意する。さとり様を立てつつ、パーティ会場に誘導しよう。
「さとり様も、こいし様を想っていらっしゃるからこそ言っているんです。できるだけ地霊殿に帰ってきてほしいと思っているのですよ。もう一度、さとり様のところに行っていただけませんか」
こいし様は頬を膨らませ抗議する。
「むー。絶対そんなこと思ってないって。……でも、お燐がそういうなら戻ってもいいよ」
けどね、とこいし様は続ける。
「お燐も一緒に行こうよ!そのほうが絶対に楽しいって!」
嫌な流れにされてしまった。この展開にならないように、先にこいし様に行ってほしかったのに。
「いえ。私は料理の準備やペットたちにご飯を与える仕事がありますので。先に行ってくださいませんか」
「料理の準備ってもうほとんど終わってるよね?ご飯を上げるのも、さっきみたいにパーティに来てない子たちの分だよね?じゃあ別にタイミングなんていつでも良くない?それよりはやく一緒に行こうよ!」
こいし様のいう通りだと私も思う。ぐうの音もでないほど論破されてしまった。
仕方ない。覚悟を決めよう。こいし様のきまぐれさに賭けて、行くしかない。
「分かりました。では少々準備しますので、お待ちください」
私はこいし様が持っているほんの少しのブドウを小皿に入れトレーに置く。用意しておいたペットたち用の追加のご飯も一緒に。
私はこいし様と一緒に会場に向かった。こいし様はまだ私のお手伝いをしたいそうで、トレーを持っていってもらった。
☆
こじんまりとした会場の中には種々様々なペットたちがいた。犬、猫、兎、リスにフェレット、鳥や亀、トカゲもいる。魑魅魍魎が跋扈する宴会場とはまた別種の凄みがある。
それぞれが争わず、譲り合って用意したご飯を貪っている。この地下生活で変異が起きているのか、みんな頭がよいのだ。
そんな中、テーブルに座っている者が二人いた。……さとり様とお空だ。
テーブルは小さめで、四人が座れるくらいの大きさだった。横に四人しかいないこの地霊殿ではそれで充分だからだ。テーブルのそばには二席ずつ椅子が置かれており、それぞれ向かい合っている。そこに二人が向かい合って座っている。
さとり様のひざには
テーブルの雰囲気に当てられて、お空もあまり楽しくなさそう。テーブルに置かれたティーカップをどうするか考えているようだ。二つあるから自分が飲まないと、と思っているのだろうか。
私に気付いたお空はホッとした表情を浮かべた。ただすぐに顔色を変え私を睨んできた。
「お燐!遅すぎるよ!何してたの」
「ごめんごめん。ちょっと来てない子たちのご飯を配ってたら遅れちゃって」
私はそう言いながらこいし様の様子を確認する。こいし様はトレーに置かれていたペットたちのご飯を床に置いていた。そして、それを食べに来たペットたちを撫でつけている。
うん。問題なさそう。私はさとり様のほうに行き、まだトレーの上に置かれたままのティーカップを手に取る。
「さとり様。遅れてしまいすみません。アッサムティ―です。よければ温かいうちにどうぞ」
私はさとり様の前にティーカップを置いた。手がすごく震えそうになったが、何とかこらえられた。
「え、ええ」
とさとり様が言う。さとり様は喉が渇いていたのか、置かれてすぐに、取っ手を指で挟み、紅茶を飲んだ。上品で、綺麗な所作だった。
「おいしいわ。いつもありがとうね。お燐」
わっ。さとり様から誉めてもらえた。本当に久しぶりだ。嬉しい。これだけで幸せになれる。
私が喜んでいると、こいし様がこちらにやってきた。こいし様はテーブルにブドウの小皿を置いた。そして、さとり様の横に置かれていた椅子を持ちあげる。
……なぜ。どういうことだ。さとり様も驚いた表情をしている。こいし様は持ち上げた椅子を、私の隣に置き、そのまま座った。
「お燐。今度こそお茶入れて?」
と言い改めてティーカップを差し出してきた。私の、隣で。私は訳が分からなさ過ぎて、とりあえずこいし様に従ってお茶を入れた。こいし様は注がれていく紅茶を見て嬉しそうだ。注ぎ終わった紅茶を、こいし様は取っ手に指を通し、ぐっと飲んでいく。そして、ブドウを一口に食べる。
「うん。おいしい!」
ようやく、少しは頭が回るようになってきた。こいし様の席として、あらかじめさとり様の隣は空けておいたのに、それが私の真横にある状況は大分まずい。ただ正直あり得る話だった。こいし様はさとり様に近寄りたくないのだ。だからよく私のほうに来る。
「こ、こいし様。なぜ私の隣に座るのですか。申し訳ないですが狭いので、さとり様の横に行ってくださいませんか」
「私、こっちのほうがいいもん。それよりお燐。あーん」
こいし様はテーブルのリンゴにフォークを刺し、私に突き出す。私は冷や汗が出てきた。さとり様のほうを見れない。リンゴの代わりに私の身体がフォークに突き刺さり、張り付けにされているかのようだった。
食べるも地獄。断るも地獄。私は迷ったすえに、食べることを選択する。
口を開け、こいし様からリンゴをもらう。
シャリ。シャリ。シャリ。シャリ。
いつの間にか凍り付いた空気の中、咀嚼音だけが響き渡る。リンゴの味はまったく分からなかった。
ごくんと飲み込んだ私を見て、こいし様は満足そうだった。そしてまた、リンゴを突き出して私に差し出してきた。
私は、従うことしかできなかった。
☆
かなり長い時間座らされたように思う。こいし様に言われるがまま、お茶を入れたり、食べさせられたり。まるで針の筵に座らされているかのようだった。
こいし様はときどきお空には話しかけていたが、さとり様には一切話しかけなかった。まるでさとり様のほうこそ路傍の石だと言うかのように。
お空ができる限り場を和ませようと、さとり様に話を振ったりしてくれたものの、さとり様は生返事しか返さず、明らかに上の空だった。
しばらくすると満足したのか、こいし様が椅子から立ち上がる。「楽しかったよお燐。また呼んでね」という言葉を最後に、こいし様は部屋から出て行った。
私たち三人を残して。
私はどうしても、さとり様を見る勇気が出なかった。色々がんばったけれど、何もできなかった。いや、むしろ逆効果だった。これなら、何もしないほうがマシだった。目が熱くなり、湿ってきたのを感じる。ああ。これはダメだ。泣いても何も解決にならないのに。
「お燐」
さとり様が非難するように私の名前を呼ぶ。さとり様。ごめんなさい。私に知性があってごめんなさい。何も考えず甘えていたあの頃のほうがよっぽど役に立っていました。さとり様。ごめんなさい。できるだけ役に立とうと、仕事を覚えていったことが間違いでした。さとり様。ごめんなさい。こいし様を連れてきてしまって。さとり様が寂しそうにしていることに耐えられなかったのです。さとり様。ごめんなさい。勝手に怨霊を暴走させてしまって。お空の変わりようにあせってしまったんです。さとり様。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい……
私はいつの間にか椅子から降りていて、頭を床についていた。
さとり様もペットたちもすでにおらず、お空だけが私の背中を撫でていた。どうやら落ち着かせようとしてくれていたみたいだ。
お空にお礼を言い、私は会場を片付けようとした。それをお空が止め、どうか湯休んでくれと懇願してきた。
疲れ切っていた私は再度お礼を言い、お空に任せることにした。私は自分の部屋に戻り、ベットに飛び込んだ。
パーティは大失敗だった。