「‥‥‥格下のチンピラごときでは、あの程度が限界か。主力戦車まで送り出したのにこのザマとは」
どこかの企業のどこかの一室、全身が機械の男はカタカタヘルメット団が負けたことに対して苦言を垂らしていた。
「ふむ‥‥となると、目には目を、生徒には生徒を‥‥‥か」
男は次の手段をとるために、受話器に手を伸ばした。
プルルル、プルルル
ガチャ
『はい、どんなことでも解決します。便利屋68です』
「仕事を頼みたい。便利屋」
「はあ…はあ…」
一方で、息を切らしながら走っていたヘルメット団がいた。
ダダダダダダッ!!
「うわああっ!!ぐうっ!!」
「あーあー、こっちは終わったよー」
「こっちも制圧完了だ、ボス」
ところが何者かが、逃げ続けるヘルメット団を撃ち倒し、近寄ってきた。
「う、うう…何者だ、貴様らは…」
「…ふふふ」
グリッ
「うぐあああっ!!ま、まさか、アビドスの!?よくも我々を…」
「はあ、こんな不潔で変な匂いのする場所がアジトだなんて。あなたたちも冴えないわね。いいわ。あなたたちを、労働から解放してあげる」
ボスと呼ばれた一人の少女は、呆れるようにヘルメット団に言う。
「なっ、何だって!?」
「要するにクビってこと。現時刻をもって、アビドスは私たちが引き受けるわ」
「ふっ、ふざけた真似を!貴様らは一体…」
ガッ!!
「うわあっ!!」
「私たちは、便利屋68。金さえもらえれば、何でもする…」
「なんでも屋よ」
「いやぁー、悪かったてば、アヤネちゃん。ラーメン奢ってあげるから、怒らないで、ねっ?」
「怒ってません‥‥‥」
「ははは‥‥‥‥」
「別にいいんだけど、なんでまたウチに‥‥?」
どうしてこんなことになったんだろう、そんな事を思いながら俺はアヤネさんが静まるのを待っていた。
遡ること3時間ほど前、「学校の負債をどう返済するか」についての議論をしていた。
改めて、自分たちの状況を見て、「大きい一発を狙う」という形が最適だという結論になったのだが‥‥‥
(まさか、まともそうな案が一つもないとは‥‥‥)
初めに出た案は黒見さんの「ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金」というすぐに分かるくらい怪しいマルチ商法だった。
次に出たのは、小鳥遊さんの「他校のスクールバスを拉致して、人員を増やし学校としての発言権を得る」というものだった。当然だがそんな案は採用されはずもなかった。
その案に便乗したのか、次の砂狼さんの案は「銀行を襲う」という、先ほどと同じ倫理観が逝ってる内容だったのだ。
次に十六夜さんが「アイドルで稼ぐ」という以前の案よりまともな案だったのだが、小鳥遊さんが全力で却下したことで廃案となった。
そして先生も案を出してくれたが、結果的に言えばまともではなかったため、却下となった。
皆がまともな案を出さないことに奥空さんがブチギレて、ちゃぶ台返し&長時間説教をされてしまい、奥空の怒りを鎮めるために柴関ラーメンに来たというのが現在の状況であった。
「そういえば大津さんの案は聞いてませんでした‥‥‥」
「えっ、俺ですか?」
”ナクはいい案とか知ってる?”
(うーん‥‥‥)
「バイトを掛け持ちしてとか、地道にやっていくとしか‥‥‥‥」
俺には、学生という身分を持って一番金稼ぎができることが「バイトの掛け持ち」くらいしか思いつかなかった。
「やはり、その案が一番ですね‥‥‥」
「えぇ〜?」
奥空さんが共感してくれたことにほっとしているとガララッという音とともに、紫色の服の女の子が入ってきた。
「‥‥あのぅ」
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「‥‥‥ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか?」
女の子はおどおどした様子で一番安いメニューを聞いていた。
(お金、ないのかな‥‥‥?)
若干失礼なことを考えながら見ていると、女の子は店を出て、今度は数人連れて店に入ってきた。その連れてきた数人の中に違和感を感じた。
「うーん?」
”どうかしたの?ナク”
「いや、何かあの人達を何処かで見た気がするんですよ?何かのチラシだったような‥‥‥‥」
「じゃあ、有名な人たちなのかなー?」
「そうなんですかね‥‥‥‥?」
よくわからない違和感を感じながら、とりあえず俺はその人達の行動を見てみることにした。
この作品に関係ないこと思いついたんですけど、EXAMシステムがついたシュツルム・ガルスってどんな感じにんるんでしょうかね?
戦闘シーンでどっちが見たい?
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ニュータイプ少なめ武装マシマシナク
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ニュータイプ能力でオカルトし始めるナク