キーンコーンカーンコーン
「‥‥‥‥あっ、定時だ」
便利屋とその傭兵達との戦いに変化が訪れたのは、チャイムとそれに反応する一人の傭兵だった。
「今日の日当だと‥‥ここまでだね、後は自分たちで何とかして。みんな、帰るわよー」
更に他の傭兵が帰る仕草をすると、ほぼ全ての傭兵達が変える準備をし始める。
「は、はぁ!?ちょ、ちょっと待ってよ!!」
「終わったてさ〜」
「帰りに蕎麦屋でも寄ってく?」
「良いね〜」
便利屋の陸八魔さんが呼び止めようとしても、傭兵達は知らないと言わんばかりに無視して帰っていった。
「こらぁー!?ちょっ、どういうことよ!?ちょっと!?帰っちゃだめぇ!?」
陸八魔さんの叫びも虚しく、傭兵達は全員帰ってしまい、俺達対策委員会と便利屋の人たちのみとなってしまっていた。
「‥‥‥‥」
「これヤバいね、まさかこの時間まで決着がつかないなんて‥‥アルちゃん?どうする?逃げる?」
「あ‥‥うぅ‥‥‥」
半ばパニックになっている陸八魔さんに対して浅黄さんはこの状況を楽しんでおり、鬼方さんは冷静にこちらを見ている。(今更だが名字はさっきどさくさに紛れて知ることができた)
「こっ、これで終わったと思わないことね!!アビドス!!」
「あはは、アルちゃん、完全に三流悪役のセリフじゃんそれ」
「うるさい!逃げ‥‥‥じゃなくて、退却するわよ!」
「待って!‥‥‥あ、行っちゃいましたね‥‥‥」
陸八魔さんの合図と共に便利屋の人たちは物凄い勢いで逃げ‥‥退却していく。
「まだあんなに元気残ってたのか‥‥‥」
五秒ほど目を離せば見えなくなるほどの、あまりにも凄い速さのせいで俺は思わず言葉をこぼしてしまった。
「うへー逃げ足速いね、あの子達」
『‥‥‥詳しいことは分かりませんが、敵勢力の退勤‥‥‥いえ、退却を確認』
(あっそれ奥空さんも間違えるよね‥‥‥)
『困りましたね‥‥妙な便利屋に狙われるとは、先が思いやられます‥‥一体何が起きているのでしょうか』
「まあ、少しずつ調べるとしよう、まずは社長のアルって子の身元から洗ってみたら。なにか出てくるよ。きっと」
『はい、皆さん。お疲れ様でした。一旦、帰還して下さい』
”じゃあ皆、帰ろっか”
「あっ先生‥‥‥‥あれは‥‥奥空さんと‥‥浅黄さんかな‥‥?」
”あっナク、おはよう”
便利屋との戦闘があった後日、俺はいつも通りアビドスの周りを散歩していた所、偶然先生と奥空さんと便利屋の中にいた浅黄さんがいた。
「あっナクさん、おはようございます」
「おっ、またまた誰かと思えば、不思議君じゃん。ナクっていうんだー」
「ふ、不思議?‥‥何でそう呼ばれて‥‥‥?」
突然浅黄さんにそう呼ばれて、俺や奥空さんや先生は困惑する。
「こっちじゃ結構有名だよー。突然現れては存在しない武器を扱う先生と同じヘイローの無い男って」
「あー‥‥‥よく考えてみればそうか」
浅黄さんの言葉で俺は自身の異常さがまた分かった気がした。よく考えればそうだ、急に現れて、架空の武器を使うやつなんてそう呼ばれてもおかしくはない。
「しかもその使ってる武器が強すぎるし、ナク君も強いから全く別の世界から来た人間って噂されてるけど、実際どうなの?」
少しドキッとするような噂を言われ俺は浅黄さんに詰め寄られた。
「いやぁ‥‥自分自身なんでここにいるのかすら分からないので‥‥この武器だってノリで出してるようなものですから‥‥‥」
「ふぅん‥‥‥?」
必死こいて嘘を付くが、浅黄さんの鋭い眼差しに俺は冷や汗をかく。
「ま、いいや。そんじゃバイバーイ。アヤネちゃんも先生もまた今度ね〜」
「また今度なんてありません!!今度あったら撃ちます!」
「はいはーい」
ブチギレた奥空さんに恐れず、浅黄さんは楽しそうな顔でどこかに帰っていった。
「はぁ‥‥はぁ‥‥‥何ですか、あの人は‥‥!」
対して奥空さんは息を切らして疲れ切っている。何かあったのだろうか?
「だ、大丈夫ですか‥‥‥?」
「大丈夫です‥‥‥それより、早く行きましょう!」
”そ、そうだね‥‥‥”
未だに怒りが消えない奥空さんに俺と先生はついて行った。
せっかくなら両足も切ろうかな?確かムーンガンダムで四肢が有線兵器になってるMSがいたはずだしいけるやろ‥‥でもそうしてしまうと本作の主旨となんか違うようになってしまう気がする‥‥‥せやアンケートしよ
戦闘シーンでどっちが見たい?
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ニュータイプ少なめ武装マシマシナク
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ニュータイプ能力でオカルトし始めるナク