「ッ!痛ってえ‥‥‥」
数日前、砂狼さん達が覆面を被り銀行へと襲撃した時、俺はチェーン・マインを使いバックアップを行った。
結果無事に皆が逃げることに成功したのは良かったが、肝心の俺はチェーン・マインも爆発で吹っ飛ばされてしまい、多少の怪我を負う羽目になった。
「次はナク君かー、おはよー。怪我大丈夫?」
「おはようございます。まだ痛いのなら安静にですよナク君!」
”ナク、おはよう”。ノノミも言ってるけど、安静にしてね?”
「大丈夫ですよ、これくらいはっと‥‥」
小鳥遊さんや十六夜さん、先生と挨拶をして席に座り今日の予定を確認する。
(んー、これといって大きな予定はないな。何処かにでも行くか‥‥?)
「うへ〜、先生やナク君も来たし、他の皆もそろそろじゃない?そんじゃ、私はこの辺でドロン」
「あら先輩、どちらへ?」
「うへ~今日はおじさんオフなんでね。てきとうにサボってるから、何かあったら連絡ちょーだい、ノノミちゃん」
小鳥遊さんはそう言いながらふらふらと部屋を出て、何処かへと行くのだが‥‥
「ッ!?」
”ん?ナク?”
(なんだあの‥‥妙なオーラは‥‥‥?)
今までの小鳥遊さんには見えなかった、オーラのような、雰囲気のようなものが出ているように見えた。
「ホシノ先輩‥‥またお散歩しに行くみたいですね。でも、まあ良いんじゃないでしょうか。会議はアヤネちゃんがしっかり進めてくれますから」
「そう‥‥‥ですね」
絶対お散歩じゃないと思うが、そんなこと言っても変に思われるだけなので黙っておくことにする。
「それにしてもホシノ先輩、以前と比べてだいぶ変わりましたね‥‥」
”‥?前はどんな感じだったの?”
十六夜さんは何を思ったのか、昔の小鳥遊さんについて話し始める。
どうやら小鳥遊さんは今と昔じゃかなり違うようだった。あの変なオーラと関係あったりするのだろうか?
「ええと‥昔のホシノ先輩は、常にありとあらゆるものに追われていたという感じでしょうか」
「聞いた話ですが、以前とある先輩がいたそうです。 アビドス最後の生徒会長だったらしいんですけど、とても頼りない人でその人がここを去ってからはすべてホシノ先輩が引き受けることになったと‥‥それとホシノ先輩は当時一年生だったとか‥」
「そうなんですね‥‥」
十六夜さんの話から、昔の小鳥遊さんは今の小鳥遊さんからは考えられないほど切羽詰まっているということが分かったが、話を聞く限り変なオーラとは関係なさそうだな。
「以前なら、他の学園と関わること自体嫌がっていたはずが‥‥かなり丸くなりましたね。きっと先生やナク君のおかげですね☆」
”そうなのかなぁ‥?”
「ですかね‥‥‥?」
「‥‥‥」
「‥これはこれは。お待ちしておりましたよ暁のホル‥いやホシノさんでしたね。これは失礼」
「‥‥黒服の人、今回は一体何なのさ」
「‥‥ふふ、状況が変わりましてね。今回は再度、アビドス最高の神秘をお持ちであるホシノさんにご提案しようと思いまして」
「提案?ふざけるな!!それはもう‥‥!!!」
「まあまあ、落ち着いて下さい」
「‥!?」
「それに、突如現れた彼のことなど、話すことは沢山あります」
「‥‥お気に入りの映画の台詞がありましてね。今回はそれを引用してみましょう」
「あなたに、決して拒めないであろう提案を一つ」
「興味深い提案だと思うので、どうかご静聴ください」
「ククッ、クックックッ‥‥」
ホシノの謎のオーラについては、ナク君がニュータイプに「なりかけ」なせいで見えるものです。
そして、唐突ですがアンケートをさせていただきます。
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