これでアビドス編1章は終わりだぁあああああああああ!!!!
「うぇ‥‥‥ゴホッ‥‥‥」
手を失った腕で、這いつくばって、瓦礫を死に物狂いでどかして、大将さんを探す。
「どこだ‥‥‥何処にいる‥‥‥大将さん!」
店が爆破される瞬間、なんとか大将さんにゲルググシールドを被せることに成功した。
だがしかし、大将さんを守ることばかり考えていたために自分は爆発をモロに喰らい吹っ飛ばされ、しまいには爆破した後の瓦礫で両手を吹っ飛ばされる始末。
両手がないせいで立ち上がることすらできず、這いつくばることでしか移動できず、大将さんを探すのが困難になっていた。
「大丈夫‥‥大丈夫だ。あれはかなり頑丈だ、大将さんは死んでない、死んでないんだ‥‥‥‥」
もしゲルググシールドが爆破に耐えきれず壊れてしまい、大将さんが‥‥‥という最悪のケースを想像してしまえば、冷や汗が止まらなかった。
「うぅ‥‥‥」
「大将さん!?」
だが、そんな最悪のケースは免れて、無事‥‥‥ではなさそうだが、五体満足で大将さんは生きていた。
ゲルググシールドは何事もなく機能してくれていて、しっかり大将さんを守っていた。
「大将さん!大丈夫ですか!!」
「あ、ああ。すまねぇな、急なことで頭が回らねぇんだ‥‥‥‥」
大将さんは突然の出来事過ぎて頭が回らず、かなり疲弊していた。当然のことだろう、急に目の前で爆破でもされれば誰でも何も考えられなくなる。
「とりあえず移動しましょう。もうすぐここは戦闘場所になります、って言っても俺がこのザマなんで動けるの大将さんだけなんですけどね」
「ん?なんで俺だけ移動‥‥‥‥って、ナク!?その腕!?」
「へへ‥‥ちょっとヘマしちゃいました。ということなんで先に安全そうな場所へ行っておいてください。自分はやらなきゃいけないことあるんで」
もうすぐでアビドスの皆さんが駆けつけてくれると思うけど、そうなったら確実に便利屋との戦闘になる。
爆破から守れても、今の状態で大将さんを銃撃戦から守れる自信はまったくない。だからこそ、ここから大将さんを逃がす必要があった。
「そういうことだったのね!!アンタ達‥‥!!よくもこんなひどいことを!!」
「おっ、噂をすれば来た来た。じゃ、安全な場所へ」
「‥‥‥‥分かったよ。できるだけ速く来いよ?」
大将はそう言って、足早に去っていく。
「そのお願いは聞けませんね‥‥‥」
「よっこい‥‥‥しょっと。ふぃ〜、立つだけでこんなにキツイなんてな‥‥‥」
瓦礫を利用してなんとか自分の身体を立たせて、周りの状況を見る。
どうやらもうすでに戦闘は始まっていたようだ。
「う~ん‥‥‥手が無くなったってことはアレが使えるよなっ」
俺は両腕を前に出してアレをイメージした。
「有線式5連装メガ粒子砲!!」
機動戦士ガンダムに登場する「ジオング」のベースとなった機体「サイコミュ試験型ザク」が装備していた兵装である有線式5連装メガ粒子砲。
宇宙世紀の当時の技術ではサイコミュシステムやビーム兵器の小型化が困難であった。そのことから有線サイコミュを内蔵した腕部が大型化するという、少し不格好な外観を成していたりする。
「でっか、まぁその分使えればいいや」
目を閉じて、相手を想像し、狙いを定かにする。
ん?目を閉じた理由??‥‥‥えーと、NTってこういう時目閉じるだろ?そういうことだ(?)
「狙うは便利屋ダァ!!行けぇ!!!」
ー先生ー
それは突然のことだった。
便利屋68による柴関ラーメンの爆破、それを聞いた私達は即座に現場に急行して状況を確認することにした。
結果を言ってしまえば、店は跡形もなく破壊されていた。
だがしかし、
”ノノミは遮蔽物の破壊を!シロコやセリカは出てくる傭兵の掃討を!”
「分かりました〜!」
「ん、了解」
「分かった!!」
「ッ!?させません!!」
「ふふっ、させないよ〜」
現時点での戦闘の状況は若干こちらが不利になりつつあった。
やはり相手のほうが圧倒的に数で勝っていることや、今は戦闘の要であるホシノが不在なことが更に状況を辛くしていた。
”(どうしようか‥‥‥)”
徐々に不利になっていく状況に悩んでいた時、アロナから報告があった。
『先生!柴関ラーメンの近くから、何かが接近してきています!!』
”柴関ラーメンからッ!?”
あまりにも突然な報告なために思わず大声を上げてしまった。
「ん、柴関ラーメンから?」
”ん゛ん゛‥‥‥柴関ラーメンの近くから、正体不明の何かが接近中!皆気を付けて!!”
私が警告をした瞬間にソレは来た。
「あれは‥‥‥‥手!?」
誰かが言ったように、ソレは紛れもなく手だった。
やたらゴツくて、手の後ろに糸?っぽいのが引いている。
「え‥‥‥‥ちょっと待って。なんか指先光ってる!?」
”‥‥‥‥‥‥へ?”
ギュイーーン!!
「「「ギャーーーッ!?!?」」」
刹那、その手の指先から光が放たれる。その光は次々と傭兵を倒していった。
「ん、私達に攻撃してかないってことは味方?」
「でもこんな武器使ってるのっていない筈だけど‥‥‥‥」
”あ‥‥‥‥もしかして、ナク?”
「でも、もしナク君が使っているのであればどうやって‥‥‥」
私達が呆然と見ていると、気づけば傭兵は全員ダウンしており、残るは便利屋のみとなっていた。
「はぁ‥‥‥はぁ‥‥この手‥‥一体何なの‥‥‥」
ドゴゴゴゴーーーーン!!
ドッカーーーーーーーン!!!!
そしてまたもや突然、辺りに爆音が響いた。
”この音は‥‥‥!?”
『砲撃です!!3kmの距離に多数の擲弾兵を確認!!50mm追撃砲です!標的は私達ではなく便利屋の方みたいなのですが‥‥‥』
「追撃砲、ですか‥‥?」
「50mmの追撃砲といえば‥‥‥」
「あぁーーッ!?さっきの手といい一体なんなのよ!?」
アヤネから報告でシロコとノノミは何か思い当たりがあるようだった。
『兵力の所属、確認できました!!ゲヘナ風紀委員会!!一個中隊の規模です!!』
「風紀委員会‥‥‥!」
シロコは勘が当たったのか、即座に警戒態勢に入っていた。
しかし、私は風紀委員会という言葉に何か感じた。
”(あれっ?‥‥‥風紀委員会って、もしかして‥‥‥‥)”
そして私は風紀委員会の肩書を持つ子を、思い出した。
原作の方では1章はもう少し続くけど、今作ではここで終わりとさせていただきます。
もちろん残りの1章のストーリーを省くとかはないです。
2024のうちにアビドス編1章を終えられて良かった‥‥‥!!
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