「アンタは‥‥」
突如として現れた、白髪の少女。その見た目からは思いがけないほどの圧倒的な敵意に少したじろぐ。
「い、委員長!?いっ一体いつから!?」
「ッ!!」
(えっ!?まじかよ、あの子が風紀委員会の委員長‥‥?)
多少の疑問はあれど、彼女が本当に委員長ならば、先程のメガ粒子砲の撃破や、殺気の説明がつく。だって年頃の女の子には出せないオーラ出してたもん。*1
「アコ。この状況、きちんと説明してもらう」
委員長さんの殺気は俺だけに向けられているのではなく、風紀委員会自体や、アコと呼ばれているなんか露出やばい服を着ている子にも向けていた。
どうやら、今回の風紀委員会の襲撃はアコさんの独断らしく、それを聞きつけた委員長が急いできたらしい?
『その‥これは、素行の悪い生徒たちを捕まえようと』
「便利屋68のこと?どこにいるの?私にはシャーレとアビドスと、対峙しているようにしか見えないのだけれど?」
こ つ ぜ ん
『‥‥ええッ!?』
委員長さんの言葉につられて周りを見渡してみたが、確かに便利屋は見えなかった。
あ゛あ゛あ゛人の手ふっ飛ばしておきながらそそくさ逃げられるとか、腹立つ。今度なにか依頼しよ。
『えと、これはその』
「‥‥‥いや、もういい、大体把握した。察するに、ゲヘナにとっての不安要素の排除、そういう政治的な活動の一環ってところね」
『‥‥‥』
「でも、私達は風紀委員会であって、生徒会ではない。そういうのは万魔殿のタヌキたちに任せておけば良い。また詳しい話は帰ってから、通信を切って校舎で謹慎してなさい、アコ」
『‥‥はい』
委員長さんが何やら長い話をして、アコさんの通信を切らせた。というかまた新しい組織名?が出てきたな。話的にゲヘナの生徒会的な立ち位置だと思うけど、委員長さんの言い方からして仲悪いのかな?
「「「「「「「”‥‥‥”」」」」」」」」
辺りに、重い雰囲気が満たされる。
「じゃ、改めてやろうか」
「‥‥‥‥‥はぁ!?ちょっと待てえ砂狼さん!?」
”シロコォ!?”
いきなり何いってんだこの人は!?今絶対に言うべき言葉じゃねえだってんだろうがよぉ!?アンタ戦闘狂かなんかなのか!?*2
『待ってください!ここは下手に動かず、一旦は交渉するのが吉です!どうしてそんなに戦うのが好きなんですかッ!!』
「ご、ごめん‥‥」
奥空さんの言葉でようやく砂狼さんは収まる。やっぱ砂狼さん戦闘狂だったんだ。(恐怖)
『コホン。‥‥‥こちらアビドスの対策委員会です。ゲヘナの風紀委員長ですね、初めまして。この状況については理解されてますでしょうか?』
「‥‥‥もちろん、事前通達無しでの他校自治区における無断兵力運用及び他校生との衝突」
「けれど、そちらがこちらの公務の妨害をしたのも事実。違う?」
『っ!?』
(まあ、確かにそうか‥‥)
こちらにも理由はあれど、あちらにも理由はある、どちらとも譲れない、そういう感じだった。
「確かにそうかも‥‥だけど」
「それで?私達の意見は変わらないけど?」
「こんなこと、許すわけにはいきません!!」
「えっと皆さん?なんでそんなに構えてんすか?これ交渉ですよね?」
委員長サンの言い方に苛ついたのか、皆が攻撃態勢に入っている。こりゃだめだぁ。
『皆さん待ってください!?便利屋の皆さんもいない、あちらの兵力も変わってない、味方は止まらない、私にはもう先生とナクさんしか‥‥‥ああもう!』
『こんな時にホシノ先輩がいたら!!』
「‥‥‥ホシノ?」
奥空さんが半ば諦めかけで言った言葉が委員長さんの耳に入る。
委員長さんは小鳥遊さんの名前に困惑していた。
「アビドスのホシノって、もしかして小鳥遊ホシノ?」
『‥‥‥‥そうですが?』
その言葉を聞き、委員長さんは考える仕草をする。
(小鳥遊さんと何かあったのかな?)
そう考えていると、聞き慣れた声が響いた。
「うへ~、こいつはまた何かあったんだか、凄いことになってんじゃん」
「えっ!?」
『ほ、ホシノ先輩!?』
よっしゃ小鳥遊さんキタ!勝ったぞ!!
「小さい=強い理論」大好き
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