運命者達の軌跡   作:藤崎葵

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例によってアキナ×ミコトですわ。
いつも通り妄想と空想と幻想が超強めです。
それでも読む!って兵はスタンドアップでどうぞ♪


君と先へ

 

「アキナ先輩……」

 

潤んだ瞳で少女は少年をジッと見つめている。

当の少年は困り顔で

 

「ミコト……俺、なんで押し倒されてるの?」

 

問いかけた。

そう、少年─────明導アキナは少女────西塔ミコトに押し倒されていた。

彼は今自室のベッドに仰向けになっており、その上をミコトが四つん這いで跨っている状態だ。

いったいどうしてこんな状況になってるんだろう?

アキナはこうなるまでの経緯を頭の中で振り返っていた。

今日は土曜で授業は午前で終了だった。

アキナはバイトのシフトを入れておらず、またミコトもオフだった為たまには2人だけでファイトしたいと彼女から申し出があり、しかもショップではなく明導宅でと提案された。

妹のヒカリは下校後に用事があるという事で夕方まで帰らない事がわかっているし、父親もまた仕事に追われて帰ってこない事は確定している。

アキナは快く了承し、恋人関係である事を周りに悟られないよう一応警戒のため先にアキナが帰宅し、ミコトは一旦自宅に戻ってから訪問するという形をとる事にして行動に移した。

帰宅し私服に着替え、軽い昼食を用意し終えたころにミコトが訪問。

共に昼食を摂り、アキナの自室にて何戦かファイトし終えたところで彼女から『次のファイト、負けた方が勝った方の言う事を聞くルールにしませんか?』と提案されたので『可能な範囲ならいいよ』とアキナは了承する。

そうして行われたファイトは実に熾烈な攻防が繰り広げられた。

最終的にはミコトにダブルクリティカルトリガーを決められたアキナはクリスレインのディヴァインスキルによってコールされたユニットの攻撃を手札不足で防ぎきれずあえなく敗北。

まぁミコトの事だから過激な命令はされないだろうと思い、口にしたのも『ベッドに座ってください』だったので疑問符を浮かべつつも安堵の息を吐いてベッドへと腰掛けた。

その次の瞬間だった。

私服時にはいつもつけてる眼鏡を外し、いつの間にか彼の側まで寄ってきていたミコトがアキナの両肩に手を置いて彼が力を入れる前に押して来たのである。

踏ん張る事が出来なかったアキナは敢えなくベッドへと仰向けで倒れ込み思考がフリーズしている一瞬の隙にマウントポジションを取られてしまったのだ。

こうして状況は冒頭へと戻る。

彼からの質問に未だミコトは答える事なくアキナを見つめている。

否、見つめているだけではない。

実際にはジリジリと彼との距離を詰めていっている。

まるで獲物を逃さんとするケモノのように。

 

「ちょ、待った待った!」

 

慌てて静止をかけるもミコトは止まろうとしない。

尚も彼との距離を詰めてきている。

 

「ミコト、ストップだって!」

 

「……負けた方が勝った方のいう事を聞くルールですよ?」

 

「それならさっきの『ベッドに座る』で終わりじゃ?!」

 

「一つだけなんて言ってません。なので二つ目です。『大人しくしてください』」

 

焦りながら捲し立てるアキナに動じることなくミコトは言う。

彼を見つめながら尚ジリジリと彼女は距離を詰めてくる。

後数センチで互いの唇が触れる────その前にアキナは彼女の両肩に両の手を持っていき

 

「ホントにちょっと待ってくれ!」

 

なんとか彼女の接近を押し留める。

安堵の息を吐いて再びミコトへ視線を向けると、彼女は先程とは違い悲しげな表情を浮かべながらアキナを視界に捉えていた。

潤んだ瞳は揺れて今にも涙が零そうになっている。

 

「……そんなに嫌ですか?」

 

「ミコト?」

 

彼女から出てきた言葉にアキナは疑問符を浮かべている。

構う事無くミコトは続けて口を開いた。

 

「私……そんなに魅力無いですか?」

 

「そんな事─────」

 

「なら! どうして拒むんですか?!」

 

『そんな事はない』と言おうとした彼の返しをミコトの大きな声が遮った。

アキナは何も言えずただミコトを見つめていると、彼女の瞳からついに涙が溢れ落ちてくる。

それは彼の頬へと滴り落ちて流れていく。

止まることのない涙を零しながら

 

「いつも求めるのは私からで……先輩からは求めてくれません……それは私にそれだけの魅力が無いってことなんじゃないですか?」

 

震える声で問いかけるミコト。

 

「違う……君に魅力がないなんて事ない。俺にとってミコトは大事な人で大切だから、その場の勢いで求めて傷つけたく───」

 

「そんな事わかってます!」

 

またしてもアキナの言葉は彼女の荒げた声で遮られる。

 

「先輩が、私の事を大切に想ってくれて……大事にしてくれて……それはすごく幸せで嬉しいんです……でも……それだといつまでも止まったままで……不安なんです……」

 

アキナから離れ、ベッドに座り込み未だ零れる涙を拭いながらミコトはポツリポツリと心の内を吐露していく。

アキナに大切にされるほど、大事に思われるほど、先に進めないことへの不安がミコトの中で大きくなっていった。

少し前に仲間内で行ったファイト大会で彼女は洋酒入りのチョコレートで盛大に酔ってしまうという珍事が発生した。

その際にミコトは彼に『キスしたい』と求めたが この時アキナは今と同じように彼女からの求めを『酔いによる勢いだけの行動』と判断して制止している。

しかしながら酔ってテンションが上がっていたものの、彼が思っていたほどミコトは正常な判断が出来ない状態ではなかった。

この時は彼の言い分に納得したが、それでもやはり好きな人と先に進みたいという気持ちは中々抑えられるものではない。

この一件の後もさりげなく彼にアピールしてもやんわりと躱されてしまい、ミコトは徐々に不安を募らせていったのだ。

『先輩が手を出してくれないのは自分にそれだけの魅力がないのでは?』と。

運命大戦を経て精神的に成長したとは言え、根っこはそうそう変われるものではない。

元々ネガティブな思考に囚われやすい彼女は段々と悪い方向へと考えてしまうようになり、そして今日、同じように自らの求めを拒まれてしまったことで、その不安が悪い形で爆発してしまったのである。

 

「先輩が私の事……傷付けない様に……傷付かない様に大事にしてくれてるのに……こんなのただの我儘だって……わかってる……でも……それでも……私は、先輩になら傷付けられても後悔なんてしない……アキナ先輩と……もっと先に進みたいんですっ……」

 

未だ枯れることのない涙を零しながら、ミコトはアキナを見つめて言葉を紡ぐ。

それは彼女の紛れもない本心。

抱えていた不安の吐露。

上体を起こしたアキナは俯いて嗚咽を漏らすミコトを視界に捉えながら

 

(……そうか……昨日、ヒカリが言ってたのはこの事だったんだ……)

 

先日妹に言われた言葉を思い出していた。

 

 

 

 

『お兄ちゃん。女の子って好きな人に大事にされるのは嬉しいって思うけど、大事にされ過ぎると逆に不安になるんだよ。もちろん全ての女の子がそうとは言わないけど……お兄ちゃんはもう少しその事と向き合わなきゃいけないと思うよ?』

 

 

 

 

(俺は……馬鹿だ……)

 

彼女には、ヒカリにはわかっていたのだ。

ミコトがアキナとの関係が進まないことに不安を感じていた事に。

元々ネットヴァンガードで交流があり、出会ってからは本当の姉妹かと思うほど仲の良い二人なのだから何も話さずともミコトの抱いていた不安を察することが出来たのだろう。

だというのに自分はどうなのだ?

大切だと、傷付けたくないと思いながら、結局大事な女性(ひと)を無自覚に傷付け泣かせてしまった。

 

(本当に何やってんだ俺は……彼女が大事で、大切に想っていたのに……不安にさせて、泣かせて……情けなさ過ぎるだろ!)

 

アキナが胸中で自身の不甲斐なさを痛感していると

 

「……私、先輩を困らせてますよね?……今日はもう帰ります……困らせて、ごめんなさい……」

 

ミコトはそう口にしてベッドから降りようと身体を動かしていた。

その行動を見て

 

「ミコト!」

 

アキナは咄嗟に彼女の腕を掴んで自身へと引き寄せる。

完全に不意を突かれたミコトはあっという間に彼の腕の中に包みこまれてしまった。

身を捩って逃げようとするも、そうはさせまいとアキナは彼女を抱く腕の力を緩めない。

 

「やだ……離して先輩……」

 

「嫌だ。離さない。それにミコトが謝る必要もないよ……むしろ謝るのは俺の方だ……ごめん。本当にごめん、ミコト」

 

彼女を抱きしめたままアキナは耳元で言葉を紡ぐ。

 

「君の事が大切で、大事で、傷付けたくなくて……だから行動の一つ一つに責任を持たなきゃいけないと思ってた……それは今でも変わらない。でも、それが逆に君を不安にさせてたなんて……思ってもいなかった……自分が情けなくてしょうがないよ……」

 

「アキナ……先輩……」

 

「本当は怖かったんだ……君を求めることで歯止めが効かなくなって……俺自身が君を傷つけるんじゃないかって思ったら……どうしても先に進めなかった……大事にしたいって言い訳して、現状に満足して逃げてたんだ……」

 

そこまで口にし、アキナは彼女を拘束する腕の力を緩め、密着していた身体を離してミコトの顔をジッと見つめた。

視界に映る彼女の瞳は未だ不安を孕んで揺れている。

アキナは目を逸らすことなく彼女を見つめたまま

 

「でも、もう逃げないから。ちゃんと君と、ミコトと向き合うよ」

 

そこでいったん区切り、一息吐いて

 

「俺も君と先に進みたい」

 

告げながらミコトの頬に手を添えて、ゆっくりと彼女の唇に自身のソレを重ね合わせた。

ミコトは目を見開くも、すぐに目を細めて彼に身を委ねるように脱力する。

触れ合うだけの優しい口付け。

数秒間触れ合った唇を離し、2人は互いを見つめ合う。

直後、ミコトの両目から大粒の涙が溢れて頬を伝い流れていく。

ソレを見たアキナは驚き焦る。

まさか再び泣かれるとは思ってなかったからだ。

 

「ミ、ミコト?! ごめん、やっぱり急過ぎた?!」

 

「違、います……私、嬉しくて……先輩……アキナ先輩……ぅく……うえぇぇ……」

 

アキナは泣きじゃくるミコトをもう一度引き寄せ

 

「俺、君を泣かせてばかりだ。でも、もう不安になんてさせない。こうやってちゃんと伝えるよ」

 

優しく抱きしめながら耳元で囁いた。

ミコトも彼の背に両腕を回して

 

「先輩……アキナ先輩……」

 

彼を呼びながら身体を密着させていく。

応えるようにアキナも彼女を抱く腕にほんの少し力を込めた。

互いの温もりを確かめ合うように抱き合っていたが、やがて少し身体を離して

 

「アキナ先輩……もっとキスして欲しいです」

 

潤みつつも熱を帯びた瞳で彼を見ながら蕩けた声でミコトは乞う。

アキナは頷き、再び彼女の唇に自身のソレを重ねた。

啄む様に触れ合わせた後、今度は少し強めに重ね合わせる。

 

「ん……」

 

唇が触れて擦れる度に、2人は身体に甘い痺れが奔るのを感じた。

先程より長い口付けを終え、互いに熱のこもった吐息が漏れていった。

数秒見つめ合い、今度はどちらが何を言うでもなく口付ける。

抱きしめ合いながら貪る様に何度も唇を重ね、2人はベッドへと倒れ込んだ。

部屋の中に響くのは、互いの衣服が擦れる音とベッドの軋み。

そしてただひたすらに甘く蕩けた2人の吐息だけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩。このお皿でいいんですか?」

 

「うん。テーブルに並べといて」

 

持ってきた取り分け用の小皿3枚をアキナに見せると、彼はそれをテーブル並べる様に指示を出した。

時刻はすでに18時を過ぎており、陽光は赤みを帯びて沈んでいっている。

いい時間なのでミコトは帰宅しようとしたのだが『せっかくだから夕飯も食べて行きなよ』とアキナから言われたのだ。

少し考えて彼の申し出をミコトは受ける事にし、今現在アキナはエプロンを身につけ夕飯の支度を行なっており彼女はその手伝いをしていた。

作っているのは彼の得意料理の一つであるシチューだ。

クツクツと煮立つ鍋からは食欲をそそる匂いが漂い鼻腔をくすぐった。

味見用の小皿に移したソレをアキナは口に含んで飲み込むと、満足したように頷きIHの出力を最小にまで下げる。

鍋に蓋をし、そのまま大皿にカットした野菜を手際よく詰めていっていく。

作業している彼の顔を、否、正確には彼の唇をミコトは見つめながら

 

(私……本当にアキナ先輩とシちゃったんだ……)

 

思考しながら自身の唇に右手の人差し指を当てて軽くなぞってみる。

思い返すのはほんの少し前まで彼の自室で行っていた自分達の行為。

重なり合った唇の感触と触れ合うたびに身体を奔った甘い痺れ。

混ざり合う互いの吐息と伝わり合う体温の心地よさ。

そして──────。

そこまで思い返したところでミコトの顔に熱が集中するのを感じた。

ブンブンと首を左右に振って熱を払おうとするが一度集中してきた熱は簡単に冷めるものではない。

 

「ミコト? どうかした?」

 

声が耳届いたミコトが振り向くと、不思議そうな表情をしたアキナの姿。

百面相をしている彼女を不思議に思い覗き込むように見ている彼に驚いたミコトは

 

「ひゃ、ひゃい! なんでもないでしゅ!」

 

若干噛みながら返事を返す。

その姿がツボに入ったのか、アキナは吹き出すように笑いを零した。

恥ずかしさから顔を赤くしながらミコトは

 

「あの……ホントに夕飯までご馳走になっていいんですか?」

 

と訊ねてくる。

 

「もしかして、家族の許可取れなかった?」

 

「いえ! それは大丈夫です! まぁ、迷惑をかけないようにって釘は刺されましたけど」

 

アキナからの問い返しに苦笑いを零しながら言うミコト。

 

「そっか。ならよかった」

 

彼女から返ってきた言葉にアキナは言いながら笑みを返した。

 

「でも急でしたし、食材も多めに使いますよね? 材料費ちゃんと出しますね」

 

「確かに多めに材料を使うけど、二人分も三人分も手間は変わらないし材料費も気にしなくていいよ」

 

「でも……」

 

気にしなくていい言う彼に対しミコトは申し訳なさそうな表情でアキナを見る。

すると彼は

 

「それに……俺がもう少し君と一緒にいたいんだ」

 

言いながら照れたように紅潮した自身の頬を指で軽く掻いた。

思ってもいなかった彼からの言葉にミコトは一瞬だけ呆けるも

 

「────っ! 先輩……それ、ズルいですよぉ……」

 

同じように頬を朱で染めたミコトが彼のシャツの裾を軽くつかんで引っ張った。

アキナは応えるように上目遣いで自分を見上げてくる彼女に向かい合う。

互いにゆっくりと顔を近づけていき、あと少しで唇が重なる──────

 

「お兄ちゃん、ただいま!」

 

玄関から聞き覚えのある声が聞こえてきて二人の動きが止まった。

アキナたちが慌てて距離を取ると同時にダイニングに彼の妹である明導ヒカリが姿を見せる。

 

「連絡した通りお客様連れてきたよー……って、何してるの二人とも?」

 

微妙な距離を取っている二人を交互に見て疑問符を浮かべるヒカリ。

アキナは軽く息を吐いて

 

「な、なんでもないよ。おかえりヒカリ。っていうか連絡? お客様って?」

 

そこまで口にした直後

 

「やっほー、アキくん。お邪魔するねー」

 

「邪魔する」

 

ヒカリの後ろからこれまた見知った人物が二人──────員弁ナオと呼続スオウが姿を見せる。

思わぬ来客にアキナとミコトは驚きを隠せない様子だ。

そんな彼らを気にするでもなく

 

「あれ? もしかしてメッセージ見てないの?」

 

ヒカリはそう問うてくる。

問われたアキナはジーンズのポケットに入れていたスマートフォンを取り出して確認すると、そこには彼女からのメッセージ通知が確かに届いていた。

届いた時間は今から一時間以上も前。

その時間帯はミコトと触れ合っている最中であった為、メッセージが届いていたとしても気付かなかったのも無理はない。

更には部屋を出る際も彼は画面を見ることなくスマートフォンをポケットに入れていた。

これでは気付かなくて当然だろう。

 

「悪い、ちょっと見てなかった。でも、なんで二人が?」

 

「勿論、ミコトちゃんのスキャンダル対策のためだよ。こんな時間に男の子の家から一人で帰るなんての恰好のネタにしかならないでしょ?」

 

疑問に応えたのはナオだ。

確かに彼女の言う通り、国民的アイドルであるミコトのスキャンダルを狙う者がいないとは限らない。

夜に一般男子の自宅から一人で出てくる瞬間など恰好のネタだろう。

 

「確かに……そこまで気が回ってなかったな……で、スオウはなんで?」

 

「私が誘ったの。来ればお兄ちゃんとファイトし放題だよって」

 

次いで疑問に応えたのはヒカリだ。

まさか自分を餌にして連れてくるとは思ってなかったアキナは妹の豪胆さに苦笑いを零すしかない。

 

「そう言うわけだ。ファイトしようアキナ」

 

当のスオウは変わらずマイペースである。

いつも通りの彼にアキナは苦笑いを零しながら言う。

 

「今は無理だよ。夕飯食べてからな。取り皿とか追加しないとなぁ」

 

「あ、連絡見てないから人数分なさそう?」

 

「いや、明日の分もって思って多めに作ってるから充分足りるよ。とりあえずヒカリは着替えておいで。手洗いとうがいも忘れずにな。ナオ先輩とスオウも」

 

ヒカリの問いにアキナは応えながらヒカリ達に行動を促すと、彼女達は素直に従いダイニングを出て洗面台へと向かっていく。

アキナは安堵の息を吐き、再び夕飯の支度に戻ろうとした。

が、その行動はミコトによって止められる。

いつの間にか彼の背後に回って抱き着いていたからだ。

 

「アキナ先輩……」

 

「ミコト。今は──────」

 

「わかってます。続きはまた──────二人きりの時にしたいです」

 

彼の言いたい事を察しているミコトは言いながら彼から離れる。

名残惜し気な表情をしながら俯いていると

 

「ミコト」

 

名を呼ばれ顔を上げると、彼がいつの間にか顔を近づけていた。

そのまま彼女の額に自身の額をコツンと当てて

 

「うん、約束。もう絶対に、君を不安にさせないから」

 

そう言って笑いかけた。

ミコトは彼からの言葉に

 

「はい、アキナ先輩!」

 

心の底からの笑顔で応える。

互いの額を合わせたまま、二人は照れたように笑い合う。

そんな二人を

 

「お兄ちゃんとラブラブなみーたん可愛いなぁ。秘蔵のフォルダにまたコレクションが増えたよぉ」

 

「いやぁ、ナオさん今すぐにでも濃い目のブラックコーヒーが欲しいわぁ」

 

「あの二人は何をしてるんだ?」

 

「スオウさんは気にしなくていい事ですよ。とりあえず、もう少し二人だけにしといてあげましょう」

 

ダイニングの外の廊下からヒカリ達が微笑ましそうに彼らの様子を観察していたであった。

 

 

 

その後、夕食を終えた後には案の定ミコト達は女子会へと突入し、ヒカリとナオからこれでもかという程の揶揄いと質問攻めを受けたのはまた別の話。




糖度1000%くらいですかね。
分量は砂糖水にコンデンスミルクとカラメルソースとハチミツと水飴を加えた感じ

どんな話を書いてほしい?

  • ほのぼのした話
  • 甘くイチャつく話
  • アキミコ以外の話
  • ファイト話
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