愛の解剖学 予告編   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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今回からコミケに向けて用意しているハナヤマタの二次創作を公開します。
約半分くらいをここで読めるようにする予定です。
ヤヤとなるのセックスシーンもあります。

もし気に入ってもらえれば本編も買いに来てください。


第1話「愛する人に伝える言葉」

 なるとハナが私の前で並んで歩いてる様子。その間から話を聞くみたいにしてたつもりだったけど、いつの間にか顔を斜め上に向けるみたいにする。そしたら、自然と陸橋の上を走る電車で揺れてる桜の木の様子を眺めてた。でも、その動きでだいぶ花びらを散らしてるみたいで、結果としてその木は幹がこっちからでも見えるようになってて、花がかなり少なくなってるみたい。

 

 そっちの方を見てたらいつの間にかなるたち二人が私の方から距離が離れてたみたいで、向こうもそれに気づいたみたいで少しだけ距離を戻すみたいに近づく。そしたら、そっちの方から体を少し前の方に出しながら両手を肩と胸の間くらいの所に持ってきて力を入れないまま寄せてる。

 

「やっぱり」

 

 その声を聴いた時、足を止めながら背中をほんの少しだけ後ろに下げるみたいにしながら、体の重心もそっちの方に近づけるみたいな動きをしちゃう。その上、眉毛も一緒に上に持ち上がってた。

 

「ラインだけじゃなくて、毎日カメラも付けてもいい?」

 

 なるの声が早口だったのもあって、私が反応出来てたのはほんの一瞬だけ。それを聞いて自分の唇を少しだけつぶしながら顎を引きそうになるけど、その後者の方は出来るだけ意識して抑え込む。でも、その間も自分の唇の一度何度も変えるみたいにしてた。

 

 でも、気づいたらなるもまたハナと一緒に話すために顔を向けてるみたいで。そっちの方を見てたら、向こうはいまも自分の声に返事が来るとそれに対する答えをすぐに少し早口目に応えてく感じで話してるみたい。気づけば、駅にまでもう着いてて、顔を少し地面に向けるみたいな歩き方をしてたなるが、ハナと私に向けていきなりみたいな感じで「チャージ忘れてた」って言いながら駆けていく。

 

 その様子を私は腰に片方の手を当てながらももう片方の腕を落っことすみたいな感じで見つめてる。気づけば隣でほんの少しだけ頭を横に傾けてるハナと目が会って、一回だけ笑う声を出しながら表情も作る。

 

「変わらないデスね、中学生のころから」

 

 そう言ってる相手は私のことをほんの少しだけ顔を持ち上げて上目遣いで私のことを見上げてくる。その様子を見てるとなんだかじっとまっすぐに見つめられ続けてるみたいで、その瞳に反射して映ってる自身の様子を視界から外すみたいに顔を明後日の方に向ける。

 

 でも、その間もなるたちが向かおうとしてる方とは逆方向に発射していく電車のアナウンスがなって、それに続けた音がサイレンみたいに何度も繰り返し聞こえる。ただ、すぐに私はなるの方に視線を向けるけど、今もお財布の中で小銭を探しながら視線を動かしてるみたいだった。

 

 その様子を見てる間、何度も改札の少し前くらいになってる私たちとなるの間を人が行ったり来たりを繰り返しているような様子が見えて。それのせいで、喉をほんの少しだけだけど引き締める感じの力を入れそうになる。その間、鼻から息を一回だけ強く入れるみたいにする。

 

「……そうね」

 

 その言葉をほんの一瞬だけ言ってる頃、もう反対方向へ向かう電車は出発したみたいで、電車の音が遠くに消えていくみたいになってる。その頃、なるが来た時と同じ感じのペースで戻って来てたけど、私たちの方に近づくにつれてだんだんとそのペースを落とすみたいにしてる足取りでこっちにまできたら、一旦私の方を見てから「遅くなってごめん」って言ってた。

 

 それから、私も入場券を使って改札の中に入り、そのまま階段を上ってく。やっぱりなるの方からハナと同じの所を歩きにいってて、こっちが斜め後ろにいるみたいにしてる間、向こうも顔をそっちの方に向けてるみたい。たまに足を止めてはいるけど、それもすぐに元の場所に戻してる。結果としてこっちの足が同じ段を踏むときはあるけどそれはだいぶ短い時間だけになってた。

 

 ただ、それでも気づけば右上の方から明るい光が一気に入り込むみたいになって、その眩しさに視線を取られそうになった。でも、その瞬間に電車がもう入ってくるアナウンスが聞こえてて、その結果ハナが何も言わずに駆け足でそっちの方に走って行ってて。なるも少しだけそれに遅れるけど、ほぼほぼ駆け込み乗車になる感じで入って行ってて。こっちもそれの後を追いかけてく。

 

 私もその入り口の所についたくらいのところで一旦背中を丸めながら息を吐いた後に態勢を元に戻したら、ハナがこっちの方に視線を合わせるのに何も言わないタイミングがあった。

 

「行ってくるね」

 

 それだけ言うなるの方に視線を吸われて、それに合わせるみたいに私も口から声を出そうとするけど、そこで何も言えずに両方の手を胸よりも少し下のところまで持ち上げたくらいのまま止まってることになってる。それから数秒間、私も向こうも何も話さない時間があって。その間にアナウンスすらも止まって、一瞬風もないせいで辺りが急に静かになって。その瞬間に両方の唇を潰したまま下げてた顔を上げた。

 

「頑張って、なる」

 

 ほんの一瞬だけなるの方に向けて声を出そうとするけど、でも、それよりも電車が大きな空気を発射する音に隠れるみたいなっちゃって。その結果ほんのわずかに持ち上げた手も元の場所に戻る。

 

 ただ、その直後に閉まろうとしてるドアの前で二人が両手を振っている姿。ハナが片方を腕ごと振るみたいにしてるのとなるが肘を折り曲げて手を自分のくらいの高さにまで持ってきてる様子を見つめる。しばらく後者と目を合わせたままいて。

 

 気づいた所で一回ほんの少しだけ顔を下へと向けてから目元と口に力を入れてからそれを顔の内側に寄せる感じで動かす。でも、それもすぐにまた正面を向いた後に鼻から息を吐いて目を大きく開きながら口の両端を意識して持ち上げた。

 

 そしたら、もう電車のドアが閉まってて。二人の姿が見えなくなってて。でも、それではっとした次の瞬間には、ドア同士の境目になってる所から横に跳ねるみたいにハナが現れて両方の手を私の方に見せて来てた。でも、その後ろにいるなるがこっちに顔を向けるよりも先に電車は出発して、それがゆっくりに感じたのはほんの最初の一瞬のみ。次の瞬間にはもう私の顔には二人の姿は見えない。

 

 私の視線の前をスマホを見てる大人の人や椅子が空いてるのに吊革につかまったままいる人の様子が通り過ぎていくのを見つめてたけど、それもけっこう多くの時間で電車の側面の銀色を見ることになってた。

 

 ただ、長いと思ってたその電車も気づけばもう見えなくなってて。屋根がちゃんと役割を果たして光をさえぎってるこっち側とは違って、太陽の光を浴びてる向かいの駅のホームに誰もいない様子だけが私の視界に写ってるだけに。でも、風でスカートと髪の毛が大きく揺れてたのが体に戻ってきた後ですらもそれを変えない。まばらに降りて来た人たちが後ろを歩いて行ってる足音だったり駅の向こうを車が行ったり来たりしてるのの間に、また桜が揺れてる音をずっと聞いてた。

 

 階段を降りて改札も出ると、切符を入れたその瞬間だけ機械の音がしてたけど、その後はもう周囲が静かな状態になってて。ただポケットに入れてるスマホと財布以外には何も持ってない私はただ両方の手を下げたまま何の音も聞こえなくなった駅の改札前に立つことになった。

 

 

 

 

 

 ヤヤちゃんの様子が一瞬で見えなくなった後にも、私は自分の肩と頭をドアにくっつけたまま窓の向こうの様子をただ見つめ続けてた。流れていく光景は線路の左右にある電柱だったり踏切はすぐに見えなくなるけど、街の様子が同じくどこかに流れていくには結構時間がかかって。私の視線はそっちへと自然と吸い込まれてるままだった。

 

 ただ顔のどこにも力を入れないまま、特に表情も作ってないと思う自分の様子が窓の所に映りこんでるのに気づいたら、ほんのちょっとだけ下の唇で上のを押し込むみたいにしてた。

 

 そしたら、ハナちゃんが私のことを呼んでるのに気づいて、こっちの顔の前くらいの場所で小さく手を上下に動かしてるのと目が合って、私の方から小さく謝る。でも、それと一緒に向うの方からも軽く同じような声を出しながらいたのが聞こえて。そしたらこっちもこっちで両方の手を振りながらほんの少しだけ姿勢を猫背にするみたいな感じになってた。

 

 声をかけられて振り返った方を見てると、何度も見たはずの海の様子が見えてて、青色の水面がただひろがってるみたい。

 

「座りましょうなる」

 

 音を伸ばしながら笑うみたいな声を出してるハナちゃんに対して、一度瞬きをしてから目をほんの少しだけ丸くした状態で見つめる。でも、向こうはもう空いてる席の方へ歩いて行ってて。少しの間は私もそっちの方を見てたつもりだったけど、気づけばまた顔だけで街がある方を見つめるみたいにしてた。

 

 でも、気づけばハナちゃんが一番端っこの席の所に座ってるまま私のことを呼んできてて、気づけばもう次の駅に着くことを電車のアナウンスがなってた。それを私も聞くや否や、小走りみたいなペースでそっちの方に近づいてた。

 

「そう、だね」

 

 席についてから数秒後に電車の入り口が開いて、それと一緒に人が行き来してる様子が見える。駅の壁と屋根の間の向こうにはおっきい商業施設があるみたいで、そこのクリーム色みたいな壁であったりお店の広告が出てるようなのだけが見える。でも、私はほんの少しだけ顔を持ち上げるみたいにしながらただそっちの方を見てる。それから、電車の入り口が締まると、その光景もどこかに流れてくみたいだった。

 

「そういえばデスね、なる」

 

「うん」

 

 今度はその声にすぐ反応できたけど、返事として出した声は少しだけいつもより高くなっちゃうみたい。でも、それでもハナちゃんは軽く謝るみたいにしてからすぐに自分の話かったと思う内容を進めてる。その間も、窓から入ってくる太陽の光が私の顔にも降り注いでて、時々流れてくる木の影以外ではその眩しい感覚がこっちにも直接味わうことになるみたいだった。

 




読了ありがとうございました。
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