ぐでんぐでん な異世界記   作:銭湯妖精 島風

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5話 適性試験

 

 

なんか知らない情報をギルド長から教えられたりした後、たまたまババアと同じ称号持ちがギルドに来ているとの事で、ソイツと模擬戦をする事になり、俺はババアとギルド長に連れられて地下の闘技場へと連れて来られた

 

「へぇ、こりゃすげぇや」

 

「綺麗でしょう? 当ギルドが開設してから維持を続けてる闘技場ですから」

 

「え? あぁ確かに綺麗だけど、石の敷き方とか灯の配置、壁の模様に至るまで計算して作られてる、短時間の時間回帰だよなコレ?」

 

「・・・なるほど、ジョーゼットさんが拾うだけありますね」

 

 

魔法陣の研究者であるババアから教えられた知識があったので、直感的に術式が組まれている事に気付き呟くと、ギルド長が内装の話と感じた様で、そんな事を言ってきたので、術式の事を話すと物凄く驚いた表情をする

 

「ギルド長、お待たせしました」

 

「いいえ、急に呼び出してごめんなさい」

 

「いえ、問題ないです。依頼も終わって、この後は帰るだけでしたから」

 

 

時間回帰の術式以外に仕込まれていないか気になったので壁を触り観察していると、赤いジェダイローブを着ている赤毛の少年と青年の中間ぐらいの奴が入り口から入ってきて、ギルド長に話しかけて会話をする

 

ババアの着てるローブの色違いみたいだし、この赤毛が俺の試験官なのか

 

地力は赤毛が上だな、やっぱ ちんまくなった影響で素の筋力は男には勝てないと思う、だが魔力運用次第では勝てる、理論上は

 

まぁ馬鹿正直に正面から打ち合う必要も無いしな?

 

「カヅキさん 彼はエドワード、ジョーゼットさんと同じ帝の称号を持つ人物です、これから試験官をしてもらいます」

 

「カヅキです、よろしく」

 

「俺は炎帝のエドワード、よろしく。ジョゼばーさんが拾ってきた後任なんだって? 少し酷かも知れないけど厳しく見させて貰う、帝は安い称号じゃないからね」

 

「分かっています、ぜひ」

 

 

最近ババアとしか過ごして居なかったから師匠の言い付けを忘れていたのを思い出して、今更だが目上の者には敬語を使う、許してくれギルド長

 

「ギルド長、総帝が見学するそうです」

 

「総帝が? 分かりました」

 

 

エドワードが観覧席の方を指差して言うと、白銀っぽい色合いのジェダイローブを着てフードを被っている人物がコチラに手を振っていた

 

ローブで体型隠れてるし、座ってるしフードで顔隠れてるし、性別がさっぱり分からんな、うん

 

まぁそれはそれとして、総帝も試験官と考えた方が良いかも知れないな

 

 

「この闘技場は短時間の時間回帰とダメージ表記と一定ダメージで自動で回帰が実行される術式が組まれています、試験内容はエドワード君とカヅキさんによる模擬戦です、四肢切断までなら時間回帰で完全治癒しますので留意しておいて下さい」

 

「つまり殺したら回帰しても復活しない、と?」

 

「その通りです、あくまでも戦闘訓練用の施設ですから。なので絶対に殺してしまわない様に」

 

「・・・了解した」

 

「うんうん、分かるよ? 実力ウンヌン関係なく相手を殺す技術は幾らでも有るよね、俺だって思い付くし」

 

 

ギルド長の説明を聞き念の為に確認すると、死者蘇生までは出来ないと返事を貰い、返事を返すと謎の共感をエドワードからされてしまう、何故に?

 

「カヅキさんは相手のライフをゼロにしたら勝ちです、その場合は無条件で合格となります、カヅキさんのライフがゼロになった場合は協議後に合否発表です、では始めてください」

 

「ライフをゼロに、か・・・ま、手はあるか」

 

「さぁ来なよ」

 

ババアと観覧席に移動したギルド長が説明し開始を宣言し、エドワードは慢心か余裕か はたまた優しさか先手を俺に譲ってくれるらしく、自身の得物だろう赤いロングソードを構え俺を見据えてくる

 

 

「先輩優しいっすね? それが命取りですよ、影法師・影犬」

 

「・・・いやいやいや、聞いてない聞いてない」

 

俺は自分で構築したオリジナル影魔法 影法師で影で造った猟犬をエドワードの前に10体程 並ばせ襲わせる

 

とはいえ、やはりギルドの幹部だけあって影犬をロングソードで斬り払い凌ぐが俺は減った先から影犬を造り、遠慮なく襲わせる

 

「1匹1匹は強く無い、でも 数で来られるとキツいなぁ? 申し訳ないけど、少し本気で行かせて貰うよ」

 

「炎の・・・鎧? なるほど、考えたな」

 

「これなら犬も噛み付く前に燃えるからね」

 

やはり実力者である炎帝が、俺が思い付く小手先で負けてくれる訳も無く、炎の鎧を纏い影犬が攻撃する際に燃やされ届かなくなる

 

 

「なら、手法を変えよう。穿て 」

 

「おっとっっ」

 

「やっぱり避けるか」

 

 

影犬で物量押しをしつつ、影魔法で槍を生成して放つが紙一重で躱されてしまう、やっぱ強いな

 

とはいえ、このまま物量押しをしておけば エドワードは炎の鎧で常時魔力消費しているのと、保有魔力量の関係で俺より先に魔力切れを起こすだろう

 

しかし、それでは面白くない。どうせなら対人戦で色々と試してみようじゃないか

 

そうじゃなきゃつまらないし、泥試合の後では同僚になったエドワードとの関係に溝が出来て仕事に支障が出るだろうし?

 

 

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