ポケットモンスター 未知への冒険   作:hayato0121

7 / 10
やっぱりポケモンって年がいくつになっても面白いですよね!


エクスプローラーズ

サイコカッターからリコとニャオハを守った光は男達が狙っていたリコのペンダントから発せられた光によって作られたバリアだった。

 

「えっ? えっ?」

 

「ニャ?」

 

リコとニャオハはなぜ自分達が宙に浮いているのか分からずに周りをキョロキョロしていると目の前に見た事のないポケモンがいてそれがペンダントに戻ると光のバリアも消えてしまった。

 

「うわっ! うわああああっ!」

 

「ニャーーーッ!」

 

「ゲッコウガ!」

 

「コウガ!」

 

落下するリコとニャオハはゲッコウガによって助けられて、2人を抱えたゲッコウガは無事に地面に着地した。

 

「大丈夫かリコ!」

 

「うん! 大丈夫!ありがとうゲッコウガ」

 

「コウガ!」

 

そこへガブリアスに乗ったトーマがリコ達の所まで降りてきて無事を確かめた。

 

「お前達無事か?」

 

「えっと、はい」

 

「大丈夫です!」

 

「2人とも無茶な事をするな」

 

「(あっ、それ私がいつもニャオハに言ってるやつです)」

 

そこへリザードンに乗った男性も降りてきた。

 

「だが、その度胸は気に入った」

 

「(・・・・自分でも変だと思うんだけど、変な事ばっかで変になっちゃったのかもしれないけど・・・・何か今、始まった気がした!)」

 

リコは自身の中に感じたドキドキは何かが始まったからだと感じていた。

 

「それで貴方は?」

 

「話は後だ! とにかくここから逃げるぞ! お前達も来い!」

 

「・・・・わかりました。戻れゲッコウガ!」

 

「悪いな! 勝負はまた今度だ! リザードン!」

 

「リザーッ!」

 

「ガブリアス!」

 

「ガーブ!」

 

リコとニャオハはリザードンに抱えられて飛んでいき、トーマはガブリアスに乗ってその後を追いかけた。

 

「しっかり捕まってろよ!」

 

「ニャオハッ」

 

「っ!」

 

リコ達の前に映るのは綺麗な満月だった。

 

「(学校の屋上から、何処までも続く夜空。大きな満月の浮かぶ空へと高く、踏み出せたのはきっとニャオハと一緒だから!)」

 

そしてリコは満月へと手を伸ばして掴むと何だかとっても嬉しい気持ちが溢れていた。

 

「凄いねニャオハ!」

 

「ニャオハ!」

 

その横をガブリアスに乗って飛ぶトーマは何処か嬉しそうなリコを見て何処か自分も嬉しくなっていた。

 

それから少しの間飛び続けるが目的地と思われる場所は全く見えずにいたのでトーマはガブリアスをリザードンに寄せた。

 

「あの! 俺達何処に向かってるんですか?」

 

「んん? ああ悪い悪いそろそろ着くからもうちょっとだけ待ってくれ!」

 

「もうちょっとって・・・・っ!? アレは!?」

 

そしてトーマが目撃したのは巨大な飛行船だった。

 

「あれが俺達の船。【ブレイブアサギ号】だ。・・・・戻ったぞ! ウイングデッキ展開!」

 

男性が指示を出すと飛行船の翼がポケモンバトルをするバトルフィールドになり、リザードンとガブリアスはそこに降り立った。

 

「とぉちゃーく」

 

「ニャオハッ!」

 

「ありがとうリザードン」

 

「リザーッ」

 

「ありがとな。ガブリアス」

 

「ガーブ!」

 

トーマはガブリアスをモンスターボールに戻した。

 

「おかえり」

 

「随分と手こずったな」

 

そこへ乗組員と思われる男性と女性がウイングデッキにやって来ると男性が連れていたイワンコとニャオハがじゃれつき始めた。

 

「貴女がリコね。それでそっちの君は?」

 

「トーマです。あの、皆さんは一体・・・・」

 

「・・・・まさか、アンタ! この子達に何も説明してないんじゃ!」

 

「あれ? 言ってなかったか?」

 

「聞いてないです! それ以前に俺達襲われてそれどころじゃありませんでしたから!」

 

「襲われたですって!?」

 

「どういう事だ!?」

 

「あぁそれが・・・・」

 

「フリード! ちゃんと説明して!」

 

「「(この人、フリードっていうんだ)」」

 

トーマとリコはこの人達の会話でリザードンに乗っていた男性の名前はフリードというんだと知った。

 

「ホゲーッ!」

 

「パモパモ!」

 

「ホゲータ! パモまで!? どうしてパルデアの子達が?」

 

「あぁ、旅の間に住み着いちまったんだ。パルデアのだけじゃないぞ。ほら!」

 

男性が指差した方向を見るとそこにはヨルノゾクやユキワラシ、ツボツボと他の地方のポケモン達もいた。

 

「(みんな元気で自由にしてるし少なくともこの人達は悪い人ではなさそうだな)」

 

トーマは飛行船にいるポケモン達の様子を見てこの船の人達は悪い人達ではないと判断した。

 

「自己紹介が遅くなった。私はモリーだ」

 

「俺はマードック。それでアイツが相棒のイワンコだ」

 

「ニャオハ、もう仲良くなってる」

 

イワンコとニャオハが戯れあってる所にホゲータとパモも加えりみんなで戯れあっていた。

 

「(みんな可愛い! ・・・・じゃなくてちゃんと聞かないと!)あの! すみません!)」

 

ビーッ! ビーッ! ビーッ!

 

リコが状況を聞こうとした時にフリードとスマホロトムからアラーム音が聞こえてきた。

 

「ちょっとごめん。1、2、3、まさかさっきの」

 

「何?」

 

「操舵室に行く。船を出すぞ! ヨルノゾク、周囲の警戒を頼む! 奴らはまだ諦めちゃいない」

 

「ホーオッ!」

 

「フリード、奴らって何だ? さっきの襲われたって言ってたのと関係あるのか?」

 

「詳しい話は後だ。マードックは下を見てくれ。モリーはポケモン達とその子達を頼む」 

 

「わかった」  

 

「進路に嵐が発生してるってオリオがテンパってるけど?」 

 

「何とかする。行くぞリザードン!」

 

「リザーッ!」

 

「戻れイワンコ」

 

フリードは操舵室へ向かい、マードックはイワンコをモンスターボールに戻して下に向かった。

 

「(何も聞けなかった)」

 

「リコ」

 

「トーマ?」

 

「どうやら話を聞く限りさっきの連中がここまで追ってきてるみたいだ」

 

「ええっ!?」

 

リコはトーマから連中がまだ自分達を狙っている事を知って驚いていた。

 

「とになく今はこの人達の指示に従おう」

 

「う、うん」

 

そうしてトーマとリコはモリーやポケモン達と一緒に船の中へと入ろうとしたら停電でエレベーターが止まってしまった。

 

「停電」

 

「こんな時に・・・・」

 

「あの、すみません。何が何やらさっきまで学校にいて知らない人達に・・・・」

 

リコは必死にモリーに学校で何があったのかを説明しようとしていた。

 

「ホーッ! ホーッ!」

 

「っ!? 遂にお出ましか!」

 

するとヨルノゾクが接近する何かを補足するとモリーが双眼鏡で周辺を確認した。

 

「凄い怪しかったんです。ペンダントがどうって・・・・」

 

「アイツは・・・・エクスプローラーズじゃん!」

 

『待て、エクスプローラーズだと!?』

 

モリーの通信を聞いていたマードックがエクスプローラーズの存在を聞いて驚いていた頃、フリードは操舵室に到着してキャプテンピカチュウと操舵を交代していた。

 

「ったく、何やってんだフリード。オリオ! もう少しスピード出る?」

 

『う〜ん。やってるんだけどね・・・・』 

 

『よし! 雷雲に向かって進路を取るぞ!』

 

『ハアッ!? 何言ってんだ!?』 

 

『そうでもしなきゃアイツは帰ってくれないだろ。全く、今日にピッタリの良い天気だぜ』

 

モリーは機関室にいるオリオにもっとスピードが出ないか相談するも現状が精一杯らしく、そんな中でフリードは目の前の雷雲に突っ込む事を乗組員に提案してマードックが異議を唱えた。

 

「また無茶を・・・・まっ、それしかないか。オリオ、アンタ次第だが?」

 

『好き勝手言ってくれるね。了解! やったろうじゃん!』

 

こうしてブレイブアサギ号は雷雲に向かって全速力で突っ込んでいった。

 

そうした事でエクスプローラーズの3人は飛行船から離れて行った。

 

「キャッ!」

 

「おっと、大丈夫かリコ」

 

「う、うん。(この人達、豪快です)」

 

船の揺れにリコが倒れそうになったのをトーマが支えた。

 

そして船が雷雲を進んでいる中でリコはエクスプローラーズがウイングデッキのバリアを破ろうとしている事に気づいた。

 

「あの! 来てます!」

 

「くっ! フリード! エクスプローラーズがウイングデッキに」

 

『何だと!? ウイングデッキ畳めるか?』

 

「電源が死んでる。手動でやるしかない」

 

「待ってください!」

 

「えっ?」

 

『何だ? どうした?』

 

「トーマ?」

 

モリーとフリードの通信にトーマが割り込んでリコとそれに驚いていた。

 

「今から手動で動かそうとしても間に合いません。奴らの相手は俺がします」

 

「ええっ!?」

 

「アンタ何言ってるんだい!」

 

『そうだ! 子供にそんな危険な事させられるか!』

 

トーマの意見にモリーとフリードは反対した。

 

「俺なら大丈夫です。リコ、そのペンダントって大事な物なんだろ?」

 

「う、うん。おばあちゃんからもらった大切な物なの」

 

「だったら大切な友達の大切な物を守る。戦う理由ならそれだけで十分でしょ!」

 

「トーマ・・・・」

 

リコはトーマがペンダントの為に戦おうしている事が嬉しくもあり、不安でもあった。

 

「それに俺はパルデア地方ではチャンピオンランクのトレーナーです! 俺にやらせてください!」

 

「チャンピオンランクだって!?」

 

『それってまさか、パルデア四天王やあのオモダカさんに勝たなきゃなれないってあのチャンピオンランクか!?』

 

「はい!」

 

トーマがチャンピオンランクである事にモリーとフリードはかなり驚いていた。

 

『・・・・任せて良いんだな』

 

「勿論です! 必ずリコもペンダントも、この船やポケモン達も守ってみせます!」

 

『・・・・わかった。頼んだぞ』

 

「フリード!?」

 

「わかりました!」

 

モリーはフリードがトーマの頼みを承諾した事に驚いた。

 

『モリー、今は彼を信じてみよう』

 

「モリーさん。リコとポケモン達を頼みます」

 

「・・・・どうなっても知らないからね」

 

そしてエクスプローラーズはバリアを破ってウイングに侵入したのとほぼ同じタイミングでトーマは外に出てウイングデッキへと降り立った。

 

「貴様、そこを退け」

 

「その前に一つ聞かせてくれ。何でペンダントを狙う?」

 

「最初はペンダントだけを回収するつもりだったが、そのペンダントには秘密がある。それには彼女も関係がありそうだ。だから彼女にも一緒に来てもらう」

 

「それを聞かされて【はいどうぞ】って引き渡す程、俺はバカじゃないんだよ」

 

「ならば、ポケモンバトルで決めようじゃないか」

 

「わかった! 俺が勝ったらリコとペンダントは諦めてもらう!」

 

「ならば俺が勝ったらペンダントと彼女をもらおう」

 

「決まりだな。俺はトーマ。お前は?」

 

「アメジオだ。では始めるぞ。ソウブレイズ!」

 

「ソウ!」

 

「ゲッコウガ!」

 

「コウガ!」

 

「そのゲッコウガは貴様のポケモンだったのか」

 

「あぁそうだ! いくぞ!」

 

「こい!」

 

こうしてウイングデッキでゲッコウガとソウブレイズのバトルが始まった。

 

 




次回もお楽しみ!
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