機動戦士ガンダムSEED SOLID   作:赤バンブル

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今回は色々ショッキングだと思う。


PHASE:12『砂塵の果て』

「行くぞ!今日こそ『虎』と決着をつけるんだ!!」

 

「「「おう!!」」」

 

翌朝、アークエンジェルは『明けの砂漠』と共にアジトを出発して作戦ポイントへと向かう。艦の真下では武装したジープが数台随伴し、事前に対モビルスーツ用の地雷が設置されたところへと向かう。

 

向かう間にスネークとムウは食堂で急いで食事を済ませていた。

 

「う~ん、やっぱ現地調達のもんはうまいねぇ。キラももっと食っとけよ。」

 

「そのつもりだ。しかし、少佐もヨーグルトソース派だったとはな。昨日会った『砂漠の虎』もヨーグルトソースが一番だと言っていた。」

 

「そっか。敵じゃなければ話が合うんだろうな・・・・けど、俺たちはここを抜け出すためにそいつと戦わなきゃならねえんだ。しっかり頼むぜ。」

 

「あぁ。」

 

その時、艦内にも聞こえるほどの爆発音が響く。どうやら、地雷原が先に潰されたらしい。

 

二人は急いで食堂を出てパイロットスーツに着替える。

 

「キラの方は、エールの他に以前やった肩にランチャーとソードの装備を付けといてくれ。スカイグラスパー1号機にはランチャー、2号機にはソードストライカーだ。え?付けとく意味あるかって?俺が戻ってすぐに乗り換えた方が早いだろ!!」

 

ムウは、整備班の装備の要請して通信を切る。

 

「レジスタンスには悪いが、連中の戦力は当てにならんからな。」

 

「そうでもない。少佐は、先に彼らと一緒に戦闘ヘリの対処を頼む。俺はその間に四足タイプをできる限り仕留める。その後は、船を沈める。」

 

「分かってるよ。俺もあっちの緑の奴を動かせればいいんだがな。」

 

格納庫へ到着すると彼らはそれぞれの機体に乗り込む。

 

『スカイグラスパー1号、フラガ機は発進位置へ!進路クリア、発進どうぞ!!』

 

ムウのスカイグラスパーが先に発進する。続いて、ストライクのカタパルトに接続され、装備を装着していく。

 

『ストライカーパックは、エールを装備します。更にコンボウェポンポッド、マイダスメッサー装備。システム、オールグリーン。ストライク、発進どうぞ!!』

 

「キラ・ヤマト、ストライク発進する!」

 

出撃すると既に敵母艦からバクゥが5機発進していた。

 

「5機か。更に母艦の艦上に砲撃支援機が数機、随伴で駆逐艦一隻か。先に仕留めとかないとこっちがジリ貧になるな。」

 

スネークは、早速軌道を読んでバズーカで1機撃墜する。更に地上に着地するとマイダスメッサーを投擲してもう1機の足を切断して機動力を封じた。レジスタンス向けて放ってくるミサイルは、イーゲルシュテルンでなるべく迎撃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、やはり出てきてしまったか少年。こうなれば僕が直接出てジョーカーの相手をしなくちゃいけないね。」

 

ストライクの発進を確認したバルトフェルドは、レセップスの指揮をダコスタに任せてアイシャと共に専用機であるラゴゥに搭乗しようとドッグに移動する。

 

そこへイザークがディアッカを引き連れて不満そうにやってきた。

 

「バルトフェルド隊長!どうして自分たちの配置がレセップス艦上なのですか!?」

 

「おやおや、地上に降りて間もない君たちにはまだハンデが大きいと思っての配置なんだがね。クルーゼ隊では上官の命令に兵がそうやって異議を唱えるのが当たり前なのかね?」

 

「い、いえ・・・・しかし、奴らとの戦闘経験は俺たちの方が!」

 

「でも、負けの経験でしょ?」

 

「なにっ!?」

 

アイシャに事実を告げられたことに彼は、逆上しかける。

 

「アイシャ、ここでは言葉を謹んでくれ。」

 

「失礼。」

 

「データを拝見させてもらったが君たちの機体は砲戦仕様だろ?高速戦闘を行うバクゥとの相性は良くない。不用意に下りて満足に動けねば、あのストライクと言う機体に墜とされるのがオチではないかな?今度はその傷程度ではすまんぞ。」

 

「ウグッ!」

 

核心を突かれたことでイザークは、それ以上意見を言えなくなる。後ろで見ていたディアッカは、ため息をつきながら彼の手を引っ張る。

 

「失礼しました、バルトフェルド隊長!ほら、イザーク行こうぜ。命令なんだ。」

 

「ぐうぅ・・」

 

二人は、そのまま乗機の方へと向かって行く。ディアッカは小声で乱戦になればチャンスがいくらでもあると励ますが痛いところを突かれたことでイザークは、歯を噛み締めていた。

 

バルトフェルドは、そんな二人組を呆れつつ見送るとラゴゥに乗り込む。

 

「砲手は君に任せる、アイシャ。」

 

「熱くならないでね、アンディ。」

 

「フッ。アンドリュー・バルトフェルド、ラゴゥ出る!!」

 

 

 

 

 

 

 

ストライクの攻撃でバクゥがそちらに向かい、レジスタンスが戦とヘリを墜とすことに集中できた一方、アークエンジェルは、背後から現れたもう1隻の艦の奇襲されたことで追い込まれる。

 

「クッ、アークエンジェルの方が!」

 

バクゥの全滅を確認して向かおうとするとラゴゥが目の前に立ちはだかる。スネークは、バズーカで移動コースを推測した上で放つもそれ以上のスピードで回避される。

 

「そうか、とうとう来たか『虎』の大将!」

 

弾切れになったバズーカを投げ捨て、アーマーシュナイダーとビームライフルを構えて動きを最小限にする。

 

「当たらない。ほとんど動いていないのに。」

 

「だろう、この間の戦闘もそうだが本気はこんなものじゃない。」

 

「なんでそんなに嬉しそうなの?」

 

砲手のアイシャは、まったくダメージを与えられないことよりも妙に寂しそうな顔をしているバルトフェルドを気にするように言う。

 

「辛いでしょうね、アンディ。ああいう子、話が合って嬉しいでしょうに。」

 

「・・・・投降すると思うか?」

 

「まさか、寧ろこっちが危ないわ。」

 

ラゴゥは、急接近してビームサーベルで斬りつけようとする。ストライクは、受け流して右翼を切断するものの僅かに掠れてた。

 

「やるな、大将。他の奴らとは訳が違う。」

 

スネークが気を抜けない状況の中、アークエンジェルは一時的に動きを封じられ、恰好の的にされかけたがどさくさに紛れて艦に乗り込んだカガリがやや強引にスカイグラスパーで出撃したことで撹乱に成功。更にバスターの誤射で再度動けるようになったことでレセップスにゴットフリートを放つ。

 

「足つきめ、あれだけの攻撃を受けてまだ動けるのか!」

 

イザークの独断行動などで指揮系統が乱れつつあることにバルトフェルドは、焦りを感じる。

 

「不味いわよ、アンディ。あの子、私たちの動きについてくるようになってる。」

 

「分かってる。」

 

更に目の前にいるストライクは、最初こそ翻弄していたものの徐々に動きを掴んできたことで擦れ違い様のビームサーベルも回避されてしまう。逆にアーマーシュナイダーで左足を持っていかれる。

 

「グッ!!」

 

「熱くならないで、負けるわ!」

 

勝手に船から離れたデュエルとバスターは地形に嵌ってレジスタンスのいい的となり、共に来ていたピートリー級のピートリーとヘンリー・カーターはスカイグラスパー2機の猛攻で戦闘継続不能。

 

レセップスも中枢にアークエンジェルのバリアントを直撃させられたことで大破寸前となった。

 

そして、目の前には先ほどのビームキャノンでライフルこそ破壊に成功したものの余力をある程度残したストライクがシールドとアーマーシュナイダーでCQCの構えを取って対峙している。

 

「・・・・ダコスタ君、退艦命令を出したまえ。」

 

『隊長、しかし!』

 

「残存勢力をまとめてバルディーヤに引き上げ、ジブラルタルと連絡を取れ。勝敗は決した。」

 

伝えることを終えるとバルトフェルドは、通信を切る。

 

「作戦は終了だ。アイシャ、君も脱出しろ。」

 

「そんなことするぐらいなら死んだ方がマシよ?」

 

「君も馬鹿な奴だな、全く。では、最後まで付き合ってくれ。」

 

ラゴゥは、スラスターを全開にしてスネークの方へと向かって行く。

 

「バルトフェルド、もうお前たちの負けだ!潔く手を引け!!」

 

うまく受け流しつつキャノン砲をシールドで押し潰し、攻撃手段を減らすもラゴゥは再度反転して迫ってくる。

 

「言ったはずだ!戦いに明確な終わりのルールなどないと・・・ならば、戦うしかなかろう!どちらかが滅びるまで!!」

 

向かってくる彼に対して、スネークは脳裏にある記憶が駆け巡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私はおまえを育てた。お前を愛し、武器を与え、技術を教え、知恵を授けた。もう、わたしから与えられるものはなにもない。後は私の命をおまえが奪え。自分の手で。』

 

あの運命の日。

 

スネークイーター作戦終盤、自分の師であるザ・ボスとの最後のやり取り。

 

祖国アメリカを裏切り、ソ連に亡命した彼女の抹殺。

 

それが自分に与えられた任務だった。

 

後に彼女の亡命が偽装だったことを知り、自分の手で殺してしまったことを生涯悔い続けた。

 

『どちらかが死に、どちらかが生きる。勝ち負けではない。生き残った者が後を継ぐ。私達はそういう宿命、生き残った者がボスの称号を受け継ぐ。そして、ボスの名を継いだ者は終わりなき闘いにこぎ出してゆくのだ。』

 

彼女は、そう言うと専用の装備とも言えるパトリオットの弾倉を装填した。

 

『10分間、時間をやろう。10分後、ミグがこの場所を爆撃する。10分のうちに私を倒せば、お前たちは逃げ切れる。ジャック、人生最高の10分間にしよう。』

 

「ボス!」

 

『お前は戦士だ、任務を遂行しろ。お互いの忠を尽くせ!さあ、来い!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおぉおおおおお!!」

 

次の瞬間、スネークの中の何かが割れた。

 

破損していたエールストライカーを排除し、ビームサーベルを手に取り、マイダスメッサーとで二刀流でラゴゥとすれ違う。そして、脚部をすべて切断してエンジン部を突き刺すとコックピット部辺りを残して斬り捨てる。

 

バラバラに切り裂かれたラゴゥは爆発し、ストライクはそのまま吹き飛ばされて砂に打ち付けられる。

 

「・・・・・」

 

スネークは、起き上がらせるとコックピットハッチを空けてラゴゥが爆発した辺りを確認する。

 

巻きあがる炎で見えないがコックピット部が無事でも助からないだろう。

 

ヘルメットを外すと彼は、目の前で戦った男に敬意を称して敬礼をした。手を取り合えたかもしれなかった戦士のために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、全員が勝利にしたことにささやかな祝杯を挙げている中でスネークは、一人離れたところでコーヒーを片手に葉巻を吸っていた。

 

「・・・・」

 

「おい、お前。こんなところにいたのか?みんな、戦いに勝って祝ってるのに。」

 

「・・・・俺には向かない。」

 

様子を見に来たカガリに対し、彼は苦笑しながらコーヒーを飲む。

 

「お前、まさか虎が死んだことを悔やんでるとかじゃないよな?」

 

「どうだろうな?少なくとも奴もこの戦争に対してジレンマを感じていた。敵として出会わなければ、他の方法があったのかもしれないな。」

 

「・・・でも、奴はもういないんだ。考えても仕方ないだろう。」

 

「フッ、お前さんも戦場に長くいる様になれば分かるさ。」

 

「長くって・・・お前もそんなに大して長くないだろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、バルトフェルド隊の撤退もあって紅海から出るコースでアフリカから出ることを決めたアークエンジェルは、改めて物資と燃料を補給している最中でカガリとボディーガードと思われるキサカを乗船させてほしいと頼まれる。

 

彼女本人曰く、地上の情勢なら自分の方が詳しいし、先日のスカイグラスパーをうまく乗りこなせたことから戦力にもなれるとのこと。

 

断っても無理やり乗り込んできそうなこともあってマリューは渋々受け入れることにし、一行は『明けの砂漠』と別れを告げてアラスカへと向かいだした。

 

「しっかし、無茶な注文をするもんだ。ザフト製のソナーを海の入るまでに使えるようにしとけって。俺は便利屋じゃないんだぞ。」

 

紅海に入るとアークエンジェルは敵の索敵に警戒して着水して航海を始める。

 

広がる海を目の前に一部のクルーは興奮し、甲板に出たトールたちは久しぶりの海もあって大喜びしていた。

 

「うひょ~!地球の海、すっげえ久しぶり~!」

 

「本当、潮風が気持ちいわね!」

 

その中で唯一ヘリオポリス生まれだったカズイは、どうも奇妙な感じだった。

 

「でも、なんか変な感じだな。」

 

「そっか。カズイ、海初めてだもんな。」

 

「砂漠にも十分驚かされたけどさ、こっちの方がなんか怖いな。深いところはすっごく深いんだろう?」

 

「あぁ。」

 

「怪獣がいるかもよ~?」

 

「えぇ!?」

 

ミリアリアのわざとらしい嘘に彼は、思わずビビる。

 

「何言ってんだよ、ミリィ?なあ、キラ。流石に怪獣なんているわけないよな?」

 

トールは、艦のすぐ近くで泳いでいるイルカを眺めているスネークに話を割り振る。

 

「うん?あぁ・・・そうだな、怪獣がいるわけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ニャニャ!そんなおかしな武器はしまうニャ。』

 

『もしかしてアンタ、ハンターさん?オイラはトレニャーだニャ。ハンターさんならきっと狩りたくなる珍しい生き物がいる島に案内するニャ。』

 

『ポッケ農場あたりでは仕事がなくてどこをどう通ったのかこんな遠くまで出稼ぎに来たのにまだお客が一人もいないのニャ・・・』

 

『その島には誰も見たことないモンスターもいるニャ。そいつらを倒して手に入れた素材はきっとアンタの役にも立つニャ。気が変わって行ってみたいと思ったらまた来てほしいニャ。そうしたら、オイラがその島まで案内するニャ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・いるかもしれないな。」

 

「えっ?」

 

「ちょっ、キラ!?流石にそれは悪い冗談だろ?」

 

「分からんぞ、世の中まだ分からないことだらけだからな。もしかしたら、火炎を吐く炎の竜(リオレウス)や大地を豪速で走り回る恐竜(ティガレックス)が住んでいる無人島なんかあるかもしれないからな。」

 

かつて遭遇した猫?『トレニャー』のことを思い出しながら彼は、動揺している仲間を他所に海を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、そんなインド洋のセーシェル沖にある洋上プラントに一台の戦闘ヘリが降りていた。

 

「お帰りなさい、ボス!」

 

「「お疲れ様です、ボス!!」」

 

ヘリから降りてきた男に向かって警護していた兵士たちは敬礼する。男は軽く挨拶をすると司令室へと向かう。

 

「ミッション終わったぞ、カズ。予定通り、砂漠で回収した『虎』とその恋人を引き渡してきた。」

 

彼は、部屋の中にいる金髪リーゼントにグラサンをかけた男に声をかける。

 

「そうか、よくやってくれたボス。諜報部によるとプラント本国では既に彼らは『戦死』したことになっているそうだ。しかし、彼の副官のダコスタは、クライン派閥の人間だ。恐らく取り入れようと本国に送って治療するはずだ。」

 

「だが、大破していたとはいえ、あのジャンク屋たちにレセップス級の船をくれてやってもよかったのか?」

 

「問題ない。彼らの司令塔であるプロフェッサーは、エリカの知り合いだ。恐らくオーブまでの足として簡単な改修ぐらいしかしないだろう。安否の確認は彼女からの依頼でもあったからな。連絡が入ったのか報酬はもう振り込まれている。」

 

「それともう一つ、あの副官に地球軍のモビルスーツの動きを聞いてみたんだが・・・やはりCQCだそうだ。」

 

男の報告を聞いた瞬間、カズは動かしていた手を止める。

 

「引き渡しの際、確認したが乗っていたパイロットは、16歳ぐらいの少年で右目に眼帯をしていたと言っていた。」

 

「・・・・近くに誰もいないな?」

 

「あぁ。俺以外誰もいない。」

 

念のため、廊下を一回見てと鍵を閉めて盗聴されていないかどうかを確認する。

 

「よし・・・これで盗み聞きする奴は誰もいない山猫(オセロット)は、プラントのザラ派の一員として潜入しているから早々戻ってはこない。」

 

「やはりイシュメール(ビッグボス)なのか?」

 

「俺たちに情報を寄こしたあの男の話ではな。俺とアンタは記憶が戻ったのは2、3年前辺りからだ。それより前か後で戻ってもおかしくはない。」

 

「っで、どうする?接触してこっちに来てもらうか?」

 

男は、電子シガーを吸いながら言う。その額には事故によるものなのか黒い破片が突き刺さっており、遠目から見ると鬼に見えなくもない。

 

「いや、今更天国の外側(アウター・ヘブン)を設立させようとは考えないだろう。違う人生を歩んでいるしな。情報通り、あの人(ザ・ボス)の遺志を理解したのなら俺たちと組もうともしないだろう。」

 

カズは、淹れたコーヒーを手渡しながら話す。

 

「それに俺は、あの男を撃った。幻影(ファントム)であるアンタと息子(ソリッド)を育ててな。今更、会いに行けないさ。」

 

「カズ・・・・」

 

「それより、俺たちに新しい依頼が届いている。なんだと思う?」

 

「さあな。」

 

「オーブのウズミ代表からだ。内容は『家のバカ娘が乗っている地球軍の艦を無事に本国まで送り届ける』ことだそうだ。」

 

「ウズミ?ウズミってあのアスハ家の。」

 

「そうだ。一人娘がいると聞いてはいたがよりによってスネークの乗っている艦にいるとはな。」

 

カズは、頭を押さえながら困り果てた顔で言う。

 

「それで断るのか?」

 

「まさか、すでに前金は振り込まれている。オーブの代表の密命となればこれからの取引に大きな支障が出かねない。ここは遠目から援護して見られないように済ませるのがいい。この間、ジブラルタルからグーンとゾノを買い取ったばかりだしな。ボス、悪いが潜水母艦と共に発見されないようアークエンジェルの護衛を頼む!オーブとのパイプは何としても築いておきたい!これはダイアモンドドッグズの今後も関わっている!!」

 

「ハア・・・・やるのは俺だぞ、司令。」

 

ヴェノムは、ため息をつきながら部屋を後にする。




『MISSION FAILED』

???「ボス!応答してくれ!ボス!ボスー!!」

□CONTINUE
 EXIT


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