「金沙羅舞踏団」
見せてあげる俺の中でも最強格の卍解だ
「第一の演目 海流(シー・ドリフト)」
舞踏団が円を書くように脳無の周りを周りピアノとバイオリンの鬼気迫るまるで飲み込まれるような音を奏でる
「脳無!」
すると舞踏団に囲まれた脳無が突如現れた海流に飲み込まれる回転し沈んでいく
「くそっ! こんなもの崩壊させてやれば!!」
死柄木が金沙羅舞踏団を右手で触れようと掴みかかる…だが
ゴキッ!
「ぎゃあああ!!うっ 腕が!!」
恐らく触れることで発動する個性のようだが 高速で回転する舞踏団に手を突っ込めばそりゃ腕も折れる
今人形の姿をしてるが斬魄刀 言ってしまえば鉄の塊そんな中に腕を伸ばせばそれは折れてもしかたないだろ
《鉄の塊とは…随分な言い草だね》
(言葉の綾だよ 悪かったから拗ねるな)
聞かれてるよなそりゃ さてそろそろ
「続いて第二の演目 電撃(エレクトリック・ショック)」
続いて舞踏団がその場で止まり右手を脳無に突き出すとギターと大太鼓 チェロの激しくも重たい音が響き舞踏団の腕から電撃が放たれる
放たれた電撃は脳無を焼き付くし 焼き尽くされた脳無はまたぐじゅぐじゅと音をたてて再生していく
《不快な音色だ まるで人を無理やり繋ぎ合わせたような歪で不快な音》
金沙羅が言うには脳無は歪で不快な音との事聞くに絶えないのは想像するまでもない
「では脳無 君に対しての最終演目だ」
タクトを振るい舞踏団が両腕を天に掲げまるで祈るようなポーズをとる
《なるほど せめて安らかな音色で終わらせる悪くない》
(じゃ行くぞ)
「《古代樹》(エンチャント・ツリー)」
金楽器のなる音に沿うようにクラリネット チェロが優しい音色を奏でまるで祝福を願うようだ
脳無の足元から木の芽が生えそれは次第に成長し絡みつき 伸びてゆく高く高く天をめざして
最終的に脳無は1つの大きな樹に飲み込まれ機能を停止する
「の 脳無?」
死柄木が動揺しながら脳無の名を呼ぶが樹は動かない
「さて…次は君だ」
舞踏団は死柄木を囲みお辞儀する
気にはなっていた先程の腕の落とされた時の同様の仕方あれはまるで蓋が外れたように感情がむき出しになったようだった
もしここで仮説を立てるとしたら1つは自ら嫌な過去を封じたもう1つは…誰かに記憶を封じられた
考えすぎならそれでいい だが試す価値はあるだろう
「本日2人目のお客様だ……でもアンコールは一演目だけにさせてもらうよ」
囲んでいた舞踏団が両手を前に出しまるで赤子を抱き抱える前の母のような姿を取る
「最終演目 記憶を開ける(メモリー・オープン)」
パイプオルガンの重低音をベースに弦楽器の緩いテンポの音が死柄木を包み込む
死柄木視点
何だこの音…耳を塞いでも頭に響く「 て こ」音じゃない声?…誰の?
「て こ」 「転弧!」「ワン!」
あっ………
「お母さん…モンちゃん…僕」
なんで忘れてたんだろ…お父さん お姉ちゃん おじいちゃん おばあちゃん モンちゃんそして…お母さん
「先生に会ってから…だよな」
つまり…僕は先生に記憶を…?
「死柄木弔!ご無事…で」
黒霧?…あぁお前もこの音を聞いてるから
「あっ…あ 消太 ひざし……俺は…」
…こいつは確か先生が連れてきた……お前もワケありか
「黒霧…1回落ち着けよ 帰って考えようぜ」
「あ…はい死柄木弔 1度戻りましょう」
雰囲気が変わったな…
「私が…来たぁ!」
初めて見たかも 笑ったねぇオールマイト
「オールマイトに伝えとけ…オールフォーワンは死んでないってな」
黒いモヤに消えつつある死柄木が意味深な言葉を残して虚空に消えた
オールフォーワンってだれ?????
「剣崎少年! 無事かい?」
「うおっと…はいオールマイト」
そういや伝言があったな
「死柄木がオールマイトにオールフォーワンは死んでないって「なん…だと?」あれ?おーい」
言われた通り言ったらオールマイト固まったんだが??
「20…うん全員いるね怪我をしてる子が少しいるが命に別状がなくてよかった」
あの後残りの先生や警察の人が来て残されてたヴィランそして大樹にされた脳無を回収していた
「あの 相澤先生達は?」
「確認させよう……ふむイレイザーヘッドは右腕の骨折に背骨の骨折頭への怪我も酷いようだがこちらは後遺症は残らないそうだ ハウンドドッグは左足骨折に肋にヒビだがこちらも後遺症の心配はなし 13号は背中が裂けてはいたが早く処置したおかげでリカバリーガールの個性で治癒現在は保健室の方にて休んでるとの事だ」
「先生…でも良かった後遺症とか残らんのやったら」
先生の容態を聞いた麗日と他のメンバーもホッとした所で教室に戻り各自事情聴取した後に解散との事だ
「はぁ……忙しい日だった」
「そうだね〜でも秋鬼君凄かったよ〜後何度も言うかもだけどありがとね助けてくれて(*´ω`*)」
ちなみにあの後から葉隠のスキンシップが増えたんだが何故だ??
「えへへ〜///」