Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
「色々あるけど、やっぱり正体がバレる話と、彼奴の登場回」
ディセ「あいつ?」
「あの半裸ナンパ野郎」
ディセ「ああ〜、彼奴のことだな?」
「はい。と言う訳で!」
ディセ「スタートだ」
高町ディセだ。
今日、俺は学校の帰りにある所に向かっていた。
クロノとその母親、リンディだったけ?そいつ等が拠点としている戦艦・アースラに用で来ていた。
まあ、こいつ等にもジュエルシードの在り処を報告する様に言っておいたからな。
?なのはは如何したかって?
今度の日曜日、士郎父さんが監督をしているサッカーチームの応援をする為に、準備をしている。
「んで、相も変わらず、情報は皆無ですか…」
「うぐぅ…」
結果はゼロ。
やっぱり、願いが発動した時にでる魔力反応でしか探知出来ないらしい。
「まあ、そう考え込むな。なのはなら、絶対にそう言うしな?」
「気遣いまでしてくれて、如何も」
「それとさっきの言い方はすまなかった。と、それよりも気をつけてくれ」
「?何をだい?」
取り敢えず俺は励まし、そして捜索の際に気をつけて欲しい事を言った。
もしかしたら、リオンが捜索に当たるかもしれないから。
「リオン・マグナスと言う15、6歳の男の子には気をつけてくれ。彼奴は剣術と魔法を使う奴で、俺のスピードと互角に渡り合える実力がある」
「善処しよう。忠告ありがとう」
そう言って、俺はリオンの事をクロノを通じて、考えてくれると嬉しい限りだ。
彼奴と真面に渡り合えるのは、せいぜい
仮面をつけた謎の青年・ジューダス。
熱い熱血野郎・スタン。
そのスタンの息子・カイル。
現在、仲間であるシーザ。
そして、俺ぐらいな者だけだ。
あのフェイトでさえ、精神崩壊寸前であったけれど、それを軽々と圧倒した。
そんな奴相手におそらく此処にいる魔導師達は手も足も出せぬまま、この世から消え去るだろう。
それぐらいの相手だ。
それに、相手は究極の力「秘奥義」を憶えている。
おそらく、以前見せたあの技の他にもまだある筈だ。
人によって、憶える秘奥義の数は人それぞれだが、
最低でも一つは憶えている。
俺も全職業に一つずつある。
だが、秘奥義の数は多ければ多い程、様々なパターンができる。
以前見せたのは、対象範囲内に紫の炎を浴びせる技
"浄破滅焼闇"と呼んでいる。
知らない奴の為に言うが、
"じょうはめっしょうえん"と読むから。
ヒット数は少ないけれど、其れを広範囲でカバーしているのが、最大の特徴だ。
俺もそんな感じの秘奥義を憶えていけたらいいなと思っている。
と、話が思いっきり脱線してしまった。
リオンの事を言った俺はそのまま家へと帰ろうとした。
その時に、クロノから話をして来た。
「ちょっと待ってくれ!」
「?如何した?」
「君は一体、何者なんだ?」
「・・・別に関係無いね。俺は俺、他所は他所。そう言うプライベートの話しに関してはまたいつか、話せる時になったら話すよ」
そう言って、俺は今度こそ部屋から出て行った。
ーーーーー
そして日付けが変わり、日曜日。
近くの河川敷にて、サッカーの対抗試合の真っ最中である。
俺の近くには、なのはと最近会わなかった、アリサとすずかも居る。
この三人が並ぶと、何気に可愛いのは、俺だけか?
それと、なのはの近くにはフェレット擬きことユーノがフェレットの姿で、なのは達の腕に抱かれていた。
あれはあれで辛い。ただでさえ仲良しな上にあそこまで可愛いと誰も反論しなくなるからな。
まあ、現に俺もその1人だけどな?
ただでさえ、なのはには敵わないのに、すずかとアリサが加わって勝つ保証なんて、これっぽっちも無い。
と、そう感じていながら、サッカーの試合を観戦している。
因みに此処までジュエルシード発見の報告は無い。
フェイト達も誘えば良かったが、彼奴らは彼奴らでやるべき事をしなくてはならない事があるので、そっちを優先させた。
同行者として、スト達も一緒だ。
だから、そう簡単にはやられない筈だ。
二アタは、レディアントを媒介して、家でお留守番兼サッカーをレディアントを介して観戦している。
・・・あんなのを常日頃に持っていくのは、怪しすぎるしな。
と、如何やら前半戦終了のホイッスルが鳴ったようだ。
結果は0ー2で負けている。
後半戦の方は大丈夫かな…
「お疲れね?」
「「お疲れ様!」」
そう思っているとなのは達が、休憩に入った選手達に差し入れを送っている。
俺もそれのお手伝いをしているのだが、突然士郎父さんから俺にお呼びがかかった。
・・・何を仕出かすか?
「実は、今からお前を投入したいと思っているんだが?」
「・・・まさかとは思いますが、サッカーのですよね?」
「ああ。そうだ」
呼び出された理由…
サッカーのメンバーになってくれと言うものだった。
よりにもよってスポーツかよ!
いくら運動神経が小学校内で1番だからとは言え、俺は俺なりのやり方があるんだよ⁉
スポーツなんて、単なる暇つぶし程度!
戦闘の方がはっきり言って、俺は好きだ‼
・・・その言い方だと、俺・・・戦闘狂扱いだな。
兎に角、話を丁重にお断り・・・しよう?
「それと、これはお前のユニフォームだ」
と言って、士郎父さんが車から出したのは、
俺のユニフォーム。
・・・って!それって完全に俺専用とか言っているものだぞ⁉てか、如何して用意してあるんだよ⁉
・・・いや、よくよく考えてみれば、他の選手達と少しだけだが、違う。
・・・まさか…
「・・・もしかしなくても、これ・・・桃子母さんの?」
「ああ!お手製だぞ?」
ふざけんなーーーーー‼
なんでよりにもよって、他の皆と同じじゃないんだよ⁉
なんで、桃子母さんお手製のユニフォームを俺が着用しないといけないんだよ⁉
しかも、この状況・・・いつの間にか拒否権失ってるし⁉
もういいや、やってやろう。
「・・・うぐぅ・・・」
【(頑張れ。我らがディセンダー)】
「(それだったら、代わりに出て欲しいよ・・・)」
俺は半泣き状態で、尚且つ怒りと言う名の気合と共に後半戦の試合に出場された。
因みに俺のポジションはDFだが、攻撃参加有りと言っていた。
サッカー用語で言う"リベロ"のポジションらしい。
意味は・・・"自由"とか言っていたな。
ふっ・・・俺は如何も自由と言うのがお似合いなようだ。
さて、派手に行きますか‼
ーーーーー
・
・
・
・・・結果は6ー2で勝利した。
この6点は全て俺がシュートして入った点数だ。
要は、俺はハットトリックを2回も成功させたようなものと言う事らしい。
それって、凄いんだよな?
でも、チームメンバーのアシストのおかげである事には変わりは無い。
だから、俺はチームメンバーにお礼を言った。
そしたら、みんなも俺の事を快くしてくれた。
本当に仲間は大事だな。
そうして、その日は無事に終えた。
士郎父さんは選手達の家に行き、送ってくると言った。
まあ、幸いにもこの近くはアリサやすずかの家?(お屋敷クラス)が近くにあるから、俺となのはで送ることにした。
最も、此処最近は碌に話なんかしていないからな。
偶にはいい気分転換になると思ったんだ。
そう言って、歩き始めた時だった。
「(!ジュエルシードの反応です‼場所は・・・え?
此処の近く⁈)」
「「⁉」」
おいおい、マジかよそれは⁉
そう言うことなら急いで行かねぇと‼
あ、そうだった。
「悪い!アリサ!すずか!俺等は急用を思い出したんだ。だから・・・」
「あ、待ってよ‼ユーノ君‼」
「って!あの馬鹿!んじゃあ!」
「う、うん…」
「ってちょっと⁉」
全くユーノの野郎が!こっちが折角説得しようと試みようとした時に水をさしやがって!
まあ、結果オーライと言うことだな。
ーーーーー
と言う訳で、来たものの・・・
「完全にトレント系の化け物になったな…」
「う、うん…って!なんでそんなに冷静なの⁈」
「普通の事なんでな?こういう植物系の魔物も倒した事は有るんだよ」
「そ、そうなんだ…あ、て事はあの子には火が効くって言う事?」
「お?中々良い判断だ。成長している証拠だな!」
「えっへん!ってそれ如何言う事なの⁉」
「ヒューヒュルリ〜」
「下手な口笛吹かないの‼」
まあ、何はともあれサクッとやっちゃいますか!
「そう言う訳だから、一気に畳み掛ける!レディアント!」
「レイジングハート!」
「「セットアップ‼」」
そうして俺となのはは魔法使いに変身した。
さて、一気に・・・
「な、なのは?それにディセ?」
「ふぇ?・・・」
「ん?どっかで聞いた声・・・」
そう言うと俺となのはは後ろを振り向く。
そこにいたのは・・・
「な⁉」
「にゃ⁉」
「「あ、アリサ(ちゃん)⁉」」
なんでアリサが此処にいやがる!
ユーノが結界を仕掛けた筈だ!
アリサは絶対に来れねぇ筈だ!
なのになんでこいつが⁉
ん?あれ?なんでアリサの周りに風が吹いているんだ?
「ど、如何してアリサちゃんが⁉」
「それはこっちのセリフよ、なのは!なんであんたが此処にいるのよ⁉」
「ん?こっちのセリフ?」
如何言う事だ?何故、お前がこんな事を言うんだ?
「それと・・・良い加減にしなさいよ!このロリコンナンパ野郎!」
ボカッ!
「え?」
「ん?・・・あ、そう言う事か」
アリサがいきなり大気に向かってアッパーを繰り出した。
本来なら、空振りの筈だが、何故かヒットしたような音がした。
なのはな驚いた。
俺はその行動を見て、よく目を凝らすとそいつが居た。
今度はお子ちゃま相手にナンパする気かよ…
「んあぐぁ!痛いじゃねぇかよ!金髪ロリ‼」
ザビーダ。
ったく、これでようやく理解できた。
何故、アリサが此処にいるのか?
答えは単純だ。
近くにザビーダのような種族…
【天族】が居ると魔法関連に関わるようになる事だ。
実際に、目に見えない魔物、通称【憑魔】を天族と共にする存在、【導師】を介して人の目でもそれを見つける事は可能なのである。
ザビーダのように、特に強い天族だと、自身を介して行う事も可能だと、前にスレイから言っていたな?
まあ、そう言う訳だから。
「まあ、取り敢えず・・・久方ぶりだな?ザビーダ」
「え?何を言っているの?」
「訳わからんだろ?俺の肩に掴めば分かる」
「う、うん」
そう言って、俺の肩に手を当てたなのははアリサの方を見た。
そこに居たのは、上半身裸の褐色肌の不良じみた奴、
ザビーダが居た。
「おーい!ザビーダ‼」
そこで俺はすかさずザビーダの名を言った。
「んあ?お?おいおい誰かと思えば、ディセじゃねぇか⁉随分と小さくなったもんだな!がはははは‼」
「後で針千本の刑に処しま〜す♪」
「って!おいおい、冗談だって‼」
「冗談には聞こえないわよ・・・」
「にゃははは・・・」
そう言って俺は久方ぶりの仲間との再開に浸って居た。
ん?そう言えば何か忘れていたような・・、
「ぐああああああーーーーー‼」
あ、そう言えばまだ居たんだな?お前。
「にゃ⁉忘れてたの‼」
「てか、何よこいつ⁉」
アリサとなのはは思い切り驚いているし。
「んまあ、なんでアリサと一緒に居るのかはほっといて、兎に角・・・あんたの風の力、貸してくれないか?ザビーダ」
「ふっ!上等だ!身体が生温かったからな!良いウォーミングアップになってくれよ!行くぜ‼」
「よっしゃ!それじゃ!レディアント!コール・オブ・ウィザード‼」
【OK!コール・オブ・ウィザード‼魔・属・放・撃!】
そう言うと俺は紫色に近く、トンガリ帽子を大きく被った杖を扱う職業「魔導師」になった。
「さあて、暴れるぜ!止めてみやがれ!」
そうして開戦となった。
因みに俺はアリサを守りつつの援護に入る。
なのはが砲撃、ザビーダは・・・ほっといて良いか。
彼奴は彼奴なりの方が良いからな?
と此処で絶好のタイミングだと思っている奴等に残念な知らせだ。
今日の話は此処までのようだ。
と言う訳で次回へ続く。
「ってか、俺のかっこ良い姿は如何なるんだ⁉」
おそらく、次回へ持ち越しだな?
残念だったな?ザビーダ。
次回へ続く