Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
「正確には、ミラの話です」
ディセ「ミラ⁉あの精霊の主の⁈」
「いや、そうではなくディセが知っているミラではなく、エルが知っているミラですね!」
ディセ「エルが知っていて、俺には知らない?一体誰なんだろうか?」
「それでは早速…」
ディセ「スタートだ」
ディセだ。
リオンとアルフからの発言により、終始混乱状態の中にいる。
フェイトが消えた。
そう考え込まされている状態の最中にいる。
「すまない…ディセンダー」
リオンの奴…相当、自分を責めてるな…
さて、俺はなんと言えば言いのやら…
「リオン・マグナス。お前のせいだけでは無い」
ジューダス?
「ましてや、アルフ…君のせいでも無い。
此処にいる僕たちでさえも気付か無かったのだ。
僕等にも責任はある。自分を責めるな」
「・・・すまない」
流石、ジューダスだ。
見た目はあれでも、中身は大人のように対応している。
それにより、リオンとアルフは少し冷静になってくれたぜ。
「…さて、フェイトの捜索もしなくてはいけなくなってしまった訳か」
はてさて、如何するかな…俺。
ーーーーーSIDEtoミラ
さて、私はあのトゲトゲの突起物があちらこちらに出ていた物体から離れて、
今はとある場所の古い家に隠れて住んでいるけれど…
「酷い怪我…
一体、誰がこんな事を…」
あの場所で出会った金髪のツインテールの女の子をこの場所まで連れては来たものの、やはり、私のように魔法に長けている者は、傷を治す事は不可能に近いわね。
「うっ…うぅ〜」
「‼」
目が覚めたの⁈あんなにも甚大で重症と呼べるような怪我なのに、意識を取り戻した⁉
この子…何気に凄いわ…。
「…此処は?」
「此処は森の中のオンボロな家よ。最も、私が勝手に使っているだけだけどね。
目が覚めた?」
「貴方は?」
「私はミラ。一応、魔法剣士をやってるわ。
ファンタジックな肩書きみたいでしょ?」
彼女は目を覚ますと、此処が何処なのか聞いて来たから、咄嗟にそう答えて、次に私の事を聞かれたので、一応
この世界に存在しない「魔法」をでっち上げな言い方にして、とりあえず場の雰囲気を和ませて見たけど…
…如何やら彼女の顔から察して、「魔法」の事は知っているらしいわね。
「貴方が私を此処まで?」
「まあ、そうなるわ。いろいろと聞きたい事があるけど、今はまず、自分の傷を治す事が先よ?」
そう言って、私は懐にあったアップルグミを彼女に与える。
「これは?」
「グミよ?これで体力を回復させる事が出来るわ」
「こ、これで?」
すっごく不思議そうに見ているわね…。
無理も無いわよ…。
だって、見た目はただのお菓子のグミだけど、中身は様々な味が楽しめながら、傷や魔力を回復してくれる治療薬が少し入っているから、見た目に判断してちゃ駄目よ?
「兎に角、騙されたと思って食べなさい」
…少々、言い方が酷かったわ。
元からこんな性格だからごめんなさいね。
そう感じていると、その子はアップルグミを口の中へと入れた。
…やっぱり凄いわ、アップルグミ。
みるみる内に彼女の傷跡を即塞いでくれているのは本当に凄いわ…
「す、凄い…」
貴方もそう思った?
それが私達の世界の回復手段の一つよ?
「助けてくれてありがとうございます」
意外と律儀ね。親の顔が見てみたいわ。
と、そう言えば忘れていたわ…
「まあ、気にしないで?
それと、貴方の名前は?」
「あ、そうでした。…フェイトと言います」
「フェイトね?分かったわ。今度から私の名前もミラって呼んでね」
「え⁉で、でも…」
「でもじゃない!私が良いって言っているんだから、ご厚意に甘えなさいよ!」
つくづく私の言い方は本当にキツイわ。
今度、治す練習でもしておかないと…
「そ、それじゃあ…ミラ?」
「?…何?」
「貴方も魔導師なの?」
彼女…フェイトからの言葉に私は疑問を持った。
ー魔導師?一体何なの?ーと。
「魔導師?…魔法使いのような者かしら?
だとしたら、私は少し違うわ。
私は精霊よ?と言っても…「元」精霊なんだけどね?」
強ち間違ってはいないわよ!
私は役目を終えて、普通の人間と何等変わらない生活を送っているのだから。
「精霊…だったんですか…」
「え⁉…ええ。
…如何して驚かない訳?」
そんな中でも、私の正体に動じないフェイト。
その理由を聞いたら…
「妖精がいたら、精霊もいるものかと?」
成る程…それだと合点がいくわね?普通。
と、それよりも…
妖精がこの世界に居るの⁈
さらりと衝撃発言を言ったわよ⁈この子!
て事は、魔法も当たり前のように知っていると言うわけね。
通りで、場の雰囲気を和めきれない訳ね。
「…まあ、それはいいとして。
フェイト、貴方は何であんな所で倒れていたのよ?」
そこが分からない疑問点よ。
如何してあんな所でフェイトが傷だらけで倒れなくてはならなかったのか?
それが聞きたかったから、私は聞く事にしたわ。
ーーーーー
それから軽く3分は話を聞いていたわ。
話を聞く限り、如何やら彼女の母親によってこの傷をつけられていたようね。
許せない!
自分の娘でありながら、如何してそこまでするのかしら⁉
先程、(親の顔見てみたい)って言ったのは全て撤回よ!
そんな奴の顔なんて見たくも無いし、こっちから願い下げよ!
「・・・」
フェイト?
「如何したの?」
「私は…お母さんに本当の事を聞きたい!」
え?
「如何して私を殺そうとしたのか…
なんで、他人に自分のやって来た事を引き継がせようとしたのか…
いろいろと聞きたい…」
「・・・それで?」
「え?」
「それで、貴方はその全てを聞いて、他に何をするつもり?」
「それは…」
「もし、その後が最悪な結果になったら?
それこそ、相手の思う壺よ?
良い?人は人、他所は他所、貴方は貴方なのよ?
人の命令にしか聞けない様な存在じゃないはずよ?
貴方は一人の人間なんだから!」
「!」
まあ、私としては少々どころじゃないけど、ちょっと言い過ぎたかしら?
「…ありがとう」
「?」
「お陰で吹っ切れました」
…何故かは知らないけれど、そうなってくれたなら、私も嬉しいわ。
「私はお母さんの所に行きます!」
「⁉無茶よ!そんな体で!」
彼女はそんな体で、彼女の母親がいるあの場所に行こうとしていた。
駄目よ!また、同じ目にあったら、それこそ命がいくつあっても足りない状況に陥るのがオチよ⁉
「私は…それでも!お母さんの所に行きます!」
如何しても行こうと言うのね。
・・・本当に頑固ね?貴方は。
「・・・分かったわ。但し!私も連れて行く事よ!それが条件よ!」
「!・・・ありがとう」
さて、私も戦う準備をしないといけないわね?
剣は…この家にあった刀を使いましょう。
おそらく名家の宝刀かもしれないけれど、それでも立ち向かえると言うのなら、力を貸して!
「行きますよ…」
「ええ。お願い」
貴方の母親との言うなれば「決別」をしにね。
フェイトとミラ。
2人は共に「時の庭園」へと歩む…。
〜スキット〜
No.14サラは苦労人⁉
ディセ「相変わらずサラとリッピは仲良しだよな?」
スト「何せ、僕と出会うずっと前から仲良しだったしね?」
サラ「うん!」
リッピ「そうでございます!」
なのは「良いなぁ〜私も妖精さんと仲良くなりたいの!」シーザ「…認めん」
ディセ「?…シーザ?」
シーザ「俺はまだ認めないぞーーーーー‼」
スト「うわあ⁉な、なんだ⁈」
サラ「お、お兄ちゃん⁈」
シーザ「俺よりもリッピと仲良しとは…
リッピ!お前は俺が斬るーーーーー‼」
リッピ「うわああああ‼お助けを〜〜‼」
シーザ「待てぇぇぇぇ‼」
「「「「・・・」」」」
ディセ「・・・サラは意外と苦労してるんだな?」
なのは「なんか…あんなやり取りをしていると、お兄ちゃんの事を思い出すの…」
サラ「あはは…妹同士、これからもよろしくね?」
なのは「こちらこそなの♪」
ディセ「まあ、おかげでなのはとサラは仲良しになったけれど…」
リッピ「お助けーーーーー‼」
シーザ「待てぇぇぇぇ‼」
ディセ「完全に空気と化した彼奴等をどうにかしないとな?」