Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
俺はあの時の自分の世界から容姿が小さくなって、ここで言う小学生?って言うのに分類されている。
幸い俺の年は、なのはと同じ歳だったのでなのはと同じ学校に通っている。
なのはとは同じクラスで通っている。
なのはの事が心配で仕方がなかったからかな。
俺は今、一種のシスコンなのかもしれない。
チェスターにヒスイ、セネルにシーザのシスコンブラザーズの気持ちが少し分かったかもしれない。
そんな俺をほっといてなのはは親友を作ったらしい。
男なら許さん!
・・・と思っていたが、女の子2人だった。
ならいいか!
そっちの方がなのはの兄としては嬉しいです。
名前は確か・・・アニサ・バリングスと月村さざか!
・・・ごめん。間違えた。
本当はアリサ・バニングスと月村すずかだった。
そんな仲良し三人組と俺は、
いつも学校を通学している程まで仲が良くなった。
最初は喧嘩していたんだと。
だけど、俺の仲裁と両成敗も兼ねた説教のおかげ(?)もあってか、今ではすっかり仲良くなってます。
まあ、前置きはこのくらいにして、サブタイトルでも説明した通りなのはが魔法を憶える事になった。
原作ファンの奴、多分こう思ってるだろ?
『原作の方を、少し飛ばしてないか⁈』
と、そうおもっているだろ?
知らない奴はおそらく、
『え?いきなり何が何やら?』
と思っているだろう…
そんな事の為に一応、回想として話をします。
ーーーーー回想ーーーーー
事の発端はなのはとアリサ、すずかの三人が習い事の為、その場所に向かおうとしたそうだ。
その時の俺は、なのは達の見送りとして一緒に歩いていたのだ。いや、正確には小走りなのだがな。
『・・・か・・・けて・・・誰か・・・助けて』
突然の突拍子もない謎の声。
なのははそれを聞き取れていたようだった。
実を言うと俺も聞こえるのだ。
何故か?は知らないが。
そしたらなのはが声のした方にダッシュで行っちまいやがった。
それに気づいたのかアリサとすずかも後を追ったので、仕方なく俺も三人の後を追った。まあ、なのはの事が心配なのが災いしているのである。
コレもはや、シスコンの領域なのでは!
と思っている自分がいるので、
正直言って・・・
自分が怖いです。
そんな事はさておき、なのはが向かった先には小さな小動物がいた。なのはが、
「フェレット?なのかな?でも怪我してるの!」と言ってきたので俺たちは急いで動物病院に向かった。
結果から言うと、フェレットは無事、治療できた。
なのはがホッとしていたので、俺も安堵していたんだ。
その日の夜、
俺はなのはと共に家族にあのフェレットの事と、そのフェレットを飼いたい事を話したんだ。
上の兄姉はさすがに嫌な顔をしたが、一家の大黒柱の父・士郎と母・桃子は、
『育てられるのか』と質問したら、なのはが、
『育てられるの!』と言ってしまったのである。
仕方なく俺もなのはの味方をした。
まあ、ぶっちゃけて言って、フォローです。
そんなこんなで、家で飼う事が決定したその日の夜、
『お・・・い・・ぼ・・・え・・・お願い・・誰か・・お願い僕の声を聞こえてる・・・誰か来て‼』
「はぁ!」
俺は謎の声のような者によって、無理やり起こされた。
俗にいう悪夢というものなのだろうか?
俺は気分転換に窓の外の眺めを見た。美しい月が海鳴市の夜を明るく包み込んでいる。この光景は夜しか見れない絶景だろう…
俺の世界の空なんて、ほとんどが戦場の影響でまともな青き夜なんて見た事もなかった。
そんな俺は、ふと家の玄関あたりから何かが出て行くのを見た。
「なのは?」
それはなのはであった。あいつ、まだ起きていやがったのか?まあそんな俺は、なのはの事があまりに心配になり、
「はあ〜…仕方ないか・・・」
仕方なくなのはを連れて帰るのと同時に何故外に出たのかの真意の為、俺は気分転換に外に出た。因みに、テーブルに置き手紙をおいて・・・
俺は一応、真面目にやっている。あちらの世界では誰かに伝えて行ったぐらいだ。いなくても今回のように置き手紙をおいて出て行く。
習ったばかりの日本語や、漢字を丁寧に書きつつも、やっぱり字は下手だったがな・・・。
そんな事はどうでも良い。
俺はなのはの後を行くと、案の定 なのは はそこにいた。
「?何か様子が変だな?あいつ、あの格好で家に出たっけ?」
どうしてそう思ったのかは、
あいつの格好が家を出た時は、少し黄色の服装だった筈だ。なのに今のあいつの格好は、白を基調とした服装だった。それに杖?みたいな何かを持っていた。
「っ‼」
なのはが苦痛を訴えかけた。誰かと戦っているのか⁈まさか魔物⁉一瞬俺は戦おうとして、
「なのは!俺に・・・!」
と言おうとしたが、今の俺は武器も防具もない。増してや魔法も使えない。どんな攻撃も出来ないでいた。
そんな俺の声を聞かれたのか、一匹の小動物がやってきた。
『そこの人!ここは危ないよ!』
「⁈・・・まさか、こいつが喋ったのか‼」
そいつから確かに声がした。しかもこいつはあの時、なのはが救おうとしたあの時のフェレットやろうじゃないか!
と思っていたのだが、そいつの首回りに光る宝石があった。
俺は何故か心の中で、
(なんだこれ?不気味だ・・・。でも何故か懐かしい・・・一体何なんだ?)
と思っていた。そしたらそのフェレットやろうが、
『もしかして・・・お願いします!あの子と共にジュエルシードを封印してください‼』
「へ?は?ん?はああああ〜⁉」
思わず俺は叫んだ。そしたらフェレットやろうが続けざまにこう言い続けやがった。
『いきなりなんですが、これを使って!』
「⁉良いのか?お前の物なんじゃないのか?」
『僕は魔力を消耗しすぎて、どうする事もできないんです!さらに言うと、これは元々この星にきた時に偶々拾った物なんです!ですから、お願いします!』
「・・・質問する事が山程あるんだが・・・」
俺はフェレット野郎に質問攻めにあわせようとしたが、
近くにいたなのはがピンチだったので、
「とにかくやれば良いんだな?」
『良いんですか⁈』
「なのはの為に俺はいるんだ!ここであいつが死んじまったら、士郎父さんや高町家の人たちに頭が上がらなくなる。だからな、俺は何が何でも!なのはを守る!」
『あ、ありがとうございます!』
「礼は終わってからだ!」
そういうと、俺はフェレット野郎から、光る宝石を貰ったが、正直に言います。
何をすれば良いんだ?
そんな時、俺の心の中で、
(再会する事ができた。やっと元の居場所に戻ってきた。ただいま、我が主・・・
ディセンダー)
と、言ってきた。
そうか、この宝石は、お前達のこの世界での姿なんだな。
俺は心の中で安堵と共にこう呟いた。
(おかえり、我が魂の分身達)
そう言うと、俺は詠唱を始めていた。
「今こそ、ここに集え!
我と共に導け‼出でよ!我が魂の分身達
"レディアント"!セットアップ‼」
【了解!レディアント、セットアップ‼】
そして俺はあの時の姿になった。あちらの世界で活躍した、
レディアントレインボー装備となりて。
【ただいま、マスターいえ我らが救世主…ディセンダー】
「おかえり、レディアント達。感動の再会はまた後で良いか?今はあの子を救いたいんだ!」
俺の視線の先には、なのはがいた。それを察知したのか、レディアントと名を付けたデバイスと呼ばれる物は、
【成る程、今のあなたのお家の妹さんですね?】
「人の心の中を探るな!まあ確かにそうだが・・・」
【コール・オブ・○○○と叫んで、その間に変身したい職業をお願いします】
「なんか面倒臭いが、やるか。コール・オブ・フェンサー‼」
【了解。コール・オブ・フェンサー。攻・防・剣・閃!】
すると俺の格好は、先ほどとは打って変わって、青の鎧系統の服装に整えられ、左手には盾を、右手には剣を持っていた。
【これでレディアントフェンサー装備になりました。剣技を放つ事ができます!】
「分かった!それじゃ牽制用に
"魔神剣"‼」
俺が放ったのは、あちらの世界で剣士なら大抵の奴等が覚える初歩的な技で地を這う衝撃波・魔神剣であった。
「グォ⁈」
「え、何が起こったの?」
「なのはーーーーー‼」
「ディセ兄!?何その格好?青い騎士さん?」
「お前に言われたくない!まさかの"魔法少女"とか言わないだろうな?」
「えっと〜。多分それに当てはまるの・・・」
「・・・はあ〜。まあ良いか。さっさと終わらせるぞ!」
「え、あ、うん!」
そう言うと俺は敵の事を調べた。どうやら最初から、敵の情報を把握する術・技
「成る程な〜」
「何がなの?」
「あいつの弱点は、背中。その為には、足元を転ばせる必要がある。転ばせたら、なのはがフィニッシュをかけるんだ。イイな?」
「何がよくわかんないんだけど、頑張ってみるの!」
「それでこそ俺の義妹だ!」
「ディセ兄・・・」
「やり方は、あのフェレット野郎から聞いたのか?」
「うん!もちろん!」
「それじゃ、始めるぞ!」
「うん!」
そう言うと俺はなのはと共に敵に向かった。
「(敵を封じるにはコンボが必要不可欠!なら!)これで足止めだ!"散沙雨"‼」
「グォ⁈」
良し!次!
「"秋沙雨"‼」
「グォグォ⁉」
終いはこれだ!
「"驟雨双破斬"‼」
「グォ⁉」
良し!今だ!
「フレン直伝!"魔皇刃"‼」
「グォ‼」
俺はフレンから学んだぶっ飛ばし技・魔皇刃を放った。
言っておくのが遅れたが、俺はアドリビトムメンバー全員の十八番の技を全て継承しているんだ。
クレスの場合、時空剣技は使えそうになかったから、
相手をぶっ飛ばす"真空破斬"を覚えたり、
ジュディスからは風の球を蹴り出す秘技"嵐月・燕"、
最近に至っては、
ルドガーの双剣技"双針乱舞"に
スレイの"太刀紅蓮"を憶えたのだ。
他にも、キールからは術"シューティングスター"や、
ナタリアからは"エンブレスブルー"等々、
兎に角、アドリビトムメンバー全員の得意術技を継承したんだ。
出し方は、
特技→秘技→奥義→直伝技→秘奥義の順で技キャンセルが出来なくなる。
術は関係ないが、詠唱完了順に言うと、
下級術→中級術→上級術→直伝術→秘奥義の術で詠唱完了時間が遅くなる。
まあ、レディアント装備の中には、詠唱短縮能力があったから、不便なことなんてなかったな・・・
そんな話はほっといて、話を戻すぞ!
「なのは!今だ!」
「うん!リリカルマジカルジュエルシード封印‼」
〜〜〜〜〜
こうしてやっとの事で封印に成功したのであるが、
俺はフェレット野郎から、男の子の匂いがしたのだ。
実は鼻が結構効くタイプなのだ。だが、異臭だけは嗅がないようにしている。
なぜ?簡単だ。意識不明の重体、最悪それ嗅いだだけで、死ぬ。あ、しまった。今思い出したくないのが思い出してしまった。
気持ち悪い・・・。
俺は何とかそれをグッと抑えながら、フェレット野郎に質問した。
「そ、そういえばお前、男の子だろ?」
「へ?何言ってるの?フェレットはフェレットだよ?」
『いつ気付いたんですか?』
「本当なの⁈」
「(なのはに向かって)いちいち喚くな!(フェレットに対して)と言っても、ついさっき何だけどな?フェレット野郎!」
「この子の名前・ユーノ君だよ!」
「ユーノ?それがこいつの名前か?まあいいや、取り敢えず、元に戻ったらどうなんだ?」
『無理です。魔力がほとんど残っていないんです。だから、この格好で精一杯なんです』
「ああ。そうかよ。どうしたもんか・・・」
そんなことしていると、レディアントが俺の頭に語りかけてきた。念話というらしい。
そしたらレディアントが、
【(ディセンダーの聖なる光で、この者の力を取り戻したらどうですか?)】
「(本当なら試してみるが、出来るのか?今の俺、ほとんど出来ずじまいなんだが?)」
【(我々と再会したことで復活している筈です。試して見てください)】
「(りょーかい。じゃあやって見ますか!)じゃあユーノ?だっけか?取り敢えず俺の前に来い」
『え?は、はい』
そう言うと、ユーノと呼ばれるフェレット野郎は俺の前にきた。俺は両手を広げ、光を放つ。
するとどうだろう。それを見たなのはが驚くのは分かっていたが、ユーノ、お前まで驚くのか⁈とか言っているうちにユーノが、
『‼これなら!』
と言って、変身した。
いや、元の姿に"戻った"の方が正しいか。
その後、ユーノの姿になのはは驚くが、俺はどうだって言いやと思えてしまったのは言うまでもない。
その後は、ユーノをフェレットの姿に戻し、家に預かることにしたのであった。
結局、なのはは魔法を知ってしまったのには変わりはなかった。だから、
俺がなのはに教えなくてはいけなくなったのであった。
面倒臭いことをしてくれたもんだぜ、全く。