Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
そして、全てを知ったディセンダーは、
自身の力を開放する!
ディセだ。
絶対絶命の時に、クレスが助けに来てくれたぜ!
でも、クレスの言葉を聞いたのは予想だにもしなかった事だった。
俺達の目の前にいるプレシアは…
偽物だと。
クレスはそう言ったんだ…
全く分からねぇ…如何してそんな事が言えるのか、全く分からなかった。
だから俺はクレスにこう言った。
「そいつが…偽物だって言う…証拠は有るのかよ⁈」
ってな?
そしたら、クレスは指を指した。
その指を指した方向を全員で見た。
その先には…入口?
ん?いや、そこの近くに誰かがいた。
全身をローブで隠していたその人は女性であり、そして少しやつれていた。
その姿を見たフェイトは…
「⁈お母さん⁈」
「フェイト…」
………へ?
・
・
・
・・・んな⁈なぁにーーーーー⁉
「プレシアが…2人⁈」
クロノの言うとおり、俺達は驚愕した。
何故、プレシアが2人も居るんだよ⁉と。
すると、部屋の中央に立っていたプレシアが、
「な、な、何故、貴様が此処に居るのだ⁈」
と言ってきやがった。明らかに動揺している。
「でも、如何して…」
「それは僕が説明するよ…」
そう言って、クレスは話を始めた…
ーーーーーSIDEtoクレス
僕はあの時、この施設の…おそらく研究室と思わしき場所に来ていた。
そこで、僕は彼女…プレシアと出会った。
そして、彼女の研究をまじまじと聞いていた。
…自分でも驚くぐらいにね。
そしてそんな彼女はある者の名前を言ったんだ。
ーその者の名は
…カオスー
「か、カオスだって⁉」
彼女はそう言ったんだ。
そしてその内の1人が今自分に成りすましていると聞いたんだ。
〜
そこから僕は彼女を救うため、時空剣技で彼女を助けたんだ。
…かなり慎重になんだけどね…。
ーーーーーSIDEtoディセ
さ、流石だな…クレスの奴。
「Sランク魔導師三人分の力でようやく解除できる程の場所を…たった1人でやったのか⁈貴様は⁉」
偽プレシアがさっきより動揺している!
…ってその前にプレシアを捉えた部屋って、そんなに強固に作っていたのかよ⁈
それをクレスは手加減してやったと言うのかよ⁈
クレス…もはや化け物だよ、お前…
「く…最後の最後で…!プレシア…お前は…!!」
「貴女には礼を言うべきかしらね?生体バッテリーとして生かされていたおかげですっかり精神が正常に戻ったわ。」
矢張り本物は違うな。
その場に存在するだけで、他を圧倒する…これが本物の『大魔導師』か。
「この…!お前はフェイトと言う存在に絶望したはずだ!自分の娘が再生できなかったと!そうなるように仕向けたのに!」
「確かにあの時は絶望したわ。この子はアリシアじゃない。」
「…母さん…」
プレシア…本物であってもそうなのか?
だったら俺は…
「でもね。其れは当然なの。アリシアとフェイトは姉妹ですもの。まるっきり同じになる事なんてありえないわ。
私の娘は双子だったのよ。姉のアリシアは事故によって死んだも同じ…だけど!妹のフェイトは生きている!
この子が例え私を母親と認めてくれなくても構わない。フェイトは私の娘よ!絶対に喪いたくない私の可愛い娘!」
「…!母さん?私は…!」
心配無用だったか。
此れが真の母親か…桃子母さんもそうだったけど母とは強いな…
俺ももし、母親がいたら…
いや、考えるだけ無駄だったな。
俺には…家族はいない。
けど、俺には大事な仲間達がいるんだ!
俺はそれを大事にすれば良いだけだ!
「ごめんなさいね、不甲斐ない母さんで。貴女には辛い思いをさせてしまったわ。アルフ…貴方にも迷惑を掛けたわね」
「良いって。フェイトが嬉しいなら、私も嬉しいんだから!」
ふ…これが親子と言うものかな。
ー良かった♪ー
「ああ、本当に良かっ…⁉」
なんだ?…誰だ?俺に話しかけてくるのは⁈
ー?…私の声…聞こえるの?ー
ああ、もちろん。
俺の名はディセ。君は?
ー私はアリシアだよ、お兄ちゃん!ー
あ、アリシアだって⁉
それじゃあ、君がプレシアの…
ーうん。それに、ずっと見守って来たけど、分かるんだ。
私はフェイトのお姉ちゃんなんだって!ー
‼…そうか。君がフェイトの姉で、プレシアの娘なんだな?
でも、如何してこうやって聞こえるんだい?
ー私も分からない…けど、この人の事は私も許したく無い!ー
…そうか。なぁ、アリシア?
ー?なぁに?ー
君が望むなら、君を生き返らせる事は可能だ。
その代わり、俺と一緒にあいつ…偽プレシアを共に倒す勇気をくれないか?
ーうん!それはこっちも同じだよ!
だから、お願い…
お母さんと、フェイトのためにも!ー
ああ!勿論だ!
そう言うと、俺のデバイスである「レディアント」にその子…アリシアの魂が宿った。
不思議だ…光が宿って、勇気が湧き上がって、傷が塞いでいって、力がみなぎる!
「おい…そこの偽プレシア!」
「⁈な、そんな馬鹿な⁈あれ程の深手を負ってまだ立ち上がると言うの⁈」
ああ!俺は伊達に死なねえよ!
それに今の俺は怒り状態MAXだ!
「お前は俺を怒らせた。
一つは、大事な仲間であるリオンを騙した事…
一つは、大事な友であるフェイトを苦しめた事…
一つは、その姉であるアリシアを人質にとったと言う事…
そして、その2人の母親であるプレシアを捉え、挙句の果てには本人に成りすました事…
俺は…お前を許さない!」
【リミッターオープン!全職対応可能!
レディアント・ドライブ!
…イグニッション‼】
さあ、此処からはお前は地獄のショータイムを生で体感する時間だ…
「皆…邪魔するなよ?」
俺が言った一言で皆は黙った。
余程、その時の俺には関わりたくなかったようだ。
「な、なんだ⁈その馬鹿高い魔力の質は⁈」
教えてやろうか?
…いや、やっぱり教えない。
何故ならお前は俺を怒らせたんだ。
其れだけで万死に値するからな?
モンスターでさえ、俺の怒りを買わせた憶えは無いぜ?
兎に角だ…
「さて、此処から皆に見せるは地獄のパフォーマンスショー!ゆっくりとご堪能あれ!」
最も、騙したお前には関係無い事だがな?
さて、ド派手にやりますか!
ディム・センダース。
彼の怒りを買った者は殆んどが人間。
其れも完全に闇に堕ちた邪悪な人達のみ。
魔物が相手でも怒りを買った事は無い…
そんな怒りを買った敵はこの後、後悔する…
彼を怒らせたのが、そもそもの間違いだった
と言う事に…