Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
露わにした場所では草木が一本も生えなくなり、
大地は干ばつ、水は瞬時に蒸発、
マグマに至っては凝固される始末。
そんな怒りを買ったディセが無双する話…
ーーーーーSIDEtoなのは
私はディセ兄の様子を見ていた。
そしたら、ディセ兄の怒る姿を目撃した。
今まで見せた事が無い…
ディセ兄が怒った姿…
それは最早、「鬼」とか「悪魔」とか「魔神」と言っても過言じゃなかったの…
でも、其れだけで収まりきる物じゃなかったの。
それは次の出来事でそう言わざるを得なかった…
「レディアント!レディアント・ドライヴ…
イグニッション‼」
【OK!レディアント・ドライヴ…イグニッション!】
「はぁぁぁあああ!」
そう言うと、ディセ兄の周りから赤い、でもそこからチラチラと光の破片が飛び交うオーラが目に見えたの。
はっきり言って、綺麗だった。
それはフェイトちゃんも、そのお母さんであるプレシアさんも同じ感じだったみたい。
でも、クロノ君とミラさん以外の皆は、オドオドしていた。
如何して?そう思ったのは、次の瞬間で分かった。
「コール・オブ・フェンサー!」
【コール・オブフェンサー!】
そう言うとディセ兄は前に…其れも初めて私が魔法少女になった時の姿である「フェンサーモード」を発動した。
「ふっ!はぁ!せぃ!」
最初の三連撃…うん、いつも通りだった。
「ぐぬっ!」
「此処からお楽しみの"針千本"だ!」
ただ、ディセ兄が言ったその「針千本」の意味を後に知る事になった。
「散沙雨!秋沙雨!驟雨蒼破斬!」
此処までは私もよく分かっていたやり方だった。
けど、この時点からもう始まっていた事をこの時の私は知らなかった。
「クロエ直伝!霧沙雨!」
斬り上げと斬り下ろしの後、直ぐにまた連続突きを繰り出した。
けど、猛攻は此処までの筈…
何故なら、ディセ兄が前に、
『技は特技から秘技、そして奥義、直伝技の順で技のキャンセルが出来ないんだ。
だから、直伝技を放ったら真っ先に後ろへ飛び退くのが、俺流の残心なんだ』
って、言っていた。
さっきの技も「直伝技」に分類されていたから、ディセ兄が危ないと思ったの。
それは相手の方も感づいていたみたい。
「次は私の番…「お前の番はねぇんだよ‼」何⁈」
へ?でも、そこからどうやって?
「1ループ!散沙雨!秋沙雨!驟雨蒼破斬‼そして霧沙雨!」
「な、なんだと⁈」
⁈嘘⁈さっき放った技を休みなしで発動している⁉
如何して?
「出た!あいつのレディアント・ドライヴ‼」
レディアント・ドライヴ?
そう言えばさっきディセ兄とレディアントが言っていた言葉だ…
其れと今のって関係があるの?
「うん!関係あるよ!
レディアント・ドライヴは対象者の能力を飛躍的に上昇させる事で、
通常攻撃からの技のキャンセルをいつでも発動できるようになるの!
今までは、特技、秘技、奥義、直伝技の順にキャンセルが出来なくなるんだけど、
レディアント・ドライヴの能力を使えば、其れは一気無効、要するにその時の間は技を放った後でも他の技に移行出来るんだよ!」
流石、サラちゃん!よく分かったの!
ん?と言う事は…
「要するに、僕達が使っている技「魔神剣」を連続で出しているようなものと思えば良い」
成る程…って⁉其れって思いきりチートなの⁉
リオンさんも例えが良かったから分かったけど、其れってディセ兄は元からチートな存在だって言っているようなものですよ⁈
「まあ、彼奴は元からチートだから、今更驚く事も無いがな」
うぐっ…。
そう言われると否定出来ないの。
「だが、其れが使用できるのはもって15秒。
その間、如何なる攻撃でも直ぐに怯んでしまうだけではなく、あらゆる攻撃を防いだとしてもダメージを軽減する事は無い。
所謂「諸刃の剣」と言う能力だ」
!…そんな!
「だが、この時点でディセンダーは既に100ヒット命中させている。
もうそろそろ相手を吹き飛ばす頃合か…」
そうリオンさんが言った。
「馬鹿な⁈こんな単調な攻撃を何故⁈」
「お前はもう既にシールドブレイクされている!
要は「数撃ちゃ当たる」ってな!
お前がこの時点で防御をとった時点でアウトなんだよ‼
ラストループ!散沙雨!秋沙雨!驟雨蒼破斬!」
「くっ!同じ事はお見通しよ!」
「残念でした♪最後はこれだ!
フレン直伝!魔皇刃‼」
ドガァ!
「うわあ‼」
その攻撃で吹き飛ばしたの…凄いの。
「此処からは直伝技のオンパレードだ!行くぜ!
ユーリ直伝「円閃牙」!
スレイ直伝「太刀紅蓮」!
ルドガー直伝「双針乱舞」!
シング直伝「星影連波」!
ヴェイグ直伝「絶空烈氷撃」!
エミル直伝「雷神烈光刹」!
カイウス直伝「天翔連牙撃」!
ジュード直伝「衝破魔神拳」!からの〜
ルーク直伝「烈震天衝」!からの〜
セネル直伝「魔神拳・竜牙」!
ロイド直伝「烈斬風」!
カイル直伝「疾空連殺剣」!
スタン直伝「翔凰烈火」!
アスベル直伝「葬刃」!
ルカ直伝「絶空魔神撃」!
リッド直伝「空破絶掌撃」!そして…
クレス直伝「真空破斬」‼」
「うぐっ!うがぁ!ぐふっ!がはぁ!あぐっ!うわあ‼」
す、凄すぎるの…。
あんな風にやるなんて。
あ、その攻撃で如何やら赤いオーラが消えちゃったの。
「ふぅ…これでもまだ10分の1にも満たないんだけどな〜?」
ふぇ⁈あれでまだ1割も出していないって言うの⁈
「おのれ〜〜!」
!嘘…さっきから偽プレシアの魔力が高まって来ている⁈
「これでもくらいなさい!
"天光満ちる所に我はあり…黄泉の門開く所に汝あり…
出でよ!神の雷!"これで終わりよ!
インディグネイション!」
嘘⁈あの技って‼
やばい!逃げて!ディセ兄ーーーーー‼
ビガァァァァドゴォォォォォ‼
ドガァァァァァ‼
嘘…そんな…
ディセ兄ーーーーー‼
「あはは!如何よ?この雷の前に何もかも終わりよ!ははは・・・「お前がな?」え?…⁈」
?…⁈ディセ兄⁉生きてたんだ!
「良かった…生きてて」
「おいおい。俺を勝手に死なせるなよ⁈」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!如何してあんたはあの攻撃を受けて真面に立っているのよ⁉」
あ、確かにそうだ。
如何して?…?あ、あれ?
ディセ兄の周りにある白いオーラって一体?
「お前は俺を怒らせたんだ。だから、これを使わせてもらった!
"オーバーリミッツ"をな!」
「オーバーリミッツだと⁈」
オーバーリミッツ?
一体何なの⁈其れって⁉
レディアント・ドライヴ。
限られた時間の中、ありとあらゆる技の行動が全て可能とする能力。
術ならば、詠唱無視して発動が可能な能力。
だが、制限時間は僅か15秒。
そんな中でディセが放った沙雨コンボは100ヒットしていた。