Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
そして、ディセが自身の為の専用秘奥義を会得する…
その力は、流星群を瞬時に捌く程の命中を誇る…
ーーーーーSIDEtoクロノ
先程のレディアント・ドライヴも凄かったが、
ディセから放っているこの白いオーラは一体何なんだ⁈
さっきから頭が痛いって言う程の魔力の量と質をディセから感じ取っているのだが⁈
「あれは…オーバーリミッツ!」
「何なんだそれは?」
頼む!教えてくれ!シーザさん!
「オーバーリミッツとは、
俺達の体内に流れているエネルギーを一気に爆発させる事により、自身の攻撃力と防御力が格段に上がるだけではなく、俺達にとっての究極とも言える技「秘奥義」を放てると言った最大の効果を発揮する能力だ」
「なんとそこまでとは⁈」
通りでさっきから予想している魔導ランクがSS以上と訴え掛けて来たのはそう言う事だったのか!
「しかも、秘奥義は相手の時を一瞬で奪うと、その際に多彩な攻撃で敵を倒すんだ」
「何⁉」
そんな力を秘めていると言うのか⁈秘奥義は⁈
恐ろしい能力だ。
それはディセだけの能力なのか?
「秘奥義のバリュエーションは豊富だが、少なくともアドリビトムメンバーやその関連者は秘奥義を少なくとも1つは持っている」
「何⁈」
其れは最早、全員と言って良いのか?
「全員だな…確実に」
「うわあ…」
流石に驚きを通り越して呆気に取られた。
そんな力を持っていて、何故連続発動しないのか?
「"しない"んじゃない…"出来ない"んだ」
「出来ない?如何言う…」
「はぁぁぁあああ!」
ザシュ!
「うがぁ!」
「⁉」
「如何やら遂に発動するようだ」
!…まさか⁈
「そのまさかだ。来るぞ!」
そう言うと僕もその方に首を向けた。
そこからの衝撃が凄まじかった。
「!」
先ず普通に連撃を与えた後、
「虎牙破斬!」
斬り上げと斬り下ろしの連撃、
「虎牙連斬!」
と、今度も同じ…いや、最後でくるりと剣を回した⁉
「猛虎連撃破!」
と、先程よりも多く剣を上げ下げした後に剣で回しながらの攻撃をした。
「ガイ直伝!「龍爪旋空破」!
そう言うと相手の目の前で風の球を作るや否や其れを斬った⁈
「これで終わりだ!」
そう言うと、相手の周りだけ時が奪われたかのように偽プレシアがダメージを受けている所が完全に止まった。
すると、ディセはこう言った。
「一気に決める!」
其れが合図であった。
「その剣閃は流星群のように駆け巡る!」
そう言うと剣で相手の身体を突く、突く、突く!
当てようとした数が分からなかったが、少なくとも10回はヒットしている。
そしてそこから・・・
「秘奥義!
ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
流星連貫剣(ザシュ!)‼」
そこから、星の星座の一つである「北斗七星」の点を描いた剣閃を相手に向けて放ったんだ。
「うわあぁぁぁ‼」
その攻撃で如何やら偽プレシアは倒れた。
やれやれ…君は本当に凄いヤツだよ。
「ちっ!仕留め損ねた!」
え?
「オノレ〜〜〜!よくもーーーーー‼」
⁉な、なんだこの馬鹿魔力は⁉
今のディセよりも遥かに…?
そう言えば…
さっきからディセの魔導ランクが低下していないか⁈
「くっ!秘奥義放つと如何してもオーバーリミッツが強制解除されちまう!」
⁉何だって⁈
それじゃ…
秘奥義を放つ為にはオーバーリミッツが必要
↓
溜める為には攻撃を与える必要がある
↓
溜まったらオーバーリミッツを発動
↓
秘奥義を放つ
↓
その瞬間にオーバーリミッツ強制解除⁈
と言う事になるのか⁈
これはこれで不味い!
「まあ、彼奴らなら何とかなるか…
後は頼むぜ!皆!」
「え?」
振り向くと皆が準備していた。
なんて早さなんだ…
ーーーーーNoSIDE
「先ずは僕からだ!はぁぁぁあああ!」
そう言うと先ずはジュードが力を増す偽プレシアに向かって行く。
しかし偽プレシアは負けずと鞭を振りかざそうとするも、
肝心の鞭がジュードに当たる事は無かった。
何故なら、鞭の先に尖った物体が絡んでいて、
その先を見ると、
「偶には俺様と踊らねぇか?」
と言いながらザビーダがペンデュラムを用いて鞭を防いでいた。
その隙を見逃すジュードでは無い!
「連牙弾‼」
拳を巧みに動かす技「連牙弾」を放つと、次にローキックを繰り出した。
だが、ローキックを放った場所から泡が吹き始めた。
「転泡‼」
「うわあ!」
相手を軽く宙に浮かす技、それが「転泡」。
そしてそこから左手を構えてからの…
「巻空旋‼」
強烈な風を拳に纏ってアッパーを繰り出す「巻空旋」を繰り出した。
そこから追い打ちを掛けた。
「諦めないよ!天覇!地砕!
拳砕けても…開く‼
はぁぁぁあああ!
殺撃!舞荒拳‼」
「うわあぁぁぁ!」
前蹴りからの怒涛の連打、
途中後ろに回ってからの連打、
そして最後に右手でストレートを放った。
これがジュードの秘奥義「殺撃舞荒拳」である。
そして吹き飛ばされた偽プレシアの先にいるのは、
先程、鞭攻撃を防いだザビーダがそこにいた。
「ついてこれんの?
こっちに来なよ?なーんてな!」
そう言うとザビーダはぶっ飛ばされた偽プレシアを軽々と上空へと投げ飛ばした…鞭だけで。
そこから自身もそれよりも高く飛ぶと、
「距離が大事じゃ!
デッドエンドヘブン‼」
「うわあ!」
そこからの蹴りと同時に強烈な風をお見舞いした。
これがザビーダのもう一つの秘奥義「デッドエンドヘブン」である。
しかし、まだ終わるわけにはいかない。
そこから分史ミラがダメージを与えて行く。
「始まりの力、手の内に!」
そう言うと炎で突進した後、水しぶきで相手をまた上空へ…
「我が導となり、こじ開けなさい!」
そこから鎌鼬を思わせる風で斬りつけるやすかさず上空に行き、岩石の破片をお見舞いする。
そして、ミラの後ろから特大の魔法陣が展開され、
「スプリーム・エレメンツ‼」
そこから多数の光の粒子弾をお見舞いさせた。
その数はなのはのアクセル・シューターの数と同等だった。
これがミラの秘奥義「スプリーム・エレメンツ」である。
だが、偽プレシアはまだ動ける。
だが、其れを見計らったかのように真下には…
「僕を怒らせた事を後悔するんだな!」
自身が騙した男、リオンがそこにいた。
「目障りなんだよ!」
そう言うとリオンは軽く短剣と剣で斬り下ろすと、
「僕の目の前から…」
邪悪なオーラで相手を攻撃、と同時にまた宙に浮かされる偽プレシア。
だが、そんなのでリオンの攻撃が終わるとは限らない!
「消えてしまえ‼」
そう言うとリオンも跳躍しながらの連続斬りをお見舞いさせ、すかさず背後を取るとそこから一閃した。
「魔神、煉獄刹‼
貴様等に何が分かる!」
そこで技は終了した。
これがリオンだけの秘奥義「魔神煉獄刹」。
だが、そこからバトンタッチしたかのように今度は…
「次は僕の番だ…」
ジューダスが発動した。
「
僕は・・・過去を断ち切るッ!
散れッ!!真神煉獄刹!!! 」
そう言うとかつてフェイトに見せた「真神煉獄刹」を偽プレシアにお見舞いした。
その時、仮面がまた割れたのだが、皆は怒涛の攻撃に目を向けていたので気付かなかったのは不幸中の幸いと言うべき所だろう。
そして、ジューダスまでの攻撃後、すかさず攻撃したのは…
「行っくよ〜!」
意外にもサラだった。
そうするとサラは武器である十得輝装を構え始めた。
「冒険者の意地、見せてあげる!やぁぁぁああああ‼」
そう言うとサラはそのまま武器を相手に向けて突進した。
その後、軽く斬りつけ、そして高くジャンプし…
「これが私の全力ーーーーー‼
行っけぇぇぇぇ‼」
そこから無数の光粒子の剣を展開させ、一気に襲わせた!
これがサラの秘奥義「白華蒼光刃」である。
「お願い!お兄ちゃん!」
「ああ!任せろ!」
そう言うと今度は兄であるシーザが攻撃を開始した。
「舞うが良い!疾風怒濤の剣捌きを!
村正!正宗!アメノハバキリ!
これが俺の…殺撃舞荒剣‼」
そう言うと自身に装備していたありとあらゆる剣を巧みに使い、疾風怒濤の剣劇を相手に食らわせた。
「リッピ!」
「畏まりました!」
そう言うとリッピはこの時を待っていたかのように発動した。
「私の力…お見せしましょう!
これが私の全力です!行きますよ〜?
エレメンタル・ノヴァ‼」
そう言うと敵中心に炎、風、地震、津波が襲いかかり、そして最後にリッピ自身の飾りであるスマホから特大の粒子砲をお見舞いさせた!
リッピの秘奥義「エレメンタル・ノヴァ」である。
そして、
「スト様!」
「サンキュー!」
そう言うと今度はディセの相棒であるストが果敢に相手の懐に潜って行く!そして、
「行くぜぇぇぇぇ‼
紅き
紅い色の剣で一閃、蒼き槍で一突き、
黄色い銃で一発、緑のグローブで一発、
そして最後に紫の杖での魔攻撃。
スト専用の秘奥義「ザ・リンク・エンゲージ」が決まった。
「このぉぉぉぉ‼」
だが、其れでもまだ動ける偽プレシア。だが、彼女は気付かなかった。
自身の後ろに既に1人居る事に…
「アルベイン流奥義…」
「⁉」
その声を聞いた偽プレシアはすかさず後ろを振り向くも、
既に1人…クレスがモーションに入っていた。
「冥空!」
そう言うと、クレスは偽プレシアに軽く斬りつけを二回した。
その時の偽プレシアは6回食らったと幻覚に陥っただろう。
そしてそこからクレスは斬り上げた。
「斬翔剣ーーーーー‼」
「うぁぁぁぁぁああああ‼」
ただ、その声だけしか聞こえていなかった。
ーーーーーSIDEtoクロノ
す、凄い…。
ディセもそうだったけど、他の皆も凄かった。
ジュードの拳の連続打撃に、
ザビーダの鞭の使いこなし、
ミラとか言う女性は自然の力を利用すれば、
リオンとジューダスは目にも止まらない高速の剣戟、
サラやリッピは異色で、
シーザの巧みなる剣捌き、
ストーンに至っては全く異なる武器の種類を巧く扱っていた。
そして何よりも、あのクレスと言っていた青年の斬り上げ攻撃は破格だ…
彼が行った斬り上げた場所の天井が無くなって、
次元空間が此処から見えるぐらいにまで影響していた。
ディセ達の仲間は一体どれ程の死線を潜り抜けて来たのかが、今の僕では確実に相手にしたく無いと言いきれる…
其れぐらいにも彼等が強いと実感させられた。
「ぐ…ぐぉぉぉ…」
⁉何だと⁈まだ立ち上がるのか、彼奴は⁈
「後は頼んだよ!ディセ‼」
「ああ…」
そう言うと先程まで戦っていたディセがまた立ち向かった。
…⁈な、如何してだ⁈
他の仲間が一斉に退き始めただと!
まさか…
此処で一騎討ちでもしようとしているのか⁈
秘奥義。
それは己の限界の先にある究極と呼べる謂わば「必殺技」。
それ即ち、新たな自分になる最初の一歩であり、
同時に限界の先を見出す道標でもある…。