Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
そしてその真意を聞いたディセは・・・
ーーーーーNo Side
〜
戦士、剣士、魔法剣士、大剣士、双剣士、
盗賊、海賊、ガンマン、狩人、僧侶、ビショップ。
これ等は今現在、ディセが「秘奥義」を放った時に使っていた職業達だ。
残りはあと…
格闘家、モンク、聖騎士、忍者そして魔術師。
この5つだけである。
〜
「くらいなさい!」
そう言うとプィラは鞭から雷を纏わせ、それをディセに向けて放った!
だが…
ガシッ!
「⁈」
「「「「「⁉」」」」」
プィラは疎か、なのは、クロノ、フェイト、プレシア、分史ミラもその行動に驚かされた。
理由は簡単だ。
ディセがプィラの鞭攻撃を…
"素手で"受け止めたのだ!
「アホくさ…もうこんな
と言うとなんとディセはその鞭を瞬時に奪い取ると真後ろに放り投げた!
それをみたプィラは驚き、そして更に怒りを露わにした。
「我の拳…受けきる覚悟はあるのか如何か。
試させてもらう!
レディアント…コール・オブ・グラップラー‼」
【了解!コール・オブ・グラップラー‼】
そう言うとディセの身体の服装が変化して行った。
その姿になのはとフェイト、アルフは思い出していた。
つい先日、
アドリビトムのメンバーにとっては当たり前のように感じ取っていた。
「ふ…そんな事で私に勝てるわけは無いわ‼」
とかなり自分を過大評価しているプィラ。
「さて、一気に…」
シュンッ!
そう言うとディセは右手を後ろに引くや、その場から瞬時に消えた!
「⁈」
その行動にプィラは驚かされた。
今、自分の目の前に…
"ディセ"がいる事に。
「決めてやる!幻龍拳!」
そう言うと間合いに入るやストレート一発をお見舞いさせた。
そこから軽くジャンプすると、
「緋炎連脚!」
炎の回し蹴りを放ち、そしてその場から軽くバク宙するやそのまま特攻を仕掛けた。
炎の翼を纏って。
「鳳凰天駆!」
「ぐぬぅ!」
その攻撃を受け、よろめくプィラ。
「ティトレイ直伝!愚連斬空脚!」
そう言うとディセは腕を組んだまま、何と足蹴りを放ったのだ!
「決める!」
そう言うと最早定番の
「これで終われ!登竜昇高拳‼」
そう言うと相手に右手のアッパー攻撃をお見舞いさせた。
その際に、水色の龍が現れたのは気のせいでは無いだろうか。
「格闘家」専用の秘奥義「登竜昇高拳」である。
「次!コール・オブ・モンク!」
【了解!コール・オブ・モンク!気・闘・範・士!】
そう言っている間にもディセは道着のような格好をした職業「モンク」へと姿を変えた。
この「モンク」と言う職業はあまり聞き慣れない職業なのだが、意外と役に立つ事もある。
この職業は、「格闘家」のような身体を使った体術の他に「気」と言う目には見えない不思議なオーラを纏め、それを回復や攻撃に転ずる「気功術」と言う物の両方を携えている。
「疾空脚!」
そう言うとスライディングからの回転蹴りを繰り出し、
「飛燕…雷脚!」
そのまま回転蹴りそしてそこからジャンプキックと落雷の同時攻撃をプィラに与えると、
「飛燕…」
また回転蹴りを起こし、ジャンプキックをお見舞いさせた。
だが、そこから雷は落ちてこなかった。
代わりに…
「連天脚!」
サマーソルト攻撃をお見舞いさせた。
「ファラ直伝、双撞掌底破‼」
そう言うと前方に突進、そこから気を纏った拳を2回連続で繰り出すと、プィラは吹き飛ばされ、ダウンした。
「決める!」
そう言うと、ディセは全身に力を溜め始め、
「俺の仲間よ、蘇れ!
彼の者達にはこれでぶっとべぇーー‼
回生!気功波‼
俺の仲間には指1本触れさせねぇよ!」
そして全身に溢れ出る気を一気に解き放った!
その気に触れた仲間の傷はみるみる回復しているのが、
はっきりと確認が取れた。
そして相手はと言うと、その攻撃でさらに壁際に叩きつけられていた。
「モンク」専用秘奥義「回生気功波」である。
ーーーーーSIDEtoディセ
ふぅ…大分やったから、そろそろ諦めてくれると助かるんだけどな…。
「これで懲りたろ?さあ、大人しく…「…するものか…」?なんて言ったか?」
「ここで…諦める訳には…行かないのよ‼」
そう言って、まだ立ち上がるプィラ。
相当重症を負わせた筈なのにまだ立ち上がるのか、あいつは。
「…では問おう。
何故、そこまでして、ジュエルシードを集める?」
俺はそう言った。
対してプィラはこう答えた。
「…戻したかった…何もかも…」
?戻したかった?一体如何言う事だ?
「私には家族がいた。愛すべき家族が…
いつも私の為に支えてくれた夫。
いつもニコニコした笑顔を見せてくれた双子の姉弟。
充実した毎日だった…。
だけど、それは全て儚く散ったわ…
10年前のあの事件で」
ーーーーーSIDEtoクロノ
彼女…プィラ・ズ・マーダンはそう語った。
10年前は確か、ミッドチルダのハイウェイで集団多殺事件が大きく取り上げられていた筈…まさか⁈
彼女はその時に自分の息子、娘、そして愛すべき存在を奪われた"被害者"だと言う事か⁉
だから、僕は試しにこう聞いてみた。
「ミッドチルダのハイウェイ多殺事件。貴方の親族がその被害に?」
「ええ、そうよ執務官の坊や。生きていれば、あの子達と同い年になっていたわ」
⁈そんな…
もしあの時、本部の連絡が1分1秒速かったら、被害が軽減、或いは無かったのかもしれなかった筈だったんだ。
なのに、当時の組織はそれに時間を躊躇いしすぎていた。
そのせいで、多くの命がこの世から去って行ったと聞かされている。
まだ生まれて来たばかりの赤ん坊も 狙われたとは聞いてはいたが、まさか今回の事件を引き起こしていたのが、まさかのその被害者の親族だったとは。
ーーーーーSIDEtoディセ
クロノの話を聞く限り、如何やら俺がこの世界にやって来る以前の問題のようだ。
流石の俺でも、その時間に亡くなった人の命を救う事は出来ない。
だが、例外があるのが事実だ。
最も、それは現に起きている事なんだがな。
人間には普通、
今俺の身体にはその
一つは自分自身、そしてもう一つはアリシア…プレシアの実の娘であり、フェイトの姉的存在だ。
その
…話を戻そう。
その時間帯に亡くなった人の命は俺の手で蘇らせる事は不可能だ。
それが例え、ここにいる医学者のジュードはもちろん、
アドリビトム一の名僧侶であるミントさえもそれは不可能だ。
だが、身体が保存していて尚且つ、保存状態が良好なら…
可能だ。
正確には、その近くに
だから、俺はプィラと戦いつつも、彼女の後ろにあるアリシアの身体が入っている培養ポッドに傷付けないように戦っていた。
さて、
「それで何故、ジュエルシードを?」
俺はそう問いかけると、プィラはこう答えた。
「ジュエルシードには人の願いを叶える
その
だが、私の力は殆ど無かった。
ジュエルシードを探す分だけの力すら無かったわ。
だから、私は彼女…プレシアを利用したのよ。
彼女もそれを利用して、ここにいる実の娘・プレシアを蘇らせようとしていたわ。
だから私は彼女の姿を借りて、彼女の言うとおりにしているフェイトを手駒にしたのよ!
ついでにその後からやって来たリオンも利用したわ!」
「‼…そうか。分かった」
長いご説明、如何も。
でも、それでもやっぱり間違っている!
「俺は他人の命の為なら、自分の犠牲をなげうつ。
そう言う性格だ。
だから、お前がやりたい事に首を突っ込むような事はしねえ。
だが!お前はやってはいけない事を3つした!
一つは、
二つ目は、プレシアを隔離させ、あまつさえその姿になりすました事!
そして3つ目は、プレシアの娘であるアリシアを人質にとり、更には
それだけは絶対に許さない…
俺が許さねぇぇぇぇ‼」
ー轟‼ー
ーーーーーNO SIDE
その怒りによりディセの足元付近からはミッド式の特徴である円形型の魔法陣では無く、
中心に星形をした、五角形型の魔法陣を繰り出した。
するとそこからディセの周りを激しい光で包み込む。
そして光が消え、そこに姿を現した姿を見たアドリビトムメンバーは…
「今まで疑心暗鬼だったが…」
「あの姿なら、疑惑から確信になるな…」
リオンとジューダスはそう言うと、
「あの姿は⁉」
「ああ…間違いない!」
「久しぶりに見たな…」
「私もそう思います!」
上からサラ、スト、シーザ、リッピがそう言い、
「ようやくか?…
「やっぱり…君だったんだね。ディセ」
「な、何よ一体⁈」
「ディセ…君の実力を見せてくれ!」
ザビーダとジュード、クレスが感心し、
分史ミラは戸惑いを隠せなかった。
「ディセ…兄?」
なのははディセの姿を目を凝らして見た。
そこにいたのは…
背丈が一回り大きくなり、
大人のような風貌を醸し出している…
ディセが…そこにいた。
「これが…
物語はいよいよラストへと誘う…
それはディセが自分のいた世界での本来の姿。
但し、現状維持するのに最大3分間しか保てない。
その姿をみた皆は、久しぶりの感覚になった。
"こいつこそ…