Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
俺となのは はあの後、士郎さんや家族の皆に心配されてしまいました。
でも、俺が置き手紙を置いて行ったおかげで、そこまで怒られなくて済みました。
え?なんて書いて置いたんだ?って言うのか?
世の中には聞かない方が良い事もあるんです。
そんなこんなで、俺は今、自分の部屋にいる。
因みに、近くにはなのはと先程のフェレット野郎ことユーノが居たりする。
何故呼んだのかは今から話します。
「ねぇ。どうしたの?ディセ兄」
「なぁ。なのは はこいつのやりたい事を知っているのか?」
「ええと・・・」
その挙動不審で分かったぞ、なのは。
「聞いていないようだな?そうだろ?ん?」
「・・・はい」
「・・・はぁ〜。お前って奴は・・・」
「だってほっとけなかったの!」
「少しは自分の立場も考えろ!こっちの命がいくつあっても足りゃしねぇ!」
「ごめんなさい・・・」
「まあ、兄妹喧嘩はこのくらいにして・・・」
「元凶であるお前が言ってどうするんだ?」
「あぅ・・・」
まあそんなこんな感じになってしまいました。
そこで俺は仕方なく、
「はぁ〜。まあ、いいや。乗りかかった船とやらだ。俺もお前の手伝いをしてやる」
「良いんですか⁈」
「本当⁈ディセ兄‼」
「あぁ!でも、俺の修行は厳しいぞ!覚悟しとけよ!」
「うん!」
それからは俺となのはとユーノの三人で、稽古と言う名の魔法修行に明け暮れた。
最初こそは、からっきしのなのはであったが、思った以上の成績を施して、それは僅か一週間で己のものにしたのであった!
まさかの展開にユーノはもちろん、この俺でさえも驚きを隠せなかった。
もちろんその間にジュエルシード?とか言ってた宝石も封印して今では、三個が手持ちにあった。
だけどユーノの野郎、ここに来て全部で21個あるからとか言いやがった!
後でクロエ直伝の沙雨コンボで、骨の髄まで穴だらけにしてやろうと思ったが、流石にそれでは可哀想過ぎたので取りやめ、そして鵜呑みにしたのであった。
「うーん。ハァッ!」
プシュー。
「それじゃ駄目だ!腰が成ってないぞ!」
「うーん。ディセ兄の生きていた世界の魔法って結構きついよ〜!」
「僕もそう思うんですけど?」
え?なんでこいつ等が俺の世界の事知ってるのかって?
簡単な事だ。俺が教えたからだ。うん!
「あのな。今なのはが覚えようとしているのは、なのはが得意な属性の光属性で、その中でも一般的に使われている魔法"フォトン"なんだぞ!」
俺はなのはにフォトンを教えていた。
フォトンとは、魔術師や僧侶の職業の人達が使う光属性の魔法の一種で、比較的多くの人々が扱える・・・言わば当たり前の様に出来なければいけない術なのだ。
因みに属性とは、俺の世界に存在する自然の源・マナから様々な情報を読み取り、そして発動する時に出てくる自然の力。それが属性だ。
属性の数は、火、水、風、土、光、闇、雷、氷、無、全の十の属性が存在するのだ。
火、水、風、土、雷、氷は6すくみ。
順番的にはこうだ。
火→氷→風→土→雷→水→火だった筈。
それで光と闇は相対属性と呼ばれており、ぶっちゃけライバル属性なのである。
無、全は相性の有利、不利が無いオールラウンダー型であるが、無属性は全ての敵に対して普通に与える事が出来るが、ダメージ量が多い。
一方の全属性は、ダメージ量が少ない。その代わりと言っちゃなんだが、全ての敵に対して有利な属性のダメージも適性が出来る・・・
ぶっちゃけ言っちまえば有利な属性のダメージ量が多くなるのである。
「光の魔法術が使えるのは、極めて珍しいんだから。それなりに貴重なんだからな!」
「んじゃ、ディセ兄のその格好なぁに?その白い姿・・・」
なのはがそう言うのは、俺の姿はこの前の青い姿の剣士姿だったが、以前の様な利き手に剣を構えている・・・
のでは無く、白い姿、利き手には杖を持っていた。
「?これか?これはヒーラーモードだ!」
「「ヒーラーモード?」」
とか言っているが、本当はレディアントヒーラー装備なんだけどな。本音を言おうとしたのだが、こちらの世界で言うデバイス?とか言ってたな。ユーノの野郎!
そのデバイスになったレディアントから、
【(他の人には絶対に話さないで下さい!良いですね!この事を知っているのは、私達の事を知っているディセンダー本人と、アドリビトムの皆様方だけなんですからね!)】
と、忠告まで言われたのでなのは達にも言っていなかった。けど、そんなレディアントも1人だけ言っていい人を挙げてくれた。
それがまさかの
高町士郎父さん
であったのは、言うまでも無かった。
何故?と思っているのが大半だろう。
レディアントが認めているんだから、問題無いだろう。
因みになのはが魔法少女である事も密かに知っていたりする・・・
「うーん。でもヒーラーって事は・・・」
「基本的に回復専門だ。だが攻撃術も覚える。最もウィザードよりも多くは無いがな」
「じゃあ、そのウィザードになって教えた方が良いんじゃ無いの?」
まさかのなのはの質問に思わず後悔したのだが、俺は改めた。
「残念ながら、ウィザードの方は自然の属性を多く覚える代わりに、光と闇の属性が少ないんだよ。上級職のビショップも同じことがいえるが、その上級職に俺は今なれない。理由は簡単だ。条件をクリアしないと解放できないからだ」
「まるでリミッターをかけられているようなものなんですね」
「う~ん。何となくそんな感じだな・・・と話が逸れた。でもこのヒーラーが覚える攻撃術は主として光がメインだ。だから光属性の術を多く持っている」
「ヘェ〜」
「ほら、つべこべ言わずにさっさとやる!やらなければ今日の晩飯な〜し!」
「それだけは嫌なの〜!」
と言って、懸命に修行に明け暮れた。
あ、因みにユーノはバインド?とか言ってたけど、その魔法でサポートすると言うので、それを崩す為の俺の修行の為、俺にみっちりとこき遣わされている。
何と無くなんだが、嫌な予感しかしないのは・・・
なんなんだろうな・・・
「良し!今日はここまで!」
そういうと、俺達は変身を解いて家に帰った。
これが俺の一日の内容だ。
特に学校が休みの時は、寝る・食う・風呂に浸る以外は、ほとんどコレだ。
なのはといる時は、ヒーラーや、ウィザード、狩人などの遠距離職でサポートし、
ユーノといる時は、戦士、剣士、盗賊などの接近職の力を高めている。
なんだけど、一番疑問に思うのは・・・
「(レディアント。お前達は俺の言う事に従順だな?)」
【(お褒めに預かり光栄です)】
「(いや、そう言う事を言ったんじゃなくて、なんで俺がなりたい職業に簡単になれるんだって、言ってんの!)」
そうなのだ。俺がなりたい職業の力をこいつは俺が発する前に、変えてしまうのだ。
【(以前は『面倒くさ!』と、仰っていた人からまさかその様な言葉が出て来るとは思いもしませんでしたけど?)】
以外と腹立つな(−_−#)。この態度。まぁそれでも話を戻した。
「(装飾物も、飾ってなければ意味がないのと同じで、発声は一種の飾りなんだよ!)」
【(はいはい。それはそうとして…
貴方の心の声が嫌でも聞こえて来るので、仕方ありません。もちろん、今私の事に腹が立っている事もわかっていますけど?)】
「⁈(ギクッ!)」
あ、言い忘れてた。今の俺の行動は、所謂…食事時だ。
俺はレディアントのその話で一気に噎せた。
「だ、大丈夫⁈」
「み・・・水!・・・」
【(やれやれ)】
とまあ、こんな感じである。