Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜   作:かもめカメ

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今回はプレシア視点のお話…(意外と短い…)


プレシアへのお願い〜新たな物語の序章〜

それは夏休みの合間の出来事であった。

 

ーーーーーSIDEtoプレシア

 

「デバイス作成…ですか?」

「ああ…」

 

…!突然の事で申し訳ないけれど、自己紹介させてもらうわ。

 

私はプレシア・テスタロッサ。

アリシアとフェイトの母親よ。

 

昔はアリシア一筋だったけど、今ではフェイトも私の娘として誇りに思ってるわ。

 

さて、冒頭の出来事は一体何なのか…気にしてるわよね?

 

話を最初に戻すとしましょうか…

 

それは夏休みに入ってからの出来事何だけれど…

 

今日も私の所に彼…ディム・センダースがアリシアと一緒に遊んでいた時の事だったの。

その時、私はリニスに車椅子を押して貰いながら、病院の中庭で一緒に見ていたわ。

 

「こういう一時も良いですね」

 

ええ…本当に。

そんな時だったわ。

 

?…如何かしたの?ディム。

 

「…あ、いや…その〜…良し、此処は腹を括るか」

 

 

「あのさ…プレシア。もし、アリシアが魔法を使えるとしたら、魔導師として育てたい?其れか、そのままにしたい?」

 

…唐突すぎる質問ね…。

でも、私の場合はフェイトだけでもう充分だから、魔導師として生きて欲しくは無いわ。

けど、アリシアはきっとフェイトの姉だからって言って、きっと魔導師として生きて行く可能性も否定しきれないわ。

その時は、私も諦めて、その道に進ませてあげるわ。

 

でも、其れが如何かしたの?

 

「もし、そんな事になった場合、必ずデバイスと言う物が必要なのか?」

 

…必要無いとは言いきれないわ。

何せ、魔導師とデバイスはほとんど一心同体のような物よ。

貴方とレディアントのようにね?

 

「…そっか…うん!やっぱり聞いてて良かった!」

 

 

「実は折り入って頼みが有るんだけど!」

 

頼み?貴方の為なら喜んでしてあげるけど?

仮死状態のアリシアを蘇らせてくれた本人の頼みなら尚更よ?

最も、私やリニスにできる範囲でお願いしたいわ。

 

「其れなら御安心を!

其れで単刀直入に言うと…

 

デバイスを作ってくれないかな?それも二つ!」

 

と、まあ其れがこの話の発端のようなものよ。

 

其れにしても、如何言う事なのか、説明して欲しいのだけど?

 

「あ、そうだった。

実は、夏休み入る前に、俺の仲間と再会したんだ。

その時に俺やなのはの友達2人が魔法が使えるって言ったんだ」

 

⁉この世界に魔法を使える存在がまだいたと言う事⁈

 

「ああ。んで、そうしたら、やっぱりデバイスって必用なのかな?って、思ってさっきのような遠回しの質問をした。と言う訳なんだ」

 

…成る程ね。

要はそのデバイスはその子達の分と言う事で間違いないかしら?

 

「うん、そうなると思っても構わない」

 

そう…良いわ。やるわ。

 

「プレシア⁉今の身体では⁈」

 

リニス…それは分かってるわ。

私自身よく知っているのだから。

但し、私が退院する迄は今の環境でお願いするわ。

それと、退院をする迄の間はリニスが代わりに作成する事になるけれど、構わないかしら?

あと、近い内で良いわ、その子達に合わせて頂戴。

そうしないと、デバイスの微調整もしないといけないから。

 

「…了解。ってか、初っ端からそのつもりだ」

 

話が早くて助かるわ。

 

「はいはい。んじゃ、アリシアと…」

「鬼さん!こっちまでおいで〜!」

「んな⁉もうあんな所まで⁉待て〜!

と、ありがとな、プレシア。リニスもサンキュー!」

 

そう言うとディムはアリシアと鬼ごっこを始めたわ。

 

「それにしても、不思議な子ですよね、ディセって」

 

ええ…?所で、ディセって言うのは?

 

「?ああ〜。実はディムの愛称だそうでして、なのはさんはディセ兄っていつも言っていたので、つい…」

 

ふふふ。貴方も随分と変わったわね?

 

「プレシア程ではありませんよ。

貴方の性格が思いきり変わりましたよ?」

 

え?そうかしら?

 

「ええ、もちろん!

最初はアリシアの為だけで、フェイトの事は毛嫌いしていた貴方だったのに、今ではすっかりフェイトの母親だって言っているぐらいにね☆」

 

⁉///其れを聞かされると、何だか恥ずかしいわね…。

 

「うふふ♪まるで恥ずかしい事をした幼児みたいな顔をしてますよ」

 

⁈それは余計よ!リニス‼

 

「うふふ♪如何でしょうかね〜?」

 

ぐぬぬ…。ここ最近、リニスの掌で弄ばれているのは気の所為では無かったようね…

なら、いっそのこと、シャム猫として戻すのも悪くは無いかもね〜

 

「⁉さ、先程のは冗談ですから⁉」

 

さあて、如何しましょうか…?あれ?

 

「ナァ〜」

「?…あら?ルル?如何かしたのですか?」

 

その子は確か、ディムの家の猫よね?

 

「正確にはディセの仲間のペットだそうですけど、

其れより如何かしたのですか?」

「ナァ〜」

 

…何て言っているのか、分からないわ。

リニスは?

 

「えっと〜、如何やらディセ君とアリシアの2人、

お医者さんに怒られているそうなんです。

主に…近所迷惑系の」

 

…否定しないわ。

ただでさえ、アリシアはこの病院で落ち着いた事なんてほんの数分ぐらいなもの。

それに、ディムやなのはさんが来たら、余計にハイテンションになって、病院内ではしゃぎまくる存在よ…。

 

これは良い経験になるから、ほおっときましょう。

 

「プレシア…貴方って人は…」

 

まあ、それは良いとして、ここ最近見かけるあの女の子の事、リニスは知っているかしら?

 

「?…!あの車椅子にいつも乗ってる女の子ですか?」

 

ええ…彼女がいつも大切に持っているホンが結構やばいわ。

 

「やばい?…!其れってまさか⁉」

 

そう…そのまさかよ。

まさか、こんな辺境の地にあるなんて…

 

第一級封印指定のロストロギア…

 

 

 

 

 

 

 

 

"闇の書"。

 

何故、あんな子に渡ったのかは分からないけれど、

兎に角、フェイトやなのはさん達に危害が及ばない事を祈るだけだわ。

 

 

だけど、その願いは虚しく崩れ落ちる事になろうとは、

この時のリニスはもちろん…

私でさえ…

 

 

 

 

知らなかった…




闇の書。
其れが後の事件に大きく関わるとは誰も分かってはいなかった…
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