Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
そしてあの子達とお転婆娘再び…!
ディセだ。
今、なのはと紅華、紫闇に蒼雷、ムーンにミラ姉、
エルとクロノとジュードとセネル、
美由希姉の11人で行動している。
士郎父さん達?
万年新婚夫婦とリーガルは今日は家から酒を交わしながら、花火を満喫するって。
恭也兄?…忍さんの所。
…一生、尻に敷かれてろ…このシスコン兄貴。
と、それはおいておいて…
「も、物凄い人の数ね…この間の夏祭りよりも凄いんじゃない?」
「にゃはは、結構大きな花火大会だからね」
確かにな…。
其れにしたって海鳴臨海公園を全て覆い尽くしそうな勢いじゃないか。
「そんなに凄いものなのか『花火大会』と言うのは?」
「夏の外せない風物詩。見た目にも綺麗だし」
「其れを見る目的でか…そう言えば屋台も食べ物ばかりで夏祭りの時のような遊び系は無いな」
「確かにそうだね…」
「花火を観覧する為にそういう物は外してあるのか。
ん?そうなると先に大量に食べ物を購入したお客は…」
まぁ、花火の途中で買いに行かなくても良い様にじゃないか?
買ってる最中に花火が上がったら勿体無いからな?
「矢張りそうか。
さて、凄い人だかりだが何処で見ようか…」
だが、何処で見るか以前に…紅華、お前な…。
「どうするのよ…其れ?」
「如何したものでしょう?」
「す、凄い数…しかも…」
「ナァ〜」
「「「「「「「「「「にゃ〜〜〜〜〜〜♪」」」」」」」」」」
紅華にくっついてきたノラ猫軍団…(汗)
しかも、紅華の頭には何故か体系上無理な筈のルルが居座ると言う…なんとも言い難い光景を目の当たりにしていた。
すずかの時もそうだったけど、これは異常だ。
紅華よ…お前の身体はマタタビ成分が入っているのか?
「そんな成分は入ってはいない筈なのですが?」
心読むな⁉
それはともかく、如何するんだ、この子達…。
「如何もこうも連れ歩くしか無いじゃん。紅華んにくっついてきたのは剥がせないし?」
「其れしかあるまいな…」
矢張りそうなるしか無いのか……まぁ、害は無いから良いか。
「しかし、何処もかしこも人だらけだぞ?」
「これじゃあ落ち着いて見れる場所を探すだけでも一苦労だな…」
だよなぁ…大分埋まっちゃってるから皆で見れる場所ってなるt…
「あ、ディセおにーちゃん達!」
ん?…あ、スバルか⁉
「知り合いなのか?我が主…あ」
ムーン!我が主は無しだ!
と、それは置いといてだな。
この子とは散歩に出かけると良く会う女の子だよ。
でも何だ?今日はまた1人か?
何時も一緒に居るティアナはどうした?
「え?」
そう言うとスバルはあたりをキョロキョロ見ている。
「連れが居るのか?」
「いや、まさか、若しかして…」
若しかしなくても…またか…。
「アレ?」
「まさか、はぐれてしまったのか…?」
「……う…え……びえぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」
(つД`)ノ
またかよ⁉しかも此処で泣かないで〜⁉
「や、やっぱりはぐれてしまったのか…所謂『迷子』なのだな?
どうする?この人ごみの中を捨て置く事はできないだろう?
いや、人ごみでなくとも放置する気は無いが…」
「勿論お友達を探すのが良いの。けど…何処にいるか分らないし…」
「容姿だけではこの中から探すのは至難の業ですね」
「僕となのはで広域エリアサーチをかけても効率が良いとは言いがたいな」
確かに。
さて如何したものか……ん?セネル?
「おい、スバル。同じ事を聞くと思うけど…
友達と一緒だったと言うなら一緒に花火を見る場所なんかは決めていないのか?」
「ふぇ?」
「いや、だからその友達と一緒に何処で花火を見ようとかは決めて居なかったのか?」
「あ…『秘密の場所』…」
「「「「「「「秘密の場所?」」」」」」」
何処だろうか其れは?…まさかあの場所か?
「いや、其処がそうなら取り合えず其処に行ってみればいいんじゃないか?」
「確かにの。…うむ、我等も共に行ってやろう。もしも其処におらなかった場合は改めて探せばよい。……其れでも良いかなのは、ディセよ?」
「良いよ。困ってる子は放っておけないの。皆で行こうね?」
ああ、困っている人を見す見す見逃してたら、救世主とは言わないぜ!
だから、俺達と行こうな?
「うん…」
「では行こうか『秘密の場所』に。
しかし、随分懐かれているなセネルは…」
「伊達に妹の世話をしたんじゃないからな?」
成る程な。
「そうですね。ですが悪い事では無いでしょう」
「まぁ、確かに……って増えてるわよ⁉」
∑(゚Д゚|||)
「おや?」
「「「「「「「「「「にゃ〜〜〜〜〜ご♪」」」」」」」」」」×軽く50匹
…この子達も一緒に連れてくしかないよな…
その秘密の場所と言うところに居ると良いんだがな…
…でも、まさかあの場所じゃないだろうな?
ーーー
「あ、きたわね ばかすばる」
「てぃあ〜〜、よかった〜〜〜!」
着いたのは公園の一画の小高い場所。
…やっぱり此処だったか。
「お兄ちゃんもいっしょ〜?」
「いっしょ〜。お兄ちゃんの家族もいっしょ〜」
で、その場所にお友達は居た訳だ。
良かったな会えて。
と、同時にお久だな…レイア。
「えっ⁉バレてた⁈」
「「「「「「「「バレバレ」」」」」」(なの)」(ですよ?)」
「うん。でも、お兄ちゃんたちのおかげ。ありがとー」
「ありがとー」
「どういたしまして♪」
「本当にごめんね。私がうっかりしてたばっかりに…」
「今度から気を付けてよ!レイア‼」
「あはは…」
本当だよな…今度から気を付けて欲しい物だな。
「だが、うぬ等をここに置いていくのは少々不安だ。帰りに青髪がまた迷子になるとも限らんからな」
「なら、私達もここで見ればいいよね?」
「うむ、その通りだミユキ」
良いんじゃないか?
他に人も居ないし、少し高い場所だから良く見えるだろう?
「…ご一緒しても良いかな小さな天使達よ?」
「いいよ〜」
「みんないっしょ〜♪」
「レイアは?」
「もちろんOKだよー‼」
「それじゃあ遠慮無く♪」
俺達も見てみるかね…
その時だった。
ひゅ〜〜〜〜……ドンッ
お?始まったみたいだな……
「成程、此れは素晴らしいな。夜空に咲く大輪の花か…」
まだまだ此れからだぜリイン?
「今のは開始を告げる1発に過ぎないの」
「そうなのか?
と言う事は、これから此れが沢山夜空に?……其れは楽しみだ♪」
楽しみにしとけよ?ここからが楽しいんだからな!
ーーーーーSIDEtoなのは
ドンッ!ドドドドン!ドッッッドッド…パラパラパラ…
「「「「おぉ〜〜〜…」」」」
「「「「きれい〜…」」」」
にゃはは、ルナさんもムーンさん達も皆花火に見入ってる。
きっと初めてだろうから新鮮だよね♪
「そう言えば、こんな事をするってあんまりなかったからな…。
俺達の世界では暗き夜空に光を届けるなんて事は無かったからな…俺の仲間も新鮮なんだろう。
各言う俺も二度目だが、まだ新鮮な気分だ」
そうなんだ〜
「凄いなこれは…一体どうやっているんだ?」
「よもや魔法ではあるまいな?」
え〜っとね…
「『玉』って呼ばれる紙製の球体に『星』って呼ばれる火薬をつめて打ち上げてるんだよ。
玉の大きさがそのまま花火の大きさになってて、中につめる火薬の並べ方で…
(ドォォン…)
今の『土星』みたいな形も出来るって言う訳」
「「「「ほ〜〜〜〜…」」」」
「「「へ〜〜〜〜」」」
「凄い技術だな」
「それを活かせば、様々な催し物でも使えそうだね…」
流石はお姉ちゃん。
ルナ達も小さな子達も感心してるの。
ジュードさんなんて、技術を盗もうとしているぐらいなの♪
「様々な色があるようですがあれは…?」
あ、アレは火薬に含まれる元素で変わるって聞いたことがあるの。
リチウムが深紅色、ナトリウムが黄色、
カリウムが淡紫色、カルシウムが橙赤色、
ストロンチウムが深赤色、バリウムが黄緑色、
銅が青緑色、ホウ素が黄緑色でリンが淡青色だったかな?
全員「…………」
ほえ?どしたの?
「「「「「何でそんな詳細に知っているんだ⁉」」のだ?」ですか?」の?」
「「なのは「「おねーちゃん、すごーい!」」」」
え?理科の時間に先生がお話してくれたよね?
少なくともディセ兄は聞いてるはずだよ?
「そう言えばそんな事を言っていた気もするが…一々覚えているはずが無いだろうが⁉
しかも其れ何時の話だよ⁉」
「相変わらずなのはは自分の得意分野だと凄いなぁ。お姉ちゃん吃驚…」
「まぁ『特化型』の方がなのはらしくていいじゃないか」
「だからこそ突き詰められると恐ろしい部分があるんだけどな…。砲撃とか集束砲とか…」
「其れって、ある意味…魔王だよ⁉」
にゃはは…まぁね…って⁉
エルちゃん、其れヒドイよ⁉
「「た〜〜〜まや〜〜」」
それはともかく、この子達も楽しそう。
今年の花火も綺麗なの。
「そう言えば、さっきから気になっていたんだが『たまや』『かぎや』と言うのは?」
「僕も少し気になっていたんだ。意味があるのかな?」
「え〜と……お姉ちゃん、ディセ兄宜しく♪」
「マル投げしやがった…」
「マル投げしたね…まあ、良いけどね」
「いや、良いのかよ…」
「え〜っとね『玉屋』と『鍵屋』は元々江戸時代にあった花火業者の2大看板。
玉屋自体は文化7年――1810年に鍵屋から暖簾分けして両国広小路吉川町に店を構えたのが始まりね。
ま、其れはさておいて、この2大看板が両国の川開きの際に両国橋を挟んで上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持ってたの」
「業者としては鍵屋のほうが古いんだけど、花火の人気は玉屋の方が上だったみたいだぜ?
その川開きの際に上流側で上がった花火に『玉や』、下流側で上がったのに『鍵や』の声を上げてたのが始まり。
今では単純に花火が上がった際の掛け声として使われているけどな」
「成程な……お前達も存外凄いな美由希、ディセ…」
だよね〜♪
「お前はもう少し勉強しような?なのは」
うぐっ…否定出来ないの。
「しかし本当に見事なものだ。こうも美しく、そして平和に夜空が明るくなると言う事が有るなんてな…」
ムーンさん?
「いや、私の知っている限りだと夜空が明るくなるなんて言うのは戦火の炎で照らされたときだけだったんだ。
だがこの世界では平和の中で、誰もが楽しぬ事ができる光で空が照らされている…其れが嬉しいんだ。」
そっか…うん、そうだね。
「僕やレイア、エルやミラさんのいた場所も酷かったよ…」
「精霊の命を使って、様々な技術を発展して行った結果、私達の住む空だけ、この青空じゃなくて…」
「黄昏のような黄みがかった黒ずんだ空が一面を覆っていたわ…」
「今となっては元の青空に戻ったんだけど、エルが生まれてくる前はもっと酷かったって言っていたんだよ?」
そうだったんだ…
でも、ムーンさんやジュードさん達の言う事は凄く説得力があるの。
うん、ならこの花火を楽しもう?
もうすぐフィナーレだから。
ディセ以外「フィナーレ?」
花火大会の最後、夜空を照らし尽くす閃光の乱舞が始まるから♪
ドン!ドンッ!パパパパパパパパパパパパ、ドッドドパッパッパドドド!!
始まった!
大会のフィナーレ、大小沢山の尺玉の乱舞!
「これは…凄い…!」
「うむ、見事であるな…」
「お〜〜!夜なのに明るいぞ〜〜!」
「「「あかるいぞ〜〜!」」」
「これは凄いわ…!」
「これはスクープよ!スクープ、スクープ‼」
「そんなんで、驚くかよ…この世界の人達って…」
「でも、本当に素敵だ…」
ドドン、ドパパパパ、ド〜ン!ド〜ン!ドドド〜〜ン!
「凄いな…ミッドに持って帰りたいくらいだ」
「素晴らしいとしか言いようがありません」
「楽しんでね?此れも夏の風物詩だから」
皆一様にフィナーレの花火を眺めてるの。
ね、凄いでしょ?
「あぁ、本当に凄い。ほんの一瞬で消えてしまうのに…其れなのにこんなにも美しい…」
一瞬だからだよ。だからきっと心に残るんだと思うの。
「…そうなのかも知れないな」
――ドン!ド〜〜〜ン!!
フィナーレの最後を飾る特大玉が2発……うん、終わったね。
「ああ…今年も終わったな…でも、それ以上に楽しめたのは確かだな」
「ふわ〜〜凄かった〜〜!」
「うむ、時間が怒涛のように過ぎていたな」
楽しめた?でも、此れで終わりじゃないよ?
「「「「「?」」」」」
お楽しみは、まだあるから♪
ーーーーーSIDEtoムーン
成程、此れもまた素朴でいいものだな?
「でしょ?」
「そうだろ?」
花火大会の会場を後にして、私達がやってきたのは河原。
其処でなのはとディセが取り出したのは『手持ち花火』…簡単に楽しめるものだった。
その手提には此れが入っていたのか。
「うん、花火大会の後に皆でやろうと思って」
「花火はアレだけだと思ったら大間違いだぜ!」
花火の楽しみ方は多種多様か。
「いっくぞ〜王様〜〜!」
「「いくぞ〜〜〜♪」」
「ぬお!やめんか馬鹿者!ねずみ花火を投げる奴があるか!!」
「参ります…3,2,1ファイアー!」
「…誘導弾で『ロケット花火』に点火するのはどうかと思うんだが…」
「流石に其れはどうかと思うぞ…」
「『レイジングサン』‼」
ドゴォォォン!
「ミラ、すっご〜い‼」
「いや、だからって…」
「太陽出しちゃ駄目でしょ!普通‼」
……うん、向こうには何も言うまい。
普通ならば危険なんだろうが、紅華達だとまるで問題ないのが怖いな…
まぁ、美由希やクロノ達がついているから大丈夫だろう。
「お姉ちゃんが一緒なら大丈夫だと思うの。…次は此れをやろうか?」
「お?…線香花火か」
線香花火?
今までやっていたのと比べると大分小型だが…やってみるか。
シュゥゥゥゥ……パチッパチッパチッ…
此れはまた…派手じゃないし儚いが、
綺麗だな…
「花火の〆はやっぱり此れなの」
「これを〆無ければ花火大会は終わらない。
そう過言しても良いぐらいだな」
其れほどとは…そして最後は心静かに…か。
パチ、パチ……パチ…ちち…………ぽとり…
あ…
「終わっちゃったね…」
「終わり良ければ全てよしだぜ?」
あぁ…だが、何と言うかとても優しい気持ちになれる花火だな。
「今度、また皆でやろうね。花火」
ふふ、そうだな。
今度は桃子や士郎も一緒にだな。
「今度はアドリビトム全員とやりたいな…」
そうだったな…我が主は仲間がいるのだったな。
いずれにせよ、必ず会えるさ。
何故かは分からぬが、何と無くそう感じ取れそうだ。
さて、あの子達を送っていくとしよう。
花火大会…また来年も来れると良いな。
「そうだね♪」
「そうだな♪」
花火大会。
夜空に咲く花はとても綺麗な催し物でもある。
ディセ達もこの世界の夜空を彩る光景に目を奪われたのであった。
〜スキット〜
No.31 花火に似た魔法?
ディセ「ふぅー。流石、花火だな…風情があって、良かったぜ…」
なのは「うん!…あ、そう言えばなんだけど?」
ディセ「?」
なのは「ディセ兄の魔法にはさっきの花火のような技や魔法ってあるの?」
ディセ「…無い事は無いのだが…」
ムーン「どんな魔法なのだ?」
紫闇「我らも気になるぞ?」
紅華「確かにそうですね?」
蒼雷「見せて、見せて〜!」
ディセ「…はあ、仕方ない。やるか…
"天翔る流星よ、その煌めきと共に彼の者達に痛みを与えろ…"キール直伝!シューティングスター‼」
シュパァァァァ‼キラキラキラキラッ!
なのは「凄いの〜‼」
ムーン「これは凄いな…」
紫闇「なんとも凄いの…」
蒼雷「わーい、わーい!花火だー!流星だー!」
紅華「ですが、これは花火に分類するのですか?其れとも流星なのでしょうか?」
ディセ「…ごめん、俺には知らない」
「「「「「調べておけよ⁉」」」なの⁉」ですよ?」