Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜 作:かもめカメ
最新話にして、漸く登場です!
ーーーーーSIDEtoムーン
前に話しておくべき事を言うのを忘れていたから此処で敢えて言う事にした。
9月の半ばから紅華、蒼雷、紫闇の三人はなのはとディセと同じ学校に通う事になった。
…クラスがなのはと我が主・ディセと同じクラスになったのは、きっと万年新婚夫婦の陰謀だろう…きっと。
とは言え、中々充実した日常を送っているそうだ…
そんなある日の事だった。
ーーー
「「授業参観?」」
「そうなの」
授業参観か。
確かに子供にとっては嬉しいとは思うが…
「まさかエルも…?」
「うん!そうだよ」
全校挙げての授業参観とは…。
いや、だが何故いつもなのはとエルの2人だけしか連絡が来ないのは?
「皆と同じクラスだから、紙の無駄使いだろ?
それなら連絡は1人の方が効率良いからな」
そう言う事だったのか。
しかし、何故そこまで悩むのだ?士郎、桃子。
娘達と息子の為なら行っても構わないのだが?
その間は、セネルやリーガル殿、それに私がいるからなんとかなるが?
「なんで、私がいないのかしら〜?」
ミラはエルの方が良いと思って言わなかったのだが?
「んな⁉そんな訳…」
「エル、さんせ〜い!」
「ちょっ、エル⁈」
当の本人がそう言っているぞ。
拒否はしにくくなったな?
「うぐっ…わ、分かったわよ!行けば良いんでしょ⁉」
「わーい!やった〜!トロピカルヤッホー!」
決まりだな。
だが、士郎と桃子は如何したのだ?
そんな悩むような事では無いのだが?
「そうしたいのは山々なんだけど…その日は雑誌の取材が入ってるのよ」
「海鳴の特集を組むらしくて、翠屋の事を載せたいらしくてね。矢張り店主がいないというのは…」
成る程…確かに一理あるな…
では、誰が来れば良いのだろうか?
二アタはおもちゃだから先ず度外視して…
「(二アタの扱いが酷い…)」
…仕方の無い事だ。
おもちゃが喋って、しかも宙に浮いていたら誰でも驚く。
ルナだと…いつもなのはの傍にいるから、
どちらかと言うと無理に等しい。
じゃあ、誰が…
?如何した、なのは?
何故、私をそこまで見ているのだ?
「じゃあ…ムーンが学校に来たら?」
…はい?
なのは、真か…それは。
「ムーン…諦めろ。こうなったなのはは梃子でも動かす事など無理に等しい物だ。
まあ、俺もその案は中々だと思うがな♪」
我が主⁉貴方まで⁈
紅華、蒼雷、紫闇。お前達もなんとか説得…
「僕、さんせ〜!」
「我は別に構わぬぞ?」
「寧ろ、人気があるのではないでしょうか?
『翠屋の
一切、否定してくれないのか⁉
それと、なんだ!その翠屋の
何時の間に付けられたのだ⁉
「この間の時から既に広まってますよ?」
この間…⁉
以前、遭ったあの事件か⁉
何故、そんな事になってしまったのだ…
「諦めるしか無いわね…これは…」
…そうだな…。
とは言え、コーデは流石に分からないからな…
「「美由希…良いかしら(でしょうか)?」」
「うん!任せて♪」
こういう時は凄まじいな…美由希は。
ーーー
そしてその授業参観の当日がやって来た。
では士郎、桃子。行って来ます。
「気をつけてね〜♪」
「くれぐれも危険な事に巻き込まないようにね?」
了解した。では行こうか…ミラ姉さん。
「…はぁ〜。
はいはい、分かりましたよ…」
流石にもう諦めたようだ…姉扱いに。
とはいえ、流石だ…美由希のファッションセンスは。
ミラには白に近い灰色のブラウスと、
水色のロングスカートで纏めて、
最後にマクスを髪留めに見立てたコーデ。
私の場合は逆に黒に近い灰色のカーディガンと、
ワインレッドのロングボトムのコーデ。
これなら、デザイナーとしても活躍してそうなんだがな。
それはそうとしばらく歩いていた時の事だった。
「そう言えば、あんたの前の主って、どんな人だったわけ?」
?急に如何したのだ?ミラ姉さん?
「あ、いやね?
あんたが大事にしている名前があるぐらいだから、何と無くよ…
そう言う事か。
私の前の主はそれはとても面倒見のいい人だ。
実は私の他にも、あと3人と一匹一緒にいたのだが、
その時の主は私達全員をシモベでは無く…
"家族"として見てくれたんだ。
「家族…ね…」
ああ、勿論それに困惑もしていた。
けど、次第に主と我々は平和な生活をしていたのだ。
だが、主の身体は徐々に蝕まれていっていた…
「蝕まれ…ていた?如何言う事よ?」
…それは…
そんな時だった…
ヴォォォン!
「「⁉」」
この感じ…まさか、もうここでやろうとしているのか⁉
「何が起こっているのよ⁉」
取り敢えず、姉さん!デバイスの準備を!
もう奴らが…此処まで来ている‼
「奴ら⁈一体…兎に角、やればいいんでしょ‼
マクス!セットアップ!」
【了解!セットアップ!】
こちらもいくぞ!ブライトハート!
【OK!StanbyReady?…Setup】
そう言うと私とミラはバリアジャケットを展開した。
その直後だ…
「うぉぉぉおりやぁあああああ‼」
⁉やはりお前からか、ヴィータ!
ミラは散開!
ブライトハート!
絶て!
【Panzerschild】
ガキィィン!
「んな⁉ベルカ式の防御障壁だと⁉」
くっ!流石にきついな…「鉄槌の騎士」・ヴィータよ。
この様子だと差し詰め、管制騎の事など憶えてもいないようだ。
しかも、かなりきつい一撃だ。
それを防いだ私の世界の『なのは』は本当に凄いものだ。
だが、それ以前に…
忘れたか?
私と近くにいたあの女の事を?
「⁈」
そう言うとあたりをキョロキョロするヴィータ。
恐らくは無駄だろうな。
何故なら…
「ウインドカッター!」
ヒュン!
「うわぁ⁉」
流石だ…紙一重で躱すヴィータも凄いが、
今の今まで気付かせなかったミラも凄い。
如何してか?理由は簡単だ。
ミラのバリアジャケットは四大精霊の力をその身に宿していると言うイメージで構成されているとミラ談。
内訳は主に、
イフリート→攻撃重視
ノーム→防御重視
ウンディーネ→回復重視
そして今使っているのはシルフで、
シルフ→スピード重視
と言う内容なのだ。
「っく!は、速い…だと⁉」
「そんなんじゃ、その重たいハンマーなんか空ぶるだけのただのおもちゃになるだけよ?」
さ、流石に言い過ぎだと思う…うん。
そんな事を言っていると…
ブチィ!
あ、終わった…
「…んのやろおおおおお‼」
不味い⁉あのままじゃもろに…
「マクス!シフト・ザ・ノーム!」
【OK.ノームシフト…ドライブ!】
そう言うとラインの色が変化して行っていた。
先程までは緑だったそのラインがオレンジへと変わった。
その時だ。
ガキィィン!
「⁈」
「こんなので、私の頭を勝ち割れたと思ったら、大間違いよ!ロックトライ!」
そう言うと零距離からの魔法をお見舞いさせた。
地属性の精霊・ノームの力を使えば、鉄槌も跳ね返すダイヤモンドのような堅牢さを得る…と言う事か。
それはそれで厄介なのだがな…。
「くわあ!」
流石にくらったか、だが、いるのはヴィータだけではないのも良く分かっている…
そこにいるのだろ?出て来たら如何だ?
「…よく見抜いたな?」
それなら、もう少し殺気を殺すべきだったな…
…烈火の将……シグナム…我が親友よ。
「…如何やらお知り合いのようね?」
…顔が似ているだけさ。
「如何かしら?瞳の奥から涙が見えるのは気のせいかしら?」
⁉…あはは…。流石にバレバレか。
だが、彼女達は間違い無くこの世界の住人…
私は全くの存在だからな…
そんな余韻に浸っている暇もないようだがな?
「そうね…時間押してるから、終わらせるわ!
"怒りし太陽の灼熱の炎に焼かれ解かれろ!"
レイジング・サン!」
そう言うとミラの前方から太陽のものとよく似た炎の球体が2人を襲う…だが、それは失敗するのは目に見えている。
何故なら…
「うぉぉおおお!烈鋼牙!」
やはり、来たか…「盾の守護獣」・ザフィーラ。
「(何だか何処かで聞いたような声…気のせいかしら?)」
その話はまた今度に。
それは兎も角、こんな事をしていいと思っているのか?
鉄槌の騎士・ヴィータ。
烈火の将・シグナム。
盾の守護獣・ザフィーラ。
後、ここにはいないが恐らくいるであろうもう1人、
湖の癒やし手・シャマル。
「⁈こいつ、あたい達の名前を⁉」
「我らの異名まで…」
「何者だ…お前は?」
それともこう言うべきか?
群雲の騎士…ヴォルケンリッターよ。
次回へ続きます。