Talesof・Lyrical〜救世主と魔法少女達との物語〜   作:かもめカメ

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お待たせしました!
今回は遂に!あの子の登場です!


完全敗北〜そして現れる混沌の子〜

ーーーーーSIDEtoシグナム

 

「蒐集完了。やっぱトンでもねぇ魔力だな、可也埋まったぜ」

 

「そうか…」

 

シャマルの閃光弾のおかげで如何にか倒し、魔力も蒐集できた。

だが、逆に言うならあの閃光弾が防がれていたら地に伏していたのは私達だったか…

 

そもそも、この月の祝福…リンカーコアを直接攻撃できなかったら倒す事さえ出来なかっただろうな。

視界が効かなかったから勝った……余り気分の良いものではないな…。

 

 

 

 

 

…いや、割り切れ。

主はやての為ならば、我等は騎士の誇りすら捨てると決めた。

ならば迷うな…!!

 

だが…

 

「お前の主を傷つけたことは詫びておこう…」

 

閃光弾が炸裂するまでの攻防…コイツからは『主と仲間を傷つけられた怒り』を感じた。

此方から一方的に襲撃をかけた末の負傷ならば、怒るも当然か…

 

「シャマル、治療は?」

 

「全員終わったわ。旅の鏡で近くのベンチに全員移動させるわ」

 

 

そうか…ならば長居は…っと。

如何やら彼方の方も終わったようだな。

 

「だな。こいつらの魔力は貰ったし、もうあいつ等に用はねぇ。

後はあのガキンチョだけ。

あのガキンチョの魔力の良はかなりの物じゃねぇ?」

 

「あぁ…確かに…

ならば、行こうでは無いか。」

 

そう思ったが、

 

ヒュゥゥゥ…ドガッ!

 

「…!ガハッ!…っく…!」

 

如何やら向こうから来たようだ。

なら、早々に蒐集を行うとしよう。

 

蒐集を行うのを許せ…全ては我が主・はやての為に…

 

ーーーーーNO SIDE

 

そして、落下した場所にはなのは達が横になっていた。

如何やら、先程蒐集されてしまった跡のようだ。

 

落下の衝撃ですぐに意識が戻ったディセ。

 

しかし最早、戦えるだけの力を残っては愚か、

立ち向かう勇気も無く、

立ち上がる事すら困難になっていたのであった。

 

「さぁ…これで…」

 

そう言いながらシグナムがディセの頭を掴もうとした…

 

 

その時だった…

 

 

 

 

 

 

ボワンボワン…モクモク…

 

 

 

 

 

 

「ん?…なんだ?この煙は?」

 

 

シグナムはディセの周りから大量の赤い煙(・・・)が出てきた事に違和感を感じ、すぐにその場から離れた。

 

ディセから離れたシグナムは賢明な判断だろう。

何が起こるか分からない物が急に現れたのだから。

 

するとその赤い煙は1箇所に集まり、何かを形作り始めた。

みるみると姿を変える赤い煙…

 

それをただ傍観しつつも構える事しか出来ない群雲の騎士(ヴォルケンリッター)達とカノンノ達。

しかし、2人だけ…

 

「嘘…なんで…こんな所に⁉︎」

「ぁ…ぁぁ…」

 

グラスバレーとディセ。

2人は、この煙の正体を少なからず知っていた。

 

何故なら…その煙は…

 

2人の距離を縮める切欠を生んだ出来事の1つだから。

 

そして、モクモクとした赤い煙の中から、

1つのシルエットが浮かび上がる。

 

そして、赤い煙はみるみる消えていく。

そして煙が晴れ、現れて見た物に、

 

「嘘…貴方は確かに…!」

「あ…ぁぁぁぁ…!」

 

グラスバレーとディセは驚愕させられた。

 

2人が目にし、現れたのは…

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…ようやく見つけたと思ったら…

これはこれで激しくやったみたいだね?カノンノ」

 

 

全身のほとんどが白く、左目をヒトデ型の眼帯を覆っている…

一際小柄な少女が現れた。

 

「僕は君を許さないから…… 」

 

そいつが一言を言いながら、カノンノ達は勿論、群雲の騎士(ヴォルケンリッター)達に片目だが、睨み付ける。

それを見たカノンノ達は瞬時に武器を構える。

 

「さぁ…僕が、相手になるよ?」

 

かつて、ディセの住む世界【ルミナシア】を滅ぼそうと考えた1人の悪しき者だった(・・・)存在。

 

 

「あまり戦いは好きじゃないんだけどね」

 

ディセの世界・【ルミナシア】と共に生きる事を願った星・【ジルディア】。

その意志の化身・ラザリスが…ディセの為に、

 

 

 

 

 

現れたのであった。




ラザリス。
それはかつて、ディセが【ルミナシア】の地にてディセが対峙した者。
その正体は、【ルミナシア】と同時期に生まれたまだか弱すぎた星…

【ジルディア】の意志そのものである。

ディセのピンチに…かつての敵は味方となりて、
助けに現れたのであった!
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