赤い霧がダンジョンにいるのは間違っている【0830】   作:ピグリツィア

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怪物祭の狂乱

 時は飛んで5人で買い物に行った次の日の晩、自室でリヴェリアから借りた本を読んでいるところにロキが訪ねてきていた。

 

「かぁりぃ~!晩酌付き合ってやぁ~!」

 

 腕いっぱいに酒を抱きながら、酒臭い声でロキが喚く。既に随分と呑んでいるみたいだ。

 

「随分と急だな…それにもうかなり出来上がってるじゃないか。ほどほどにしないとリヴェリアが煩いぞ?」

「呑まなきゃやってられんのやー!オラッ!主神命令やッ!付き合って?付き合え♡」

 

 主神命令を盾に腕に抱いた酒を押し付けてくる…まあ、酒は嫌いじゃないしせっかくだから付き合ってやろう。

 

「主神命令なら仕方がないな…何があったんだ?」

「聞いとくれカーリー!あんなぁ、ドチビがなぁ…」

 

 こうしてなんだかんだずるずると、一晩中飲み明かす事になった…

 


 

 結果がこれだ。起きたらいつの間にか夜だし、飲みすぎたからか、吐き気はともかく頭痛がひどい…

 

「………それで?二人して二日酔いと?」

 

 水を飲みに部屋の外に出てみれば、偶然リヴェリアとアイズとロキが話している場面に遭遇する。リヴェリアの責めるような視線に耐えながら現在の状態に至った原因を説明すれば、リヴェリアは大きくため息を吐く。

 

「ああ、クソ…私はほどほどでやめとこうと思ってたんだけどな…」

「お互いの昔話で盛り上がってなぁ…ず、頭痛が痛い…いつの間にか火酒2本も空いとったわ…」

「二人とも酒臭い…」

 

 二人だけだからと強い酒も弱い酒もお構いなしに空けまくればこうもなろう…ロキが聞くのも話すのも上手かったから余計に酒が進んだのもある。ロキが『血腥い話』も好みの内だったのが運の尽きだったか。

 

「そんでそっちはなにしとったん?」

「アイズがまたダンジョンに潜っていたんだ。この時間までな」

「それはまた随分と…精が出るな?」

 

 リヴェリアに睨まれてしまった…回らない頭から捻り出した言葉はリヴェリアのお気に召さなかったらしい。仕事に励むのはいいんじゃないかと思ったんだけどな…

 

「こんな夜遅くまでダンジョンに篭りっぱなしだったのが問題なんだ。それも遠征直後だぞ。体を休めてもらいたいのもあるが、他の団員が無理をする原因にもなりかねん。だから控えろと言っているんだがな」

 

 聞いてみればなるほど、本人だけの問題に留まらないのが問題らしい。体を休める事については本人の自己管理に任せるべきだとは思うけど…ここまで大きい組織だとそういう縛りもあるのか。

 

「組織の管理に関わるなら私が口を出す訳にもいかないな。諦めてリヴェリアに従っておけアイズ」

「うん…」

 

 もうリヴェリアに絞られた事だろうしこれ以上私の出る幕はないだろう。もし何か問題があるなら保護者(リヴェリア)が諌めるだろう。

 

「そんじゃアイズたん、明日はウチに付き合ってもらおかな」

「?」

「フィリア祭や。うちとデートしよ?」

 

 ロキが小首を傾げてアイズを誘う。確かに他の予定があればダンジョンに行く事も無いな。

 

「デートの誘いをするには随分と華がないな。酒臭いし顔は青いし…」

「うっさいでカーリー、酒臭いんは自分もやろがい…リヴェリアもどう?」

「私は遠慮しておこう」

 

 リヴェリアは賑やかな場所はあまり好まないらしい…あとは王族が外を歩いたら面倒な事になるんだろう…多分。

 

「カーリーは…多分ティオナ辺りが誘いそうやし、ウチが二人を占有するんも悪いな。酒に付き合ってくれた礼も兼ねて明日お駄賃やるから一緒に回るとええ」

「そうか…その為には一刻も早く酒を抜かないとな」

 

 一人で勉強するならまだしも、他の誰かと祭りに出かけるなら酒を抜いて頭痛を収めたい。酒の匂いもなんとかしないとな。

 

「私も行くか…アイズ、繰り返しになるが、ダンジョンも程々にしろ。あとはそこの酔っ払い二人は酒を程々にしろ」

「あいあ〜い」

「分かってるって…」

 

 アイズとリヴェリアから別れて、ロキと共に水を飲みにいく。部屋に戻ったら明日の準備もしておくか。

 


 

 一夜も安静にしていれば酒精は抜ける。ロキが言うには今日はティオナに誘われるらしいけど、もし誘われなかったらどうしようか。昨日はサボったし勉強していれば良いか。

 

「カーリー!一緒にフィリア祭いこ!」

「ティオナか。ああ、準備はできている」

 

 昨晩のロキの予想通り、ティオナが私の部屋まできてフィリア祭に誘ってきてくれた。準備が無駄にならなくて済んだな。

 

「あれ?私誘ったっけ?」

「ロキが誘うだろうと予想していてな、あらかじめ準備しておいたんだ」

「へ〜…じゃあアイズの事も知ってる?」

「ロキが昨日の夜に誘っていたな」

 

 青い顔で酒臭い息を吐きながらデートに誘っていたと伝えれば、ティオナは苦笑いを浮かべる。

 

「それにしても…何その酒の空瓶の山」

「この間ロキと飲む事になってな、その残骸だ…あとで片付けないとな」

「いやそれが原因じゃん!?二人でその量飲んだの!?カーリーは大丈夫なの!?」

「もちろん駄目だった」

 

 自分の限界は把握しているが弁えられるとは言っていない。その結果が昨日のあれだ…こうなる度に酒は程々にしようと考えるが、興が乗ってしまえばそんなことはすっぽり頭から抜け落ちる物だ。

 

「まったくも〜…お酒は程々にしておきなよ〜?」

「説教はリヴェリアので沢山だ…先に他のメンバーと合流しててくれ。ロキから小遣いを貰えるから私はそっちに行ってくる」

「おっけ〜い!集合はこの間と同じ正門前ね!」

 

 他人から小遣いを貰うのにも慣れてきた…慣れたくなかったな。でもダンジョンに潜れないし仕方がない。急かす訳じゃないけど一度椿に武器の進捗を聞きにいってみるか?

 昨日ロキとアイズが集合すると言っていたエントランスホールに向かうと、ロキがアイズの足元で転がっていた…どうしよう、かなり話しかけたくない。

 

「ん?おお来たかカーリー!どや、誘われたやろ?ほいこれお駄賃」

「ああ、ティオナにな…ありがとう。私もダンジョン探索したいんだけどな…」

 

 やっぱりこうして養ってもらっているのは落ち着かない…養われる事にあまりいい思い出がないのもある。食べ物を恵んでもらった恩を返そうと思ったら…やめよう、祭りに出かけるって時に嫌なことを思い出したくはない。

 

「ま〜こればっかりはどうしょうもない…なんなら適当な安モン使って上層探索だけしてみるか?」

「椿に直接頼んでるからあまり気は進まないけど…時間がかかるようならそれも視野に入れておくか」

 

 そうすれば小遣い稼ぎ程度は出来るだろう。こうやって細長いアレ(ヒモ)みたいな生活をしなくても良くなる。

 

「ところで、アイズは帯剣しているのか?」

「一応ロキの護衛って面もあるから」

「気にせんでもええ…と言いたい所やけど、こればっかりはちゃんとせなアカンからな」

 

 私も護衛に関しては一家言あるけど…ダンジョンならともかくオラリオで必要になるようなアドバイスはないな。暗黒期とやらでもない限りは街中で襲われるなんて事もないだろう。

 

「そんじゃうちらは先に出るわ、じゃーなー!」

「またね、カーリー」

「ああ、楽しんでこいよ」

 

 アイズとロキが外へ向かうのを見送ってから一度自室へと足を運ぶ。服も着替えて…この間服と一緒に買った小さめの鞄も持っておこう。これにロキから貰った小遣いを入れれば準備は終わりだ、待ち合わせ場所に向かうとしよう。

 

「待たせたなティオナ。それにティオネとレフィーヤもか」

「あ、カーリーさん!おはようございます!」

「私は本当なら団長と行きたかったんだけどね…仕事があるって断られちゃって」

 

 遠征から帰ってきてしばらく経ったけどまだ仕事があるのか…大規模ファミリアの団長ってのは随分と面倒くさそうだな。

 

「みんな揃ったね!それじゃしゅっぱ〜つ!」

 

 ティオナの号令で正門前から出る、この子はいつも元気だな。

 今日は東のメインストリートを中心に回るらしい。祭りという事もあって屋台も多く並んで賑やかだな。

 

「よ〜し!どこ回ろうかな!」

「カーリーは何かやりたい事とか見たいものはある?」

「まずは屋台で小腹を満たしたいな、その流れで屋台を回るのはどうだ?」

 

 そのために朝食も控えめにしたから腹は減っている。ついでに面白いものが見つかればより良いな。

 

「いいねぇ〜!レフィーヤは?」

「私もそれで大丈夫です!」

「よ〜し決まり!ご・は・ん〜!」

 

 町中の屋台では怪物(フィリア)祭という事もあって出店はその雰囲気に沿ったものを出している。例えば…

 

『じゃが丸くん ミノタウロス風味/オーク風味』

 

「ミノタウロスにオークね…」

「ねえ、これってさ…」

「牛肉と豚肉…ですよね?」

「物はいいようだな」

 

 

『アラクネの糸』

 

「うわー!これ何!?食べ物!?」

「ほっそい糸の束ね…作り方も随分と面白いじゃない」

「水飴を束ねた物みたいですね…食感も独特で美味しいです!」

「これは思わぬ発見だな。日持ちもするみたいだしリヴェリア達にも買っていくかな」

 

 

『魔石キャンディ』

 

「もはやただの琥珀糖じゃない」

「手抜きここに極まれりって感じだね!」

「さっきのあれを見たあとじゃなくても酷いってわかりますね…」

「しかも随分と高くないか?」

 

 

 

 その後もいくつかの屋台を見て回る。食べ物はもちろん、小物や武器、怪しいポーションや本物かどうかも定かではない(レフィーヤが言うには偽物らしい)魔導書(グリモア)など…祭りならではの物を見て回る。

 

「よ〜し!そろそろ闘技場行ってみる?」

「そうねえ、もういい感じの時間だしいいかもね」

 

 闘技場…フィリア祭の目玉であるモンスターの調教(テイム)を披露する場所だ。それもただテイムするんじゃなくて、観客に魅せるように動き回るらしい。

 闘技場に入るべく大通りを進んでいくに連れて人の密度も上がっていく。ここにいる人間全員がテイムを見に来ているんだろうか。

 

「うわあ〜!もうこんなに人がいる!」

「少し出遅れたかしらね」

 

 ぎゅうぎゅうと押されながらティオネ達を見失わないようについていく。人の波に流されないようにしながら後ろのレフィーヤに声をかける。

 

「レフィーヤ、大丈夫か?」

「は、はい!大丈夫です!」

 

 私たちの中で一番非力だとしてもレフィーヤはレベル3だ。心配は無用だったかとも思ったが…彼女に人を押し除けられる強引さは無いだろう。やっぱり見ておいた方がいいかもな。

 

「ほら、こっちに来い」

「うえ!?か、カーリーさん!?」

 

 レフィーヤの手を掴み、傷付けないようにそっと引き寄せ肩を抱く。これで逸れる事もないな。

 

「カーリー!レフィーヤ!ちゃんとついてきてる…って、どうしたのレフィーヤ。顔赤くして」

「い、いえ!なんでもありません!」

 

 ぎくしゃくとぎこちない動きになったレフィーヤと共にティオナ達の後ろにつく。この距離なら見失う事もないだろう。

 

「す、すみませんカーリーさん…これものすごく恥ずかしいです!」

「そうか…嫌なら離すけど、どうする?」

 

 なんの断りもなく触れたのが駄目だったか?たしかエルフは身体的接触を好まないんだっけな…迷惑だったかもしれないし嫌と言われたら離そう。

 レフィーヤはあうあうと言葉にならない呻きをあげてから、私の方を見ずに答える。

 

「…いえ、離さなくて大丈夫です。この人混みだと迷っちゃいそうですから」

「わかった、中に入るまで我慢してくれ」

 

 レフィーヤの肩を抱いたまま受付を済ませて闘技場の中に入り、ティオナ達と並んで立つ。丁度司会が今日の簡単な流れと注意事項を説明している所だ。まだテイムは始まってないらしい。

 

「ふう〜なんとか始まる前に入れたね!」

「ええ、入り口があんなに混雑してた時は最初の方は見れないかと思ったけどね」

「大丈夫かレフィーヤ、苦しかったか?」

「い、いえ…これは個人的な問題なのでお気になさらず…」

 

 少し息の荒いレフィーヤを気遣っているうちに、中央の広場でテイムが始まる。大きめの虎のようなモンスターと一人の女が対峙している。

 まるで舞うかのようにモンスターの攻撃を往なせば、女の無駄にひらひらした装飾が大きく揺れる。駄目だ、確かに凄いとは思うがどうしても『仕事』を思い出させる光景だからか「もっといい装備にしたらどうだ?」なんて考えが浮かんでしまう。

 

「すごいねー、テイムをあんなに簡単そうに成功させてるもんね」

「テイムについてはよく知らないな…鎮圧なら得意なんだが」

「それって『とりあえず黙るまで殴る』って事よね?それなら私たちもできるわよ」

 

 幻想体は死ぬ事もなかったからな…それに大抵の生き物は死ぬギリギリまで叩けば大人しくなる。手を滑らせると()()()()()がな。

 

「都市でこういう他に見せつけるような動きする奴は…センクならやるか」

 

 決闘代行を請け負うセンク協会ならやる。絶対やる。自ら進んでやる。

 あそこに所属する人間の動きは無駄に見えるけどきちんと洗礼されている。正面からの1対1が専門とは言っても都市で荒事を請け負ってる以上、生半可な腕じゃ務まらない。

 

 それはともかく都市で怪物を飼い慣らそうとする馬鹿は滅多にいない。大抵はそのまま殺すか、もしくは怪物の腹の中だ。そういう意味では新鮮だな。

 

 

 その後もいくつかの演目を挟み、会場も盛り上がってきたところで異様な雰囲気を感じ取る。

 

「…?」

「どうしたのカーリー?」

「いや、何か違和感が…ああ、あれか?」

 

 違和感を感じた先を見てみれば、ガネーシャファミリアの団員らしき人影が慌てるように動いている姿が見える。

 

「う〜ん?トラブルかな?」

「観客同士のトラブルかもしれないわよ。気にしないでテイムを見ましょ」

 

 そんな一幕を挟んでその演目を見終わる。次は何かと期待しながら地響きと共に姿を見せたのは…

 

「でっかいドラゴンだね〜」

「あんなのもダンジョンにいるのか」

「まあドラゴンにも色々あるしダンジョンにはいっぱいいるけど、アレはオラリオの外のモンスターよ。ダンジョンのドラゴンは流石に()()()()()()でテイムするには危険すぎるし、物理的に持ってこれないから」

 

 ドラゴンの咆哮に負けないくらい観客の歓声も激しい中で、レフィーヤが大きな声を張り上げる。

 

「迫力は凄いんですけど!出てくるにはちょっと早くないですか!?それとももっと凄いのが居るんでしょうか!?」

 

 これ以上の大きさや迫力のあるモンスターか…どんな奴だろうな。実在しているとしたら『黒い森の怪物』あたりが良いか。

 

「確かにそうね…これ以上のモンスターとなるとちょっと思いつかないわ。それにさっきカーリーが感じた違和感。どうやら結構な大事になってるみたいよ」

「ガネーシャファミリアの団員が神や冒険者に話しかけてるねぇ…自分の所だけじゃ手が足りないくらいの問題って事かな?」

 

 先程見かけたガネーシャファミリアの団員達は数を増して、あちこちにいる神や武装した冒険者に声をかけていた。これはいよいよ只事じゃなくなってきたかもな。

 

「これじゃ気になってショーに集中できないし様子見てくる?」

「そうねぇ…カーリーはどうする?」

「私も一緒に行こう、どうせここにいてもいつかは声をかけられるだろうしな」

「私も行きます!」

 

 


 

 闘技場の外に出てみれば武装したガネーシャファミリアの団員達が明確に慌てて動いているのがわかる。これは想定よりも大事かもしれないな。

 少し辺りを見回すと見知った顔を見つける。我らが主神様だ、すでに外にいたなら何かしら情報を持っているかもしれないな。

 

「あ!ロキ!」

「ロキ!何があったのか知ってる?」

「うん?おーティオナ達か。あんなぁ、モンスターが逃げおったらしいで。ここら辺一帯彷徨っとるって」

 

 モンスターの脱走…普通に死者が出そうな案件だが大丈夫なんだろうか。そもそもモンスターみたいな危険生物の管理は厳重な物だと思ってたんだけどな?

 

「それは…不味くないか?」

「うん、かなり不味いな。カーリーらなら問題あらへんけど恩恵のない一般人が出会したら…まあ、言わんでもわかるよな」

 

 予想通り大丈夫ではなかったらしいが、話は簡単だな。モンスターの鎮圧…いや、討伐をすればこの事態を収束させられるだろう。

 随分と多くの戦力が動員されているみたいだし、私たちの手は必要なさそうだな…一応ロキに聞いてはおくが。

 

「私達も動いた方がよさそうか?」

「う〜ん…まあ保険として動いてもらおかな。アイズが真っ先に叩きに行くから、万が一討ち漏らしが出たら叩いとくれ」

 

 アイズなら万一にも討ち漏らす事は無いだろうが、保険として動いて欲しいならその通りに動こう。武器がないのは不安だけど…上層のモンスター程度ならなんとかなるか。

 

「了解、それでアイズは?」

「あそこ、闘技場の上やな」

 

 ロキの指差した先を見てみれば、金色に輝く人影が見える。そういえばアイズはロキの護衛のために帯剣していたな。

 

「よ〜し!じゃあとりあえず私たちも屋根に登って辺りを見てみよう!」

「その前にアイズが動きそうだけどね…と、言ってる先から動いたわね。行くわよ!」

 

 闘技場の天辺から高速で打ち出されるように飛び出たアイズを慌てて追いかける。敵を仕留めたのを確認してから追う、それの繰り返しだ。

 

「うわ〜…流石に速いねぇ…」

「魔法を使ったアイズは機動力の上昇に加えて三次元的な動きも出来るようになるから…外で追いかけっこはまず勝てないわね」

 

 屋根伝いにアイズを追う。私たちに課せられたのはアイズのフォローだ。高所からの索敵にアイズの機動力が加われば滅多な事では討ち漏らしも出ないだろう。

 

「出番、ないねぇ…」

「所詮は保険だ、出番はないに越した事は無い」

「それはそれとして暇な物は暇なのよ。ちょっとは動くつもりだったしね」

 

 討ち漏らしも出ない、という事は私たちの仕事はアイズの後を追いかけるだけだ。いくら保険とはいえ確かに張り合いもないだろうな。

 

「言いたい事も気持ちも理解はできるけどな」

「皆さん武器もないのに余裕そうですね?」

 

 実際余裕だ。ティオナ達は徒手空拳での戦闘で強化を得られる発展アビリティがあるらしいし、私も必要とあらば素手での戦闘も辞さない。前衛職でもない上に防具もないレフィーヤはともかく、私たちの障害になり得る敵はいないだろう。

 

「パープル・モスかヘルハウンド辺りが出てきたら面倒かもな」

「それ下手な中層モンスターより質悪い被害齎しますよね!?」

 

 火を吐くだけのヘルハウンドはともかく、毒の鱗粉を無差別にばら撒く飛行型モンスターのパープル・モスがオラリオで野放しになったら大問題だ。普通に被害の規模や性質が悪すぎる。

 

「あ〜…まあヘルハウンドは居なさそうかな?小火騒ぎは起きてないしね」

「パープル・モスも多分居ないと思うわ。そんなの脱走してたら真っ先に情報共有しないとやばいし」

 

 それもそうか、となると暴れるだけのモンスターばかりだと考えても良さそうか?それなら対処もしやすくて助かるな。

 

「うん…?」

「どうしたのティオナ?」

 

 先頭を走っていたティオナが減速し、ついには止まってしまう。何かしら問題があったのかと警戒すれば、地面から微かな振動を感じ取れる。

 

「…地面が揺れてる?」

「…確かに揺れてるわね」

 

 地震にしては小刻みだ…そして長く継続的に揺れている。その上震源が動いている気もするな。となると…

 

「地震じゃないですよね?」

「これは…下から来るぞ!」

 

 私が警告を飛ばした直後に近くで轟音が響くと共に土煙が立ち上る。

 音の発生源に向かってみればそこには緑黄色の体を持った蛇のようなモンスターがいた。少なくとも上層にはいないモンスターのはずだ。

 

「何この…蛇?ヤバい気がする!」

「見た事ないモンスターね!ガネーシャファミリアはどこでこんなの拾ってきたのかしら?」

 

 ティオネが見た事ないと言うなら中層や下層のモンスターでもなさそうだが…新種とやらか?相手の手の内がわからないのは面倒だな。

 

「カーリー!レフィーヤを守ってて!」

「私達が前に出る!」

「分かった、任せておけ」

 

 ティオナの指示に従い私はレフィーヤの一歩前に出る。一番警戒するべきは他個体の奇襲、次に目の前の奴の飛び道具か。

 

「か、カーリーさんも前線に出たほうがいいんじゃ…」

「こいつらは地中から出てきていた。未知のモンスターだからどんな攻撃が飛んでくるかもわからないし、他に何体いるかもわからないから後衛を浮かせるのは危険すぎる、が…」

 

 ティオネとティオナが素手での攻撃を加えているが、効果はかなり薄いみたいだ。打撃を与えた箇所は多少陥没しているが、有効打には見えないな…

 

「かった〜い!?」

「クソ!こいつ打撃に耐性があるわよ!それにしたって硬すぎるけどね!」

 

 あの様子じゃ武器を持ってない私が戦線に加わっても焼け石に水だろう。それなら他の手段で攻撃した方がいい。幸いここには魔法使いもいるしな。

 

「レフィーヤ、適当な魔法で攻撃出来るか?」

「はい!【解き放つ一条の光。聖木の弓幹。汝、弓の名手なり】」

 

 ティオネ達が注意を惹きつけ、レフィーヤが魔法を詠唱する間も警戒を怠らない。もし相手に高い知能があったら今ここでレフィーヤを攻撃する可能性も高いからだ。

 

「【狙撃せよ、妖精の射手。穿て、必中の矢】!」

 

 おそらく魔法の準備が完了したんだろう。あとは発動するだけ…そう考えた瞬間、目の前のモンスターがいきなりこちらに振り向く。

 

「何?」

 

 大きな地響きに反応し、地面から突き出てくる緑黄色の何かを腕で受けて軌道を逸らす。かなり重い攻撃だ、私が受けられない訳じゃないがレフィーヤが喰らっていたら…即死はしないだろうが、しばらく動けなくなる程度の怪我はしていたかもしれない。

 

「カーリー!?」

「触手!?」

 

 警戒しておいてよかった、レフィーヤに怪我はなさそうだ。しかし敵の目標は依然レフィーヤのまま。手数の多い触手での攻撃もあると考えると、突っ立っていれば防御にも限界は来るだろう。

 

「レフィーヤ、少し移動するぞ」

「え?きゃあ!?」

 

 レフィーヤを横抱きにして敵の攻撃を回避していく。いつの間にか蛇のような顔面を花のように開いたモンスターが私たちを追って執拗に攻撃を仕掛けてくる。

 

「この状態で魔法は使えるか?」

「…え!?あ!すみません、少し難しそうです!」

 

 ティオネ達は懸命に攻撃しているが効果は薄く敵の注意を逸らせずにいる。この状況でレフィーヤの詠唱時間を稼ぐのは…流石に厳しいな。力じゃなくて時間と距離、それに手数が足りない。

 

「回避するだけなら問題ないけど…面倒だな」

 

 攻撃は見切れるしEGOを発現してないから体力的な問題も無い。とは言えこっちからこの状況を打開する手が無いのも事実。レフィーヤが魔法で攻撃できれば良いが、回避の為とはいえ私が物理的に振り回してる今の状況じゃそれも不可能か。

 

「全然こっち向かない!」

「レフィーヤ!カーリー!大丈夫!?」

「怪我はない!でも打つ手も無いな!」

 

 解決策といえば私が時間を稼いでティオネ達に武器を探してもらうという手はあるか…武器?もし武器での攻撃が通るとしたら…こう派手に暴れているならそろそろ来てもいい時間だな。

 

 そうこう考えている内に目の前に金髪の少女が風を纏って乱入してくる。噂をすればって奴だな。

 

「アイズ!」

 

 持っていた武器でモンスターの首を断ち切ったアイズがこちらに振り向く。負傷もしてないし服には汚れひとつない。やっぱりアイズの魔法は便利だな。

 

「お待たせ、大丈夫だった?」

「なんとかな…っと、次が来るみたいだな…レフィーヤ、大丈夫か?」

「す、少しだけ時間をください…め、目が回って…」

 

 横抱きにしていたレフィーヤを地面に立たせると少しよろめいて私に寄りかかってくる。流石に横抱きの状態で激しい動きをすれば目も回るか。

 すぐに顔に一つ叩いたレフィーヤがしっかりと立ち上がる。その間に出てきたモンスターは先ほどと同じ奴が三体。面倒だが武器を持ったアイズが居るなら余裕だろう。

 

「よし、大丈夫です!それでモンスターは…」

「うわ〜、三匹もいる〜!めんどくさ〜い!」

「しつこいわねぇ。でもこっちには武器を持ったアイズもいるし…」

 

 ピキ、キーン…という音に振り向いてみれば、アイズの持っていた剣の刀身が根元を残して地面に落ちているのが見えた。地面に落ちた剣身は粉々に砕け散っている。

 薄寒い沈黙と目の前のモンスターの咆哮が場を支配する。

 

「…あ、アイズ?」

「これは…不味いわね」

「…ごめん」

 

 アイズに私たち4人の視線が突き刺さる。別にアイズを責める訳じゃ無いけど、いかんせんタイミングが悪すぎる。現状唯一抵抗できると言っても良い武器が無くなったとなればこうもなるだろう。

 モンスターはこっちの事情などお構いなしに襲いかかってくる。今回はアイズが集中して狙われているみたいだ。

 

「やばいやばいやばい!どうすんのこれ!?」

「打撃は通らないし武器もない…とりあえず増援待ちで耐久するしかないか」

「それよりも今はアイズよ!集中して狙われてる!」

 

 やはり先ほどの状況と同じく、モンスター達は攻撃を与えるティオナ達には一瞥もせずにアイズのみを狙う。

 

「相手は魔力に反応しています!」

「そうか…アイズ!一度魔法を解け!一人一体ずつ受け持つ!」

 

 流石に一人で三体の攻撃を往なし続けるのは面倒だろうと呼びかけた瞬間、アイズは不自然な動きで敵の包囲網のど真ん中へと飛び込み、あっさりと拘束される。

 あまりにも杜撰な動きに何があったのかと本来の退避方向であった場所を見れば、崩れた屋台の中に一人の子供が座り込んでいた。アイズはあの子に気がついて守るためにあんな行動をしたんだろう。

 

「アイズ!?クソ、ティオナ!そっちの屋台に子供がいる!」

「うそ!?助けてくる!」

 

 ティオナに逃げ遅れた子供の保護を任せて、EGOを発現させた私とティオネは窮地に陥ったアイズを助けるべくモンスターに攻撃を加えるが、打撃は碌にダメージを与えられないし、魔力を使用しないEGOには反応しない。今の私じゃこの包囲網からアイズを助け出すことは叶わない。

 

「クソ!こっちは見向きもしない!」

「アイズ!あとどれだけ保ちそうだ!?」

「そう長くは持たない…!」

 

 そうなると一度離れて武器を探すのも難しいか…一つ、手があるとすれば魔石を直接攻撃して倒す方法だがこのモンスターの外皮は貫けないし、場所的にそれが出来そうなアイズも防御で手一杯だ。

 

「【ウィーシェの名のもとに願う】!」

「レフィーヤ!?いや、このタイミングなら!」

 

 一度その場から大きく距離を取り、レフィーヤとモンスターの間に陣取る。

 今レフィーヤが魔法を詠唱しているなら、もしかすればアイズから意識を反らせるかもしれない。そうなればあとは私達がレフィーヤを守りきれれば良い。

 

「【森の先人よ、誇り高き同胞よ。我が声に応じ草原へと来れ。】」

「私達がレフィーヤを守り抜ければ勝ちってわけね?」

「ああ、簡単だろ?」

 

 ティオネと私は一度攻撃を止めて予想される襲撃に備える。

 

「【繋ぐ絆、楽宴の契り。円環を廻し舞い踊れ。至れ、妖精の輪。】」

「おまたせ!あの子は近くで見つけたロキに預けてきた!レフィーヤを守れば良いんだよね?」

「カーリーはさっきみたいな触手での奇襲を警戒して!」

 

 ティオナも戻ってきたし、アイズが解放されれば当初の目的通り一対一を三組だ、それに加えて私が触手の迎撃をすればいい。さっきよりも厳しいが、奇襲を受けなければどうとでもなるだろう。

 

「【どうか力を貸し与えてほしい】」

「アイズ!まだ保ちそうか!?」

「レフィーヤの詠唱時間は確保してみせる!」

 

 これで万が一こっちに見向きしなくてもどうにかできる目処は立った。レフィーヤの魔法が通じなかったら…その時考えるしか無い。

 

「【エルフ・リング】!」

「…魔法は?」

 

 おそらく魔法を唱え終わった…筈だ。それなのに攻撃らしい攻撃は無い。流石にレフィーヤが魔法を失敗するとは思えないが…どんな効果の魔法だったんだ?

 

「あ!カーリー知らないんだった!」

「レフィーヤはここからもう一個魔法を使うのよ!モンスターは…こっち向いたわよ!」

「【終末の前触れよ、白き雪よ。黄昏を前に風を巻け】」

 

 よかった、私の不安は杞憂だったか…こんな事になるならレフィーヤの魔法について聞いておくべきだった。いや、そもそもこんな事態になることを予想する方が無理か。

 何はともあれ、アイズはモンスターの拘束から抜け出せた。あとはレフィーヤを守り切れば良い。大丈夫、都市でいつもやってきた事だ。完璧に守り切れた事も少ないけど、今回は味方もいるし守り切れなきゃ特色の称号を返上しなきゃいけなくなるな。

 

「アイズ!一体受け持って!」

「大丈夫、作戦は聞いてた」

「【閉ざされる光、凍てつく大地】」

 

 アイズは拘束から解放されると同時にモンスターより速くレフィーヤを守る為の位置に着く。これで敵本体はどうとでもなる。

 アイズ達が前線でモンスターの相手をしている最中でもレフィーヤを中心に地面が揺れる。触手攻撃の前兆だ。

 

「その攻撃は通す訳にいかないな」

「【吹雪け三度の厳冬。我が名はアールヴ】!」

 

 地面から突き出る触手の位置を予測し、レフィーヤに当たらないように逸らしていく。私の鎧に掠りこそしてもレフィーヤの服や私の体に傷がつく事は無い。

 

「【ウィン・フィンブルヴェトル】!」

 

 三つの吹雪の束とも呼べるような光線がモンスター目掛けて飛んでいく。それが直撃すればモンスターは被弾箇所から凍りついていき、最終的には氷の彫刻のような姿へと変貌し動かなくなる。

 しばらく警戒を解かずに周囲を見渡す。モンスターの追加も無さそうだし、とりあえずこれで終わりみたいだな。

 

「…ふう、とりあえずこの場は凌いだか?」

「みたいね…それにしてもなんなのかしらねこいつら。強さ的にも見た目的にも、今回のフィリア祭で使うようなモンスターじゃないでしょ」

「なんというか…華がないよね!花だけど!」

 

 モンスターの氷像を砕いたティオネの疑問に同調する。ティオナ渾身のギャグは無視だ。

 ここまでの強さのモンスターが4体…フィリア祭で使うなら一体でいいだろうし、それでもテイムするのは難しい手合いだろう。そして何より、ティオナの発言に同調するわけじゃないけど見た目もそこまでいい方じゃない。祭りで見せ物にするには色々と不都合な点が多すぎる。

 

「おつかれさ〜ん。ほいアイズ、これ」

 

 どこからともなく現れたロキから武器を受け取ったアイズは、残った一体の氷像に向けて剣を振り下ろす。地面に触れた上半身が砕け散り、破片が光を反射させながら舞う。フィリア祭の見せ物に良さそうだな。

 

「そんじゃティオナ達は武器持ったら地下の方頼むわ。まだなんかいそうな気がするしな」

「はいはい、任されたわ」

「アイズは残っとるモンスターのとこな、ウチもついていくからカーリーはその護衛や。さっきみたいなんだとワンチャン流れ弾飛んでくるかもしれんしな」

「わかりました」

「了解」

 

 ロキの指示に従って動く面々を見ながら、視線を感じてそっちを見る。冒険者の集団が私を特に注視しているらしい…見つめ返されているのに気付いたのか早々に解散していったが、何か…嫌な予感がする。

 

「レフィーヤは…怪我しとらんか?」

「はい、大丈夫です!」

「そんじゃ一回ホームに戻ってリヴェリア達に今回の事報告しとくれ。その後は…こんなんじゃ祭も終わりやな、ホームで待っとってくれ…あ〜、あとこの紙もフィンに渡してもらえるか?」

「わかりました!」

 

 ロキはどこからともなく出した紙にさらさらと何かを書いてからレフィーヤに渡してからこっちに振り向く。

 

「それにしても災難やったなぁカーリー!まさか本格的にダンジョンに潜る前にこんな所で戦闘するとはなぁ!」

「本当にな、せっかく買った服もこの通りだ」

 

 戦闘を想定していない服は砂埃で汚れ、モンスターの触手攻撃で所々裂けたりほつれたりしている。攻撃を受けてなくても戦闘の余波だけでこれだ、拘束されていたアイズの服も相応に傷んでいるだろう。落ち込んで無いと良いんだけどな…

 

「…これはこれでアリやない?そういうファッションとして完成されてるやんけ」

「そういう問題じゃないだろ…それで、このモンスターはどこのどんな奴なんだ?この強さとなると中層より下の奴だろ?」

 

 少なくともミノタウロスよりは厄介な相手だった。素手とは言え魔法を使ったアイズやティオネ達が苦戦するような奴らが上層に居てたまるか。

 

「う〜ん…なんもわからん!」

「ふざけてないでさっさと吐け」

「いやすまんけどこれマジやで。なんの情報もない新種って奴やな」

 

 新種がこのタイミングでダンジョンじゃなくオラリオに出てくる?それも完全武装のレベル2パーティーでも苦戦しそうなモンスターが?

 

「なんでそんな奴がこんな所にいるんだよ」

「わからんって!これから情報収集するから待っててもらわんと…でもまあ気持ちはわかるで。きな臭いもんなぁ?」

 

 思わず浮かび上がった疑問をロキにぶつけたけど、流石にロキでも想定外だったんだろう…タイミングといいモンスターの性質といい、随分と作為的な感じがするな。

 

「心当たりはある、先ずはそっちに鎌かけてみるわ」

「ああ、任せよう」




〜なぜなに!プロムン教室~

協会について知りたい!


今回は12協会について…と言っても、全部やると結構長くてややこしくなるから今回は戦闘向きの協会を解説していくよ!


最初は『ツヴァイ協会』!モットーは『あなたの盾』で治安維持を中心に活動しているよ!
ここに依頼すれば護衛や行方不明者の捜索をしてくれるんだ!もちろんお金はかかるけどね!

ツヴァイってのはドイツ語で『2』の事だよ!協会はいろんな国の数字を名前にしているんだ!


次は『シ協会』!暗殺を生業とする硬派な協会だよ!別名『過労シ協会』!
図書館では都市の星の一個下、都市悪夢で接待するんだけど色々あってすっごい弱体化しているよ!セルマぁ…俺シ協会の本気が見れなくて涙が出そうだよ…

この協会のシは日本語の『4』だよ!死協会って事だね!…日本モチーフの数字使って『過労シ協会』とかなかなか笑えるね!


お次は『センク協会』!どこでも華やかで派手な衣装を着ている奴らだ!
専門は『決闘代行』!都市で頻発する一般人のいざこざを決闘で解決するための協会だ!シ協会との大きな差は『正面戦闘で比較的穏便に』か『ルール無用、目標は確実に始末する』かの違いだ!

センクはおフランス語で『5』ですわよ!


次は『リウ協会』!図書館の主人公(みたいな人)が所属している協会だね!
ここのお仕事は『戦争』!大規模戦闘が専門のガチガチ武闘派協会だ!ダンジョン適性がかなり高い協会だね!炎を纏う武器を使うから見た目も派手だよ!
ここの部長の主人公力が高すぎて悪役の気分になってくるのは通過儀礼!少年漫画だったら100%主人公だよあの人。

リウは中国語で『6』アルよ!


そして最後!戦闘向きとは思えないけど例外で入れた『ディエーチ協会』!ここは知識の収集をしてるんだけど、業務の中に『遺跡の探索』があるんだ!
都市の『遺跡』は危険とロマンが詰まっているよ!精神に異常を来す強力な武器とかがあるらしい!その分化け物もいっぱいいるとかいないとか!
そんな協会だから他の協会よりも『探索』が得意だと思うよ!戦闘能力での差を『知識』で埋めるって事だね!

ディエーチはイタリア語で『10』!


他にもいろんな協会があるけど、戦闘が得意なのはこの辺りかな?一応協会を総括する『ハナ協会』も戦闘能力はかなり高いけどね!あそこは文武両道に優れてないと所属できない協会っぽいよ!

ハナは韓国語で『1』ニダ!
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