赤い霧がダンジョンにいるのは間違っている【0830】   作:ピグリツィア

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久しぶり♡


平和な帰還

 帰り道は意外な事に何のトラブルも無かった。

 ここ最近、私の身の回りでは頻繁に事件が起こっていたから、どうせ今回も何かしらトラブルに巻き込まれると思っていたんだが…当てが外れたな。

 

「どうしたのよカーリー、そんなあっちこっち警戒して…落ち着きがないわね」

「いや、何も事件が起こらなかったのが逆に不安でな…」

「リヴィラみたいな事件が早々起こるわけ…あ~、最近はそうでもないかぁ…」

 

 ティオナ達にとっては、このように何事もなく帰還できるのが普通なのだろうが、私はそうではない。私は行く先行く先で何かと…『異常事態(イレギュラー)』に遭遇している。

 

「カーリーとの出会いから始まって、遠征やフィリア祭でも未知のモンスター交戦したからね」

「ここ最近はあちこちできな臭い事件が起きてるわね」

「私のことも含めて、か」

「そうだねぇ。一番でかい事件は間違いなくカーリーの件だと思うよ」

 

 私の経験した騒動は、祭り中にモンスターが地上に現れる事件とリヴィラでの殺人事件だ。

 この二つもオラリオでは珍しい事件に分類されるそうだが…異世界人という珍妙な存在と出会うなんて、これを越える事件は早々無いか。

 もしかしたらこの間の『お祓い』が効いたのかもしれないな。今度アミッドにお礼を言っておこう。

 

「それじゃあ、何事もなく帰って来られたことを喜ぼうか。戦闘において僕たちが危機に陥る事は少ないだろうけど…それでもトラブルが起きれば、水や食料の問題は発生するからね」

「飢えと脱水はレベルが上がってもどうしようもないのか?」

「無いね。だからダンジョンでの食糧事情は高位冒険者にとって大きな課題になるんだ」

「一応モンスターのドロップアイテムとか、ダンジョン内にある水場とか植物で何とかできなくも無いけど…まあ、最終手段ね」

 

 ダンジョン内で飲み水が手に入る場所は限られているし、食料をドロップアイテムに頼るにも運が大きく絡むか。ダンジョンという環境的にも、安定した補給路を構築するのは難しそうだし、深層ともなれば尚更か。

 

「知ってはいたけど、ダンジョン探索ってのも大変なんだな」

「そうだね。それが大人数で動く遠征ともなれば準備にも相応の手間がかかるんだ」

 

 遠征…数十人規模で動く深層探索の事だ。前人未到の最深層へと臨む…まさに『冒険者』らしい仕事だな。

 ダンジョン内で初めて私と出会った時も、ロキファミリアは遠征の帰りだったか。大人数を引き連れた状態であの時の私への対処…それはもう、苦労しただろうな。

 

「遠征か…確か、近い内にまた行くんだったか?」

「ああ、前回の遠征はノルマを達成できなかったからね。次は十分な対策を講じた上で挑むよ」

 

 ノルマか…ある程度の規模になったファミリアに課せられるらしいが、ロキファミリアともなるとどんな内容になるのやら。ダンジョン初心者の私には想像もつかないな。

 

 そんな雑談をしていると、いよいよダンジョンの出入り口も見えてきた。本当に最後まで何もない、平和な帰り道だったな。

 

「地上だー!」

「うるさいわよティオナ。もうちょっと落ち着きなさい」

 

 ダンジョンから出て一番に声を上げたのはティオナだ。それを咎めるティオネの声に続き、レフィーヤとラクタが安堵の表情を浮かべながら大きく息を吐いた。

 まだ室内だが、ダンジョンのものとは違う、緊張感の無い柔らかな空気がここが安全地帯だと知らせてくれる。

 

「さて、カーリー。初めてのダンジョン探索はどうだったかな?」

「まあ、都市の仕事よりは気楽だったかな。モンスターを斬るのは人を斬るよりも気が楽だ」

「それは違いない」

 

 フィンも暗黒期辺りで対人戦(殺し合い)の経験もあるのだろう。肩をすくめて笑う彼の表情には、実感が伴っていた。

 

「それに…ダンジョンに出てくる化け物の大半も手札が割れてるしな。初見の奴と戦う可能性が少ないのもやっぱり楽だ」

「都市でどんな苦労をしたのか分かるね…それを聞かされると、僕も暗黒期を思い出してしまうよ」

 

 フィンの表情に苦労の色が足される。フィンも相当面倒くさい相手と戦った事があるんだろうな。

 冒険者同士の戦闘となると、相手のスキルや魔法が分からない状態で戦う必要がある。そういう意味でもモンスターより骨が折れそうだ。

 

「下手な怪物よりも人間の方が面倒なのは何処も変わらないみたいだな」

「殺意ではなく悪意で動く者には、何時だって手を焼かされるものさ。さあ、暗い話はここまでにして、ダンジョン探索の締めと行こうか」

「換金か」

 

 何故人々がここまで苦労してダンジョンに潜るのか…各々理由はあると思うが、一番大きな動機は『金の為』だろう。他ならぬ私もそっち側だしな。

 私は都市の一般人と比較すると、金銭欲は少ない方だが…素寒貧の今回ばかりは事情が別だ。どれだけ稼げたのか、いつもよりも3割ほど増しで気になっている。

 

「クエストのアイテムは別に分けてあるから、ティオネとカーリーはそちらの処理に行ってくれ」

「分かりました、団長」

「了解」

 

 今回の換金では、他の仲間たちは数の多い雑多な戦利品の換金に行き、私はティオネからクエストの処理について学ぶ予定だ。必要な荷物を持って、フィン達と別れる。

 

 しかし、ティオネの様子がおかしい。どこか上の空と言った所か。原因は…幾つか心当たりもある。フィンかアイズの事だろう。

 

「アイズが気になるのか?」

「そりゃあね。リヴェリアが一緒に居るっていっても深層だし、何よりあんな事件があった後じゃ心配するなって言う方が無理でしょ」

「まあ、そうだな」

 

 フィンも私も、リヴィラで闇派閥の人間と思われる者を逃している。もしもリヴェリアとアイズが二人きりでいる今、襲われたら万が一もあるだろう。そう考えるとティオネの心配も無理は無い。

 

「最近はどこもきな臭いし、本当に嫌になるわねぇ」

「そうだな。私が呼び水になったのか、それとも偶然タイミングが被ったのか…まあ、そこら辺の調査はフィンに任せるしかないか」

「そうね…私ももっと団長に協力できたら良いんだけど…」

 

 ティオネがフィンの事を慕っているのは知っている。自身の仲間の力になりたいと考える気持ちも十分に理解できるし、ティオネの逸る感情について理解できない訳じゃない。

 だが、人には得手不得手がある。(ティオナ)よりも色々と考える事が出来るとは言え、性格や経験的にフィンに敵う筈もないだろうし、フィンが人の扱い方を間違えるとも思えない。今は焦るべき場面ではないだろう。

 

「フィンなら人の使い方も知ってるだろうし、時が来ればティオネにも声が掛かるだろ。焦る必要はないさ」

「そう、ね…」

 

 やはりと言うべきか、予想していた通り私の慰めは効果が薄い。ロキファミリアに入って一ヶ月も経っていない私の言葉では彼女の不安を和らげる事も出来ないか。

 

「…ごめんなさい、カーリー。今はこっちに集中しなきゃね」

「構わない。仲間を心配するのが悪いって訳じゃないしな」

 

 誰だって仲間が危険な目に遭うかもしれないとなれば、その差はあれど心配するだろう。特にティオネはティオナと比べて大人びているが、まだ子供と言っても良い年齢だしな。

 そう考えていると、自然とティオネの頭に手が伸びていた。

 

「ちょっ、頭を撫でるな!子供扱いしないで!」

「ああ、悪い悪い」

 

 頭を撫でる手を弾かれたので、軽く謝罪をしながら手を下ろす。私から見ればティオネも子供だが、こうして露骨に子供扱いされるのは気分が良くないか。反省しよう。

 

「まったく、油断も隙もあったもんじゃないわね…まあ、私が弱みを見せたのが悪いんだけど」

「別に弱みっていう程の物でもないだろ。一応、私だって仲間なんだしな」

「それはそうだけど…ああもう、やりづらいわね!ほら!さっさとアミッドの所に行くわよ!」

「ああ、そうだな」

 

 ティオネが拗ねたように外方を向いてしまった。揶揄い過ぎたかもしれないし、反省しないといけないな。

 

 

 そうしてクエストの処理を終え、ホームに帰ればフィンが今回の収益を纏めてくれる。

 今回のメンバーに応じた分前が割り振られる中、私もフィンから報酬の入った袋を受けとるが…かなり重い。明らかに初心者冒険者が受け取って良い量の報酬ではないな。

 

「はい、カーリー。これが今回の君の報酬だ」

「…深層探索って稼げるんだな。それにしたって私の取り分が多すぎる気もするが」

「まず深層まで行ける人間が少ないんだから、そこの素材も相応に高いわよ。それに今回、カーリーも前線に立ったし…実力から見れば妥当じゃない?」

「まあ、一般的な新参者が受け取れる報酬額じゃないのはそうかもね〜」

 

 あまりにも良すぎる待遇に思うところがない訳でもないけど…私もまだ一文無しだしな。フィンが良いと言うなら貰っておこう。

 

「うん!なかなか良い稼ぎだね!これでウルガの借金もちょっとは減ったよ!」

「これでようやく手に職をつけられたと言えるか。中層くらいなら単独で潜れそうだし、今後は暇な時に小遣い稼ぎをしようかな」

 

 何はともあれ、これでようやく脱・無職だ。今までも書面上は冒険者だったけど、収入は今回が初めてだしな。これで大手を振って趣味に金を使える。

 問題は…私の能力に対して今の武器は不足しているから、しばらくは貯金して装備の更新を目指すべき点か。そうなるとしばらくは節制しなければいけないな。

 

「ミミクリーさえ使えれば、こうして装備の事で悩む必要もないんだけどな…」

「性能的にはそうだろうね。でも悪いけど使用許可は出せないよ」

 

 やっぱり私の元々持っていた武器が使えないのは致命的だな。私が満足できる武器となると、フィンやアイズの持つような武器と変わらない値段になるし…面倒だな。

 

「この剣もそこそこの値段したらしいし、ガレスに借りを返したいんだけど…どれくらい掛かるかな」

「比較的安価な素材で作られた剣とは言え、制作者が椿だから相応の値段はするだろうね」

 

 この世界でトップの工房の団長が作った装備と言うだけあって、素材が安価なこの剣でも相応の値段だ。本来なら冒険者になったばかりの私じゃとても手の届かない代物だろう。

 とは言え、数打ちの武器を買って上層を回るのも効率が悪すぎるから、これはロキファミリアなりの投資とも言えるか。

 

「道は遠く険しいな…」

「まあ、慌てずゆっくり返せば良いよ。君の実力ならかなりゆっくり稼いでも一年も掛からない筈だよ」

 

 フィンの言う通り、今は焦るべき時でもないか。資金調達の目処は立ったし、私の能力であればいつかは返せる金額だろう。

 何はともあれ、今回の探索は無事に終了した。今はそれを喜ぶべきだろう。

 

「それじゃあ僕はガレスに今回の探索の報告をしてくるよ。何か用があったら執務室まで来てくれ」

「ああ、今回はありがとう」

「お疲れさま〜!」

 

 今回の探索では学ぶ事も多かった。ロキファミリアとしての動きについては特にそうだろう。

 部屋に帰ったら今回の動きを振り返って、ロキファミリアに合わせた立ち回りを考えよう。

 


 

 フィンはカーリー達と別れた後、自身の私室兼執務室にて仕事をするガレスと向かい合う形で席に着いた。

 

「今回は留守番ありがとう、ガレス」

「問題無い。お主らの目的も分かっとったし、厄介な書類仕事は既に片付けてあったしのぉ」

 

 礼を言うフィンに対して、ガレスは笑いながら答える。

 フィンにとっての今回の探索の目的、それはカーリーの実力の把握と立ち回りの確認だ。

 

「それで…どうじゃった、フィン。カーリーの働きぶりは」

「想定通り…正確には、リヴィラでの事件より前に立てていた想定を遥かに越える動きを見せてくれたよ」

 

 ガレスの質問に対して、フィンは満足気に答える。

 

「まだ連携に不慣れな部分も見られるけど、協調性はあるし不足を補える自己判断能力と地力も十二分にある。遠征のメンバーとして登用するのは問題ないね。むしろ進んで加えたいくらいだ」

 

 カーリーの動きには単独での戦闘を主とした癖が染み付いていた。しかし、それも少し経てば他者の動きに合わせるように修正していった。

 怪物祭で聞いた動きに、今回の探索で見た実力を鑑みて…フィンはカーリーを次の遠征のメンバーに加える事を前向きに考えている。

 

「ふむ、随分と高評価じゃの。では、次の遠征はどうする?」

「能力的には問題ないんだけど…やっぱり武器がネックかな。今の武器は頑丈さこそ折り紙付きだけど、最前線で使える程の物じゃないし、『不壊属性(デュランダル)』でもないから芋虫型の相手を任せるのも無理だ」

 

 同時に、今回の探索で確認できた問題点が武器だ。

 幾ら実力があろうとも、武器の品質が不足していれば敵を倒すのにも時間が掛かり、酷ければ敵に傷を与えることすら儘ならなくなる。

 

 フィンの言葉にガレスは「ふむぅ…」と、くぐもった唸り声を鳴らす。

 武器の不足については、出資者としても把握している事案であったからだ。

 

「まあ、そうじゃろうな。いくら椿とは言え、あの程度の素材では限界もあろう…逆に言えば、問題は武器だけという事か?」

「僕の見立てではね…そして、その問題を解決できる手段が無い訳でもない」

 

 フィンが何を言いたいのかを察したのか、ガレスが眉を顰める。二人の脳内には、全く同じ武器が思い浮かべられていた。

 

「あやつの持っていた武器か」

「あの武器なら、おそらくは深層での戦闘でも問題なく通用するだろう」

 

 カーリーの本来の得物である『ミミクリー』は、ロキファミリアの首脳陣が揃って『悍ましくも強力な武器』と認める物だ。

 しかし『ミミクリー』には、無視する事のできない重大な欠点があることもまた事実。素の状態で遠征に持って行くのは不可能に等しい。

 

「確かにそれなら武器の問題は解決するじゃろうな。しかし、アレには重度の精神汚染を撒き散らす欠点があるじゃろう」

「ああ。だから例の『鞘』の完成は前提として、現在サポーターに選ばれているメンバーに対して『試験』をする」

「サポーターを更に選別するのか?」

 

 フィンの提案に、ガレスは声色と視線で不服を訴える。

 深層探索のサポーターは既に最低限にまで選別されている。その『試験』によって、これ以上サポーターの数を減らすのは、どう考えても悪手にしかなり得ない。

 

 そんなガレスの抗議に対して、フィンは首を横に振って否定の意思を示す。

 

「いや、メンバーは変えない。カーリーをサポーターに置くのは確定で、ミミクリーを持って行くか否かを決める試験だ」

「ふむ?」

 

 フィンの目的が見えないガレスは、何も言わずに続きを促す。

 

「あの武器は『奥の手』として使う。最近のダンジョンの異変については、ガレスも感じ取っているだろう?」

「前回の遠征や怪物祭に現れた新種のモンスターに、フィンらがリヴィラで出会した闇派閥。それにカーリー自身もそうじゃな…なるほど、『異常事態(イレギュラー)』に対する保険か。それなら悪くはないか…?」

 

 地上でのモンスター出没に、18階層の殺人事件。極め付けは赤髪の女調教師(テイマー)とその仲間…ここ最近ダンジョン内外では奇妙な動きが散見される。フィンの警戒は最もで、『異常事態(イレギュラー)』に対する備えをしようと考えるのも当然の事だった。

 

「今回の探索で僕とリヴェリアもカーリーの動きを把握できたし、彼女の方でも僕たちの動きに合わせようとする意向は見られた。そして何よりも、彼女の能力的にサポーターや後衛のカバーも得意に見える」

「それは…確かに、得難い人材じゃな」

 

 今回の遠征にて最前線に赴くメンバーは、フィン達三首領を除けば全員が良くも悪くも『若い』。誰も彼も我が強く、好戦的だ。

 無論、仲間より敵を倒すことを優先する程では無いが、常に後方部隊の護衛に就ける程の忍耐力や落ち着きを持った人材は、フィン達三首領くらいだ。

 そんな中で、護衛を得意とするカーリーのような人材を得られたのは、ロキファミリアにとって非常に有り難かった。

 

「ついでに言えば、前回の遠征の収支と、今回の遠征に掛かる費用を考えると…次の遠征は失敗出来ないんだよね」

「形振り構っていられない程度にはカツカツじゃのう…」

 

 ついでにとは言うが、ファミリア単位で見ればこれは非常に重大な問題だ。

 前回の遠征の収支に、今回の遠征の経費を考えれば…ファミリアの今後の活動に影響する程度には大きい額が動く。

 

「最後の問題として、予定通りなら今回はヘファイストス・ファミリアからも同行者を出してもらうだろう?そうなれば椿は僕達と共に最深層まで行く事になる筈だ。そうなった時に、カーリー程の腕前を持つ人物を出し渋っていると捉えられるのも不味い」

「ああ、そんな問題もあったか」

 

 今回の遠征では、武器の損耗を抑える為にヘファイストス・ファミリアの鍛治師(スミス)を同行させる予定だ。

 他のファミリアも巻き込む以上、戦力の出し渋りは良い顔をされないし、その上で万が一被害が出れば今後の取引も出来なくなる可能性が高い。

 

 もしもカーリーに、遠征のメンバーとして連れて行ける程の実力が無ければ、それを理由にホームでの待機班に回す事もできたが…椿や神ヘファイストスの目を誤魔化せる筈も無い。

 

「椿とて、碌な武器を待っていない人間に前線に立てなんて言わないだろうけど…サポーターに入れた方が良いだろうとは言ってくるだろうね」

「遠征は命懸けじゃからのう。出せる戦力は根こそぎ出せと言ってくるのは道理じゃな」

 

 椿もヘファイストスも、カーリーの立場は把握しているだろうが、命を賭けて遠征に挑む以上はそんな事も些事になる。そしてそれはロキファミリアも同様だ。

 

「当面はカーリーをサポーターに加える方針で進めよう。ヘファイストス・ファミリアに鞘の進捗を聞いて、遠征前に間に合うようなら試験を行う。遠征のサポーター登用の是非に関しては、一応リヴェリアが帰ってきてから確定させようか」

「そうじゃな。それなら儂は次にへファイストス・ファミリアへ行った時に、カーリーも連れて鞘に関して聞いてこよう」

「ああ、頼んだよガレス」

 

 こうして、当人の実力とファミリアの状況を鑑みた結果…異例の『新入団員の遠征メンバー入り』が決定した。




この世界の異物二人が強すぎるせいでベルくんが成長不足で死にかけてる…マジでヤバい。話を進めにくい…これも元9級フィクサーさんが過保護なせいです。あーあ。
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