PS4とXboxOne、どっちがいいんでしょうか・・・。
昨日は良く眠れませんでした・・・。
だって今日は夢にまで見た友達とのお買い物の日ですから。
想像も出来ません。
話に聞く限り(看護師さん談)によれば、なんでもただ買い物をするのではないそうです。
『?』となるかも知れませんが、私も良くわかってないのです。
綺麗な洋服着て、友達と買い物をする・・・ただそれだけでもいつもとは違うのです。
普段の友達とは違う一面が見れるのだとか・・・。
楽しみすぎます。
ただ、私は今、非常に困っています。
クローゼットの中には制服とパジャマしか入っていなかったのです。
あ、その、下着系は・・・ありましたです。
これじゃあ買い物に行く時も制服で・・・ありなんでしょうか?
病院にいた時はずっとペラペラの患者衣でしたので、制服が凄く新鮮なものに感じられて、浮かれていました。
普通、制服で買い物は行かないのだと思います・・・確証はありませんが・・・。
でも、無いものはしょうがないので、とりあえずはいつもの制服を着ます。
うぅ・・・変な子って思われるかもしれないです・・・。
待ち合わせは駅前の商店街の入り口だそうです。
昨日の夜、律さんと澪さんと紬さんの3人からそのお電話を頂きました。
1人から教えて貰えるだけで良かったのですが・・・優しい人が多くてわざわざ電話をしてくれたのでした。
携帯がないと、やっぱり少し不便なんでしょうか・・・。
駅前は休日やお昼という事もあって、なかなか賑わっています。
なんだか、道行く人に見られている気がします・・・やっぱり制服がおかしいのでしょうか。
皆さんと別れた後に、洋服を何か買って帰ろうと決意しました。
軽音部の皆さんは、女の私から見てもすごく可愛くて、綺麗で、羨ましくなってしまいます。
生まれ変わった私ですが、どうにも体が細すぎるような気がします。
だから、こんな私が軽音部の皆さんと一緒にいるのは、皆さんの株を下げてしまうといいますか・・・綺麗なグループの中に私みたいなのがいると不釣合いといいますか・・・きっと皆さんは優しいからそんなことは言わないと思いますが私はどうしてもそう考えてしまいます。
ですので、可愛い服を買えば、まだ少しでもマシになるのではないでしょうか・・・。
そんな風に思っています。
可愛い服というのがどんなものなのかわかりませんが。
待ち合わせの場所はどこでしょうか・・・えっと・・・商店街の入り口ですよね?
周りを見渡していると。
「お、千乃が2番か・・・ってなんで制服なんだ!?」
澪さんがいました。
まだ待ち合わせには15分前くらいですのに、1番に来てくれてました。
そしてやっぱり制服はおかしいみたいです・・・。
澪さんの服は明るい紫のパンツに、ピンクのパーカー、その上に水色のジャケットのようなものを羽織っています。
かっこいいです。
澪さんにはこういう大人の女性って言う感じの服が似合うと思います。
「あ、あの・・・その・・・」
怒られているわけじゃないんですけど、なんだかいけないことをしてしまったような気がして、声がうまく紡げません。
「澪ちゃん、千乃ちゃんおはよう」
紬さんの声がします。
振り返ると、休日にお忍びできたお嬢様のような雰囲気で、真っ白のワンピースとその上に青リンゴ色のカーディガンを着た紬さんが笑顔で小走りで駆け寄ってきていました。
「おはよう、ムギ」
「お、おはようございまし」
あまりの綺麗さに、噛んでしまいました。
でも、本当に綺麗というかなんというか・・・澪さんと紬さんが2人並んでいるとモデルさんと一緒にいるみたいな感じがします。
周りの人達も、ちらちら見てます。
私が場違いな格好をしているのがさらに目立っちゃいます。
「あれ、千乃ちゃんは・・・どうして制服なの!?」
ズイ、と紬さんが迫ってきます。
どどどどうしましょうか。
正直に言うと、なんで服がないのかを追求されてしまいます。
かといって嘘なんかつきたくないです・・・。
でも本当のことを言ってしまうと、頭のおかしい子って思われてしまいそうで、怖いです。
なんて説明しようかと考えていると。
「おーっす」
部長、律さん登場です。
動きやすさを重視しているのでしょうか、なかなかボーイッシュな服装です。
でも、すごく似合っています。
この律さんの登場でなんとかうやむやにできないでしょうか・・・?
「ん?なんで千乃制服なんだよ!」
駄目でした。
私でも多分聞きますもん。
「あうあう」
とうとうちゃんと喋れているかも怪しくなってきました。
どうしましょうどうしましょう・・・。
「みんなはやいね~」
唯さん!
「みんな今日はつき合わせてごめんね~」
私の格好には触れず、そのまま話を進めていく唯さん。
是非そのままお願いします!
「この恩はいつか返すね~・・・ところでゆっきー、なんで制服なの~?」
ですよね!
やっぱり聞きますよね!
もう・・・どうしましょうか。
さっきも考えたけど、やっぱり嘘なんかつきたくないです。
私の、大事な友達だから。
でも、本当のことを言って嫌われたくもないです。
「・・・・・・・あ、えっと・・・こっちに、来るときに・・・服を持ってきてなくて・・・」
嘘じゃないです。
こっちの世界に来るときに、服は持ってきていません。
制服は神様から頂いたものですし。
だから、嘘じゃないんです。
「そうなんだ~。じゃあ今日、服買うの?」
「えと、はい・・・みなさんと遊び終わった後に、何か適当に買いに行こうかと・・・思ってます」
「なに!?」
「服がない・・・?」
「あらあらまあまあ・・・」
律さん、澪さん、紬さんが驚いているのでしょうか・・・。
服がないなんて、変ですもんね。
けど、3人は。
「じゃあ私達が選んでやるよ!」
「千乃に似合いそうな服、さっき見かけたんだ!」
「私も千乃ちゃんに合うコーディネートしたい!」
そう言ってくれました。
3人は、私のために服を選んでくれると、そう言ったんです。
「あ・・・でも・・・付き合ってもらうの、悪いです・・・よ」
「な~に言ってんだよ!私達がやりたいんだ、迷惑だなんて思ってないよ」
「そうだぞ千乃。今日はそういう日なんだから」
「私・・・」
「千乃ちゃんは、迷惑?」
「そんなことない!です・・・嬉しいです・・・」
本当に。
友達がこういってくれることが嬉しいんです。
「よっし!なら行くか~!最初は楽器屋なー!」
律さんがそう言って、歩き始めます。
「ところで平沢さん、お金は大丈夫なの?」
「唯で良いよ!お母さんに無理言って、5万円前借させてもらったの~」
笑顔で財布を大事そうに抱きかかえる唯さん。
「これからは計画的に使わないと・・・なんだけど、この服、今なら買える!」
「コラコラ・・・」
商店街を歩き始めてすぐの洋服屋さんで、唯さんがいきなりそんな事を言ってました。
ぎ、ギターですよね?
「あ、でもこの服、千乃に似合わないか?」
律さん!?
楽器屋さんが最初じゃないんですか!?
真っ白な、多分ぴったりとするタイプのパンツを手に、問いかけてきます。
「いや・・・千乃は肌が白いから、もっと濃い色がいいんじゃないかな・・・例えばこんなのは?」
こげ茶色のカーディガンを持ってきてくれる澪さん・・・澪さんまで・・・。
でも、確かに服を見るのは楽しいです。
いろんな服があるんですね。
「千乃ちゃん、この服・・・試着してみない?」フンスフンス
紬さんが持ってきたのは・・・持ってきたのは・・・なんですかこれ?
ズボンなんですけど、み、短すぎます。
ふとももが全部出ちゃうんですけど・・・こんなのもあるんですか?
肌を露出させることがほとんどなかった私は、かなり抵抗があるんですが・・・これが、普通なんでしょうか?
「ぶはっ!ムギ・・・ナイス・・・!」
律さんが噴出しました。
「ね?とりあえず、試着してみましょう?ね?」
なんだか・・・眼が怖いです。
なんでそんなに目を見開いて、ゆっくり迫ってくるんですか?
思わず、後ずさりしてしまいます。
「きっと、似合うと思うの・・・千乃ちゃん・・・だから、ね?」
なにが『ね?』なんでしょうか。
ほんのり顔が赤くなってる紬さん、心なしか息も荒くなってる気がします。
「似合う、千乃、きっと・・・」
澪さんが後ろに立ってました。
なんでそんなカタコトなんですか!?
ちょっと本当に怖くなってきました。
「大丈夫、大丈夫。ちょっとだけだから」
こうして私は、試着室に放り込まれ、いろんな服を着せ替えられる人形になってしまいました・・・。
「千乃ちゃん、とりあえずこれ着てみてね!」
かごいっぱいのお洋服・・・。
いえ、こんなに綺麗なお洋服をいっぱい着れるのは嬉しいんですけどね。
とりあえず、紬さんが持ってきてくれた青いシャツと薄手のセーターとこの・・・短すぎるズボンを、履いてみ、まし、た。
は・・・・・・恥ずかしいです!!
これ、だって・・・えぇ!?
本当にこれであってるんでしょうか!?
「千乃ちゃん、着た?」
「あ!え、う・・・はい・・・」
シャっと試着室のカーテンが開けられて、皆さんに見られてしまいます。
「わ、わ!なんであけるんですか!?」
急にあけられてしまったことに何故か恥ずかしさが込み上げてきました。
「開けないと見れないだろ・・・」
「て、てっきり中に入って見てくれるものだと・・・」
顔が真っ赤になってると思います。
だって、こんな服を着たのは初めてで。
いえ、普通の服を着たのなんてもういつだったか忘れてしまっていましたから。
「中に入って良いの!?」
紬さんがそう聞いてきました。
「落ち着けムギ!」
「だって・・・千乃ちゃんが!」
「気持ちはわかる・・・」
どういう意味でしょうか?
「うわ~!ゆっきー可愛い!!!」
唯さんが褒めてくれました。
褒められることに慣れていないので、また恥ずかしくなってしまいました。
「確かに・・・似合ってるよ千乃」
「うぅ・・・ありがとうございます唯さん、澪さん」
「でもこれ・・・ちょっと刺激が強すぎるな」
「千乃ちゃんの肌、綺麗だから強調してみたんだけど・・・周りの目が危険ね」
律さんと紬さんがひそひそと何かを話しています。
「次はこれね!」ハーハー
「その次はこれ着てみ」ニヤニヤ
「そのあとは、私が選んだのも着てみてくれ」テレテレ
「ゆっきー、こんなのはどうかな?」フンスフンス
なんとお洋服を試着していただけで、2時間近くが過ぎていました。
途中から店員さんまで混ざって、あれこれオススメしてくれました。
着替えてる最中に、紬さんが何度か入ってこようとしたのはびっくりしました。
着方がわからないのがあったら教えようと思って・・・とつぶやく姿がなんだか哀愁を感じさせてくれました。
結局、いっぱい洋服を買ってしまいました。
現金ではなくて、クレジットカードを持っていることに驚かれましたが、紬さんが普通じゃないの?という反応をしてくれましたのでうやむやになりました。
カードの使い方もわからなかったのですが、紬さんが教えてくれました。
制服で移動するのは、目立ってしまいますし、せっかくみなさんに選んでもらった服なので、お店で着替えさせてもらいました。
これで、目立つことはなくなりました。
軽音部の皆さんが、笑顔で待っててくれたのが、また嬉しかったです。
お洋服・・・嬉しい。
「千乃ちゃん、かわいい」
「あ、えと・・・ありがとうございます・・・紬さんも、可愛いです・・・」
「・・・」
無言で笑顔の紬さん。
かわいいなぁと思ってしまいます。
「澪さんも、律さんも、唯さんも、皆さん可愛くて・・・服だけですけど、私も皆さんみたいに少しでも可愛くなれた気がします・・・」
鏡を見て、そこに写る私は病院にいた頃、最後に見た自分の顔ではありませんでした。
生気のない、死んでるような顔。
それが私の最後の見た顔でした。
でも、今目の前にいる私は。
自分で言うのもなんですが、いきいきしています。
新たしく買ったお洋服も綺麗で、私にはもったいないくらいのものですが、これで少しでも皆さんに近づくことは出来たでしょうか。
「「「「そんなことない!」」」」
・・・え、え!?
皆さんが声をそろえてそう言いました。
そんなことない、とは・・・私が少しでも可愛くなったと思ったことででしょうか?
そう・・・ですよね。
「千乃・・・お前とはまだ友達になったばっかだけど性格がわかってきた。お前のことだから『自分が少しでも可愛くなったということは嘘だ』て思ってるんだろ?」
・・・そうじゃないんですか?
「・・・やっぱりそうか」
はぁ、と律さんがため息をつきます。
「はっきり言うけど、千乃は可愛いぞ!」
グイ、と私を抱き寄せる律さん。
ドキっとしてしまいました。
けど、私が可愛いというのは嘘だと。
私は思った。
「正直・・・羨ましいと思ってるよ。私はガサツだから可愛い服なんて似合わないし、細かい事とかできないからドラムやってるし」
律さんが、しっかりと私の目を見て言います。
「でも千乃、お前は華奢だし色も白いし髪もきれいだし声だって綺麗だ。私にないもの、お前は全部持ってるんだぜ。お前は可愛いんだ」
・・・そんなこと、思ったこともなかったです。
華奢なのは、ずっと病院で寝たきりだったからです。
手術の痕はなくなっても、体はそのままで。
色が白いのも日に当たることができなかったから。
髪だって普通ですよ。
声なんて・・・一度は失われたものなんです・・・綺麗だなんて言われたこともない。
それに、私になくて律さんにあるもののほうが多いです・・・。
「千乃ちゃんは可愛いわ。噛んでしまうとこも、すぐ泣いちゃうところも、ちょっと世間知らずなところも。」
今度は紬さんが抱き寄せて話してくれます。
「本当よ?それとも、友達の言うこと、信じてくれない?」
そんなの・・・そんなのずるいですよ。
「千乃は自分に自信がないんじゃないか?・・・私もそういうところあるし、なんとなくわかるよ。でもムギが言ったように信じてくれないか?千乃は可愛いよ。可愛い普通の女の子だ」
澪さんが言ってくれて。
そして唯さんが何も言わずに頭を撫でてくれます。
この世界に生まれ変わって、頭を撫でられることが多いような気がします。
でも気持ちよくて、つい甘えてしまいたくなります。
「私・・・可愛いですか?」
「おう!」
「・・・嬉しい、です。そんなこと言われたの初めてで」
両親が言ってくれたのをカウントしないと、初めてでした。
今までも何度かそう言ってくれてましたが、これが本当に最初のものだと思ってます。
嬉しい。
「まったく・・・うちのメンバーは手のかかるやつが多くて律ちゃん困っちゃうぜ」
「その中に律も入ってるんだからな」
「なにおー!?澪なんか私がいないと何も出来ないくせに!」
「で、できる!律なんかいつもテストで泣きついてくるくせに!」
律さんと澪さんが言い合います。
それを見ていた紬さんが。
「唯ちゃんはどこかのんびり屋さんよね~」
「あ、わかります~?いつも妹に助けてもらってるんだ~」
いきなりそんな話を始めました。
そんな皆さんを見てると心があったかくなって、笑いが込み上げてきました。
「ぷふ・・・あははっ!」
「・・・千乃が笑った」
「またそんな可愛い笑い方・・・」
「ハァハァハァハア」
「ゆっきーが笑うところ初めて見たかも」
「あ・・・すいません・・・」
「なーんで謝る?もっと笑えーい!」
手をわきわきと動かしながら迫ってくる律さん。
何をするんでしょうか、と思ってると急に脇やおなかをくすぐられました。
「――――――!?」
声にならない声で笑います。
「あはははははは、やめ、律さ、――――っ!息が―――!」
「なんでビデオカメラを持ってきてないのかしら私のばか!」
遠くのほうでそんな声が聞こえたような気がします。
「まったく千乃は・・・そんな風に考えてたなんてこっちが傷つくぜ」
私を解放した律さんはそういいます。
「ま、さっきも言ったけどさ、うちは手のかかるのが多いから千乃のこともフォローしてやるよ」
「・・・・律さん」
「じゃ、気を取り直して、遊ぶか!」
「律ちゃん隊長!あそこにゲームセンターがあります!」
「よし!唯隊員、私について来い!華麗な太鼓さばきを見せてやる!」
走っていく二人。
澪さんもやれやれって感じでついてゆきます。
いいんでしょうか・・・紬さんを放っておいて。
なぜだか頭を抱えてうんうん唸っています。
ビデオ・・・カメラ・・・撮影・・・とボソボソと喋る紬さんはちょっと怖いです。
なぜか体が危険だと感じているので私もゲームセンターについてゆくことにしました。
初めてのゲームセンター・・・なんだかすごくチカチカしてて見てるだけで楽しいと思ってしまいます。
すると。
「おぉ~凄い律ちゃん!」
「へっへ~ん!マカセロー!うらああ!」
画面には良くわからないけど、いっぱい流れてくる顔みたいなものを、律さんが太鼓でタイミングよく叩いてゆきます。
ミスなく叩く律さんはどこか誇らしげです。
「千乃はなにかするか?」
澪さんが聞いてくれます。
「ゲームセンター始めてで・・・なにかおすすめありますか?」
「初めてだったのか!んー、私もあんまり詳しくないからなぁ・・・!そうだ!一緒にプリクラをとらないか!?」
「プリクラ・・・ですか?」
「あぁ!こっちにある!」
プリクラなるものを知らない私は、そんなに澪さんがオススメするものに興味があり、それなら皆もと誘おうとすると。
「2人でとろう!そうしよう!」
澪さんに引きづられていいきます。
「この箱のなかですか・・・」
どんなものなのでしょうか。
「お金を入れて・・・と。千乃こっちに・・・ムギ?」
「はい?」
「なんで・・・ここにいるの?」
「澪ちゃんと千乃ちゃんが小さな密室に入っていくのが見えたので・・・」
「・・・・・」
「プリクラか~、千乃、もっとそっちに詰めてくれるか?」
「律!?いつから・・・」
「ぬけがけは許さんぜ」
「まったく・・・澪ちゃんてば・・・」
「うぅ・・・」
「ど、どうしたんですか?」
「やめとけ千乃・・・今澪は恥ずかしさと自己嫌悪でいっぱいなのさ」
よく意味がわからなかったんですが、プリクラは写真を撮る機械でした。
しかもシールになるんです!
みんなで撮ったプリクラは、律さんが変な顔をして、唯さんがポーズを決めて、澪さんがなぜか元気がなくて、紬さんが私を抱き寄せてるものができました。
みんなで共有する財産・・・幸せです。
お昼時になり、ファーストフード店なるラモス・バーガーに入りました。
「店員さんに注文できるのかな~抜け駆け澪ちゃん」
「もうそれ止めろ!」
「悲しきかな・・・裏切り者では真の幸せはつかめない」
「唯さんのキャラがいつもとちがう・・・」
「私、ポテトも一緒にいかかですかって言われるの夢だったの~」
「澪のポテトと私のポテトを合体!」
「あー!」
「あ、いいなぁ!私のも!」
「って唯!ハピネスセットかよ!」
「千乃ちゃん、あ~ん」
「あ、あ~ん・・・」
「「「!!!???」」」
「ゴクゴク」←コーラを飲む律さん
「・・・律ちゃん見て見て、鼻毛が凄い人―」←自分の髪を鼻に持っていく
「ブフゥゥゥゥゥ」←コーラを鼻から噴き出し澪さんの鞄にかかる
「わー!律のバカー!」←律さんを叩く
「理不尽!」
「・・・!?」
「紬さん、どうしたんですか?」
「千乃ちゃん、これなんて読むの?」
「・・・ミルクセーキですか?」
「も・・・もう一度!」
「ミルクセーキ・・・?」
「「「「もう一度!」」」」
「増えました!?」
「律ちゃ~ん」
「ん?どしたムギ・・・」
「鼻毛が凄い人~」
「ムギはやっちゃだめだ!」
「え、えぇ!?」
「・・・」チョンチョン←唯さんが律さんをつつく
「・・・なんだよ」
「鼻毛がもっと凄い人」←澪さんの髪を澪さんの鼻へ持っていく
「ぶふううううううううううううううううう!」
「バカ律―――――――!」←思いっきり律さんを叩く
「だからなんで私!?」
「・・・ゴクリ」
「頼むから千乃だけはしないでくれ!」
ご飯を食べ終わってまたゲームセンターへ。
腕相撲のゲームがあり律さんが挑むも負けてしまいました。
「律ちゃんの仇は私がとるわ!」
「無理するなよムギ!」
「・・・・っく!すごい・・・力!」
「ま、負けるなムギ!」
「だめ・・・強すぎる・・・私!」
ガァン!←ムギさんが一瞬で横綱の腕を叩きつける。
「お前がかい!」
いっぱいお話した後、気づけばもう夕方近くなっていました。
「いや~、楽しいな!次はどこ行く!?」
「あ、律ちゃん、あそこにCD屋さんがあります!」
「よし、みんな私についてこーい!」
「・・・楽器は?」
私の言葉に皆さんが停止しました。
「「「「忘れてた・・・」」」」
律さんや唯さんはなんとなく仕方ないなって思ってしまいますが、澪さんや紬さんまで・・・。
でも、私もさっきまで忘れてました・・・楽しすぎて。
「えー・・・ごほん。ヤロウドモ、楽器屋に行くぞー!」
「「「「お、おー」」」」
なんとこの話、続くんです。
神様「ムギはもう駄目かもわからんね」
今回は日常回でした。
前回、『次の話はちょっとR-15かも』と言ったが・・・あれは嘘だ。
こういうくだらない日常回とか会話もこれからあるかもしれませんがどうぞ生温かい目で見てくださると嬉しいです。
この日常回、まだ終わりじゃないぞよ、 もうちょっとだけ続くんじゃ。
次も早めに更新できるよう頑張ります。