けいおんにもう一人部員がいたら   作:アキゾノ

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さて、恒例の謝罪タイム。
遅くなってしまいました。
こんな作品でも、読んでくださっている人達に申し訳ないです。
言い訳をさせてもらえるなら、今の仕事がきつく、上司からパワハラというなの教育を受け、うつ病になったということも重なり、更新が遅くなってしまいました。

さらに、今回は本当に短い上に、話は進んでいません。
本当にすいません・・・なので一応、宣言・・・。
次の土日にかならず更新させていただきます・・・多分。
最近良い感じにどうしようもなく気分が落ち込んでいるので、シリアスな話をかけたらなぁと思います。
それでは・・・短いですが、どうっぞよろしくお願いします。


第45話

Side 海馬

 

 

世間と言うものは残酷だ。

流行はあくまでも流行に過ぎない。

一過性のもので、永遠と祭られるものなど存在しない。

どれだけ人間が年月をかけて、頭をひねって、死ぬ思い出机にかじりついて作り上げたものでも、飽きたらすぐに忘れられてしまう。

要するに娯楽などいうものは暇つぶしの道具に過ぎない。

流行のものに飛びつき、散々食い荒らして、飽きたら捨てる。

そして何も生み出さない人間が口を開く。

新しい流行をよこせ、と。

新しいものを生み出せないと誹謗中傷の嵐。

反吐が出る。

だが、それもまた真実だ。

世の中は弱肉強食。

才能ないものは、所詮そこまでだと言うことだ。

我がKC(海馬コーポレーション)は常に進化し続ける企業だ。

貴様らが望むもの以上のものを生み出していく。

 

その一環として、新しい取り組みを試みた。

この社長と言う座についてから、思うように時間が取れず、自分の足で世界をめぐることが出来なくなった。

だが、問題ない。

この俺が動けずとも、わが社の人材はこの俺が直々に採用したのだから。

優秀じゃないわけがない。

与えた仕事は一つ。

人材の発掘。

それも、自分の五感で感じて見つけること。

そして、それをこの俺がチェックする。

今まで、つれて来られたやつらはどれも才能溢れるものたちだった。

才能と言ってもそれぞれで、しかし荒削りで磨かれなければ一生埋もれていくものばかり。

その原石を、発掘した社員がどう磨くのか。

そこまでが俺の下した仕事だ。

結果、毎年いくつもの才能がこの会社に持ち込まれ、芽を出していく。

・・・だが芽を出すものはわずかだ。

わが社の優秀な人材でも、才能を世に形として出すというのは難しい。

 

 

 

そして今回、1人の社員がある人材を発掘した。

阿澄ゆの。

入社した時から、いや・・・入社する前からこいつの眼には興味があった。

自信が芸術家を目指していたと言うことはめずらしくはない・・・が、こいつの見るビジョンがこの俺にはなかなか面白く見えた。

 

世界を笑顔に。

 

口にするのはたやすい。

口にするだけならばそこらのストリートミュージシャンでもできる。

だが、未だかつてそれを実現できたものいるだろうか。

あろうことか、それを20にも満たない小娘が口にし、そして本気でそれを望んでいる。

大馬鹿者だ。

身の程をわきまえない馬の骨にも劣るその無知蒙昧ぶり。

今まで大物と呼ばれる政治家や、ビッグスターと呼ばれるアーティストが声高に叫んだがそれでも世界は未だ争いが絶えない。

一笑に付すべきそんな小娘が、俺は、眩しかった。

 

 

 

俺の夢も同じだからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歌が始まる。

小娘が連れてきたのは、さらに小娘共だった。

年齢で判断するつもりはない、がそれでも俺には特別そいつらが何かを持っているとは思えなかった。

1人を除いて。

5人の中でも人一倍、影の薄い小娘。

だが、こいつには他の4人にない何かがあった。

才能?

違う。

その小娘の瞳には、形容しがたい感情の渦が見えた。

興味が湧いた。

この小娘はいったい何を抱えている?

何故、そんなものを抱えながらこの世界を生きていける?

 

プロになる。

大物になる。

偉くなる。

言い方は何でもいい。

だが、お前達がこの世界に挑むと言うのならばここでその力を見せてみろ。

言い訳は通じない。

全ては自身の力によって左右されるこの弱肉強食の世界に。

示してみろ。

 

 

 

 

Side 和

 

 

千乃から電話があった。

ムギの携帯からかかって来た。

確か今日はスカウトの人と話しに行くはずだったけど、何かあったのかしら。

千乃の声はどことなく落ち着かないもので、緊張が伝わってくる。

そして千乃も何が言いたいのか自分でもわからないみたい。

でも、私には解る。

また、あなたは何かに挑戦するのね?

新しいことに挑戦するのは勇気の要ること。

今まで千乃は何度も何度も新しいことに挑戦してきた。

一緒に隣で歩くといったけど・・・遠くにいってしまう気さえする。

でも、それでも私はあなたといるわ。

だから私の書ける声は一つ。

 

「千乃、あなたなら大丈夫。独りじゃない。あなたを信じる私を信じて?」

 

「・・・ありがとうございます。和ちゃん、海馬チャンネル、見ていてください。今日、私たちは夢をかなえます」

 

あなたの力になれてよかった。

 

そして私は千乃の言うとおり、海馬チャンネルをつけた。

そこには、見慣れた花をモチーフにしたバンドの姿があった。

一瞬、眼を疑った。

なんで、千乃達が・・・?

疑問も覚めやらぬうちに、歌が始まる。

落ち着かないきもちはそのままに。

でも、思うことは一つだけ。

HTT、頑張れ・・・千乃、頑張れ!

 

 

 

 

 

 

 

 




神様「次はシリアス回?」
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