転生特典には気をつけよう   作:鯛じゃ

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次の話で一旦イッシュは終了になります


次に向けて

「いや〜まさか夢の跡地に着いた途端にラティオスとラティアスに拉致されて、ゼクロム達とラティオス達の攻防戦が始まるなんて思わなかったよ」

「それ、サンヨウシティとか大丈夫だったの?」

 

私は今、旅から帰ってきた息子から土産話を聞いている

半年で帰ってきたときはとても驚いた

最初は半年で旅なんて終わるとは思っていなかったから、もしかして私のことが恋しくなって帰ってきちゃったのかな〜!なんて考えたけど普通にイッシュ地方全て回って帰ってきたのだそうだ

 

いやまぁ週一の電話やネットなどで流れてくる息子とデカいの達の活躍を聞いてなんとなく察してはいた

だって毎回電話で聞く度に全く違う所にいるんだもの、ライモンシティにいるって聞いてたら翌週には電気石の洞窟にいるとか言うんだもの

どれだけ早くてもそこって2週間ぐらいかかるはずじゃない?

ポケモンが強くても距離の問題とか消耗品の数とかでそんな直ぐにはつかないでしょ?

 

あぁでも、確か息子のリュックって白いのが細工したお陰で実際の収容量よりもっと入るんだったっけ

いやでもお金の問題とか…まぁチャンピオンすら片手間に倒せる奴らがそこら辺のトレーナーに負けるわけ無いか…

 

…そう考えるとこのぐらい早くても可笑しくない、のね?

まぁアイツらも約束したとおりに息子に傷1つつけること無く戻ってきたんだから少しぐらいは褒めてやるか

 

「サンヨウシティは大丈夫だったよ。ちょっと2日ぐらい地震とか大雨とか落雷が続いただけでこれといって何も起きてないよ」

 

前言撤回、やっぱダメだわアイツら

もっと自分達がどれほどの影響を及ぼすのか考えるべきよ

 

え?もし息子が拐われたら自分はどうしていたかって?

そんなの…拐ったやつをあの男と同じように二度と社会に出られないくらいにグチャグチャにして、私の権限でウチの会社の道具とか使えなくしてやるわ

イッシュにいる限りウチの会社のポケモン用商品はどうしたって利用しないと行けないだろうから、使えなくなればそいつは手持ちの管理もままならなくなるわね!

後は…ブラックリストに追加して他の地方の協力会社に呼びかけたり…ってまぁこれはどうでもいいわね

 

「そういえば会いたい子たちには会えたの?」

「うん!皆元気だった!何匹かはそこに残るって言ってたからそこに残ってもらったけど、大体皆僕についてきてくれたよ!」

 

ほら!と言いながら私にボックス内を見せてくれる

いや、多いわねもっとキッドみたいに迷惑になるし、ここに残るとか言いなさいよ

あれ?というかキッドも普通にボックス内にいるわね

 

…まぁなにはともあれ息子がちゃんと帰ってきてくれて良かったわ

これからは毎週の電話でしか息子成分を摂取できないひもじい生活とはおさらばね!

あー良かった!毎日息子の心配ばっかしてたせいで、仕事にも若干影響出ちゃってたもの

旅に出てから3ヶ月経ったあたりから、上司からも部下からも「いつ息子さん帰ってくるんですか?明日ですか?今日ですか?」って煩かったもの

まぁ私の仕事効率が9割減になったせいで色々迷惑かけちゃったからね…いやそうでもないわね?普通に仕事回ってた気がするわ?

何であんなに皆帰ってきてって言ってたのかしら…

まぁもう関係ないわよね!だってこれからはずっと一緒なんだし!

 

それに、目的も果たしたみたいだしこの感じだともう旅には行かないでしょうし

まさか!まさか他の地方にもいるからまた旅に出るなんてことあるわけ無いわよね?ね?ね??

 

…なんかこれ、ゼクロム達が来たときも同じ感じのこと言った気がする…やめよやめよ、考えるだけで胃がねじ切れそうになるし

 

「そういえばチャンピオンがあなたが帰ってきたら話したいことがあるって言ってたんだけど、どうする?明日にする?」

「アデクさん?何かあったかなぁ…」

 

この前、あまりに嬉しくて息子が帰ってくることをチャンピオンにも話したら何故か物凄く驚いた顔をした後にそんなことを言っていたのだ

一体何の話なんでしょうね?まぁ今日は帰ってきたばかりなんだし、明日でいいわよね

というか別に明日じゃなくてもいいわよね?だってチャンピオンの話よりも親子の時間のほうが絶対、確実に重要だもの

 

「うーん。気になるけど…今日は帰ってきたばっかで疲れてるし明日にしよっかな。それに…久しぶりにお母さんともいっぱい話したいし」

 

ほら〜〜〜!私の言ったとおりでしょ?

というかうちの息子可愛すぎるわよー!

今の聞いた?「お母さん大好き!もうこれからずっとお母さんと一緒!」だって!(言ってない)

そうよね!今日も明日も明後日も一緒にいましょうね!なんなら私仕事休むわよ!!!

 

「じゃあ、帰ってきたお祝いに今日はご馳走にしましょうか!お母さん腕によりをかけちゃうわよ!」

「やったぁ!僕もお手伝いする!旅してる時は僕がポケモン達のご飯用意してたんだよ!もうお母さんと同じくらい料理できるようになっちゃたもんね!」

「え?あの数全員分???」

 

すごすぎない?ざっと100以上のポケモン達しかもアイツらとかみたいに無駄にデカいのもいっぱいいるでしょうに…

私と同じくらいどころか、多分そんじょそこらの食堂で働いてる人達より凄いと思うわよ…

 

…ってちょっと待って?

それって…それってさ!コイツらは私が息子がいなくて寂しい思いしてる時に、コ イ ツ ら はさぁ!息子お手製のご飯を、毎日頑張って作ってくれてるご飯をたらふく食ってたってこと…!?

は?何それフツーに許せないんだけど?私がゴーストタイプだったらコイツら纏めて呪い殺してるわよ?

うわっ、なんか息子の腰に付いてる黒いアイツが入ってるボールからなんかすっごいドヤ顔してる気配がする…!というか絶対してるわこれ

久しぶりに(言うほど久しぶりでもないけど)キレちまったよ…

そっから出てこいよ!今ここでどっちが息子に相応しいのか決着つけようぜ!

 

 

―ピンポーン

今から世紀の一戦でも始めようとしていた所にインターホンの音が聞こえたので一旦殺意を収める

誰かしら?来客の予定はないはずだけど…

まさか以前私相手にポケモン用品を売りつけに来たあのセールスマンだろうか?

あのときちょっと強めに断っただけで逃げていった奴がまた来るわけないだろうし…

 

息子に少し待ってるよう伝え、突然の来客を出迎える

 

「はーい、ってあらチャンピオン?」

「おお!いや、突然すまんなぁ。」

「いえ、何かありましたか?」

 

ドアの向こうにいたのはチャンピオンであった

はて?何かあっただろうか?今は息子のことしか頭にないので他のこととなると少々記憶が曖昧である

 

「ああ。実は先程◯◯君が帰ってきたというのをそこで聞いてな。以前お話した件について聞きに来たのだ。」

「…ほぅ?」

「今会うことはでき…アッ」

 

…そんなことのために私と◯◯の大切な時間を邪魔しに来たのか?

私と息子の、この世で最も大切な時間を、そのようなつまらない理由で

 

ジ ャ マ シ ニ キ タ ノ カ ?

 

「あー!いやすまなかった!帰ってきたばかりでは積もる話もあるだろう!こちらの配慮が足りなかった!また明日にでも話を…「ハ?」いや!都合のいい日で構わんのでな!では!待っているぞ!」

 

…あれ?チャンピオンが来たのだが、直ぐに帰ってしまったようだ

何か用事でも思い出したのだろうか?

 

ま、いいか!さて、息子との共同作業でもやりましょうかしらね!

 

______________________________________

 

・息子(主人公)

旅楽しかった!というのを母にいっぱいお話した

あんなに楽しかったし次もきっと楽しくなるよね!

ご飯の時間のときはポケモン達と協力しながら全て自分で料理している

 

・母親

息子が帰ってきて狂おしいほど嬉しい

もう何処にもいかないでね!(なお…)

息子バフがある状態だと1人でおよそ百人分近くの仕事を余裕で処理できるのだが、息子がいないとたった十人分程度のパフォーマンスしか発揮できない

別に息子のご飯を毎日食べてたことなんて?全くもって羨ましくないし?(死ぬ程羨ましい)

というか、私は息子が初めて作ってくれた手料理食べてるし?全然余裕なんですけど?

 

・主自慢をするとき必ずドヤ顔する一般伝説龍

ゼクロム

毎日主のご飯が食べられて死ぬ程充実しまくってた

あ、その話?あれアンタが食ったのは、複数作ってた分の一番成功した料理なんだぜ?

その前の試行錯誤の段階にできた料理を試食してたのは、いったい誰だと思う?

ま、俺なんだよねー!

かーっ!つれーわー!主の料理を最初に食べたのも、主に最初に呼んでもらえたのも俺なのつれーわー!かーっ!

 

・主についてくことに決めたポケモン達

主に体洗ってもらったり、ご飯食べさせてもらったりとっても楽しい!これからも一生お供します!

あ、ゼクロム。そういうのいいから(総意)

 

・苦労人系チャンピオン

アデク

結構重要な具体的に言うとイッシュ地方に関わることについて主人公と話そうとしたのだが、殺意の波動を真正面から受け逃げ出した

チャンピオンがこんなので大丈夫なのか?

 

・母親の勤め先の会社

イッシュ地方で使われているポケモンの日用品を取扱っている会社

最近は別地方でも着実にシェアを広げている

最近の主力商品は「大っきいポケモンやトゲトゲのポケモンが使っても全然壊れない!」シリーズ

発案者はこの会社の道具開発部所の部長

部長さん曰く「最近息子の連れてきたポケモンがデカかったり尖ってるのが多くて既存のものだと使いづらかったんです。ですので作りました」とのこと

主人公が旅でポケモン用に使用している道具は、大体ここの会社のもの

主人公が何かして有名になる度にここの会社の商品が注目され売れる

結果、主人公効果で利益が3割ぐらい伸びた

そして、ホウエン地方のどっかのチャンピオン兼御曹司が「このシリーズ良いよね、ボクも使ってるけど凄く使いやすいよ。」となんか有名な番組で話したことによって、ホウエン地方で空前のブームが起きている

 

・母親の会社の仲間達

部長、息子さんが旅に出てからずっと機嫌が悪くて…

数カ月たった頃から、その不機嫌オーラがなんていうか威圧感的なものまで伴ってきて、いるだけでなんかスリップダメージ的なの受けるんすよね…

だからそれをどうにかするためにも息子さんには早く帰ってきてほしいんすけど、いつ帰ってくるんですかね?いやマジで

仕事効率が落ちるのとかより、部長が辛そうなのを見てるとこっちまで辛くなってくるんすよ…色々と

いや息子さんのお陰で給料も上がったし、ボーナスも増えたのは嬉しいんですけど…それよりも楽しそうに息子さんのことで惚気まくる部長に早く戻って欲しいんですよね

尚、この後主人公が帰ってきたことで部長が元に戻り大歓喜する

まぁ、ちょっとしたらまた旅に出るんですけどね

 

 

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