転生特典には気をつけよう   作:鯛じゃ

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ラストはチャンピオン視点で締めになります


新たなる理想

今から十年ほど前

 

あの日ワシはヒウンシティで謎の黒いポケモンが暴れているという話を聞き、ヒウンシティに向かっていた

 

このときワシの頭の中には、アロエから聞いた話がよぎっていた

博物館にあったダークストーンから、ゼクロムが蘇ったと

ゼクロム

それはイッシュ神話にて語られる、2人の英雄とともに国を作り出した2匹の龍の一匹だ

かつてはその力を英雄たちと国のために使ってくれていたのだが、戦争をし続ける人間たちに失望したことでもう一匹の龍と共に国を滅ぼしたのち、ダークストーンとして今まで眠りについていた

 

それが突如目覚めた

そして瞬く間に何処かへ飛んでいったという

 

その話を聞いてから数日後の今に、謎の黒いポケモンが現れた

これはもしや…あり得るかもしれんな

 

 

ヒウンシティに着いたワシはジムの前にいたアーティと共に現場の方へと向かう

街の者達もこの騒ぎを認識しているのか、不安そうにする者や野次馬をしに行こうとするもの者など反応は様々であった

ただ一点、ポケモンが暴れるような音が一切しないのが違和感を感じたが

一体何が出るか、ワシはそう思いながら現場に到着した

 

現場にはただ一匹ポケモンが立っていた

黒くそして全身からは蒼い稲光が迸っていた

ダークストーンが伝説のポケモンの眠った姿であるのなら、目覚めた姿も黒いだろう

そして言い伝えの中には、敵を容赦なく雷で退けたと書かれていることから、あのポケモンがゼクロムと見て間違いないだろう

 

ゼクロムは横にいる女性を見つめていた

女性にというよりかは、女性が腕に抱きかかえているナニカに注目しているように見えた

ここからではその腕の中に何がいるのかわからないが、ゼクロムにとってそれはとても重要なのか、そこから一切視線を動かさなかった

 

周りを見てみると、ゼクロムから少し離れた場所で、身動きしないポケモン達を介抱しているトレーナー達の姿が見える

恐らくゼクロムに勝負を仕掛け、返り討ちにあったのだろう

 

倒れているポケモン達を見るとその体には全くと言っていいほど傷がなかった

体が小さくなっていないので瀕死にはなっていないことはわかる

ということはこの者達はただ気を失っているだけ

一切傷をつけずに意識だけを落とすとは、あの雷で感電させてやったのかそれとも別の方法で意識のみを落としたのか

 

「まずはあの女性を助けるんだ。アギルダー。」

「アギッ!」

 

隣りにいたアーティがまずは女性を救出するために、アギルダーに指示を出す

指示を聞いたアギルダーは身を低くし、地面を蹴るとかなりのスピードで女性の方まで向かって行く

 

ゼクロムはずっと女性の抱えているものに気を取られているので、アギルダーの行動は完全に意識外からの行動であるはずだった

 

「ギィッ…!」

 

だが次の瞬間、小さくうめき声が聞こえたかと思うとアギルダーは気を失い、ゼクロムの手に掴まれていた

あまりの早業にワシは驚く

近づいてきたアギルダーをゼクロムは素早く上から殴りつけ、アギルダーが地面に叩きつけられる前に掴んだのだ

 

ゼクロムは此方を一瞥すると、アギルダーをアーティに向かって放り投げた

アーティは一瞬で自分のポケモンがやられたことに呆然としていたが、投げられたアギルダーに気づくと直ぐにアギルダーの元に向かって行った

 

あのときの違和感

何故ポケモンが暴れているというのに全く破壊音などがしなかったのか

その理由が、今のように向かってきたポケモンに対して最小限の動きでかつ音を出さないように制圧していたからであることがわかった

しかし何故それほどまでに音や被害を出さないようにしているのかが分からなかった

唯一関係があるとすればそれは、女性の抱えるナニカの事を気遣ってのことだろう

 

「う?」

「あぁ!ごめんね◯◯くん。怖いよね、大丈夫だよーお母さんが守るからね。」

「バリバリダー」

「な、なんなのよアンタ…う、うちの息子から離れなさいよ!」

「う!」

「ババリバリッシュ」

「よく分からないけど…とにかく息子に近づかないで!この子は私の世界一大切な存在なの。アンタなんかに渡すもんですか!」

「あう!」

「バリバリダー」

「ちょっとアンタ聞いてるの?だからそんなに息子に近づかないでって!こんなに可愛いほっぺに傷でも付いたらどうするの?!」

 

女性の抱えていたナニカは赤子であった

女性は赤子に近づこうとするゼクロムから赤子を少しでも離そうと言葉で伝えたり体で制したりと色々やっていた

 

が、ゼクロムはそれを全く意に返さず、赤子が反応を返すたびにその表情を綻ばせ、なんとか赤子を見ようと女性の動きに合わせて体を動かしていた

 

ワシはその光景を見て、イッシュ神話のとある一節を思い出す

伝説のポケモンはその肉体が滅びるとダークストーンに姿を変え、新たなる英雄の誕生を待ち続ける

 

何故、ダークストーンが突如として蘇ったのか、何故ゼクロムは突然ヒウンシティにやってきたのか

 

「あの赤子が新たな英雄、ということなのか…」

 

ゼクロムの態度を見て確信する

そして同時に今のゼクロムは赤子を気にして手加減しているということも理解する

…もしこのままゼクロムに攻撃を続けて、本気にさせてしまえばどうなるか

 

「皆のもの止まれ!そやつにその女性を害する気配はない!」

 

マズイ、そう思ったワシは今にもゼクロムに攻撃をしようとする者達を一喝する

 

「チャンピオンだ!」

「え?あの黒いやつ暴れてたんじゃないのか?」

「俺が聞いたときはあの女の人を追いかけてるって話で暴れてるとは言ってなかった気がする」

「どういうことだ?」

「でもさっきポケモンを投げてたぞ。危ないんじゃないか?」

「でもチャンピオンがそう言うなら、そうなのかも…」

「誰だよ最初に暴れてるとか言ったのは」

「拙者小さき者に興味を示す強大な存在大好き侍」

「強えヤツと戦えれば何でもよくねぇかぁ?」

「結局どっちなんだよ!」

 

ワシの言葉を聞いて信じるものと信じないものは大体半々といったところであった

うーむ流石にこれで止まりはしないか…

ふーむ、ゼクロムに敵意はないと簡単に知らせるにはどうすれば…おぉそうだ、こうしよう!

 

「信じられぬモノはあのポケモンを見てみるといい!あの顔!赤子がちょっと反応を示しただけであんなにフニャフニャとした顔になるようなモノだぞ!あれが人を襲うようなポケモンの顔か!?」

 

女性がこちらに意識を向け、ゼクロムから赤子を遠ざけるのが少しばかりおざなりになり、ゼクロムは赤子の顔を正面から見れるようになった

そして赤子の顔を見たゼクロムは見る見る表情を変えていき、今ではフニャフニャし過ぎてもう何が何だか分からなくなっていた

 

「た、確かにフニャフニャだ!」

「フニャフニャ過ぎて訳がわからなくなってる!」

「利き腕とは逆の手で描いた絵みたいだ!」

「とてもじゃないが暴れるような顔じゃない!」

「なんだ、じゃあ暴れてるとか女性追いかけてるとかは嘘だったのか!」

「拙者ゴツいのが可愛いものを見て顔を綻ばせるシチュ大好き侍」

 

ヨシ!これで一先ず攻撃は止むことだろう

後は、この場をどう収めるかだな…

 

 

 

この後、別件でここに来ていた国際警察が来たりして事情聴取などあったが、ゼクロムの安全性が確認できるまではワシが預かるということになった

幾ら伝説のポケモンとはいえ、調査も全くされていない殆ど未知のポケモン

一度研究所で調べるまでは流石に一般人の下に置いておくということはできない

 

…はずなんだが、此奴全くもってこの赤子から離れようとしない

アーティやワシのポケモンを使ってどうにか動かそうとしても全くびくともしないし、終いには纏めて気絶させられてしまった

ワシも衰えてきているとはいえ、一瞬でポケモン達が倒される光景を見るのは中々にくるものがあった…

 

どうやっても動かすことができなかったので、結局ゼクロムはその赤子のポケモンとして登録されることになってしまったのである

 

…あの時の、チャンピオンがこんなので大丈夫なのか?とでも言いたげな顔は忘れられんなぁ

 

………

 

そこから数年後

 

ゼクロムがついて行った親子とは、なんとお隣さんであった

それ故ワシが隣で監視しているという大義名分ができ、とりあえずあの場は何とかなった

 

あの赤子はというとスクスクと育ち元気に遊び回っていた

…大量の伝説のポケモンと一緒に

 

ゼクロムだけでもかなりのことなのに、それクラスのポケモンがほぼ毎年一匹以上やってくるのだ

生まれて初めて胃薬を常備するなんて事になった

 

当然そのポケモン達は、少し調べれば直ぐにヤバイ奴らというのがわかった(一部はどれだけ調べても何の情報も出なかった)

なんだいるだけで大地と海の割合を変えるとか

破壊のオーラで周囲を死の大地に変えるとか

空間を切り裂くだとか

時間を操るだとか

世界を創り出しただとか

本当にポケモンなのか?また別の上位存在とかそういうのなのではないか?

 

っていかんいかん!どれほど危険な存在であろうとも此奴らはポケモン!我々人と共に生きる良き隣人である

それを…条約で禁止されている、余りにも殺意の高い兵器を見たときのような反応なぞ…してはならんだろう!

 

実際、此奴らは非常に大人しい

基本的に◯◯、あのときの赤子と一緒にいられればそれでいいといった様子で、◯◯といるときはとても楽しそうにしている

◯◯がいないときは何かを企んでいる気配を感じたりするが…

 

後は異常なまでにバトル慣れしている

野生同士の縄張り争いや生きるための狩りということではなく、ルールの存在するポケモンバトルに慣れていた

野生で生きてきたものは、最初のうちは野生同士の戦い方を行う故に技の出し方が異なったり、道具の使い方を知らないということが多々ある

危険なものでは、ポケモンではなく指示をしているトレーナーを狙うものもいる

これらに関しては捕まえたトレーナーが戦い方を教えていく必要があるのだが、此奴らはそれが全く必要なかった

というか妙に人と暮らすことに慣れていた

人の作り出した物を特に抵抗もなく食すし、風呂に入ることなども嫌がることはなかった

これほどの力を持つ者達が人の作り出した規則を理解し、大人しく従っているというのは非常に不可解であった

 

◯◯はというと、ポケモン達と同じくらい不思議な者であった

初めて会ったであろうポケモン達に、まるで昔から知っていたかのような態度をとるのだ

そして一部のポケモン達も同じようにそれに応じる

英雄の生まれ変わりであるから、ゼクロムやレシラムに懐かれるのはわかる

だがそれ以外の伝説のポケモンや野生のポケモン達にも同じように懐かれるのだ

流石は英雄というべきか、それともまた別の何かがあるのか

 

そして、年齢に合わぬほどの知性を持ち合わせている

一人親というものは中々に忙しく、母親は常に◯◯のもとには居られない

それに対して一度も不平不満を言わずに送り出し、そして笑顔で迎える

自分のポケモンがどれだけの力を持っているのかを認識し、無闇に外でポケモン達を出さない

助けを求める者には率先して手を伸ばす

あの母親がワシに興奮気味に話していたが、まだトレーナースクールにも通っていないのに随分と賢いものだ

 

後はポケモンバトルに関する知識

これに関しては恐らくワシ以上だ

下手すればあのシンオウのファクトリーヘッドと同等かもしれん

◯◯とは、何度か戦った事はあるがそのたびに驚かされた

完全にこちらのポケモンのタイプや特性、どのような技が得意なのかを把握し、それらをさせないようにこちらの妨害を行ったり、当たっても問題ないように的確な変化技を使って無効化したりと非常に多才な戦い方を見せてくれた

まぁ初めてバトルしたときは何故か一回一回しか攻撃を行わなかったり、かわすなどの指示を一切しないなど知識に合わない凡ミスを何度かしていたが(それでも負けた)

 

そんな彼らと関わっていると、ワシの心のなかに1つの考えができた

この者こそ次代のチャンピオンに相応しいのではないか、と

 

ワシは自身が衰えていることを自覚していた、相棒がいなくなってからは特に

そして次のチャンピオンを探すために、ポケモンリーグを四天王たちに任せ、イッシュ地方を彷徨った

将来有望な若者は沢山いたが、チャンピオンを託すにはイマイチ1つ足りないといった事が多かった

アイリスには可能性を感じるが、それでもまだイッシュの頂点として生きていくには幼すぎた

 

だが◯◯はどうだ

 

あらゆるポケモンに対して一切気圧されることなく積極的に絆を深め

知識を身につけることへも一切嫌悪感が無く、真面目に取り組む事ことができる

相手を一切侮ること無く、常に全力で真正面から立ち向かい

常に前を向き進み続ける事ができる

 

必ずやこの者は、イッシュ全土に新たな風を起こすだろう

そしてその風は数多のものに大きな影響を与えることになるだろう

 

未だ6歳程度でありながら、考え方はほぼ大人に近い

ポケモンバトルの強さに関しては、身を持って体験してきた

トレーナースクールを卒業し旅に出る頃には、トレーナーとして、人として、ほぼ完成しているといえるだろう

 

 

そして更に数年後

 

まさかトレーナースクールを飛び級して10歳で卒業するとは思わなかったが、無事◯◯は旅に出た

 

旅に出てからの活躍は予想通り…ではなかったな!

なんか当然のように色々な場所でやらかしていたな…

 

夢の跡地近くで2、3日災害級の天候不良が続いたり

ジャイアントホールの数年前に発生してから未だに解けない氷を溶かしたり、そこから出てきたプラズマ団達の首から下を全て土に埋めたり

豊穣の社で3匹の霊獣達と写っている写真かと思いきや、全く知らない第4の霊獣が平然と写っていて、学会をざわつかせたり

最近外に現れた並外れた力を持つ野生のポケモン達が全員◯◯の手持ちになったり

サザナミ湾に存在する海底遺跡から大量の発掘品を持ち帰ってきて、考古学者達が一斉に立ち上がったりした

後は、各地で当然のように伝説のポケモンを使うので、色々な意味で有名になったりしていた

まさか、パルデアの博士からポケモンリーグに鬼電がかかってくるとは思わなかった…いったい何があったのだ?

 

…◯◯は伝説のポケモン達の危険性を理解しているから大丈夫だと思ったんだがなぁ…

いやまぁ、色々事件が起きてもそれで被害が一切出てないのだから、ある意味わかっていて行動に移しているのかもしれないな…

それはもしや逆に質が悪いのでは???

 

勿論、悪いことばかりでは無かった

◯◯を見たり、バトルした者達は明らかに心境の変化があった

なんというか、皆生き生きとしていた

「あの子いつも楽しそうにしてるから見てるとこっちも楽しくなるんだよね。」

「あんなに強いのに一切手加減無くバトルしてくれるから、一周回って凄くやる気出るんだよな。」

「ポケモンの知識が凄い豊富で、困ってたときに助けられちゃった!」

「プラズマ団の残党にポケモン奪われて困ってたら、彼が取り返してくれたんだ!プラズマ団は土に埋まってたよ!」

「ほうあの少年は◯◯というのか、覚えたぞ。ククク…待っていろ◯◯!私が必ずお前をマルチトレインに乗らせるからな!」

「彼が黒いポケモンと親子のように仲睦まじくしている姿を見ると何故か跪きたくなるんだよなぁ。」

 

人だけではなく、ポケモンも◯◯の事を慕っている姿もあったそうだ

やはりワシの目に間違いはなかった

◯◯は良いチャンピオンになるはずだ!

 

 

◯◯がバッジを8つ集めたと聞いて、ワシは急いでポケモンリーグに戻った

四天王たちがワシの帰還を驚いていたが、◯◯について話すと納得してくれた

 

してくれたのだが、物凄く渋い顔をしていた

理由を聞こうとしても皆何故か気まずそうに顔を逸らし、話を変えようとした

 

皆の態度に釈然とはしないが、新しいチャンピオンについては納得してくれたので、後はこのポケモンリーグでワシと◯◯が戦うだけだな!

 

さぁこい◯◯、ワシはいつでも準備はできておる!

 

 

 

………

 

「なぁ、何故ポケモンリーグに来なかったのだ?」

 

そして現在に戻る

 

あまりに来るのが遅く、さすがに待ち続けるのにも痺れを切らし、一度自宅に戻ってきた

するとそこで◯◯の母親から、息子が旅から帰ってくると聞いたのであった

 

「お主はジム巡りをしていたから、ポケモンリーグに挑戦するものだと思っていたのだがなぁ。」

「あー、話ってそのことだったんですね。実は今回の旅ではリーグに挑戦はしないって決めてたんですよ。」

「ほう?それは何故だ?」

 

ジム巡りもそうだが、あれほどポケモンバトルに詳しく、そして積極的なのだから、てっきりチャンピオンを目指すものだと思っていた

 

「僕にとってチャンピオンになるっていうのは1つのゴールなんです。だから自分の目的が終わってない内は挑戦しないって決めてるんです。」

「目的、か。」

「はい。なのでまた暫くしたら旅に出る予定です。」

「ゑ゙?」

 

今、また旅に出ると言ったのか…?

 

「…なぁ◯◯よ。それは具体的にいつ頃なのだ?」

「2週間後…ぐらいですかね?それぐらいあればお母さんにも友達にも会ったりできるでしょうし。」

「…それは親御さんには伝えたのかね…?」

「まだです。昨日までは旅の思い出を話してましたから。明日はキョウヘイ君達に会いに行くので、それ以降ですかね?」

「そ、そうか。なるべく早めに言うのだぞ。」

 

ふむ…これは…マズイな??

巻き込まれる前に逃げるとするか!今日中に!

 

「しかし残念だ…◯◯であれば良いチャンピオンになれると思ったのだがな…」

「僕がですか?」

「ああ、ワシはもう全盛期など遠に過ぎてしまい、後はただ衰えていくのを待つだけになった。故に次を託せるものを探していたのだ。イッシュを周り色々な者たちを見てきたが、ワシが見た中で最も相応しいと感じたのが◯◯、お主であったのだ。」

「そう思っていただけるのは嬉しいですけど…もっと相応しい人はたくさんいますよ。今いなくとも数年後には必ず。」

「ふむ…。」

 

正直、ゼクロムとレシラムに認められた英雄以上にイッシュの頂点に相応しいものなど考えられんのだが…

しかし◯◯は確信しているような目をしていた

それほどの者がこれから現れるということか

 

「そこまで自信を持って言うのであれば、ワシもそのもの達に期待してみるとしようか!」

「はい!というか、アデクさんが衰えてるなんて…いったいどうしてそう思うんですか?」

「あー…まぁ昔ほど若くはないのでな!バトル中の指示も少し遅くなっている気もするしなぁ…。」

「気の所為ですよ。だって僕が知ってるアデクさんは今より2年後の方が強かったですもん。僕勝てるまで3年ぐらいかかりましたし」

「?!◯◯、それはいったいどういう…」

「あ、そういえばこの後キョウヘイ君達が帰ってきたお祝いをしてくれるんです!お母さんにも言わなきゃいけないんで帰りますね!」

「あ、ああ気を付けてな。」

 

2年後?倒すまでに3年かかった?

いったい◯◯は…先程のこともそうだが、何を知っているのだ?

伝説のポケモンの中には時間を操ることのできる者もいた、もしやその者の力によって未来を見てきたりしたのだろうか…

それともまた別の…

 

…しかし、そうか

ワシはまだ強くなれるのか…

あの時からもうこれ以上はない、そう思っていたが…

 

まだ次の逸材が現れるまで時間があるというならもう少し頑張ってみるとするか

◯◯とポケモンバトルをしてから仲間達もやる気が上がってきているしな!

 

______________________________________

・主人公

チャンピオンになったら行動制限とかできそうなので、とりあえず仲間全員と再会できるまでは挑戦するつもりはない

BW2のPWTに初めて挑戦したときはまだ3値とか戦略とか一切考えないで遊んでいたので、チャンピオンズトーナメントでは負けまくった

その後他のシリーズをやったりしながら、色々知識も身につきようやく勝つことができた

なので主人公的にはアデクの全盛期はBW2時代だと考えている(孫も強いし)

 

・アデク

パートナーのウルガモスが亡くなってから、色々ネガティブになっていた

そこで主人公に出会い、もう彼にチャンピオンの座渡して引退したろ!と考えたがまさか主人公が来ないとは思わなかった

結局2年後にアイリスにチャンピオンは譲るが、鍛錬は欠かさずに行っているので手持ちは全員80ぐらいになってる

主人公のことをイッシュの英雄の生まれ変わりだと思っている

 

・主人公がチャンピオンに相応しいと思ってた人

キョウヘイ

お馴染みゲーム主人公

アホほどコミュ強すぎて全く知らない人について行ってしまうことがよくある

その度ヒュウや母親に連れ戻されたりしている

まぁ2年後には、そこら辺で拾ったライブキャスターで顔もわからん女の子と定期的に連絡したり、いきなり事業の手伝いとか銀幕に俳優として出演するのを頼まれたら二つ返事でオッケーしちゃう子だからねしょうがないね

 

・赤ちゃんに会うために街中で騒ぎおこした奴

ゼクロム

別に主は英雄の生まれ変わりじゃないぜ

じゃあなにかって?そりゃあ俺の英雄だろ

 

・主人公のポケモン達

前世ではルール有りのポケモンバトルしかやってないから、当然今世でもトレーナーとのバトルではそうやる

但し主に危険が及ぶのであれば別(プラズマ団が良い例)

鍛えた(個体値、努力値、レベルマックス状態)技で勝ちまくり、仲間(前世の)を増やして次の街へ

 

・四天王のみなさん

主人公の噂は聞いていたので、個人的に会いに行っていた

そこでポケモンリーグには挑戦しないと聞いていたので、アデクから話を聞いたときはアッ…(察し)となった

全員会った時に戦っており、彼なら次のチャンピオンになっても問題ないと思っている

 

・母親

この後、息子からまた旅に出ると聞かされ絶望する

息子が旅に出るのを阻止するために、おもちゃコーナーで駄々をこねる子どもの200倍ぐらい駄々をこねまくった

なんなら会社の後輩呼び出して一緒に引き止めたりした(しかし止められなかった)

 

 

 

 

 

 




ということで、これでイッシュ編は終わりにしたいと思います。
今後はネタが思いついたらどの地方とか関係なく書いていこうかなとか思ってます。
またイッシュ関連の話の可能性もあります。
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