転生特典には気をつけよう   作:鯛じゃ

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誤字報告本当にタスカル…タスカル…マダガスカル!そぉれ!
誤字報告来るたびに自分の目が節穴なことに再認識させられる


またこの親子か…

「「おにーちゃんありがとー!」」

「もう迷子になっちゃダメだよ〜!」

「はふぅん」

「モップちゃんもありがとー!」

 

先程まで私たちと一緒にいた2人の子どもが母親に手を引かれながらこちらに手を振る

息子もそれを受けて笑顔で手を振り返す

その横にいるチラチーノも微笑ましそうに小さな手を振り返していた

 

今日は息子の8歳の誕生日でライモンシティに来ていたのだ。

ライモンシティに着いた途端に突然チラチーノ(息子はモップと呼んでいた)が息子に跳びついてくるというトラブルが起きたが気を取り直して観光を始めた。

 

歩きながら何を見ようかと楽しく話していたら、広場の隅で泣いている男の子と女の子を見つけたのだった。

見た感じ息子より幼く、双子といった感じで周りに保護者らしき人が見当たらないことから迷子であるのはすぐにわかった。

いきなり2つ目のトラブルに遭遇かと思ったが、息子が双子に話しかけに行ったのでそれを追いかけた。

 

予想通り親とはぐれてしまったようで、どうすればいいかわからなくなり泣いてしまっていたようだ。

とりあえずこういうときは交番にでも連れていけば後はどうにかしてくれるだろう。息子と遊ぶ時間が減ってしまうがここに居続けるよりは良いかとさっそく双子を連れて警察に連れていくことにした。

幸い双子は息子に懐いたのか、息子にベッタリであったためすぐに交番まで行くことができた。

おかげで私は息子と手をつなげず少し寂しかったが、息子が双子にお兄ちゃんぶってるところが見れて眼福だったので良しとした。

 

交番に着いたはいいものの双子が息子から離れなかったのである

離れようとすると泣き出してしまいどうにもならなかったので、一時的に私たちで預かることになったのだ

流石に人の子供を預かるのはちょっと…怪我でもさせたら大変だしと拒否しようとしたのだが、息子が双子の涙に屈してしまい、息子も一緒にお願いしてきたので預かることになった。

息子がお願いしただけで?と思うかもしれないが、息子が私に我儘を言うことは非常に稀だ。

学校のときのように絶対に退かずに頼み続けるなんてことはあれが初めてだった。

普段は言うことはちゃんと聞いてくれてはしゃぎすぎてモノを壊すなんてこともない。

変なことだってしないし私が帰りが遅くなった時だって不満一つ言わずに待ってくれているのだ。

しかも帰ってきたら満面の笑みで迎えてくれる。天使か?神か?

 

そんな息子がお願いしてくれたのだ。

答えてあげるのが親である。

いや、今回のは断るべきだったかな流石に…まっ終わりよければ全て良しと言うことで。

 

そのあとは警官に双子の持ってたリュックに入っていた電話番号(最初にこれ見つけて電話しとけば良かった)と私の電話番号を伝え、双子を連れて観光を再開した。

 

ジェットコースターに乗ったり、ミュージカルを観たり、ジムリーダーのやってるファッションショーなんかも見たりした。

そしてたくさん遊び夕方ごろ、ちょっと古い観覧車(息子が乗りたがった)に乗って外の景色を見ながらお喋りしていたら、双子の親から電話がかかってきた。

 

何故こんなに遅くなったのかというと、双子とはぐれたあとに携帯までなくしていたのだそうだ。

それゆえに警察からの連絡も気づけず、ただひたすらに探し回っていたのだという。

どれだけ探しても見つからず、双子とはぐれたであろう広場に戻ったところ端の植込みに自分の携帯が落ちているのを見つけ、しかもちょうど警官が再度かけ直していたタイミングで、そこでようやく見つけることができたのだった。

 

観覧車を降りた後はすぐに交番に戻り、双子と母親は再会することになった。

随分走り回ったのか母親の方はかなり疲れていそうだったが、双子を見つけた途端、急いで双子のことを抱きしめにいっていた。

そしてひとしきり感謝されたあと、冒頭に戻るのであった。

 

はぁ…結局たくさんのトラブルに見舞われて、当初計画してた私と息子の2人っきり家族旅行は頓挫になってしまった。

滅茶苦茶悔しいー!でも、息子が楽しそうだったのでOKです。

 

さて、それじゃあ私達も戻りましょうか。

暗くなる前にリゾートデザートを越えないと危ないからね。

まぁ、行きの時みたいに大量のポケモン達が護衛してくれるだろうから、そこまで問題はないだろうけど

…というか何か外暗すぎないかしら?突然こんなに暗くなる?

さっき夕焼け出始めたばかりじゃない?まだ1時間も経ってないわよ?

それに周りも騒がしいし…何故が空を見上げて驚いた顔をしてるし…

 

いったい何がと私達も空を見上げてみるとそこには大きな大きな紫色のナニカが空を覆っていたのだ

「へ…?」

「わぁ…!あっ!あの姿もしかして!」

「はふぅん?」

それを見て呆然としている私の横で息子が思い出したかのように笑顔を見せた

…あれ?息子がデカいヤツに笑顔を向ける…これなんかどっかで見たような…

ふと、いつかみたダグトリ男たちのことを思い出し嫌な予感を感じていると、突然空の巨体がこちらを向き空から地上へ降りてくる

それに驚いた周囲の人やポケモン達が我先にと逃げ出していく

ちょっとしたパニック状態であった

私達もと思い息子の手を掴もうとしたが、その手が空を切る

顔を向けると隣にいたはずの息子はそこにおらず、チラチーノと共に巨体のナニカの方に向かっていたのだ

待っ…と止めようとしたが既に巨体は息子の前まで降りてきていた

 

巨体はその場で浮遊しながら立ち止まり息子を見ていた

顔のような部分からは息子に対してなにか期待しているかのような気配を感じた

周りの者達もそれを見てピタリと止まりその状態を眺める

辺りに静けさが漂い、謎の緊張感が訪れる

そして、その静寂を消し去るかのように息子口を開く

「ムゲンダイナだー!もう生まれてたんだね!会いたかったよー!」

 

オオォォォ―――

 

ムゲンダイナと呼ばれた巨体はその声を聞いた途端天へと顔を上げ咆哮した

まるで歓喜するように、この出会いを祝福するかのように

大気がビリビリと震え周囲の者達はあまりの威容にただ口を開き見上げることしかできなかった

そんな周りのことなど気にもせず、息子は巨体を抱きしめ笑顔で笑っている

 

「ウルォーード!」

「ウルゥーード!」

「カムカムゥーン!」

「バクロォーッス!」

「バシロォーッス!」

 

巨体の上から声が聞こえたかと思うと突然上からポケモンが降りてきた

青と赤の姉弟のようなポケモン

頭が特徴的な浮遊するポケモンに白と黒のポケモン

そのポケモン達も息子へと近づいていき思い思いに喜びをあらわにしていた

 

「「「「「「「ええぇぇぇーーー!!!!」」」」」」」

周囲は更にポケモンが5体も増えて驚きすぎたのかもう開いた口が塞がらなくなっていた

そしてそれを見た私は顔に手を当て大きな溜息を吐く

また、デカいのが増えるのか…

 

 

――この後偶然近くにいた国際警察とライモンシティジムリーダー達と色々あったが、なんやかんや事態は収束した

 

 

 

………

 

〜この後の夜の何処かでのこと〜

 

「はぁ…疲れたなぁ…」

今日もレッスンでたくさん歌やダンスの練習をし、ヘトヘトになりながら帰路につく

「あら、こんなので弱音なんて吐かないでよ〜?まだまだレッスン漬けなんだからね?」

「あはは…大丈夫です。少し疲れただけですから、まだまだ頑張りますよ。」

「ならいいけどね。いずれ売れっ子アイドルになるためにも今は頑張らないとね!」

車に乗りながらマネージャーさんと話す

そう、私はアイドルをやっている

といってもまだまだ新人でお仕事も大してなく、ひたすらレッスンの日々なのだが…

でも、頑張ってみせる!応援してくれる家族の期待にも答えたいし

 

「それじゃ今日はゆっくり休んでね!また明日迎えに来るからさ!」

自宅に着き、私を車から降ろしたマネージャーはそう言って車を走らせていった

 

「ふぅ…」

自宅に着いた安心からかどっと疲れがでて、思わず溜息が出る

疲れた体をなんとか動かしながらインターホンを押す

ピンポーン

インターホンの音がなると同時に家の中からドタドタと音がこちらに近づいてくる

そして扉が開くとそこから2つの影がこちらに飛び込んでくる

 

「「おねーちゃんおかえりなさーい!」」

「うわぁ!」

飛び込んできた弟と妹をよろけながらもなんとか受け止める

キラキラと目を輝かせながらこちらを見る2人をみるとさっきまであった疲れがなんだか少し遠くに行く

 

「ただいま、2人とも。なんだかとってもご機嫌だね」

「きょうね!おにーちゃんとね!いっぱいあそんだの!」

「ジェットコースターとか観覧車とかいっぱいたのしかったー!」

そういえば、今日はライモンシティにお出かけしてたんだっけ?

2人の顔を見るととても楽しかったのだということが手に取るように分かる

それを見てなんだか私も笑顔になってしまう

 

「…?おにいちゃん?」

「そー!◯◯おにーちゃん!」

「とってもやさしくてかっこよかったのー!」

いったい、誰のことなんだろう…?たぶんお出かけのときに出会った誰かのことなんだろうけど…

「それにね!モップちゃんもいたんだよ!」

「モップちゃんかわいかったぁ!」

「え?え?モップちゃん?なにそれ?」

「モップちゃんはね!モフモフですべすべなんだよ!」

「はぅんってなくのー!」

「すべすべ?モフモフ?」

まるで聞いたこともない存在に困惑してしまうが、2人はそんなこと知らんとでも言わんばかりにワイワイとまくし立てる

 

結局、お母さんが止めてくれるまでずっと続いたその話に私は悩まされることになったのであった…

 

 

 

__________________________________

 

・息子(主人公)

そういえばゲームだとこの広場の奥にあの落とし物があったんだっけ?

あのイベント懐かしいなーなんて思いながら落とし物が落ちていたであろう方を見たら、桃色の髪の2人の子供が泣いているのを見つけた

そういえばあのイベントのキャラも髪が桃色だったなと思いひとまず2人を助けに行った

ムゲンダイナは原作始まるまで生まれないししばらく会えないだろうなーと思っていたので、出てきたときはかなりビックリした

 

・母親

色々トラブルはあったものの観光は楽しかったのでヨシッ!

ただし、デケェのテメーはダメだ

去年の花壇で起きた騒動の時も丁度いた国際警察の世話になり、今では最早顔見知りになっていた

そういえば、なんでいつもタイミングよく国際警察は来るんだろ…

 

・モップちゃん

チラチーノ

BW2で初めて入る隠し穴の中にいたチラーミィが進化した姿

ゲームでは旅パの中にいたので主人公へのなつき度は普通に高い

隠れ特性のスキルリンクから放たれる連続5回のスイープビンタは強力だが、得意技はギガインパクト

 

・Butterfly

ムゲンダイナ

主人公が転生した時に卵の中で自我を持つ、そこから自ら願い星を取り込むことで原作より早く解放される

ゴキゲンな龍になって(ダイマックスエネルギーで)きらめく風に乗って今すぐに主に会いに行こう(なんか下に誰かいたけど無視)

 

・上にいたポケモン達

ザシアン

ザマゼンタ

バドレックス

ブリザポス

レイスポス

ムゲンダイナと同じく主人公が転生した時に起きたが、ガラル地方を守る存在でもあるため主人公の方には行っていなかった

が、ムゲンダイナという一番の災厄が主の方に向かおうとしていたので

まぁ、ムゲンダイナの近くにいたほうがなんかあったときに対処しやすいでしょ(建前)主に早く会いたい!(本音)

ということでムゲンダイナに同乗していった

 

・前話の花壇事件

実はあの時ゼルネアスとイベルタルの放ったオーラは庭だけでおさまらず、サンギタウン全てに溢れ、サンギタウンの植生が大変なことになるなんてことがあった

この後ジカルデが出てきていい感じにオーラブレイクしてくれた

 

・偶然近くにいた国際警察

主人公たち関係で何か起こるといつも偶然近くにいる警官

最近、プラズマ団が何人か行方不明になってしまい調査が滞っていて、少し暇になっているのでライモンシティに休暇に来ていた

 

・迷子の双子

お出かけで迷子になっていたところを助けられた2人

近くにお母さんもお姉ちゃんもおらず、心細くて不安だったところに、笑顔でとってもやさしいお兄ちゃんに助けてもらい無事お兄ちゃんに懐く

双子と書いてあるが男の子のほうが年上で女の子のほうが年下である

 

・駆け出しアイドルの姉

みなさんご存知、帽子のあの子

主人公と同じぐらいの年齢の新人アイドルで、いずれ大人気アイドルになるために今日もレッスンを頑張っている

モップちゃんがなんだかわからず困惑

数年後、ライモンシティを散歩している時に今日のことを思い出し、モップちゃんを探すために弟たちが迷子になったという広場に行くがそこでとあるモノを落としてしまう

これが後にとある人に拾われそこからとあることが始まるのだが、気になる方は原作をプレイしてね!(ステマ)

 

・モデル兼ジムリーダー

へぇ、あのポケモンは「ムゲンダイナ」っていうのね

確かに大きさも「無限大」だったわ

 

・ガラルの1000年後を憂う人

突然ブラックナイト君が予定よりも早く復活して何処かに飛んで行ってしまい、計画が瓦解した人

もう明日の予定も分からないのでダンデの試合でも観てとりあえず現実逃避する

 




ムゲンダイナだけ鳴き声わからんかった…
教えて偉い人!
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