転生特典には気をつけよう   作:鯛じゃ

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一旦主人公が生まれたときまで戻ります
ポケダンみたいな感じでポケモンが喋ります


それぞれの始まり

〜白黒虚の場合〜

とある博物館で起きた騒動の後

イッシュ上空には青い光が線を描いていた

 

「ちょっと!まちなさーい!」

突然後ろから赤い光とともにモエルーワ!と声が聞こえたので俺は少し速度を落としそちらに視線を向ける

 

「ん?あぁレシラムか。お前も目ぇ覚ましたんだな」

視線の先にはかつて争った宿敵、今は同じ主のもとで戦う友がいた。

 

「そうですの!目覚めたら貴方の電気が見えたので急いで追ってきたんですわ!これから貴方は主のもとに行くんですの?」

横を飛びながら質問を投げかけてくる友に視線を向けずに答える

「いや、主のもとには行かねえ。まだ生まれたばかりだから、近くに俺がいたら危ねえだろうし。

お前はこれからどうすんだよ?主のもとに行くのか?それともあの緑のガキのところにでも行くのか?」

聞かれた友は少し眉を伏せて、

「それが…少し迷っていまして…どうしようか決めるためにひとまず貴方を追いかけてきたんですの…」

と困ったように答えたが、慌てて顔を上げさらに問いかけ

「というか、主のもとに行かないのであれば今はどこに向かっていますの?」

その問いに答えるために目的地へと指を向ける

 

「ジャイアントホールだ。あいつの様子でも見に行こうと思ってな。ちょうどいいしお前も来いよ。」

 

………

「…?この気配、もしかしてゼクロムとレシラム?」

「おう、やっぱ起きてたか」

「前世ぶりですわ。キュレム」

 

ジャイアントホール最奥の洞窟に入ると、全身が氷に覆われた龍がそこにいた

こいつも同じく共に戦った仲間である

 

「久しぶりぃ。僕さっき起きたんだぁ。たぶん君たちと同じぐらいじゃないかなぁ?」

旧友との再会にキュレムは嬉しそうに応える

「そうだったか。ならこっから動こうとは思わなかったのか?お前のことだからてっきり起きたらすぐに主のところに行くと思ってたんだが」

「そうですわね。何かありましたの?」

キュレムはかなり主に懐いてたので、正直もうここにはいないと思っていたのだ。

いないことの確認のために来たのだが、普通にいてちょっとビックリした

 

「いや〜すぐに行こうとはしたんだけどさ。あのクズどものことを思い出して…もし今ご主人のとこに行ったら迷惑かけちゃうかな〜って」

「あぁ…あのチートサザンドラのおっさんの組織か」

「あのゴミカスですわね。確かに生まれたばかりの主を危険には晒せませんわね」

 

プラズマ団

かつて俺が主と出会うきっかけとなった悪の組織である

あの緑のガキに勝ったあとにいきなり改造野郎を使われ秒殺された怨みは忘れていない

次やるときは一切手も足も出させずに確実にヤル

 

「ではこれからはどうしましょうか。主に会うのはもう少し後にするとして、タンカス共の掃除もするべきでしょうか…」

「それよりも、1つはっきりさせておこうぜ。」

これからの行動について思考するレシラムに対し、気になっていたことを口にする

 

「お前結局どっちにつくんだ?緑のガキか?主か?」

「?!そ、それは…その…」

「んー?どゆことぉ?レシラムはご主人のとこいかないの?」

動揺するレシラムにキュレムは疑問を口にする

 

「私まだ迷っているのです。ご存じの通り私はゼクロム、貴方より2年後に主の元につきました。それよりも前はかの英雄とともに旅をしていたのです。なので…その…」

「要は昔の男のことが気になってしょうがねえってことだろ?」

「い、言い方!私はただどちらも大切な存在なので、しっかりと判断してから決めたいだけですわ!」

全身から炎を噴き出し慌てて言い訳をする。

まぁ前世と違って俺達も自由になったんだ、前世と同じようにしなくてもいいだろう

ま、俺は絶対主のところに行くけどな!

 

「えぇ〜レシラム来ないのぉ?困るよぉ絶対こっちに来たほうが良いってぇ」

「随分引き止めますが、私が主の元にいてあなたに何か良いことでもありましたかしら?」

「そりゃああるよぉ。僕一匹だとあんまりご主人の側にいれないけど君と合体すれば一杯頼ってもらえるからねぇ」

「…もしかして金策の話ですの?貴方あれ気に入っていたのね…冷凍ビームただひたすら撃つだけで退屈じゃありませんでしたの?」

「全然!むしろずっとご主人と居られて楽しかったよぉ!しかもほとんど二人きりになれたしねぇ。」

腹ぺこ君はいたけどねぇなんて笑いながらキュレムは話す。

まぁコイツにとっては面倒な作業よりも主といられることのほうが重要なんだろうな

もちろん俺もだ。というか常に二人きりになれるのマジで羨ましい

クソ!俺が物理よりじゃなければあそこにいるのは俺だったのに…!おのれゲーフリ

 

「まだ、主から離れると決めたわけではありませんので少しお待ち下さい」

「わかったぁ。まぁどうしても離れたくない人がいるなら止めないよぉ。」

「ありがとうございます。ということで、私は少しイッシュを回ってみます。

ゼクロム。あなたはどこに行くのですか?」

「俺はリュウラセンの塔に行く。あそこで…そうだな主が8歳とかぐらいになるまでは待つつもりだ。」

「…そんなに待てますの?主大好きなあなたが」

「は?どういうことだよ。できるに決まってるだろ」

突然レシラムから冷ややかな視線を浴びせられる。炎タイプのくせになんだその冷たい目は

 

「お前みたいな優柔不断と違って俺は意志が強いからな。必ず8年待ってみせるさ」

「どう思います?キュレム。」

「うーん、1年持たないんじゃないかなぁ」

「同感ですわ」

ヤレヤレと呆れるかのような態度を取る2匹

 

「なんだよ!俺は絶対に待つからな!絶対だぞ!」

バカにされてることに苛立ちながらも俺はリュウラセンの塔に行くべく尻尾に電気を回し始める

 

「はいはい、また8年後ですわ〜」

「主によろしくね〜」

と2匹も話は終わりと各々準備を始める。

 

「まぁいい。俺はもう行くが、何かあればすぐに呼べよ」

「えぇわかりましてよ」

「お互い頑張ろうねぇ」

そうして3匹はそれぞれの目的のために動き出したのであった

 

 

 

………………………………………………………………………………………………

 

〜人造最強の場合〜

 

カントーで突如として爆発が起きた

それは一箇所だけにとどまらず、カントー全域で多発した

現在の調査で判明したのは爆発現場が全て研究所もしくはそこに関係する場所であった

そして人やポケモンへの被害はほぼゼロで施設や研究内容のみが破壊されていたのだという

 

「そして、犯人は未だ見つかっておらず調査を続けていると…

それで?これはお前がやったということで良いんだよな?」

とあるビルの一室

突如訪れた侵入者に対して男は問いかける

 

男は侵入者を見る

それはかつてどこかの酔狂な研究者が作り出したとされる

曰く「最強のポケモン」

完成と同時に逃げ出し、今は何処かに隠れていると言われていたが、それが今自分の目の前に立っていた

侵入者はひどく冷徹な目でこちらを見ていた

 

「最初に爆発が起きたときは何か実験のトラブルかと思っていたが、その後また爆発が起きてこれは誰かが行っていることだと気がついた。

それも私たちロケット団に因縁のある者が」

今回の爆発によって破壊されたのは全てロケット団に関係する施設であった

しかもとあるポケモンに関して研究を進めていた場所から優先的に破壊されていったのだ

 

「私たちの計画を知ったお前が阻止するために行ったのだと考えていたのだが…どうやら少し違うようだな」

男が侵入者と相対している間に、警報を聞いた部下たちが侵入者を撃退せんと続々と部屋の中に集まってきていた

 

「サカキ様!ご無事ですか!」

集まってきたものの一人が男に寄ってくる

「こいつが、今回の事件の首謀者…!サカキ様ここは私が」

「いや、ここは私が一人でやる。お前は後ろの奴等を連れて早くここを離れろ」

侵入者を前に果敢に立ち向かおうとする部下を男はにべもなく断る

 

「な?!危険です!私達が時間を稼ぎますのでサカキ様はお離れください!」

「邪魔だと言っているんだ。聞こえなかったか?」

「しかし!」

男は1つ溜息を吐くと、モンスターボールから1体のポケモンを繰り出す

 

「ダグダグ!」

「ダグトリオ『じわれ』だ。」

「ダグダ!」

男の指示を聞いたポケモンは即座に技を行使し、後ろの床を砕く

男の後ろにいた部下たちは床の倒壊に巻き込まれ次々と落下していく

 

「サカキ様!…」

部下が何か言おうとしていたが、それを言葉にすることなく倒壊した穴に落ちていった

 

「さて…今回のお前の行ったことで我々はかなりの痛手を負うこととなった。このままお前を置いてすごすごと逃げ出すのは上に立つものとしてあまりにも不甲斐ない。

よって…」

先程までいた部下たちは完全にいなくなり、部屋には男と侵入者だけとなった

侵入者はゆっくりと手を突き出し、まっすぐに視線を男に向ける

 

「今、ここで。

この私、ロケット団ボスであるサカキが…否。

カントーさいきょうのトレーナーである俺が!相手になってやろう!」

男はモンスターボールを構え侵入者を見据える。

「勝負だ!ミュウツー!」

「ミュー」

 

とあるビルの一室でその戦いは幕を開けたのであった

 

 

___________________________________

 

・即堕ち黒龍

1年どころか数ヶ月も待てなかった主大好きすぎドラゴン

キュレムに色々言ってたが普通に人のこと言えないぐらい主への好感度激高

ちなみにこの件について触れると

「どうせ俺以外のやつが主のとこに来てすぐ目立つことになるだろうからな。それならいっそ一番最初にいたほうが守りやすいだろ?

それより聞いてくれよ。主がこの世界で一番最初に話した言葉って何だと思う???実は俺の名前なんだよなぁー」と自慢してくる

 

・ナヤムーワ!

私好みの英雄の卵(N)と何年も共にいて気心のしれた主様

いったい私はどっちを選べばいいのー!とか考えてた乙女ゲー主人公系ドラゴン

最近はゼクロムに「お前白いからあの何でも発表するドラゴンに似てるよな」と言われて少しキレた

ちなみに好きな惣菜は揚げだし豆腐

 

・学校最強大会金策龍

なんでも凍てつかせることしかできない空っぽな自分に仲間を育てるための金策という役割をくれたこと

ゲーチスのせいとはいえ、たくさん怖い思いも迷惑もかけたのに一切気にせず仲間にしてくれたこと

この2つの理由でなつき度はかなり高い

レシラムに関しては合体関係なく仲間なので一緒にご主人の元にいてほしいと思っている

金策は自分のやるべきことだと思っているので、あのデスボイスピンクのことをライバル視している

 

・一般ハナダの洞窟在住ポケモン

世界に呼び出されてすぐに主のとこに行こうとしたが、なんか周りで自分のこと嗅ぎ回ってるやつがいるな…こいつらもしかしたら主に迷惑かけるかもしんないな…せや!こいつらの拠点全部落としてから主のとこ行ったろ!となった

全てが終わった後にシオンタウンにいるとある老人とすこし話したりした

 

・トキワシティジムリーダー

あの後普通に負けてロケット団を解散し、修行の旅に出ようとしたがまだ幼い息子がいたのでとりあえずある程度成長するまでは見守ることにした

そして数年後旅に出ると、目の前には帽子をかぶった無口な少年がモンスターボールを構えていた

 

・ロケット団

サカキ様に解散宣言されて絶望していたが、サカキ様が戻ってくるようにロケット団を私たちで再興するのだ!と全員で結束したが、普通にミュウツーにアンブッシュされまくって壊滅した

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