でもデブが似合うヒーローが少ないのでどうしようか……
休日、トトロと肉団子はとある牧場に来ていた。
前回のデブササイズで学校に仕込んでいた肉が底をついたので追加で買いに来たのだ。
本当に日本国内なのか気になる程広大な牧場。
そこに似つかわしく無いペストマスクを着けた男が二人を出迎えた。
その男は
デカく
太く
分厚い
まさにデブだった。
デブは二人を見付けるとマスクを外し深呼吸。
そして凶悪な笑顔を浮かべた。
「いい肉の匂いだ
また一段と肥えたな二人共」
「お久しぶりです横綱」
「勿論だ!ちゃんと毎日デブササイズで旨い肉食ってるからな!」
「だが此処よりいい肉は見つからなかった、だろ?」
「「はい!」」
二人は横綱と呼ばれたデブに着いていき、様々な施設を見て回る。
先ずは広々とした牧場だ。
家畜にストレスは厳禁と言われている。
どうやら肉の味が大きく変わるかららしい。
「此処の奴等は全員ストレスフリーの超自由空間で過ごしてもらってる
それが肉の旨味を上げるからだ
そして見てみろ、アレが此処牛エリアのボス『大関』だ」
「うぃ〜おぉトトロとミートボールじゃねえか相変わらずいい肉食ってんな」
横綱の指差した先には牛と共に横になり、穏やかに共に過ごしてる大男が片手を振ってきた。
「穏やかな人間の側で育った牛の肉質は最高だ
それに大関は良く牛とビールを飲み、マッサージもしている
コレもまた旨味を上げる秘密って訳だ」
「旨い肉は一日にしてならずですね」
「こりゃ最高に旨くなるぜ」
二人は横綱の解説を聞きながらどれ程肥八斎牧場が肉に拘って居るかを知り感動する。
そしてとある工場を見学中、一人の幼児と出会った。
その子は
大きく
健やかで
落ち着いていた
まさに健康児だった。
それを見つけた横綱は片手で彼女を持ち上げると肩車し、何事も無かったかのように案内を続行した。
「とまぁ、うちは加工品はソーセージとジャーキーくらいしか作ってないな
まぁジャーキーはハマってジャンキーになる奴が出るくらい旨いがな」
横綱はそう言って二人に完成品のジャーキーを一袋(特大サイズのレジ袋)手渡し勧めた。
二人は一欠片口に入れてゆっくり噛み締めると突然涙を流し始めた。
「ウメェ……余計な言葉が出ない位にウメェよ」
「肉に感謝を」
普段は生肉しか仕入れていないので初めて口にしたが、まさかこれ程旨いとは思わなかったのだ。
最初は硬いが噛むと肉の旨味がじわじわと出てきて、更にそこからスペシャルブレンドのスパイスの香りが体中を包みこんでくる。
そこには作り手達の愛情と努力が感じられる。
「おいしい……」
「それは良かった」
「ところで横綱、その子は?」
流石にツッコむべきだと思ったトトロはジャーキーを噛み終えると横綱に尋ねる。
いや、もっと早くツッコめよと思うがまぁコイツだし。
「コイツは小錦
この牧場の味覚マスターだ」
「えっと……小錦です」
彼女はオドオドしながらも頭を下げた。
何て言うか……原作よりは幸せなんですね。
「仕事は主に肉の味が基準を満たしてるか、後は加工品の味が大きく変わって無いかのチェックだな」
「凄いですね!?」
「あぁ、この牧場じゃ頭か小錦にしか任せられねぇ超大仕事だ」
その後四人は肉の仕入れる量や部位などを話し合い決め、帰路に着くのだった。
一応道中小腹が空いたからと爆食を決めようとして原作みたく死柄木弔と出会い、何故か本当に近くのレストランで三人で爆食を決めるなんてイベントがあった以外は平和だった。
死柄木弔
何故近所に居たかは想像通り、牧場に仕入れに来ていたからである
そしてたまたま見付けた肉団子とトトロと共に爆食を決めた
誰がデブになるのかのお楽しみゲーム(ヒーロー編)
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