デブのヒーローアカデミア   作:ジャックマン二

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ら、ランキングに常に居るとか……俺は夢を見てるのか?
コレは皆様が読んでくださるおかげです
誠にありがとうございます

今回は第一種目と第二種目の間のお話
主人公は肉団子君です


閑話(16話)

 

第一種目から第二種目に切り替わる少しの準備時間、峰田は一人で屋台を巡っていた。

雄英高校体育祭はまさにオリンピックと同じで凄まじい数の屋台が出ており、また出店料や補助の関係でかなり安価で楽しめる素晴らしい場所なのだ。

 

その時、とある人物を見付けたのだが彼は

 

 

 

 

太く

 

 

 

分厚く

 

 

 

 

 

大きかった

 

 

 

 

まさにデブであった。

そんな人物を見付けたのだが、峰田は鼻で笑い彼を見ていた。

 

(この時期にガッチリとしたスーツで出歩くなんてデブとして零点そのもの

それになんだあのたこ焼きは、ヘニャヘニャベチャベチャでとてもじゃないけど食えない

良いか、デブササイズは食えば良いんじゃない『絶品を喰い己の糧とする』物なんだよ

ただのデブとデブササイザーはそこが違う)

 

既に屋台の配置や商品を把握していた峰田はたまたま見かけたデブを見下し、とある屋台へと向かった。

元プロヒーロー『オクトボール』

彼は才能が無く、二年プロヒーローをしたが泣かず飛ばずで引退した知る人ぞ知るヒーロー。

だが彼はたまたま一緒に仕事をしたファットガムのお陰で意外な才能に気付いたのだ。

 

それはたこ焼きの作成スキルだ。

生来より手先が器用だった彼はファットガムの技を見てすぐに吸収する頭と、そして有名店達の工夫を理解できる舌を持ち引退後はこうしてたまにたこ焼き屋台を開いているのだ。

だが開く場所や時間が不定期であり知る人ぞ知る名屋台である。

 

(クックック、此処のたこ焼きは紅生姜多めのネギ少なめで楽しむのが通

オイラの見付けた完璧な布陣だ)

 

オクトボールの屋台に着くと先程のデブが既に注文していた。

コレを見てす驚く峰田。

 

(な、何だと?

いや、たまたま来ただけだろう)

 

「お待たせしました、たこ焼き八個のベニ多めのネギ少です」

 

彼は黙って受け取るとそれを食べだした。

そして峰田も面食らいながらも同じ注文を一つ。

 

(うんうん、最後に油で揚げ焼きの仕上げをしているから外はカリッとしててこってりと

でもそのこってりはピリッと爽やかな紅生姜でリセット、ネギの辛さは合わないから少し掛けて風味付けがベストと、まさにオイラ好み)

 

二人は同じタイミングで食べ終えると道を左右に分かれて違う店へと向かった。

そこはラーメンの屋台であり、九州出身のホークス大好きなラーメンと書かれた屋台だ。

 

(ラーメンはそもそも麺の種類で豚骨や味噌なんて存在しないんだ

つまり次世代型和食であり、オイラはこの胡散臭い屋台の醤油が好きなんだ

おかしい?

いやいや、味噌は旨味の塊過ぎて個性を出すのがほぼ不可能だから結局は同じ味になるし、豚骨もその日に左右され過ぎて次の日は別の味だ

でも醤油は地域で違いが出るし次の日でも大きく違わない、そして此処はホークスに憧れて諦めた人が一矢報いる為に作った屋台

あまり知られてないけど本当にホークスは此処のラーメンを週に一回は食べるほど好きなんだ)

 

屋台の受付に着くと先程のデブがおったが二人は気にせず注文を店主へ伝えた。

 

「「ラーメンの味薄めの脂多め、ネギマシマシで」」

 

(なっ!?こ、ここの裏メニューネギマシマシを知っている!?)

 

峰田は驚いていた。

此処のラーメンは関東側からすれば味が濃く此方で食べるなら薄めにすると丁度いい。

そしてネギは無料なのでこうしてマシマシと伝えると山程入れてくれるのだ。

 

「はいお待ち、薄め多めのマシマシね!」

 

二人はそれを受け取ると同時に食べだし、そして食べ終えて丼をゴミ箱に捨てて動き出した。

次のアイスもまた「「抹茶、大納言、チョコの三段」」と完全に一致しており、峰田は一つ確信した。

 

(このデブ……オイラと舌が合うんだ……

もしかしたらあのたこ焼きも目茶苦茶ウメェのかも……)

 

そう言い二人は休憩時間最後の屋台へと到着した。

そこは丼専門店の屋台だが、仕込みは店で終えるので味が全く店と違わない知る人ぞ知る名屋台。

勿論頼むのは……

 

「「ネギトロ丼ネギ多め」」

 

(やっぱり舌が合う!!!)

 

「後、うずらの卵とコチュジャン」

 

(なっ!?なんだそりゃ!?)

 

峰田実に電流走る。

まさかここまで好みが完全一致するのにここに来てまさかの不意打ち。

だが、動揺してはならない。

 

「へい、ネギトロ丼ネギ多めね」

 

「あ、後うずらの卵一つ」

 

(大きく味は変わらんだろうし試すだけ試すだけ……)

 

そう言い顔をおしぼりで拭き冷静を装うが内心はドキドキしていた。

そして出てきたうずらの卵を丼に乗せると、例のデブからコチュジャンがスライドされてきた。

 

(なっ!?お、オイラに飛べと言うのか!?)

 

デブを見るとただ無言で頷き、目で自分を信じろと言っていた。

 

(えぇい!死なば諸共だ!!!) 

 

デブと同じく小匙一杯のコチュジャンを掛けてがぶり付くと世界が変わった。

ネギトロのまったりとした旨味にうずらの卵が絡みスルスルと入るがコチュジャンの辛味と旨味が飽きを越させない。

だが食感はネギのシャキシャキ感が変化を与えてくれるので、最後までノンストップで駆け抜けられる旨さだ。

 

「美味かった……なぁあんた……」

 

お礼を言おうと横を見ると既にデブは居らず、ただこの歓びをノートへと記すのだった。




スターアンドストライプ
師の生徒が出ていると知り雄英高校体育祭のテレビ中継を観ていたがまさか自分の夢が叶うかもと知り飛び出そうとして大統領達に止められた
「トトロが居るのなら私はユーエーに行かなければならないのよ!!!
お願いトトロ、私を乗せて!」
とてもファンには見せられない泣き顔だったらしい。

リ・デブトロ
旨いものが大好きな男
たまたま偶然一致した男とは互いの事を話し合いたいと思っている

誰がデブになるのかのお楽しみゲーム(ヒーロー編)

  • グラントリノ
  • ベストジーニスト
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