デブのヒーローアカデミア   作:ジャックマン二

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この作品に皆様の嫁(婿)ブレイクってタグ必要ですかね?
それか嫁(婿)のロシアンルーレットと


第5話

 

さて時間は流れて入学式の日となった。

え?爆豪さん対ファットガム?流石に究極の一品対至高の一品対決を見せるのは美味しんぼでは無いので止めさせてもらったが、声が有れば番外編辺りで適当に拾うのでお気軽に構えていてほしい。

 

デブは特注サイズの制服に身を包み、準備をして高校へと向かう準備をしていた。

 

「おめでとう出久……本当に……おめでとう」

 

「ありがとう母さん」

 

息子の晴れ姿、ましてや幼い頃から望んでた姿を見れるなんて親として最高の瞬間に立ち会えた。

母は涙を浮かべ喜んで居るのだが……ちょっと外見が違いすぎて反応に困るところだ。

 

「行ってきます!」

 

「いってらっしゃい」

 

笑顔で見送ってくれる母を背に、デブは力強く地面を叩き歩みを進めた(震度三)

あの後、ファットガムとの特訓で百八式粉モン料理を覚え四十八の味付けと五十二の調理を学んだ今の自分に敵は居ないと自信満々なのだ。

 

気付けばいつも通りの日常(エレベーターは一人で満員扱い、電車では車輪が歪む)を超え、ここ雄英高校の門を潜り一年B組の教室へと入った。

 

「君もB組の生徒なんだね!

僕は物間寧人、どんな個性を持ってるのか教えてほしいなー!」

 

そして入るなりうざ絡みしてくる金髪の男子。

彼の名は『物間寧人』、個性が『コピー』でありその関係で皆の個性を理解し対応しなければならないのでこうやって話しかけてきているのだ。

ちなみにウザさは生まれ付きなので悪しからず。

 

「僕は緑谷出久、無個性だよ」

 

「は?」

 

デブがそう言った瞬間、教室内の時間は止まった。

ヒーローとは個性と言う超能力を用いて生き抜くプロ達の事なのにその登竜門に無個性が居ることに驚いているのだ。

 

「ほ、本当に無個性ノコ?」

 

「うん、ちゃんと無個性って診断書も貰ってる正真正銘の無個性だよ」

 

きのこの様なトランジスタグラマーに話しかけられそう返すと周りの生徒達のざわめきが更に大きくなった。

無個性とは差別の対象であり、我々の時代で言ってしまえば四肢の欠損等と言えば伝わるだろうか?

それ程に扱いが悪いのだ。

 

(無個性……って辛いね

かっちゃんやファットさんは対等に扱ってくれたから誤解しちゃったよ……)

 

(みみみみみ緑谷デブってお邪魔ぶち壊した化け物だよね!?!?!?

無個性が壊したって嘘でしょ!?

何それめちゃくちゃヤバイよ!?)

 

(あ、アレ壊した無個性ノコ!?

流石に嘘って思いたいけどまさかあの映像が出回ってなきゃ信じられないノコ)

 

(み、緑谷氏は己の肉体って個性を極めた無個性なのですね

その姿は尊敬に値しますよ)

 

デブは無個性だから差別されると思い込んでいるが実は違った。

とある受験生が『無個性が無様に雄英落ちるすがた』とネットでライブ配信したのだが、まさかのまさか。

個性持ちが逃げる程のヤバイロボを拳で破壊した姿が出回ってしまい、いつの間にか無個性や更には差別されてる人達の星として扱われる様になっていたデブ。

 

皆が皆、驚いたり慄いたりしていると一人の女子が入ってきた。

オレンジ色の髪をサイドテールにしてる何処か姉御な人物だ。

 

「おはよう……ってあの時助けてくれた男子も同じクラスなんだ」

 

「おはようって、あの時の足挫いてた子!?

足、大丈夫?」

 

「うん、すっかり良くなったよ

それより助けてくれてありがとう

私は拳藤一佳、君は?」

 

「緑谷出久です!」

 

人生で数少ない女子に好意的に話しかけられるシーンにドキドキしてるデブ。

 

「緑谷ね、よろしく♪」

 

「よ、よろしくお願いします!!!」

 

だが直後、ファットガムに鍛えられた声により周囲で噂していた生徒が吹っ飛び、皆がキョトンとしてしまった。

 

「す、凄い個性だね」

 

「あ、僕無個性だからコレ自前なんだ」

 

「……え?アレが無個性!?嘘でしょ!?」

 

あまりの事実に驚き、そしてこれ程の力を持つにいたった経緯を勝手に想像し一人涙を流す拳藤。

 

そして溢れ出す存在しない記憶!!!

 

緑谷出久は人気者だった。

優しい性格やあのイケメンぶりで常に周りから人は絶えないモテモテ男子だった。

もちろん先生も常にそばにいる様な男の子だった。

でも個性診断の時、そのギロチンは振り落とされた。

無個性、それは何よりも残酷な結果だった。

いつの間にか緑谷少年のそばには誰もいなくなり、幼馴染だった男子もいじめを行う始末。

辛かった少年は食へとにげてしまいいつの間にかこの様な体型へとなってしまった。

だが転機はあった。

同じ太った人物にこの脂肪を用いて威力を出す拳法を習い、それを習熟し……幼い頃からの夢であったヒーローを目指したのだ!

その第一歩が雄英高校入学試験、そしてたまたま助けた拳藤にはその真の力と姿を知られてしまった。

そして始まるラブロマンス!

具体的には九頭身国宝級イケメンとサバサバ型姉御肌美少女との学園ラブストーリーだが……これ、ツッコミしないと収拾つかなくない?

 

「辛かったんだね……」

 

「?」

 

「安心して緑谷!

アンタの敵は此処には居ない!!!」

 

拳藤の力強い言葉に周りを見ると皆は一様に頷いていた。

此処はヒーローの卵が育つ場、なら差別なんて無いのだと想い嬉しくなる。

 

((((((お邪魔ロボ壊せる無個性とか敵に回したく無い(ノコ)))))))

 

まぁ、すれ違いが大きくあるが。




拳藤一佳
姉御故に思い込み、姉御故に無個性差別に心を痛め、姉御故にイケメンっぷりで結論出しちゃった女の子

誰がデブになるのかのお楽しみゲーム(ヒーロー編)

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