バステ系TS魔法少女ちゃん   作:ナマス

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なんか筆が凄い進んだ


予感

「任務、ですか?先輩1人で?」

 

「……………うん」

 

私は療養が終わった先輩と食堂で話をしていた。

 

「大丈夫なんですか?先輩は病み上がりですし、せめて誰かと一緒に行ける任務のほうが………」

 

先輩は小さな口でカレーライス(甘口)を飲み込む

 

「任務といっても潜入任務だから。あの工場に何か怪しいところがないか見てくるだけ。そんなに心配するようなものじゃない」

 

「ですけど……………」

 

あの光景が頭に浮かぶ。私を庇って魅了を受けてしまった先輩、お腹を妊婦のように膨らませて倒れ伏す先輩。あんな事があったのに、先輩は何も思わないのだろうか。

 

「…………さやかは心配しすぎ。私に起きたことだって、魔法少女をしていく上で誰だって覚悟していた事。私の心配よりも、さやか自身の心配をした方が良い」

 

…………それは知っている。魔法少女になる時、散々聞かされた。

 

『性的な行為や辛い事に巻き込まれるかもしれません。それでも魔法少女になりたいですか?』

 

『勿論アフターケアはする。だけど、それだけでは簡単に癒えない心の傷を負うかもしれない。それでも魔法少女になりたいのか?』

 

そんなことを嫌というほど聞いた。それでも私は、憧れた先輩になるために耐えて見せると誓った。けど、

 

憧れた先輩が自分のせいで辛い目に遭ってるのは────耐えられない。

 

「…………………」

 

沈黙がお互いに続く。

 

「…………大丈夫、私は何があっても。ちゃんと全部知ってる*1から。でも」

 

「心配してくれて、ありがとう」

 

先輩はこの後、すぐに行ってしまった。

そして、その日から先輩は行方不明となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前に迫ってくるロボットを殴り、ガラクタにしながら走る。走る。

先輩が行方不明になった工場の中を1人で突っ切る。

後ろから他の魔法少女たちの声が聞こえるが無視して走る。

 

このロボットにはどうやら魔法が効きづらいらしい。だから、私は先輩から教えてもらった『破砕撃』でスクラップにしていく。

 

敵が多い。何かの時間稼ぎをするように立ち塞がる。

それを全て殴る。壊す。バラバラにする。

 

先輩は何処だ。何処にいる。

隅々まで工場の中を探す。けれど、先輩は見つからない。

敵もいつのまにか居なくなり、探すことだけに集中する。

だが、見つからない。

 

地下も屋上も排気口の中さえも探した。

何時間も探した。先輩の事をずっと、呼び続けた。

 

結局、先輩は見つからなかった。

*1
対処方もバステを付けてくる敵の種類もバステの効果も全部暗記してるからな!




高評価と感想を貰うと絶唱します

ふたなりになるのは

  • さやか
  • 先輩
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