へやをうろうろしたりしてひまをつぶしていると、そとからおとがした。
さやかがかえってきたとおもいじぶんはげんかんでまつ。
がちゃりととびらがひらくとどうじにさやかへとびつこうとした。
でも、さやかのかおいろがへんだった。
かおはしろいし、ひょうじょうはかたまってる。
さやかはじぶんとめがあうとしろかったかおがあおくなり、どこかくるしそうな、おびえているようなひょうじょうをする。
「…………先輩、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい………」
すごくつらそうなかおでじぶんにあやまりつづける。
なにをあやまっているのかはわからない。
とりあえずさやかのふくをひっぱってべっどにすわらせる。
「私、私は先輩に、先輩に……………」
なににあやまっているかはしらない。けどいまにもしにそうでなきそうなかおをしているのはすごくしんぱい。
だからじぶんはなぐさめるようにしっぽでこしをなでたり、かおをやさしくなめる。
『おこってないよ』『げんきになって』ということをさやかにつたえる。
「………ぁ。せん、ぱい…………」
さやがこちらをみる。せいいっぱいげんきなこえでなく。
『じぶんはだいじょうぶだよ』ってつたえるために。
「…………先輩、先輩っ。………ひぐっ、うわぁぁぁぁぁん!」
さやかはじぶんをだきしめながらなきだしてしまった。
じぶんはさやかがまんぞくするまでながすなみだをなめとってあげた。
「すみません、いきなり泣き出してしまい。辛いのは先輩なのに………」
しばらくしてさやかはなきやんだ。
けれどひょうじょうはくらいまま。
せめてあんしんさせられるようにかたによりそう。
さやかはなにかをけっしんしたような、それでいておこられるのをこわがるこどものようなかおでじぶんをみる。
「先輩、その、実は…………先輩のお腹に赤ちゃんが出来てしまっているんです」
…………あかちゃん?
じぶんに、あかちゃん?
ふとおなかをみつめる。たしかにおなかがすこしふくらんでいるきがする。
あまりげんじつかんがわかないことばが、じわじわとしんとうしてくる。
だからきゅうにはきけがあったりしていたみたい。いわれてみればよくわかるぜんちょう。
そっか、あかちゃんか。
じぶんのしきゅう。あかちゃんがいるばしょをなでる。
どうしよう。じぶんにこどもができるなんて。
こわいしふわん。でも、どこか『産みたい』とかんじるじぶんがいる。
これがぼせいなのかな。
しゅっさんがどんなものかはわからない。
けれど、さやかがいればきっと───────
「だ、大丈夫ですよ先輩。まだ妊娠初期ぐらいの筈なので堕せます!だからそんなに心配することは……………」
────────え?
ふたなりになるのは
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さやか
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先輩