何だか凄く苦しい………
お腹に何かが大量に詰まっているいるような感覚がずっとある。
ひどい寝苦しさに目を覚ますと、そこには見覚えのある天井が自分を迎えてくれた。
寝ぼけた頭を少しづつ働かせていくと何があったのか思い出してきた。
『魔女の家』で賭けに近い人格排泄をした時はもう終わりかと思ったが、ここにいるということはどうやら賭けに勝ったらしい。
しかしどうにもお腹が苦しい。お腹に目を向けるとまるで妊娠しているかのように膨らんだ腹がよく見える。
取り敢えずナースコールをして目を覚ましたことを伝えると、担当医が今の自分の状況を説明してくれた。
曰く、さやかが持ち帰った自分の体と人格排泄したゼリーを調べて色々分析した結果、ゼリーをもう一度体の中に吸収させれば良いことが分かり、完全に吸収するまでお腹の中にゼリーを入れたままにするとのこと。
自分以外の魔法少女にも人格排泄させられた人がいるが、その人たちは排泄したゼリーが全部集まらなかったり、失ったりして廃人みたいな人が多数のようで自分はかなり運が良い、というか処置が良かったらしい。
『魔女の家』自体はさやかがボスをぶっ飛ばしているのて攻略は完了しているとのこと。原作通りに進んで良かった。
ここからはついに敵の本拠地へ乗り込むことになる。所謂『魔界』という場所だ。自分が淫紋を付けられた場所でもある。
本来『魔界』へ行く場所は各地に隠されてはいるが存在している。『魔女の家』を攻略することでその隠された場所を見つけることが出来るようになるのだが、自分はもう既に見つけ方を知っているため魔法少女になった後すぐに行くことが出来たのだ。まあしかし結果は知っての通りたが。
お腹のゼリーを吸収するまでの約一週間は安静にする必要があるし、『魔界』のことはゆっくり考えておくとしよう。
吸収するまでの一週間は固形物を食べられないので常に点滴、口が寂しくてたまらない。
さやかと月渚がお見舞いに来てくれた。さやかにはいつも凄く心配を掛けさせてしまい申し訳ない。ただ自分が口酸っぱく『魔女の家』の危険性と対処法を言い聞かせてたから大きな怪我やバステによる後遺症はないようで良かった。
月渚とは沢山おしゃべりした。最近忙しくてあまり構ってあげられなくてごめんよ。
ラスボスを倒したら月渚と一緒にいれる時間が増えるからそれまで待って欲しいとお願いしたら
「うん、ママが頑張ってるのは知ってる。だから待てるよ」
なんて言ってくれたから思わず抱きしめてしまった。
月渚が幸せに暮らせるようにママ頑張る。
せめて身分証ぐらいは作らせてあげないと………
そろそろ原作も佳境を迎えつつある。さやかも大分強くなってるし、大丈夫だとは思うけどやっぱり不安要素は潰しておきたい。
何より『魔界』は正直一番嫌なイベント────負けイベがあるのだから
感想と評価をくれると月見で一杯します
ふたなりになるのは
-
さやか
-
先輩