俺は颯太にこれまでの事を話した。
俺達が出会った時の事、学校の事、一緒に仮面ライダーの映画を見たりベルトを買ったり、もう色々と。
俺が前世での颯太との思い出話を全て話し合えると、颯太はプルプルと震え出した。
颯太「が、ガッチャ!・・・本当に光輝なんだね!会いたかったよ〜!」
光輝「颯太も相変わらずだな。」
颯太が泣き目で俺に抱きついてきてそう言った。
それに、俺も笑みを浮かべてそう返した。
ようやく気づいてくれたようだな・・・
颯太「へへっ。でも、顔どうしちゃったの?カグヤみたいな顔になっちゃってるけど・・・」
光輝「こっちに転生した際に、顔が変わったようだ。」
颯太「そっか・・・転生ってことはやっぱり、死んじゃってこっちに来たんだね。」
光輝「ああ・・・ごめんな颯太。お前を残して死んでしまって。」
颯太「ううん。気にしないでいいよ。確かに光輝が死んだって聞いた時は凄くショックで、凄く泣いたよ。でも、こうやってまた光輝に会えたんだから嬉しいよ!」
俺は申し訳なさそうに謝ったが、颯太は気にしていなかった。
異世界とはいえ、こうしてまた会えた事が嬉しいようだ。
まあ、俺も嬉しいけどな。また颯太に会えて。
すると、シュナが恐る恐る俺の名を呼んできた。
シュナ「あ、あの〜光輝さん・・・」
光輝「あ、悪いシュナ。久々に友達と会ったからつい。」
シュナ「いえ、大丈夫です。そちらの方は光輝さんのご友人なんですね。」
光輝「ああ。一ノ瀬颯太。俺の友達だ。」
颯太「よろしく。」
シュナ「こちらこそ。私はシュナといいます。よろしくお願いします。」
ホッパー1『ホッパー!』
シュナと颯太が握手すると、どこからか声がした。
すると、颯太が持っていたカードが浮かび上がる。
そのカードからホッパー1が出てきて、俺の手のひらに乗ってきた。
光輝「お前は、ホッパー1!?」
シュナ「ホッパー1?この森では見ない生き物ですね・・・」
颯太「うん。こっちに来た時にガッチャードの力を手にしたんだけど、それでケミー達も一緒に・・・」
光輝「そうなのか・・・颯太は何故この世界に?」
颯太「うーん。分かんない。気づいたら、こっちにいたんだ。」
俺がそう聞くと、颯太はそう返した。
なるほど。俺みたいな転生した訳じゃなく、この世界に転移してきたと言うことか。
そうなると、颯太はこの世界でいう転移者になるのか。
ちなみに転移者については、シズから話を聞いてる。
ヒナタというシズの教え子だった女性も、転移者だって聞いたからな。
光輝「とりあえず、街に戻ろう。ベニマル達も心配してるだろうし。」
シュナ「はい。」
颯太「街?」
ホッパー『ホッパ?』
俺とシュナは颯太を連れて、街に戻った。
颯太は街にいるゴブリン達と嵐牙狼族を見て、目をキラキラさせていた。
颯太「うわ〜!ここにいるの、みんなゴブリンなの!?」
光輝「正確にはオスはホブゴブリン、メスはゴブリナだ。それと他には嵐牙狼族やカイジン達ドワーフ、鬼人がいる。」
颯太「へー!色んな種族がいるんだね!」
バトラー「光輝様ー!」
この街の事を話すと颯太は興味津々で街を見ていた。
すると、バトラーが俺達の元に向かって走ってきた。
颯太「えっ!?バトラーさん!?」
バトラー「シュナ様を探しに行ったっきり、帰りが遅くて心配しておりましたよ!」
光輝「それはすまない。」
バトラー「ところで、そちらは?」
光輝「一ノ瀬颯太、俺の友達だ。」
バトラー「あ、光輝様のご友人でしたか。私はバトラー、光輝様に仕える忠実な執事でございます。」
颯太「あ、はい。よろしくお願いします・・・。(こっちの世界のバトラーさんは光輝の執事なんだ・・・) 」
光輝「ところで、ベニマル達はどうした?」
バトラー「あ、忘れるところでした!光輝様、リムル様がお目覚めになられました!ベニマル様達はすでにリムル様がいらっしゃる天幕に。」
光輝「そうか。すぐ行く。」
颯太「ねえ、リムルって?」
光輝「この世界に来た時に出来た初めての友達。そして、この街にいる皆の主だ。」
颯太「へー!それはすごいや!どんな奴なの?」
光輝「リムルは・・・スライムだ。」
颯太「・・・は?」
バトラーからリムルがスリープモードから目覚めたのを聞き、天幕へ向かう。
颯太にリムルの事も教えて、スライムが主と聞いて信じられないでいるようだ。まあ無理もない。俺もそうだったし。
そう話してる間にリムルがいる天幕に着き、入る。
光輝「すまないリムル、遅くなった。」
ヒビキ「光輝様!シュナ様も!」
リムル「おう、光輝。遅かったな。」
シュナ「リムル様、お目覚めになられたんですね。」
リムル「あ、ああ・・・『なあ光輝、もしかしてこの可愛い子って・・・』」
光輝『ああ。シュナだ。』
リムル『やっぱり。大鬼族の時から可愛かったけど、鬼人になったらさらに可愛くなったな・・・ってか、お前の運命の人を占った時に見たのと同じだな。』
光輝『ん?ああ、確かにな・・・』
リムル『よかったな光輝。お前も運命の人に会えて。』
光輝『お前、からかってる?』
リムル『い〜や。そんなことないぞ。』
颯太「ほ、本当にスライムが・・・しかも、喋ってる・・・!」
リムルが思念伝達で俺にシュナの事をそう言ってきた。
でも確かに、今のシュナの容姿は占いで見た時と同じだからな。
そう考えてると隣にいる颯太がリムルを見て驚いた様子で見ていた。
ベニマル「ところで光輝殿、気になっていたのだが、そちらの人間は?」
光輝「ああ、リムル達にも紹介しよう。一ノ瀬颯太。俺の友達だ。」
颯太「よろしく。こっちはホッパー1だ。」
ホッパー『ホッパー!』
リムル「よろしくな。コイツはリグルド。そしてベニマル、ソウエイ、シオン、ハクロウ、クロベエ。そして俺はリムル=テンペスト。悪いスライムじゃないよ。」
颯太「えっ・・・!?そのセリフって!?」
リムルが言ったセリフを聞いて颯太は驚いた。
ベニマル達は首を傾げてた。まあ仕方ない。
あのセリフはあの有名なゲームのだ。日本人である俺達にしか知らないのは当然だ。
リムルとの話をして颯太もこの街に住むことになった。
その後、ケミー達を紹介してもらったり、錬金術を見せてもらったり、同じ日本人と言うこともあって裕輔も入れて4人で前世の話をしたりした。
翌日、ゴブタがお気楽に剣術を習いたいと言った事もあって、白老がゴブタ達に修行をつけているのを俺とリムル、颯太、裕輔、シズ、バトラー、そしてベニマルが見ていた。
ハクロウ「甘い甘い。」
ゴブタ達の攻撃を軽々とかわして、木刀で何度も何度も滅多打ちにする。
ハクロウ「ほらほら!打ち返してこんか!」
あれではゴブタ達が終わった後、コブだらけになってしまうのを想像してしまうな。
リムルはゴブタを指導?しているハクロウを見て、まさに鬼コーチだなと言っていたが、まさにその通りだな。
丘の上からそれを見てると、ベニマルが俺達に
光輝「豚頭帝?」
颯太「何それ?」
バトラー「確か、数百年に一度、豚頭族の中に生まれると言われているユニークモンスターですね。」
ベニマル「ああ。そうだ。」
光輝「ユニークか。」
シズ「味方の恐怖の感情すらも食べるから異常に高い統率能力を持つって聞いてるよ。」
リムル・颯太「「うへぇ・・・」」
ベニマル「里を襲った豚頭族どもは、仲間の死にまるで怯む事が無かった。あるいは、と思いまして。」
光輝「なるほどな。」
颯太「恐怖の感情すら食べるって、なんかヤバいね・・・」
ベニマルの話を聞いた颯太がそう呟く。
確かにヤバいな。そんなとてつもない存在が、豚頭族にいるとはな・・・
ベニマル「まあ、可能性で言えば非常に低い話です。」
リムル「ふ〜ん?」
裕輔「他に、君達の里が襲われた理由に心当たりはない?」
ベニマル「そうですね。関係あるかは分かりませんが、襲撃の少し前にある魔人が里にやってきて、『名をやろう。』と言ってきたんですが、あまりに胡散臭かったので追い返しました所、悪態をつきながら帰っていきましたね。」
光輝「魔人か・・・」
ベニマル達の里を豚頭族の軍勢が襲撃してきた時、その中に仮面の魔人がいたと聞いてる。
もしかしたら、ソイツと何らかの関係が?もしくは、その名前をやろうとした魔人も豚頭族の軍勢の中にいた魔人も、同じ魔王に仕えてる幹部の可能性もあるな。
颯太「その魔人から、恨みを買っているかもしれないって事?」
ベニマル「仕方ありませんよ。主に見合わなけりゃ、こっちだってごめんだ。名を付けてもらうのも誰でも良いってわけじゃありませんからね。」
ベニマルがリムルを見てそう言うとリムルは嬉しそうにし、ランガもうんうんと頷く。
ベニマル「なんて名前だったかな?確か・・・ゲラ、ゲリ、ゲレ、ゲロ?」
ランガ「フッ!」
ベニマル「ん?」
シズ・裕輔「「!」」
ソウエイ「ゲルミュッドだ」
ベニマル「そう、それだ。」
ベニマルが里を訪れてきた魔人の名前を思い出そうとしていると気配を感じて、背後を振り向くと黒い影からソウエイが現れてそう教えた。
それを聞いたベニマルも思い出したようだ。
颯太「ペルカミット?」
バトラー「颯太様、ゲルミュッドでございますよ。」
光輝「何と聞き間違えたらそうなるんだ?」
リムル「ゲルミュッド・・・なんか聞いたことあるような気が・・・あ!」
ゲルミュッドの名を聞くとリムルはどこかで聞いたような気がして、少し考えると何かを思い出した。
シズ「どうしたのリムルさん?」
裕輔「知ってるの?
リムル「リグルのお兄さんに名前を付けたのは、そのゲルミュッドだって言ってたな。」
光輝「あちこちで名前を付けていると言うのか?」
颯太「なんでそんな事を?」
シズ「何か目的があるのかしら・・・?」
裕輔「うーん・・・」
色んな所で暗躍しているようだな。そのゲルミュッドという魔人は。
だが、一体何のために?目的は一体何なんだ?
考えれば考えるほど分からなくなるな。
ソウエイ「報告がございます。リムル様。」
リムル「ああ。」
ソウエイ「
リムル「蜥蜴人族?豚頭族じゃなくて?」
ソウエイ「はい。湿地帯を拠点とする彼らがこんな所まで出向くのは異常ですので、取り急ぎご報告をと。」
リムル「ふ〜ん。」
ソウエイ「何やら、近くのゴブリン村で交渉に及んでいる様でした。ここにも、いずれ来るかもしれません。」
蜥蜴人族一行がここにか。
ゴブリン村で交渉と言うことは、豚頭族との戦いに向けて協力要請でもしているのか?
そう考えてるとハクロウが丘の上にいる俺達の方を向いてきた。
ハクロウ「せっかくじゃ、光輝殿と裕輔殿と颯太殿もいかがですか?」
颯太「えっ!?俺達も!?」
ハクロウ「うむ。お主らも鍛えてやるのも良いと思ってのう。それに話を聞くだけじゃ退屈じゃろう?」
光輝「・・・頼む。」
颯太「えっ、光輝?」
光輝「レジェンドの力を使いこなすために、そしてカグヤや門矢士、歴代ライダーのように強くなりたいからな。」
裕輔「俺もやるよ。」
颯太「2人がやるなら、俺も・・・じゃあ、ホッパー1はここで見ててね。」
ホッパー1『ホッパ!』
シズ「じゃあ、私からも指導してあげるよ。」
光輝「いいのか?」
シズ「うん。」
光輝「分かった・・・頼む。」
リムル「シズさん、無理はしないでくれよ。」
シズ「大丈夫だよ。今の私は戦う事は出来ないけど、これくらいなら。」
俺と颯太と裕輔とシズは丘の上から降りて、ハクロウの元に。
こうして俺と颯太と裕輔はハクロウとシズに鍛錬をしてもらうことになった。
それはいいのだが、いざやってみると・・・
シズ「颯太君、太刀筋が甘い!」
颯太「あいた!」
光輝「はっ!」
ハクロウ「甘いぞ。」
光輝「ガハッ!」
俺と颯太は案の定2人にボコボコにされていた。
ゴブタ達のように滅多打ちされて体のあちこちが痛い。
裕輔「はあっ!おりゃあ!」
裕輔は俺達に比べてハクロウとシズに喰らい付いていた。
木刀を振るい、何度も攻撃をして時には攻撃を止めて反撃したりしていた。
ハクロウ「ほっほっほ。光輝殿と颯太殿よりはやりあるのぉ。」
裕輔「10年以上こっちにいますから、!」
ハクロウ「なるほど。じゃが・・・!」
裕輔「うわっ!?」
木刀を弾き飛ばされ、そのまま峰打ちをもろに喰らってしまう。
ハクロウ「2人に比べればマシな方じゃが、まだまだじゃのう。」
シズ「ほら3人とも、早く立って。続きよ!」
こうして俺達はハクロウとシズによる厳しい鍛錬を日が暮れるまで行った。
その結果、体中にコブが出来たのは言うまでもないが。
まあ、厳しいがこの鍛錬をしていれば着実に強くなれる。
頑張るとするか。
今回はここまでです。
タイトル名が思いつかず、無題です。
次回はガビル参上の話です。
今後の展開についてやハンドレッドとダークライダーについてのリクエストがあれば受け付けます。
シュナ以外で光輝のヒロインを誰にするか
-
ミリム
-
クロエ
-
ヒナタ
-
ルミナス
-
悪魔三人娘
-
テスタロッサ
-
ウルティマ
-
カレラ
-
その他